はい。
このパターンって、
映画で語ろうシリーズですね。
では、あの方をお呼びいたしましょうか。
そうですか。
呼ばれたようなんで出てきました。
出てきましたね。
はい。
確かにですね、
第37回の、
マートンのアノミーロンの時に、
マートンのお考えになったことを、
映画で説明しよう、
っていうやつをやったじゃないですか。
あれ好評でしたよね。
そうなんですよ。
ね。
だけど、
もう一回やったらまた好評かっていうと、
それは分かりませんよね。
あの時も映画好きの人たちから好評だったわけじゃなくて、
そうね。
でもじゃあ今回も映画好きの人から好評なんじゃないですか。
うまくいくか分かんないけど、
せっかくなんでやりましょう。
お願いします。
じゃあまず、
先ほどの第1番ですね。
犯罪的サブカルチャー。
これはですね、
グッドフェローズどうでしょう。
あのね、
あーっていう人と、
あーって慣れへん人、
やっぱ見てない人いるから。
そうですね。
ちょっとどんな映画なのか。
あのグッドフェローズがどういう映画かというと、
監督はスコセッシですよ。
うん。
どうですか?暴力シーンの期待が高まる感じですよね。
確かにね確かにね。
で、このニコラス・ビレッジという方のノンフィクションを元にした映画なんですけど、
ノンフィクションなんすか。
そうなんですよ。
へー。
で、グッドフェローズっていう、
そう呼ばれてたギャングたちの生き様を描いたマフィア映画なんですけどね。
ニューヨークの下町で生まれた主人公が、
お父さんはアイルランド移民で、
一生懸命真面目に生きてるんですよ。
なるほど。
だけど、そんなにガンガン稼げないわけです。
で、幼い頃からお父さんは働いても生活が良くなってる風はない。
学校行けとか、お父さんはちゃんと、お前はちゃんと学校に行ってって一生懸命言うんですけど、
そんなんじゃなくて、街でかっこいいマフィアたちに憧れるわけ。
もうさっきの犯罪的サブカルチャーで説明したような話に近づいて。
もうバッチリでしょ。
そうですね。はい。
それで、お父さんに反発して、学校をサボって、その人たちの車の運転手とか、バイトで最初仕出すわけ。
で、お父さんは学校に行ってほしいんだけど、そんなことしてたって人生なんか一個もおもろないねんっていう話で、
憧れたかっこいいロバート・デニーロに憧れてね、彼の下について、彼に評価される。
ロバート・デニーロの上にはちゃんとマフィアのボスがいるんですよ。
デニーロがボスじゃないんだけど、ボスに憧れて、その組織でのし上がっていこうとするんですよ。
で、デニーロから紹介されて、修正の相方となるのが、ジョー・ペシなんです。
美人やん。
そうなんです。
これコメディ映画なん?
違いますよ。絶対言うと思いました、我々はさ。でもね、ジョー・ペシが出てくるたびに若干コメディっぽくなる。
なんですけど、ジョー・ペシの運命や遺憾。
見てほしい。
し、これ憧れてのし上がっていくんだけど、当然組織だから。
マフィアってイタリアマフィアの人たちがニューヨークでチーム作ってるわけですよ。
もしかして、フォームアローンのあのお家に来てた、あの強盗二人は、その組織の二人なの?
それは、もう一回フォームアローンを見直さないと、そうですって言えないですね。
絶対言っちゃうと思うけど。
誰か知ってる人いたら教えてほしいけど。
繋がってたらすごいですね。
繋がってたらすごい。
それはあの組織の一部の行動なんですよ。
ごめんごめん。
実際のすごいね、ケネディ空港を襲撃したりとかするすごい強奪とかで、
多少描かれるんですよね、実話やから。
で、その組織でやってたんだけど、組織でダメだと言われてること、念を押される、やめとけよと言われたことをやってしまった。
その後どうなるかとか、その組織で誰が偉くなるか、彼らはとても評価されているはずなんだけど、
そのマフィアで幹部になるのは、イタリアの親の代まで調べてイタリア人じゃないとダメだとか。
なるほど。
だからすごく丸山さんが言ってた、その因集的な一族とか、イタリアマフィアの地とか、っていうもので組織が成り立ってるんですよ。
で、その中でのし上がっていこうとした人が、最後どうなるか。候補期待。
これね、打ち合わせで結構ヤクザAがいろいろ名前挙げたけど、
南口さんがなんでグッドヘローズをこんなに押しまくったか、今わかった気がします。
そうでしょ。だからほら、それはもちろん私はゴッドファーザー、子よなく愛してますし、
ちなみにヤクザと家族も大好きなんですけど、
丸山さんの言ってた、その年齢に例えば幅があって、因集的な文化を大切にしてるとか、
そこが組織に影響を与えてるみたいなところがすごい出てると思うんですよ。
なるほどね。
ちょっと今日の丸山さんの説明が、私的にあまりに分かりやすくて、
分かったです。
というか、グッドヘローズがぴったりやと思いながら聞いてしまったので、すごい厚く語ってしまって、
なるほど。
このままやと大変な尺になってしまうので、テキパキ行きたいと思うんですけど、
次、葛藤的サブカルチャーですね。これは色々あると思ったんですけど、
パッチギはどうでしょう。
高校生たちのすごく民族的な葛藤とか、日本にある差別とか、それを変えていくとか、乗り越えていくとか、
そういうことを青春映画として描いた、すごい名作ですよね。
あのね、パッチギのイメージは、確かにやんちゃしたり喧嘩してたけど、
そういう民族感の葛藤とか、そういうのを描いてる映画ですよね、たぶんね。
そうです。
それで、たぶんここはいろんなヤンキーものを何言っても大体当たるんじゃないかっていう、
同世代で目立とうとするやつのね。その中でもこのパッチギ推しっていうのは。
映画としていい映画やなと思う。
なるほど。
やっぱ伊津監督のさ。
それは、もうちょっと聞こう。
ここは映画として、やっぱりそこに軸が、伊津監督が描きたい、暴力って綺麗ごとじゃないぞとか、
やっぱヤンキー映画の気をつけなきゃいけないところとしては、ほら、
すごい暴力やってる風で誰も怪我してないとかは、ちょっと困るわけじゃないですか。
そこがまあ、
ただかっこよく描くだけじゃないよって、なんかヒーローショーの時にも言ってたような話ですね。
まあ伊津監督の思いが私は好きだなと思うのと、
いつ見てもめちゃくちゃ泣けるから、これを機に映画を見る方がいらっしゃるとすれば、ぜひ一度見ていただきたいなと思う。
ちなみにね、南口さん世代のザ・ヤンキー漫画って言ったら何言うの?
ホットロード?
おお!
暴走族。
やっぱりなんか思ってるのとすごい角度から来るな、なるほどな。
ただ今日の丸山さんの話で、長いこと読んでない実家にありますけどね、
ホットロードがその、この中で目立つぞっていう暴走のシーンをそんなに描いてたかというと、
どうかな、なんかそういう受け取り方は私がしてないから、もう一回読んだらそれがうーんって思うか。
だから毎回ね、毎月どれぐらいの年齢層の方に聞いてもらえてるかというか、僕ら調べるじゃないですか。
やっぱ40代50代が多いんですよね。
仕方ないよね。
っていう、もっと今のこのヤンキー漫画聞くと、大体どの世代かっていうのが出てきちがちで。
ちょっと、丸山さんは何ですか?
僕はもうビーワッポハイスクールか、ロクデナシブルースか、ぶっこみのたくか、
いっぱい出てきますね。
少男純愛組か、この辺ですよ。
山口さんは?
山口 私はさっきもゴクセンって言ったんですけど、ゴクセンとか東京リベンジャーズとかルーキーズ、クローズ。
最近ドラマ化もされてたので、今日から俺はもう目立つっていうところでは思い浮かびました。
リベンジャーズとか出してくるのはもう絶対年齢違うやろ?さてはサバイオンだな。
そうですね。最近動画配信とかで映画を見ました。ちょっとサバイオン見ました。
私、今日から俺は一応ちょこっと見てきましたよ。
見た?
いや、丸山さんがすごい言ってたから。
コミックやで、俺が言ってんのは。
映画の方を見たらね、被害を受けた少年が誰にやられたかで葛藤した結果、違う人の名前言ってあいつにやられたって。
感慨深いなそれは。
そう。で、その被害を受けた子が出した名前の人が、この今日から俺はのどっちかの人なんですよ。
で、なんかお前やろみたいな言われて殴られるみたいなのあって、家で見ながらやっぱりね、被害者は嘘を言うはずがないっていうのは、この映画を見ていても分かるように必ずしもそうではないっていうことを。
ちょっと全然違う角度で欲深い話してきたな。
これは丸山さんがすごい今日から俺はって言ってたから。
あのね、葛藤的サブカルチャーの説明のとこも誰一人今まだやってないですからね。
してないね。でもほら結構前半でしっかり丸山さんそこは説明をしていらっしゃいましたよ。
もうちょっと伝わりやすいでいくと、例えばぶっこみの宅でいけば竹丸なんですよね。
もうなんか暴走しすぎてて、よくわからないこの人。
あのね、道路標識引き抜いて殴るからってこいつ。ブチーンと起きて。
目立つためにってことよね。
これちょっと外のスタッフの方にも伝わって、ほら、なんかズバ抜けてんねん。で、なんかみんな恐れてついてくるみたいな。
だけどチームにはなってる。
そうやね、この漫画に出てくるのはあらゆる同じ学校でさえいろんなチームがあるんだよ、暴走族の。