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2024-03-07 09:30

「忍びの家」に続き「将軍」と「ヤクザ」も世界で大ヒット。 #614

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「忍びの家」に続き「将軍」と「ヤクザ」も世界で大ヒット。日本ドラマに拡がる可能性。(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/1944bcde134dab0932b90c921ccb5a9ba95fcf86
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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、先日、「忍びの家」がネットフリックスで世界2位、最終的に世界1位になったんですけど、という記事をYahooに書いたんですけど、実は忍者だけじゃなくて侍、将軍とヤクザも今、世界でヒットしてるよっていうのをちょっと調べたので、Yahooに記事を書いてきたのでご紹介したいと思います。
ネットフリックスの忍びの家は、最初の週がネットフリックスの非英語ドラマで2位だったんですけど、2週目無事に1位になりまして、非英語部も1位。漫画原作じゃない作品で、これは本当に快挙だと思いますけど、別の記事で書かせていただいて、僕も非常に注目してるんですけど、実はこれだけじゃないよっていうのをちょっと教えていただいて、いろいろ調べてたら、
実は2本あるんですよね。将軍、ディズニープラスで本当に多分200億単位の大金を投下したんじゃないかと思われる大作、真田博之さんがプロデュースで作っている、侍ものですよね、将軍をテーマにした動画衛星をテーマにしたドラマがディズニープラスで公開されていて、これがね、今フールディズニープラス、ディズニー系列で今1位、世界1位ですね、ドラマ。
もう1個ですね、実は東京バイスっていう、ワウワウさんがやっている共同制作、HBOと共同制作しているドラマなんですけど、これのシーズン2が実はアメリカでは放送が始まってまして、2月から。日本は残念ながらまだ4月からなんて見れないんですけど、
ヤクザものなんですよね、警察と新聞記者とヤクザ、マイアビバイスのチームが東京バイスをやっている、マイアビバイスファンとしてはたまんないやつなんですけど、実はシーズン2がHBO系列で始まっていて、これも実はHBOのランキングでリックスパトロールの集計では2位に入っています。
すごいことだと思うんですよね、今ネットミッツのランキングから残念ながらハウスオブニンジャーは今トップ10外に落ちてしまったんですけど、HBOのランキングでは東京バイスが2位にいて、ディズニープラスのランキングで将軍が1位にいるっていうね、すごくないですか?
日本のドラマがこんな世界の3大動画配信サービスで同時に1位争いをしているって、すげーことだと思うんですよね、これ。ちょっとね、びっくりしました。だから、面白いなあと思うのは、忍びの家は忍者じゃないですか、しかも忍者ものっていうとどっちかっていうとね、もうナルトみたいなちょっとこう、現代的な忍者が日本では人気なのに、忍びの家も超オーソドックスな黒少族の忍者。
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本当は忍術らしい忍術もそんな使わないですからね、どっちかっていうとSFではなくて超リアルな忍者をネットフリックスが描いたかと思えば、将軍は将軍でもめちゃめちゃ多分大金を投下したと思われる、大河を超えるスケールで描かれる感じの日本の、いわゆる戦国もの、侍ものですし、東京バイスはね、これも諸ヤクザモンですからね。
ある意味日本人からすると、ちょっと古いカテゴリーだと思うんですよね。典型的な忍者ものと、典型的な時代描きと、典型的なヤクザモノっていう、それがやっぱこの同時に世界でこのランキングのトップ争いをするっていうのは、なんかすごいヒントがある気がするんですよね。
なんか日本人はやっぱりその日本の中でずっと、日本の時代描きなりそういう忍者モノなりヤクザモノを消費しちゃってるから、なんかもう普通の国道的なものをテーマにされるとなんか古いなと思っちゃうんですけど、当然世界の人たちからすると初見だから、もうこれを全然逆に新しいっていう。
面白いですよね。なんか忍の家とかも格賢とさんがネットフリックス持ち込んで企画されたものだったりしますし、将軍なんかも小説自体は1975年とかのやつを80年ドラマ化されたやつのリメイクとかですし、ある意味古いんだけども、やっぱり実はそこに日本のドラマのところがあるんじゃないかっていう。
で、もう一つ重要だなと思うのが、やっぱりそのクオリティなんですよね。日本人がコミットしているからこそクオリティが高いっていう、いわゆるハリウッドが日本を舞台にした映画を作るみたいなのは今までもいっぱいありましたけど、だいたいなんか役者さんが中国の方だったり韓国の方だったり、日本語が変だったりするパターン多いですし、なんか日本っていうよりは中華街だよねみたいなシーンとかいっぱいあると思うんですよね。
それがやっぱりその3作品ともに、忍びの家はカケントさんがコミットしてますし、将軍は佐野田裕之さんがコミットしてますし、東京バイスはワウワウがコミットしていて、相当ちゃんと日本のシーンを日本人がちゃんと撮ってるんですよね。
なんか東京バイスの話で面白かったのは、歌舞伎町が舞台になってるんですけど、実はたまたまコロナ禍に被っちゃったんで撮影すごい大変だったんだけど、逆に歌舞伎町がガランドの時に撮れたから、普通だったらもう絶対撮れないような歌舞伎町のシーンが撮れたっていう逸話もあるらしいですね。
本当にその日本の制作会社、日本の映像会社が撮ったんじゃないんだけども、すごい日本。日本の映像会社の方もかかってるんですけども、ハリウッド資本の映像作品なんだけど、超ちゃんと日本が描かれている作品が3作品世界のトップ争いをしているっていう。
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これはね、本当にすごいいい話です。チャンスだと思うんですよね。どうしてもやっぱり日本の映像会社が海外を狙うっていうと、海外向けにちょっと、海外の映像会社と共同でやたらと海外の人出したりとかってやりがちでしたけど、実は純粋に日本を描く方がいいんじゃないかっていう。
これちょうどビジネスインサイダーで、ネットフリックスアジアのトップの方がインタビューで、キム・ミニョンさんですね。ネットフリックスではグローバルを最初から目指した作品は、結局グローバルの視聴者なんていないからダメなんだと。
日本のチームにも、まずはその日本人が日本ローカルでリアルに感じてインパクトがある作品を作ることが大事なんだと。自国でヒットすることが重要であって、自国のファンの心が揺さぶれるような作品だからグローバルでヒットするんだよみたいなことをおっしゃっていて、なるほどなと思ったんですけど。
ちょうど東宝さんのゴジラ-1もアメリカでヒットして、結局今60億を超えたんですかね。これなんかもある意味日本の戦後を舞台にしていて、アメリカでヒットするんだってヒットした時には僕らもびっくりしたんですけど、実はそういうもので大丈夫な時代になってきてるって、僕ら日本人で日本を舞台に描いてしまうと海外の人は見てくれないって思い込んでたんだけど。
逆にその方が海外の人から初めて見るものになってるんじゃないか、仮説みたいなのが出てきてる気がしますよね。だから今回ビバンが、TBSさんが3000万から1億にするチャレンジをされて、世界にも通用するんじゃないかみたいな注目された意外に海外からはあんまり買い付けてもらえなかったみたいな立話もあるんですけど、あれはある意味希望を大きくするためにモンゴルを舞台にした結果、
逆にその日本らしさがちょっと薄れちゃって、グローバルからすると逆にその日本らしくない作品になっちゃってるのかもしれないなみたいな。ある意味ヒントになると思うんですよね。実はその純粋に日本をちゃんと描いたものの方が海外においても明確な競争力を持って見てもらえるんじゃなかろうかっていうのは、ちょっと面白い流れだなと思っております。
でも間違いなくこのゴジラもそうですし、忍びの家に将軍に東京バイスにと、これで海外でヒットするんだっていうのを学んだ方がまた次のチャレンジをすることによって、これはね、ちょっとすごい今日本ドラマいい流れが来てるんじゃないかなって勝手に一人で興奮したので、記事にまとめてみました。良ければ記事の方もご覧になっていただければ幸いです。
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こちらのチャンネルではこんな感じで密かに日本のコンテンツの海外展開を応援したいなと思っておりますので、他にもこんな話してますよって方がおられましたら是非コメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
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