ワンピースの24時間全話ライブ配信
はい、こんにちは、とくりです。今日はですね、ワンピースがちょっとすごい実験を始めたので、実験というか実際にやってるんですけど、ご紹介したいと思います。
24時間全話ライブ配信っていう、YouTubeのチャンネルがあるんですけど、YouTubeのワンピースのチャンネルでライブ配信をしてまして、
24時間365日、1年間ワンピースの全話、無料ライブ配信を続けるっていう。
今604話ですかね。これ、すごいことになってますよね。
無料でアニメがYouTubeで見れますみたいなのは、もう既にやっている。ワンピース自体も過去にやってたんですけど、
これライブ配信、通常はアーティストの人がライブを中継したり、YouTuberとかVTuberとかがYouTubeライブをやるところに、公式のアニメコンテンツが24時間流れちゃってる。
今お昼なんで、同時出張7万人ぐらいでしたけど、ライブ配信が始まったのは10月29日で、ちょうどこの記事を書いた11月2日夜がちょうどNESロビー編だったんですよね。
ワンピース知らない人から何のことかわからないと思うんですけど、個人的にすごい好きな回なんで、ロビンがさらわれて、過去が明らかになってみたいなところなんですけど、
ファンが多かったみたいで、同時出張、多分ピークで17万人超えてたと思うんですね。ライブ視聴で17万人はね、すごいと思うんですよね。
ちょっとあんまりYouTubeのアニメ活用詳しくない方に簡単にご紹介しておくと、アニメっていうと昔はもちろんテレビの地上波で見るもので、
本当にコアなファンの人は、いわゆるセルと呼ばれるDVDを買ったり借りたりして見てたと思うんですけど、ほとんどの人はテレビで、タイミングあった時に見るものだったと思うんですよね。
それが、いわゆる動画配信サービスが普及したことによって、アニメを好きなタイミングで見れるようになりました。
最初にパラダイムシフトを起こしたのが鬼滅の刃と言われていて、
鬼滅の刃が2020年、2021年とかですかね、2019年からアニメをテレビで放送する際に14の動画配信プラットフォームで無料配信したっていう。
これがやっぱりアニメの見方を変えたと言われているものですね。
従来はテレビでファンがリアルタイム視聴、もしくは録画視聴をしてたのが、鬼滅の刃は話題になってから動画配信サービスで追いつけるって、ちょうどNetflixがアニメに力を入れ出したタイミングで鬼滅の刃現象が日本中で起きたんですけど、
その結果動画配信サービスとアニメが結構ガッツリ組むっていうのが増えていくんですよね。
ワンピースなんかも動画配信サービスにも出すんですけど、ワンピースのすごかったのはYouTubeで無料配信をやったんですよね。
これはだから、今回のライブ配信ではなくてアーカイブで最初は130話まで無料配信を毎週5話ずつやりますよって、結局全部やったんじゃないかな。
YouTubeをテレビの配信チャンネルとして使う可能性
YouTubeでも見れちゃうっていう。
また当然ずっと見れるわけじゃないんですけど、でも頑張って見ればYouTubeでも全部見れるっていうのをやったのは2021年ですね。
こっからやっぱりワンピースのYouTube活用がかなり積極的になってるんですよね。
ワンピースフィルムレッドの時には地上波でも映画連動エピソード、ルフィと歌の幼少期のエピソードを地上波でも放送しつつ、
その1030話と1031話だったかな。ワノ国編をやってる中に急にルフィと歌編が放送されるんですけど、
それはYouTubeで無料で見れるんで、映画を見に行く前にそれを見て映画を見に行くって、ちょっと新しいパターンに挑戦してましたね。
結構ワンピースフィルムレッドの認知度向上にもかなり役立ったかと思いますけど、今回の24時間無料配信ですね。
尾田先生がSNS上に手書きのメッセージをイラスト付きで投稿して、アニメが25周年過ごないっていうのと、
今24時間ワンピースのアニメ全話をYouTubeで見られるの知ってます?っていう企画がイカれてるっていうね。
ちょっとイカれてるってことは最近あんまりこういうオフィシャルの方が使うことないと思いますけど、ポジティブな意味での方がイカれてるんですよね。すげーですよね。
24時間365日配信し続けるらしいですね。で、ワンピースって1000話ぐらいあるんで、最新話まで見るのに20日ぐらいかかるらしいですね。
人間物理的に24時間20日間睡眠なしで見ることが不可能なんで、全話無料で今のライブ中継で見るのは無理なんですけど、だからこそって話ですね。
動画配信サービスの方には多分お金を払ってもらって配信してるんだと思うんですけど、そっちとはパッキングしないよっていうので、
25周年企画でこの1年間、20日間サイクルで1000話をぐるぐる回すっていう。今が604話がやってますね。でももう半分超えたのか。そうか。
10日以上やってることになるかな。すごいですよね。それがやっぱり同時視聴数万人コンスタントに出ちゃうっていう。夜は10万人平均で超えてますからね。
これやっぱりちょっと興味を僕が引いたのは、ある意味もうこれだからワンピーステレビチャンネルになってるんですよね。
公映の合間のコマーシャルタイムは、ひとつなぎの150秒っていうその25周年記念で作られたコマーシャルがありまして、これだから5社共同とかですかね。
ワンピースに関わる出版社とか映画会社が連動で作ったコマーシャルがワンピースの公式チャンネルに上がったんですけど、それのシーンが今のアニメの間のコマーシャルとして使われてますけど、でもこれだから多分広告として販売することも物理的にはできちゃうと思うんですよね。
YouTubeが許容すればですけど、ライブ配信中のプロダクトプレイスメント的にやれば収益化することも不可能ではない。当然これを1年やっていて、10年とか続けてみる人がいるかどうか全然別問題ですけど、これならYouTubeをテレビの配信チャンネルとして使うっていうことが可能だよっていうことを今証明しようとしてるんですよね。
だからアベマTVなんかはそのアベマのアプリの中で24時間配信のチャンネルが数十個ある構造になってますけど、要はYouTubeライブ使えばYouTubeでも同じことできるよねっていう。
アベマのチャンネルはどういう構造になっているかわかんないですけど、YouTubeだと少なくともちょっとね、これがYouTubeにどういう話をしてこの24時間365日やってるのかわかんないですけど、24時間365日YouTubeライブでやること自体は定点観測カメラとかもやってますからね。
テレビとYouTubeの境界線の曖昧さ
実はその誰でも無料でやれる話なんで、実はすでにYouTube上に24時間配信チャンネルはもう多分無数に、数百とか数千のレベルでありますよって話なんですよね。
それがそのアベマTVとかそういうインターフェースで選択できるようになると、こういう24時間流れているものを僕らが暇だからちょっと選択するっていうのは可能になるっていう。
同時視聴の数はその16万とか17万とかはそんなに実はYouTubeの歴史上は多い数ではないんですよね。十分多いんですけど普通の同時視聴で考えたら。
それこそ手越さんの引退後のYouTubeライブ配信は332万という記録がありますし、2Bの平野翔さんと神宮寺裕太さんが加入決めた時のライブ配信は102万人いったんですよね。
100万人の桁にいっていくと多分ね、地上波の深夜番組暮らすぐらいの感じにはだんだんなってくると思うんですよね。
実はある意味、テレビとYouTubeの境界線っていうのも明らかになくなってきてるっていう。
そんな今すぐになくなるとは思わないですけど、実際そのYouTubeをテレビで見てる人が日本にも数千万人いますみたいな感じになっていて。
インテージの調査が何かで言うと、テレビの視聴率の推移にYouTubeを重ねると、スマートテレビだと実はYouTube究極並みに見られてるらしいんですよね。
実はその今はテレビを選曲するっていうのはテレビのリモコンで選曲することを言いますけど、極端なしYouTube上でテレビ局を見るっていう方が普通になる未来もなくはない。
当然テレビ局からしたらあんまりいいシナリオではないですけど、そういうことも可能になっちゃうよねっていうのが今回のYouTubeを使ったワンピースの実験でちょっと感じた次第です。
はい、こちらでは日本のエンタメの世界展開を応援すべく、エンタメ業界のデジタルとか配信の活用とか視活の進化とかを中心に紹介していければなと思っておりますので、
皆さんもこんな面白い話知ってますよっていうのがありましたら是非コメントやツイートで教えていただけると幸いです。
おめでとうございます。