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2023-05-23 07:07

佐渡島さんに学ぶ「正しい言葉」より「いい加減な言葉」 #419

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noteやTwitterの使い方についての佐渡島庸平さんとの議論の様子がレポートになりました。|徳力基彦(tokuriki)
https://note.com/tokuriki/n/nd18f67a851e6
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https://stand.fm/channels/63d3437e70af05f9d1fa0caa
里島さんのSNS活用術
はい、こんにちは、徳力です。
今日はですね、ちょっと去年のイベントだと思うんですけど、冬服ですかね、自分で。
漫画編集者として有名な里島さんに、
昨日のツイッターのイベントでお聞きした時のレポートが公開されていますので、
ちょっとそちらの話をご紹介しておきたいと思います。
里島さんは本当業界の方だったら本当有名なんで知ってる方が多いと思うんですけど、
漫画の編集者の方で、今回もSNSで漫画家のフォロワーを増やしヒット作を作る方法とはという記事をタイトル付けてもらったんですけど、
ドラゴン桜とか宇宙兄弟などの漫画がヒット作を読み出してきた編集者なんですね。
本当に編集者の方ってみんなそうだと思うんですけど、言語化能力が高いんですよね。
だから本当に金言が効いてていっぱい出てきたんですよね。
いくつかご紹介すると、ツイッターのフォロワー、ついつい数を見ちゃうんだけど、本当に大事なのは中身だよね。
数ではなく中身ですよね。
佐渡島さんがすごいわかりやすいのは、佐渡島さんも7万人いるから多いんですけど、
佐渡島さんの7万人って多分数字以上に質が高いんですよね。
すごいインフルエンサーな人たちが見てるんで、佐渡島さんが紹介したやつは結構みんながこっちする。
僕もウォッチしてるんで、そういう人が多いって話だと思うんですけど、
YouTubeも同じような、編集に興味があるとか、そういうプロの編集視点を知りたいみたいな。
アンテナが高い人たちっていうのかな。
佐渡島さんはそういう仕組みを使って、コロクラボで漫画の学校でその生徒の投稿を佐渡島さんがブーストする。
佐渡島さんと漫画家仲間でみんなで盛り上げるっていう。
それによって、そのブーストで話題になれば、ある程度メディアに目につくところまで持っていけるみたいな成功の方程式を確立されたんですよね。
言葉の使い方について
これはイベントの時にも漫画だからっていうのは欲しかったんですけど、
漫画のこのツイートのバズる確率ってすごいテキストに比べてやっぱり印象にすごい残りやすい画像はですね。
やっぱりそのメリットはあるんだけど、このやり方はすごい企業も参考になると思います。
もう一個すごい大事だなと思ったのは、バズるんじゃなくてストックとして発信するみたいなのは、
これは僕もずっと言ってるんですけど、その時の言葉の選び方を正しい言葉じゃなくていい加減な言葉でいいんだって。
ここがね、佐渡島さんらしい言葉選びだなと思ってて。
いい加減、いい加減なんですよね。
ちょっと読み上げると、企業の発信を人々に届くものにするために企業は何をすればいいのでしょうかって僕が質問したら、
言葉を丁寧に使うこと、これに尽きると思います。
企業の言葉も丁寧に本心で選んだものであれば、たとえそれが立派な言葉でなくてもちゃんと客に届くんですよ。
子供の手紙が親を感動させることがあるように正しく選ばれた言葉は人の心を射抜くんです。
でも多くの人は会社の人格になった途端、社内や世間から責められない正しい言葉を使おうとしてしまいます。
自分の心を見ないと正しい言葉を探してしまう。
正しい言葉といい加減な言葉について
ここがね、すげー大事だと思います。
言葉を丁寧に使うのって、正しい言葉を使おうとするのってイコールに聞こえちゃうと思うんですけど、ここで三島さんが言ってるのって違うんですよね。
正しい言葉っていうのは、教科書とか国語の授業上正しい言葉で、プレスリリースっぽい言葉。
炎上対応なんか象徴的なんですけど、ホーム上正しい言葉とか、職業上正しい言葉みたいなのを使うと届かなくなるんですよね。
で、何か誤ってるはずなのに誤ってるように聞こえないから炎上はさらに加速しちゃうんだ。
言葉を丁寧に使うっていう。
これね、丁寧と正しいって同じに聞こえると思うと難しいなと思うんですけど、そこで三島さんが使ってたのが法人という人格の本音を語るのに見合ったいい加減な言葉を見つけることが大事なんです。
いい加減なんですよね。いい加減。
三島さんらしいですよね。日本語の元の。
だから正しい言葉っていうのは格好をつけているとかっていう言葉を使ってましたけど、
タコロコの場合にはさらけ出すっていう。本音とかですかね、ノートでは等身大って言葉を使ってますけど、
ここもやっぱりそのSNSとかノートとかそのコミュニケーション側のメディア。
メディアって言うとなんかそのプレスリリースとか企業の公式ウェブサイトみたいなその正しい言葉。
かっちりとした、ある意味ちょっと幸ばった言葉みたいなのを選んじゃうんだけど、そうじゃなくて、やっぱりより本音の会話に近い言葉選びを文章においてもするっていう。
この辺がやっぱりその同じ公式ツイッターアカウントでもシャープさんはあんだけ人気が出て、やっぱりそのがっちりした企業公式っていう感じのものがなかなか人気が出ないっていうのと。
すごいつながってると思うんですよね。
これ本当ね、僕の言葉でうまく伝えられないと思って。
動画のアーカイブがそのまま上がってますので、ぜひそれを見ていただければと思いますけど。
これ多分企業だけじゃなくて個人も同じなんだと思うんですよね。
ついついオフィシャルなコミュニケーションと考えちゃうと正しい言葉を選んじゃうんだけど、
正しい言葉だと実はなんとなくこの建前で喋ってるのが相手にも伝わってしまって心の届かないっていう。
「いい加減な言葉」の重要性
だからこそさらけ出していい加減な言葉を選ぶ。
ちょっと僕の言葉であんまり説明できてない気がするので、よければ動画の方も見ていただければ幸いです。
他にも面白い話してるよって方がおられましたら、ぜひコメントやツイッターで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
07:07

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