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働き方ラジオ、始まります。ということで、今回は続きの回になります。
前回はですね、新ラグジュアリーの解像度を上げるというところで、準レギュラーのお二人とですね、意味のイノベーションについての話をいろいろとしていったんですけれども、後半ですね、新ラグジュアリーの中でも複雑性というものをどう受け入れていくのかという話がちょっと始まったんですけど、第2部ではですね、そこから話が始まります。
その複雑性を受け入れていくということが、これからの時代の広報とかコミュニティの考え方にもつながるというところまで話がいきますので、ぜひこちらをまた聞いていただければと思います。
ちょうどこのイベントで、後半、結構この話をずっとしてたんですけど、新ラグジュアリーっていうの、これからのラグジュアリーっていうのは、ある意味、分かりやすさっていうのはむしろ敵になっていくんじゃないかっていう、むしろその複雑性を受け入れていくことが、この新ラグジュアリーの市場の中では非常に大切になってくるんじゃないかっていう。
やっぱり旧ラグジュアリーっていうのは、むしろ、もちろん伝統とかを大事にするんだけど、こういうのが伝統ですよね。だからこれが私たちのラグジュアリーの価値なんですっていう、割と画一的なものを。
いわゆるブランドストーリー的なやつですよね。
ブランドストーリーはこれですっていうのを、いわゆるブランド側が当たる。こういうものだから、理解してくださいね。
で、全世界店舗もブランドイメージを統一して、このイメージは絶対崩さないでくださいねっていうのを、全世界中にやるっていう、これが割と旧ラグジュアリーの考え方だったんですけども、新ラグジュアリーになった時には、むしろ、
伝統というよりも文化だったり地域にある文化とか価値観とかっていうものを、非常に多様で複雑なものを内包したものがブランドになって、かつ、
消費者とか、僕らの言葉で言うとファンとか、このブランドに恋を持ってくれる人っていうのは、そのブランドに対して、単一的なイメージとかブランドイメージじゃなくて、それぞれに解釈を持って、
このブランドってこういうことだよねっていうのを、ある意味、そこの解釈の幅を許容する。口々に、Aさんはこのブランドについてこういうふうに言うんだけど、Bさんはこういうふうに言ってて。
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でもそのいろんな人がそのブランドに対して共感とか共鳴をしながら、それについて口々に語っていく。その総合したものがブランドのパワーをエンパワーメントしていくみたいなことなんじゃないかっていうのを、
アンザイさんと、あとスマイダーさんという方が言ってて、なるほどなあというのを、結構これもすごく学びになったことでしたね。
改めて今回のやつもあるんで、新ラブジュアリー4番ですけど、
結構ジョン・ラスキンからウィリアム・モリスに繋がる、パーツ&クラフトス的なことを言及してて、
究極、それがある種の倫理観、漢字的な倫理観って言うんですかね。
ヨーロッパ中心的な倫理観だけじゃない、倫理観みたいなものに繋がって言及されたのがすごい面白くて。
なんか最後には全部ブルネロ口ねりに帰却するというのが分かりやすくなって。
僕も今の会社で地方のことに関わるときに、やっぱり口ねりの話、すごいいいなと思って。
口ねりさんの本があるんですよね、一応。
人間主義的経営家。
あれ、すぐ出るんだ。
今ちょうど安西さんから課題図書で。
課題図書でね。
ちょうど今半分ぐらいまで読んだところです。
日本ってやっぱりスモールで97%中小企業じゃないですか。
それが本当に口ねりさんみたいな会社になって、
ラグジュ割にちゃんと高い値段で売れるようになったら、
別に東京中心じゃなくていいわけですよね。
地方のほうが可能性あるなって思ったのは、実はそのへんがきっかけだったりもしました。
それもあって、やっぱりラグジュ割を地域から発信してる人たちってすごい面白いですよね。
地方創生とかの、本当に理想的な。
いや、本当ですよね。
前回嬉野温泉に行ってきたんですけど、
嬉野温泉でまさにT2リズムみたいなのがやられていて。
はいはい、知ってます。
そこの和田屋旅館とかの、そこがいっぱい5000円のお茶を出しておりました。
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それは完全に意味のイノベーションにすごい近くて。
まずお茶っていうものは安くて無料なものではないんですと。
なぜならばみたいなところから入っていて、
その空間を経験することで意味があるっていうふうに位置づけて5000円で出してるわけですよね。
単にぼったくりにならないような、ある種のラグジュアリー感っていうのがしっかり演出されてるんですよ。
例えばお茶畑の野原の中にヤグラみたいなのを立てて、
そこでお茶を立てるんですよ。
煎茶なんですけどね。
今回は僕それ行けなかったんですけど、それとかって、
なんか究極のラグジュアルじゃないですか。
っていうのがやっぱ地方発信でも生まれてきてるのがまあ面白いですね。
いやーそうだよね、それをもう本当に体験としてというか。
うん、体験として売っているっていうね。
嬉野温泉は確か2年前ぐらいに僕も行って、
まさにトゥーリズムとか、バーカウンターみたいなところでお茶を待ってもらったりとか。
めちゃめちゃ予約、大村屋さんね。
大村屋さんに泊まりまして。
本当、大村屋は今回泊まれなくて。
そうそう、古典クルー時代に大村屋さんのことを知って行ってみたいなと思って。
大村屋さん、ミュージックバーあるじゃないですか。
そうなんですよ。
あれ行きたいんですよ。
あれめちゃくちゃいいんですよね。
マジですか?
最近大村屋さんのテーマソングをクルリが作曲して。
そうなんですか?
自分のフィールドのものがどんどんこうやって新ラグジュアリーに包括されていくなぁと。
いや本当新ラグジュアリーで、やっぱりお風呂に入って、温泉入った後にミュージックバーに行って、
バーテンダーにお酒作ってもらって、しかも僕お酒飲めないんで。
バーテンダーさんなんで、ちゃんとその飲めない人には飲めない人向けのフルーティーなものとか作れるじゃないですか。
そういうのを出していただいて、で音楽ちょっと聴きながら、なんか過ごすっていう、めちゃくちゃいい体験で。
なかなかね、お風呂入っても完全に出来上がった状態でそこに行けるっていうのがめちゃくちゃラグジュアリーな感じでしたね。
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子供が寝た後にこっそり一人で抜け出して行くみたいな。
最高の楽しみですね。
そうなんですよね。日本の旅館とかだとそういうことできるところってほぼなくて、夜11時から12時くらいまで営業されて。
海外とかだと結構ホテルにバー付いてるとかってありますけど、日本だとやっぱりなかなかそういう場所ってないので、すごいなんか良かったですね。
空気感もすごい良かったし。
いやー、いいよね。
そういう場所を発見するために僕は転職して地域創生にかかってるみたいな感じがします。
確かに。めちゃくちゃいいですね。
なんかそんなところで、やっぱり複雑性を受け入れていくっていうことが新ラグジュアリーだってなった時に、
ここも僕らがやってるコミュニティの話とも割と繋がるなというふうに思っていて、
企業の発信するメッセージみたいなものが割と単一的に、我々はこういうブランドですっていうのを伝えていくみたいなところから、
さっき言ったように受け取り側がいろんな解釈を持って、幅広く多様な解釈を持って、それをもう相手に委ねていくっていうのは新ラグジュアリーになった時に、
やっぱりその口々にそのブランドについてを語る人を増やしていくっていうことをやっていくのはすごい大事なんじゃないかなって思った。
完全にファンベースの世界なんですね。
そうなんですよ。そうそう。まさにファンベースだなと思っていて、
それこそファンたちが自分たちの解釈を持って、そのブランドについて、私にとってこのブランドっていうのはこういうものなんだっていうのを言っていくことの方が、
大きなメディアさんがそのブランドを取り上げるよりもパワーを持っていくみたいなことがやっぱりあるんじゃないかなというふうに思っていて、
それをセッション・クルーでは、まだ一般的な言葉じゃないですけど、コミュニティ広報っていうふうに言おうとしていて、
そうそう、コミュニティ広報っていうのはまさに大手メディアさんに取り上げてもらうとか、あるいは広告でバーンとメッセージを自社が伝えるんじゃなくて、
そのコミュニティを会社の周りにグラデーションのあるコミュニティを作って、そこにファンがいて、多分ファンだけじゃないんだろうなと思っていて、
関連する企業さんとか場合によってはクライアントさんみたいなところも、やっぱりその共感度の高いクライアントさんっていらっしゃると思いますし、
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場合によっては上場企業であれば株主さんとかもそこに入ってきたりとか、
本当にステークホルダーの中でもその会社に共感度が高い人たちっていう中心部分がコミュニティ的に、
ここからここがコミュニティですというよりも、もうちょっとグラデーションになっているイメージなんですけど、
そのコミュニティの人たちがそのブランドとかその会社について自分たちの解釈を持って語るっていうことが、
これからの時代にその大きなメディアさんに取り上げられたっていうことよりも、
じわじわとインパクトが大きくなるんじゃないかっていうのを仮説として持っていて、
その考え方と新ラグジュアリーの時代の、先ほど言った多様な解釈を許容していくって話が、
これも何かつながるんじゃないかなと。
なのでファンベース、コミュニティ広報っていうものが新ラグジュアリーの時代に非常に主要な広報手段になっていくんじゃないかっていうのに、
またここもつながってハッとなったっていう。
なるほどね。
ここでサイニックで言っているような、自然社会における自己変容型知性って、
けんしろさんはどんなふうに考えて働き方ともつなげていくか。
別に現在でもいいし2033年でもいいんですけど。
今回いろいろつながったものの一つとして、サイニック理論と成人発達理論というのも、
これは最近またゲストに出ていただいたバリークレートの三戸さんが持たれている説にちょっと重ねているっていうところもあるんですけども、
また三戸さんの回もまだ聞かれていないことは聞いていただくといいかなと思うんですけども、
三戸さんがおっしゃっていたのが、今サイニック理論で、さっきもちょっと出てきたんですけど、今が最適化社会。
次が2025年から自立社会っていうのになって、2033年頃から自然社会っていうのに変わっていくっていう話。
もう一つ、成人発達理論っていう考え方があって、
人間っていうのは基本的には知識とかっていうのは、例えば記憶力みたいなものって、
もう成人になると基本的には止まるっていうふうに言われて、衰える一方だというふうに言われているんだけど、
実は知性みたいなものは年を追うごとにどんどん高まっていくっていう中で、
どういうふうに変化していくかというと、環境適用型知性っていうところから、その次に自己主導型知性っていうのに変わっていく。
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周りの環境に合わせていくっていう考え方から、
自己主導型になると、自分が自立的に考えてキャリアのオーナーシップとかを持って、
自分なりの仮説を持って世の中と向き合っていくみたいな感じ。
その先にもう一つ、自己変容型知性っていうのがあって、
それはより多様な価値観とか他者との違いとかも全部自分の中で受け入れていって、
よりしなやかに、割と悟りとかに近い感じなんだけれども、
そういうふうな、より柔軟性のあるものに変わっていくみたいなことを言って、
三戸さんがちょっと仮説を持っているのは、
環境適用型、自己主導型、自己変容型っていう変化が、
個人がそのように成長していくって話でもあるんだけども、
実は世の中の大多数の人が持つ知性のOSみたいのが、
時代によって変わっていくんじゃないかっていうのを言っていて、
それがサイニック理論と重ねると面白いんじゃないかっていう仮説、
これは仮説って本にもおっしゃられてるんですけど、
自立社会っていうのがまさに自己主導型で、
割とそれぞれが、いわゆる子の時代って言われてるような感じで、
自分なりのキャリア感とか、キャリアのオーナーシップとかを持って、
自己主導的にやっていく。
なので多分起業する人とかももっと増えていったりもするだろうし、
自分のこれが自分の生き方だみたいなことを見つけていくみたいなことが、
主流になっていくのがここから10年ぐらい。
自然社会になったときに、世の中の人たちのOSは、
より自己変容型に変わっていくんじゃないか。
なので自然社会って、割と縄文時代とか言われたりするんですけど、
コミュニティみたいなものを中心に生きていく人たちで、
多様な価値観を、自分の体質にしている価値観はもちろんあるんだけれども、
他者との違いとかも柔軟に受け入れていくような、
世の中になっていくんじゃないか。
それが2033年から変わっていくんじゃないかっていう仮説を持っていて、
多様な価値観を受け入れたり複雑性を、
みんなで受け入れていくっていう話が、
結構新ラグジュアリーで言っている、
今の先ほどの複雑性を受け入れるって話と、
結構近いことを言っているなっていうのは、
新ラグジュアリーの時代っていうのは、
しなやかで、複雑性とか違いっていうのも受け入れていくような、
優しい時代になっていくんじゃないかなって、
よくよく考えると、
アンドレさんが2030年頃ぐらいに、
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新ラグジュアリーの市場ができるっていうふうにおっしゃっていて、
これが自然社会、最肉理論2033年っていうのも、
近いんじゃないかっていう光景感を自分の中で、
それももう仮説なんですけど、
思った時に、
ちょうど最近働くカタラジオのその辺りの最肉理論とか、
成人発達理論みたいな話と新ラグジュアリーで、
だから新ラグジュアリーの時代が2030年頃に来るんだってなった時に、
僕らはそこに向けて今準備をしているんだなっていうのが、
結構見えてきたっていうのが、
リサともちょうど最近そんな話をしてて、
今の時代に、
まだこの2025年においては、
多分、働くの意味は自己表現的なものに変わっていくとか、
広報とかPRっていうものはコミュニティが中心になっていくとかって、
すごく少数派の意見というか、
まだまだ世の中一般ではない、
ビジネスにおいてもそんなに一般ではないと思うんだけども、
これを言い続けることで、
社会が変わった時に、
その時がちゃんと来るんだろうなっていうのは結構革新を持って、
これ言い続けたらいいのかなっていうところに繋がったっていうのが、
こないだ僕が投稿したXのポストに。
これか。
働き方ラジオ、ファンベース、コミュニティ広報、
新学児あり意味のイノベーション、
細肉理論、成人発達理論が全部繋がってしまった。
これは音声にしよう、そうしよう。
2033年が見えた。
2033っていうところで全部繋がってるから、
そこから逆算して考えると、
いろいろなものが繋がっていくよねっていうことだよね。
もちろん自分の中でこじつけたっていう風な見方もできるんだけど、
それを今までバラバラ、
今このキーワードってそれぞれ別に捉えていたというか、
例えば働き方ラジオっていうのは、
割と田中健次郎個人が始めた個人的活動で、
セッションクルーで言ってるファンベースとかコミュニティ広報とかと、
どう繋がっていくのかなみたいなのを自分でも考えながらやったりとか、
新ラグジュアリーっていう概念にたどり着いたのも、
でも新ラグジュアリーとコミュニティの話はちょっと別だなとか、
自分の中ではそれぞれ別物として捉えて、
ただ興味が向いているから、とにかく好奇心に従って、
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探求していこうっていう感じでやっていると、
それが後から繋がっていく。
それはアンドレさんがおっしゃって、
センスメイキングみたいなことなのかなっていうのも思ったりしたんですけども、
こういう、何て言うんだろうな、
時間をかけてセンスメイキングをしていくっていうことが、
もちろんセッションクルーっていう会社が今後何をやるべきかっていうのが明確になったって話もあるんだけども、
このプロセスを経るっていうことが、
実はすごく働く上でも、もしかしたら大事なことなんじゃないかなっていうのも同時に思って、
意味のイノベーションって、
新規事業を始める人とか、これから海外進出する人が考えなきゃいけない手法みたいな風に、
多分捉えられることもあると思うんですけども、
もうちょっと根本的なものとして、
センスメイキング的なことというか、
自分がやってきたことに意味付けをしていくみたいなプロセスっていうのは、
まさに働き方の根幹として、
多くの人にとっても結構大事な考えなんじゃないかなっていうのも、
ちょっと今回気づけたというか、
働き方ラジオとかってよく、
ポッドキャスト稼げるの?とか、
何のためにやってるの?みたいな、
会社のアピール、PRがしたくてやってるんだとか、
いろいろ言われて、
そういうわけでもないけど、趣味かなとか、
趣味って大体返しちゃうんですけど、
でもこういう自分の価値観とか思想に割と向き合っていく場が、
別に音声じゃなくてもブログでもいいと思いますし、
友人との対話でも全然いいと思うんですけど、
そういったものを自分の中で長い時間かけてやり続けていくっていうのが、
結構大事なんじゃないかなと考えると、
この意味のイノベーションっていう考え方を広めていくみたいな、
使命感もちょっと感じたりとかしたっていうのが、
アンザイさんともちょっとそういう話を最近し始めてるんですけど、
新ラグジュアリーももちろんそうなんだけど、
この意味のイノベーションとかセンスメイキングみたいなことの、
重要性とかを広めていったり、
そういったものに触れられる場作りとかも、
できないかなっていうのはちょっと考えてるんですけど、
そのところにも今回のイベントから気づいたことっていう感じですね。
一個投げ込むと、この中に入ってないもので、
かつ働き方にめっちゃ関係するってAIじゃないかな。
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AI。
AIがたぶん2033年にとんでもないぐらい進化。
とんでもないことになってる。
全滅ってまだ新ラグジュアリーとかには現れてない部分かなと思うし、
猜疑理論の中でどう扱われるのか、
考えなきゃいけないと思うし。
今回もお聞きいただきありがとうございました。
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