1. 田中健士郎の働き方ラジオ
  2. #33 クリエイターエコノミー・..
2021-03-21 20:59

#33 クリエイターエコノミー・パッションエコノミーの時代と働き方

半年前に収録した「パッションエコノミー」について、NewsPicksさんでも特集が組まれ、解像度が上がってきたのでアップデートしたいと思います。来たる時代に向けてできることは何か。
00:03
働き方ラジオ始まります。このラジオは、誰もが情熱を持って働く、それを実現するために働くということの解像度を上げていくポッドキャスト番組になります。
今日も働き方バンジェリスト、田中健士郎がお送りします。
はい、ということで、先週はですね、オンラインサロンの話をさせていただきました。
まさに今、ライターゼミという、私が運営しているオンラインサロンも2期目ということで、新しいメンバーの募集をしていまして、
たくさんの反響をいただいて、どんどん新しいメンバーが名乗りを上げてくださっていると。
このラジオのおかげで、たくさん入ったということでは全然なくてですね、何があったかというと、
一つはですね、今ライターゼミのメンバーがですね、自分でノートを書いて、
皆さんライターなんで非常にいい感じでですね、このライターゼミの紹介の記事をノートとかで書いてくださるんですよね。
僕はもうそこに音符に抱っこみたいな感じなんですけど、
メンバーが書いてくださった記事を読んで、入りたいと思いましたって書いてる方もね、中にはいらっしゃったので、
ありがていありがていっていう感じですね。
僕はもうこういったラジオとかっていう形でしかなかなか発信できないんですけど、
やっぱりラジオとかって聞くのちょっとハードル高いじゃないですか、時間も取らないといけなかったりとか、
そもそもラジオを聞くっていう習慣はそんなない方も多いと思うので、
そういった中で記事、文章で書けるってほんとちょっと空いた時間にパッと読むこともできるし、
ツイッターとかからすぐその場で見ることもできるので、
やっぱりライターさん、その記事が書ける、文章が書ける、
その文章によって相手の気持ちを動かしたりできる方ってすごいなーっていうのは改めて思いました。
ただね、このラジオすごい自分の中では大切で、
一つのアウトプットの場なんですよね。
このラジオでも何度も話してますけれども、
インプットの質を上げるためにもアウトプットを意識するのが大切というところで、
やっぱりこのラジオがあるからもうちょっとインプットしなきゃっていう風にどんどん変わっていく。
今週も何話そうかなーってまた困るわけですよ。
もう土曜の朝ぐらいに。
やばい、テーマ決まってないってこうなるんですけども、
やっぱりだからこそちょっと新しいこと勉強しようかなと思ってニュース見たり本読んだりするんですよね。
これがですね、インプットの質も上げるし、
そこからラジオで話せばより自分のインプットも深まるっていうところでいい流れができてるかなと思います。
ライターゼミっていうオンラインサロンでもですね、
学び日誌という形で毎週全員がアウトプットするような場を作っていて、
そこでアウトプットがあるからこそいろんなことを勉強しようと思うっていう流れができてるのかなと思います。
03:06
ということでね、今週も焦っていろいろ調べた時に見つかった記事がありまして、
これが私も大好きなニュースピックスさんというメディアのクリエイターエコノミーで稼げという、
もう僕の大好きなテーマの特集が組まれていたので、
これは読まなきゃということでね、今読んでおりますけれども、
皆さん覚えてますかね?
もしまだその頃から聞いてた方は本当にありがたいって感じなんですけれども、
去年の9月頃、2020年の9月頃に新しい副業トレンドということで、
パッションエコノミー、パッション経済という話をしたの。
覚えてる方いますでしょうか。
まさにこのパッションエコノミーというものが、
このニュースピックスさんの特集でいうとこのクリエイターエコノミーの話でした。
改めてパッションエコノミーという話を振り返りたいと思うんですけれども、
これはリージムさんというアメリカの有名な方が提唱された新しい働き方の、
いわゆるギグエコノミーと呼ばれるもののアンチテーゼとして生まれたような概念です。
人の情熱とか個性っていうものを売れるようにする、
そういった新しい経済ですよって話をしているんですよね。
日本だとモッシュという会社がパッションエコノミーに当たるっていう話も
その時のラジオでしたと思うんですけれども、
一人一人が小さい頃から何かに情熱を持っていたりってあると思うんですよね。
大好きなこととか。
そしていろいろな経験をしてきたり、
あとは自分のもともとの性格とかって本来はすごく個性であって魅力的なものだったりする。
ただやっぱり今の世界だとどうしてもそういった個性っていうものはある意味なくして、
売れるスキルとか多くの人に需要があるものに特化をして、
個性なんかはあんまり出しすぎるとよくないというような世界もある。
それに対してパッションエコノミーっていうのは、
もうちょっとより自分の個性っていうものを発揮して、
それを好きになってくれる人をある意味集めていくような世界観だという話を
その時もしたかなと思います。
今回ニュースピックスさんで話しているクリエイターエコノミーって話も
基本的にはパッションエコノミーの話で間違いなさそうです。
リージムさんの話も出ていたのでそういうところですね。
ただこの中で話していたのがギグエコノミーっていうものとの対比じゃなくて、
アテンションエコノミーというものとの対比で話をしていました。
何とかエコノミーとかいっぱい出てきても頭混乱しちゃうかと思うんですけれども、
06:05
アテンションエコノミーって何かというと、いわゆるアテンションって注目ですよね。
多くの注目を集めた人がある意味稼げるような形。
皆さん、YouTuberとか思い浮かぶとすごく分かりやすいと思うんですけれども、
YouTuberってチャンネルの登録者を増やしていくことによって、
例えば何百万フォロワーとかを持った人っていうのはたくさん稼げるという世界ですよね。
これ一見ファンを集めてそこでお金を得ているような
パッションエコノミーとかクリエイターエコノミーというものと近いのかなと思われがちなんですけれども、
実際そのお金を払っているのってファンの視聴者の方ではなくて、
どちらかというとYouTubeに広告を出している企業になるわけですよね。
っていうところは広告主にある程度意識をしながら発信をしないといけないということになってきます。
特にインスタグラマーなんていうのはすごく分かりやすいところですけれども、
よく企業案件で企業の商品を紹介している方とかって多いと思うんですよね。
必ずしもこれは悪いことではないと思うんですけれども、
このクリエイターエコノミーとの違いって考えたときに、
実際にそういった企業の案件で何かを紹介するって、
場合によっては自分のファンの方との信頼関係を崩すこともあるじゃないですか。
すごく好きだったのに全然自分が好きじゃなさそうな商品を無理やり紹介されている感じがするとか、
ちょっと大げさかもしれないですけれども、そういった感覚ってなんとなく皆さんもあるかと思うんですよね。
やっぱりパッションエコノミーというクリエイターエコノミーっていうのは、
ある意味ファンの方を増やして、ファンの方を増やしたことが直接そこからお金になっていく。
つまりそういったファンの方から直接お金をいただくようなビジネスモデルっていうのが基本的にはクリエイターエコノミーというところですね。
今はこのクリエイターエコノミーっていうところがアメリカを中心に一気に加速しているというところですね。
個性をエンパワーメントしていく。
個性をより持った人がたくさん仕事ができるような世界になんとかしていこうっていう動きがですね、
GAFAというような企業とは全く違う視点で、アメリカの今スタートアップとかが一生懸命市場を育っているという形らしいですね。
なので日本だとノートとかがまさにその形に近いのかなと思いますけれども、
本当にクリエイターとか書き手の方の支援っていうところを一番のミッションに持っていると思いますが、
アメリカだとすでにサブスタックという会社とかはですね、非常に大きくなっているということで、
これは何のサービスかというと、いわゆるニュースレター、メールマガジンを高読者の方に配信をするみたいなサービスですね。
09:08
なので、いわゆる書き手さん、ライターさんとかそういった方が自分のファンに向けて定期的にメールマガを配信して、
その定期高読量みたいなものを高読者さんは払っているような形ということですね。
結構コミュニティ的な要素もどうやらあるみたいです。
有料の登録者っていうのが50万人アメリカではいるということで、
年間数百万ニュースレターというところだけで稼いでいる方もかなり出てきているということらしいです。
このサブスタックという会社のちょっと変わっているところは、本当にクリエイターのために作っているっていうところがあって、
実はですね、そのクリエイターさんは登録者のメールアドレスをダウンロードできるみたいなんですよね。
つまりその自分が得たファンの情報っていうのは全てクリエイターさんのものでありますよっていうところが非常に面白いなと思いました。
今僕もライターさんの支援なんかしてますけれども、いきなりニュースレターとかその有料配信で稼ぐっていうのはかなり稀だし、
日本だとほぼその市場ってまだないと思うんですけれども、
今後5年10年って考えたときにこういった市場も見ておくっていうのは非常に大事かなというのは僕も思いました。
面白いですよね。
なので今ライターさんだと稼ぐ方法って企業さんから受託で執筆の仕事をもらうっていうパターンか、
あとは自分でブログなどを書いてそのブログの広告収入を得るっていうところ、
そのどちらかかなと思います。
ただ基本的にはそこってアテンションエコノミーっていうところの影響がわりと強くてですね、
ブログとかはまさにそうで、
多くの方に見てもらえるサイトにすればGoogleさんとかから広告料をもらえる。
これも今のビジネスとしては非常にいいビジネスモデルだとは思うんですけれども、
やっぱりこれからファンとの関係性を作っていって稼ぐっていうところだと、
こういったニュースレターとかメルマガみたいな領域が一つ稼ぎ方のヒントにもなり得るということで、
これは面白いなと思いました。
まさに日本だとノートさんとかですね、
今有料の高読とかもやっていると思うので、
こういった市場がどんどん大きくなってくると、
その稼ぎ方、ライターさんとかの稼ぎ方はまた変化してくるのかなと思っていまして、
ライターゼミのメンバーは今結構ノートに皆さん投資しているので、
素晴らしいなと先を読んでいるのかなという感じはすごくします。
やっぱり僕自身もですね、
この働き方ラジオのテーマでいつも誰もが情熱を持って働くということを言っていると思うんですけれども、
12:00
これまさにパッションエコノミーのところからもすごく影響を受けていて、
僕自身まだそのパッションエコノミーとかって日本でも十分広がりきってはいないし、
ファンを作ってその方々がお金をもらって、
それだけ聞けば簡単なんですけれども、そう簡単じゃないじゃないですか。
皆さん個人の方に対してお金毎月払ったりしてますかって話で、
正直僕もまだ全然そんなことやってないなっていうレベルなので、
これはまだまだ時間はかかると思うんですけれども、
本当にそれができるようになると、
ある意味一番本質的に自分の個性を活かして、
働けるっていう人がもっともっと増えていく。
周りと違うとか、ちょっと個性的だよねとか言われることがむしろプラスになっていく世界って、
すごく優しい感じがするし多様な気がするので、
そういったところはこれから個人的にもやっぱり追っていきたいなという思いはあります。
最近考えているところとしては、
これからそういったプラットフォームとかサービスみたいなものがもっと増えてくるっていうところはあるにせよ、
ファンを作るみたいなことって口で言うのは簡単だけどなかなか難しいなと思っていて、
何が重要なんだろうなと思ってちょっと周りのことを見てたんですけれども、
一つは市場っていうものの選び方って結構重要なんだなと思っていて、
僕がもう数年前からずっと仲良くさせてもらっているとあるクリエイターさんは、
もともとはいわゆるイラストレーター、デザイナーっていうところでクラウドワークスでも働いているような方だったんですけれども、
今はゲーム配信をめちゃくちゃやってるんですよね。
割とゲーム配信とかeスポーツの業界って年齢若いらしいんですよね。
ただその方は30代、40代みたいな層のeスポーツをやる方に対してゲーム配信をしてるみたいなところにちょっと特化してやってて、
名前も本名を使ってないでやってるっていうことで、ここでは言っちゃいけないような気はしてるんですけれども、
その方はすごく面白くて、ある意味40,50代の方向けにゲーム配信をやることで、
別にそれ自体で稼いでるわけじゃないんですけども、そこでファンを作って、
その方々に、最近だとフォートナイトっていうゲームがあるんですよね。
すごく今全世界的に流行ってるんですけど、それのアイコンを作って、イラストを作って提供しますよみたいな感じで、
それでお金を取っていたりとか、ツイッターとかのトップ画像とかをゲームのキャラクターに合わせて書いてあげるとか、
15:04
そういったものをやって、今自分のファンの方からある意味仕事をもらっているみたいなことをやっていて、
これは面白いな、これもある意味パッションエコノミーというクリエイターエコノミーだと思いますし、
その時にやっぱり、ただデザイナークリエイターっていうだけじゃなくて、
そこに書けるゲーム好き、ゲーム配信みたいな、もともとすごくゲーム好きな方、
あとお子さんもゲーム大好きらしくて、家族でみんなでゲームやってるっていうのをそこに使って、
いわゆる自分のマーケットを定義して作ったみたいなのを聞いて、
これは面白いな、結構そういうのは大事なんだなというふうには思いましたね。
あと最近、やっぱり注目しているのがファンを増やしていくっていう時に、
1対NじゃなくてN対Nの方が増やしやすい可能性はあるっていうのも最近注目しているところですね。
いわゆるファンを増やすって、自分が1でそれに対してファンが10人着いたとか100人着いたっていう世界観に見えやすいんですけれども、
実は例えば100対100みたいな感じで、
100人の方が100人の方のファンになるみたいなN対Nの関係性って結構面白いなと思っていて、
これが僕は全く意図してなかったんですけれども、
ライターゼミっていうオンラインサロンで起きていて、
結構お互いのメンバーのノートの記事とかをお互いがシェアし合ったりとか、
メンバー同士のPRをめちゃくちゃしてたりとか、
それは別にファンを増やそうという意図というよりも、
純粋にいいと思ったからとか、多くの人に知ってもらいたいっていう純粋な気持ちで皆さんシェアしているんですけれども、
それってある意味、ファンを作るみたいなことを考えた時にも、
1人が一生懸命自分のPRだけするよりも、
すごく早く広がる可能性はあるんじゃないかなと思っていて、
こういったことも非常に注目してますね。
今の段階では、それでファンを増やしてそこで稼ぐとかっていう話ではないと思うんですけれども、
N対Nでコミュニティを作ってお互いのファン、
お互いがファンになり、それをお互いが紹介し合うことで広げていくみたいな、
すごく面白い世界だなと思って、
このクリエイターエコノミーっていうものが今後市場として大きくなった時も、
この手法っていうのは一つ注目され得るんじゃないかなと。
N対Nのコミュニティ作り、まさに今ライターゼミそういった形なんですけれども、
別に僕が、僕のファンが集まってるわけじゃ全くなくて、
むしろ中にいるメンバー同士がお互いに魅力を感じて集まってるみたいな感じなんですよ。
結構なかなかないと思うんですよね、この形って。
18:03
すごく僕は個人的に面白いというか、今後の可能性秘めてるなと思うんですよね。
あともう一つ、このクリエイターエコノミーで感じていることとしては、
学ぶっていうことと教えるっていうところ。
ここでクリエイターエコノミー作れるんじゃないかなっていうのは一つ思ってますね。
クラウドカレッジとかやってて思うんですけれども、
ライターさんの育成講座とかやってても、
もちろん動画教材とかそういったものの価値っていうのはあると思うんですけれども、
やっぱりすごく価値があるって言われてるのは、
先輩のワーカーさんというかメンターさんがつくんですよ。
そのメンターさんが教えてくれるんですね。
私、だれだれさんに教わった弟子なんですじゃないんですけれども、
結構聞いていると、
その人に教わったっていうのが一番ライターのスタートだったりすると、
すごくその人に慕っているような関係性が。
なので、昔で言う職人の世界ですよね。
師匠と弟子みたいな。
師匠に最初教わって、そのうち旅立っていくみたいな。
ある意味、職人ってクリエイターとかなり近いじゃないですか。
なので、今クリエイターの力がどんどん大きくなっている。
世の中的にクリエイターの力が大きくなった時に、
古き職人の世界の弟子と師匠っていう関係性も、
改めて注目されるのかなと思っていて、
そうなった時に、逆にそういった師匠に対して、
いく分かお金をお支払いして学ばせてもらって、
一手一貫やる。
自分が育ったら、今度は自分の新たな弟子を作っていくみたいな、
この経済圏みたいなのを作っていくのも、
ある意味一つのクリエイターエコノミーになるんじゃないかなって思って、
クラウドカレッジの学長に相談してみようかななんて思ったりもしました。
そういった意味で、まだまだこれからの師匠であるからこそ、
いろいろできる余地があるし、
僕の普段の仕事でも、
そういったクリエイターエコノミー的な要素を、
いかに入れていくかみたいなところを考えていくのが、
非常に面白いなと思っています。
もしこういった話に興味がある方は、
個別にぜひ声をかけていただければと思いますし、
このラジオとしても非常に大きなテーマになり得るかなと思っています。
引き続きこのクリエイターエコノミー、パッションエコノミー関係は、
発信をしていきたいと思いますので、
ぜひお楽しみにしていただければと思います。
ということで今日は以上にしたいと思います。
また来週お会いしましょう。
20:59

コメント

スクロール