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こんにちは、Web3 デザイン トークスのテクノグリフスです。
本日もニューヨークからお送りします。
このチャンネルでは、Web3 時代における 3D デザイン、モーショングラフィックス、タイプグラフィーなどについて、
新しい発見や学びを共有していきたいと思います。
プロフィール欄には、デザインコミュニティ用の ディスコードリンクもあるので、ぜひチェックしてみてください。
はい、ということで、本日は自分の技術もある意味使い捨てということについて、お話をしてみたいと思います。
現在、AI 関連のツールがどんどん出てきていて、追いかけるのに必死だという方も結構いるんじゃないかなと思います。
僕は、AI 関係も結構見てはいるんですけれども、どちらかというと軸足は 3D デザインだとか、そっちに置いているので、
チェックはしているんですけれども、深くは踏み込んでいません。
むしろ、あっちもこっちも手を出してやると、結局どこもよくわからないまま、もしくは中途半端なまま終わってしまいそうな気がして、
自分は一応そのように決めています。
こうした現在の状況を踏まえて、どんなことを気をつけるといいのかなということだったりだとか、
そういったことを考えてみたので、本日は主に3つのトピックに絞ってお話してみようと思います。
一つ目は、今ちょっとお話ししたんですけれども、技術革新のスピードがとても速いということですね。
なので、一つのことに固執をしていると、ニーズに応えられなくなってくるということが起こり得るということです。
僕は以前、現在はデジタルのデザインをしているんですけれども、以前はグラフィックをメインにしたデザインをしていまして、
その時よく言われていたのが、コンピューターでデザインをする以前の方たちはですね、
定規だとかカラス口を使って非常に正確な細い線を引くことが上手ければ上手いほど技術力が高いということで尊敬をされますし、仕事も受けられるというような話を聞いていました。
ただ、それがパソコンの登場によって一気にそういった需要だとかいったものも必要なくなってしまって、仕事的にも大変な目に遭うというお話を以前から聞いていました。
ですので、そういった一つの、特に新しい技術革新によって必要なくなるかもしれない技術に固執することは結構危険だということは、そういったお話からも普段から気にはしていました。
現代ではですね、例えばよく感じるのはフォトショップの切り抜きなんかも以前はそれが上手いことが非常に重宝されたんですけれども、現在ですとAIで一発で消すことができてしまって、
細かい調整をするという意味ではまだ必要なんですけれども、以前ほど重要度はあるとは思いません。
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そして二つ目はですね、こういった技術革新のスピードがとても速い時代だからこそ、いわゆるソフトスキル、対人関係だとかプレゼンテーションの力、人を納得させる、もしくは信頼してもらう、そういった力の重要性がますます高まっているのではないかなと思います。
現在僕は面白い本を読んでいまして、それはジョノ・ベイコンさんという方が書かれたPeople Poweredという本の日本語版を読んでいます。
これはコミュニティ運営にとても役立つということを聞いたので、まだ読み終わってはないんですけれども、読んでいる途中でもなるほどと思うような内容があってですね、楽しんでいます。
この本はおそらく社内のチーム作りなどにも役立てることができると思いますし、もっと小さいコミュニティでいえば、例えば家族とかですね、そういった範囲でも使える内容ではないかなと思います。
そして三つ目なんですけれども、これはコアとなる技術とトレンドの技術を見極める力を持つということですね。
わかりやすい例で言うと、コアな技術というのは、例えば色彩設計の知識だったりだとか、情報を構築する力だったりだとか、そういったもので逆にトレンドというのは、現在よく起こっている次から次に出てくるアプリケーションだったりデザインツールだったりだとか、そういったよりツールベースの内容になるんじゃないかなと思います。
これはトレンドの技術を追うことが悪かったりだとか、AIツールを試すことが悪いということではないんですけれども、それだけだと常に車輪の中を走っているネズミのように、次から次に追いかけていくということをし続けなきゃいけなくなってしまうので、
どこかで立ち止まって長く使える基本的となる原則だったり理論みたいなことも同時に学んでいくことは決して無駄にならない投資になるのではないかなと思います。
個人的にはデザイン理論だけではなくて、ブロックチェーンに関する知識だったりだとか、セキュリティに関することはこれからも長く使える知識なのではないかなと思うので、クリエイターといってもこういったことは知っておいて損はないんじゃないかなと感じています。
ということで、今回は自分の技術もある意味使い捨てで一つのことに固執しないということについてお話をさせていただきました。
もし今回の内容に興味を持っていただけたら是非画面下のいいね、また感想などもコメント欄に書き込んでみてください。
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皆さんの反応が今後の放送の励みになります。
またこのチャンネルは週3回、日本時間の火曜日、木曜日、土曜日の午前8時をめどに配信をしています。
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最後におまけトークになります。
おまけトークは、このコア技術とかトレンド技術とかを調べていたときに、ちょっとふと頭に思い浮かんだことが、スペシャリストになるかジェネラリストになるかということですね。
僕自身はどちらかというとジェネラリストかなと思うんですけれども、幅広く仕事はできるけどすごく専門的にやっているというわけではない方だと思います。
今働いている会社でも割と小さなチームなので、逆にいろいろできると重宝されるという利点はあります。
また新しく知った単語なんですけれども、T型人材とπ型人材という表現もあるみたいですね。
T型人材というのは、アルファベットのTの形のように横棒が横断的に幅広い知識を持っていて、縦棒が数つの深い知識を持っているということらしいんですけれども、
キャリアプランを立てるときに、例えば若い頃はジェネラリスト的に横断的に様々なことを学んで、キャリアを重ねていくにつれて一つのことを深掘っていくというようなT型のものだったりだとか、
π型人材というのは演習率などに使われるようなπですね。
これも横棒があるんですけれども、足の部分が2本あるという、それがちょっとTと違うんですが、
深く専門的にやっていくところを一つだけにせず、いくつか軸を持つということをπ型人材と呼ぶみたいです。
ということで、本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
また次のトークでお話しします。
ではまた。