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2023-08-15 28:19

授業が退屈な子に教えたい 「かしこさの段階」 #17

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今回は「子どもがもっと賢くなるには?」をテーマに話しました。


【お悩み】

授業が暇そうな娘、どうしたらいい?小学校2年生の母です。先日、授業参観に行ったところ、娘がとても暇そうにしていました。他の子も似たり寄ったりな態度でした。340は10がいくつある?という内容の算数の授業で、先生はとても熱心にされていましたが、正直、家庭でお金使ったりして教えたら5分くらいで理解できるだろうな、と、思いました。娘には、学校はみんなが分かるようになる場所だから、暇だったら教科書の隅々まで読んどきなさい!と言ってみましたが、親として何かできることはありますか。それとも小学校の低学年の大半はこんなものでしょうか。


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【今回の内容】

「340÷10」は簡単か否か / かしこさには段階がある / 教える側にもメリットがある / 学校の面白さは人の凸凹


【参考文献】

furu-tさん『かしこさの階段』

はるか『「私は頭が悪い」という子へ』

ラーニングピラミッド


【お便りはこちらから】

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【番組概要】

世界を回る先生はるかと、ラジオ番組プロデューサーひとしが子育てについて納得するまで考える番組「Teacher Teacher」


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サマリー

小学2年生の娘は授業中に暇そうにしているので、授業を充実させる方法に悩んでいます。授業の理解度はラーニングピラミッドによって分類され、わかったと思う状態から他の人に教えられる状態まで段階的に進むことが重要です。賢さの階段に関する話が展開され、子供たちの理解度や能力の成長を表した賢さの階段の図が紹介されました。また、教え合いの授業の中で注意すべき点として、多重知能理論が取り上げられ、学校の中で得意不得意や多様性が重要であることが強調されました。校長先生は朝礼台や体育館の網の数など、身の回りの物事に疑問を持つことがおもしろいと述べています。

00:02
今、どこ?
ブルガリアで、明日からドイツ。
ヨーロッパいいな。
行こうよ。フィンランド来てよ。
10月とかに、うさく先生も来るし。
地下、時期地下。
ひとしに来てもらって、一緒にサウナ入った後、撮影とかしたいな。
いいね。
じゃあ始めましょう。
はい、では始めましょう。
始まりました。
Teacher Teacher
ひとしです。
はるかです。
この番組は、世界中を回る先生のはるかと、ラジオ番組のプロデューサーをやっているひとしの2人で、子育てのお悩みを納得するまで考えていくポッドキャスト番組です。
よろしくお願いします。
よし、よろしくお願いします。
はるか、ブルガリアに居るのに、博多って書いてTシャツ着てるやん。
見える?
見える見える。
博多Tシャツ。
博多Tシャツ。
やっぱね、世界に出て思うのは、日本大好きやなってことやね。
博多のはるかと、やっていきましょう。
やっていきましょう。
授業の理解度と問題点
今回のお悩みです。
授業が暇そうな娘、どうしたらいい?という、小学2年生の娘さんを持つお母さんから、先日授業参加に行ったところ、娘がとても暇そうにしていました。
あら。
他の子も似たり寄ったりな態度でした。
340は、10がいくつある?という内容の算数の授業で、先生はとても熱心にされていましたが、正直、家庭でお金を使ったりして教えたら、5分くらいで理解できるだろうなと思いました。
娘には、学校はみんながわかるようになる場所だから、暇だったら教科書の隅々まで読んでおきなさい、と言ってみましたが、親として何かできることはありますか?
それとも、小学校の低学年の大半はこんなものなのでしょうか。
なるほど。
いやー。
これも。
これもこれでまたよくありそう。
これはもう、言ったら小学生の半分くらい、半分くらいは経験したことある人がいるのかもしれないね。
そうよね。
できない子に合わせてるんだと仮定したら、
ありそう、ありそう。
その残りの子たちはそう思ってる可能性があるってことやもんね。
うん。
簡単やもんね、確かに。
340は、10がいくつあるかっていう問題?
そうね、家で一回やっとったりしたら。
あー、なるほどね。
いや、これね、先生になって気づいたけど、340は10がいくつあるっていう問題は、むずいよ。
うわー、おもろい。え、もうおもろい。
これむずいよ、理解するの。
え、何年生だっけ?このお子さんは。
2年生。
2年生か、確かに。
いや、これ算数は奥が深いのよ。
難しいよね。
これ2年生に教えてみてほしい。
ここにどんな認知的なプロセスがあって、どこを乗り越えたらこれが理解できるのかっていうのがおもろいんよ。
うわー、なんかちょっともう自分の1分前の発言が浅はかやった気がしてきた。
確かに、むずそう。
そうそうそう。340は10がいくつあるっていう問題はむずい、これは。
だってゼロ1個消したら終わりやん。
じゃ、なんでゼロ1個消すのっていう話なんや。
うん。
わからん子からしたら。
あー。
そうそうそうそう。
まさに、俺が甘かった。
いやいやいや、もうこれは大人になったら忘れちゃうし、多くの子供たちはそんなこと考えないんだよね。
だけど、論理的にそういう思考ステップを踏んで理解しようとする子とかは特になんだけど、ここが本当に引っかかっちゃうんだよね。
まあまあ、というのは置いとき、今回はできるだろうそんなの、じゃあ授業中何したらいいんだよっていうことですよね。
うんうんうん。そっかそっか、ここをまず考え直したいね。
じゃあ結論も言ってしまうと、これはよく俺は授業の中で言ってたんだけど、結論、今の授業でも子供のマインドセット、考え方次第では授業を充実させられるっていうことだよね。
子供のマインドセット。
そう、考え方。
どんなのだろう。
順を追って説明すると、まず340は10が何個あるのって言われて、例えば340を10円玉で例えると、10円玉何個?34個だよねっていうやり方ですんなり入って、
じゃあ次同じ問題が解けるっていう段階を理解したと捉えるのか、それともその先があるのかっていうのを知っておくかどうかで、
たぶん授業を受けるスタンスが変わってくると思うよね。
え、その次の段階は何なのか。
まあわかりやすく言うと、たぶんこれね、みんな聞いたこと1回はあるんじゃないかなと思うけど、
まあラーニングピラミッドっていうの聞いたことある?
ないやろ。
ないか。
なんであるの?ラーニングピラミッドって。
ごめん、ほんと完全に自分の学生時代の経験で話してしまってるけど、
え、こういうのって先生説明してくれんやった?ラーニングピラミッドって。
え、ラーニングピラミッドわかんない。なんすか?
ピラミッドを想像して、頭の中で。
頭の中でピラミッドを想像して、
このピラミッドを全部網羅したら100%理解したと思って。
そしたらまずね、初めに講義で話を聞くだけだったら何%理解できたかっていうと、
これは5%ぐらいしか理解できてないよっていうね。
一番ピラミッドの下の5%。
ラーニングピラミッドはその上の先っぽだけを5%にしてるんだけど、
そっちね、はいはいはい。
そうそう、先っぽ。
上の5%ね。
上の5%を理解しましたと。
なんとなく話聞いただけだったら、
あ、そんな感じかで理解した状態がこの5%ね。
それが図式化されたり、写真で見たり、視覚化されたり、音を聞いたりすると、
20%理解できたって言われるらしいよね。
これも見たりすればよいのか。
そう、例えば実際のものを見たり、あるいは実際の音声を聞いたりすると、
20%ぐらいは理解できたって言われるわけ。
さらに実際に体験したり、
例えば理科の実験であると、
それを実際にやってみて観察した、そういう体験をすることができたら、
これは75%理解できたって言われるわけ。
最後に一番理解度が上がるのが、
90%以上理解したって言えるのが、他の人に教えられる状態。
まあでも確かに、教えることで学ぶみたいなのはよく言うよね。
だからこんな風に、まず前提として、
自分が講義を受けて話を聞いて、問題ができた、これだけでわかったって終わってしまえば、
100%理解したわけじゃなくて、
これはその中の半分ぐらいにしか理解を満たしていないんだよっていうのが前提。
だからまあ、それを信じていない人たちにとっては、
一回説明してみてとか、
友達に説明すると、なかなか説明がうまくいかなかったり、
あるいは質問をされた時に答えられなかったりとかするっていう。
あるよね。
説明してみて初めてわかる、自分のわからなさ。
なんか俺らが2年前にポッドキャストやってた時の状態じゃない?
そうね。
話せそうと思って話そうとしたら、
あれ?この話ってこれでよかったんだっけ?みたいな。
いや、まさにそうよね。
あれ?意外と話せないわみたいな。
ラーニングピラミッドと賢さの階段
あれ?頭でわかってんのに。
そうそうそうそう。
わかってるつもりでも、人に教えようとすると、
自分のわからなさに気付くっていうようなことがあるわけじゃん。
そうね。
こんなのはもう何回も多分経験したことあると思うんだけど。
うん。
要は、わかったって思った状態はどういう状態なのかっていうと、
それを全て網羅している状態っていうよりは、
わからないところが今のところない状態なんよ。
ちょっと今深めのこと言ったけど大丈夫。
待てよ。
わかったっていう感覚は、
はい、全部100%理解しましたっていうのではなく、
わからないところが今のところない状態。
これをわかったっていう。
うん。わかった。
今のはるかの言っていることに関しては、
今のところわからないことはない状態。
それをわかったっていう。
うん。わかった。わかった。はい。
ただ、多分ね、いろんな側面から考えると、
次々問いとかっていうのが出てくると思うんだよね。
例えば、何をもとに90%理解したって言ってるのとか、
何をもとに5%理解したって言ってるの、
どこにエビデンスあんのとかっていう問いが生まれてくるわけよ。
そうなると、わからないの状態に入るわけ。
で、それをまた人に説明できる状態になったら、
今度はわからない状態がなくなるから、
わかったっていう状態になるわけ。
これ安定した状態ね。
うん。でも一瞬で崩れん?
一瞬で崩れちゃう。
一瞬で崩れるね。わかった状態。
そうそう。わかった状態。
だから、完全にわかったなんていうことは、
そもそもなくて、深めようと思えば、
いくらでも深められるっていうのが、
まずこれを教えてあげないとわからないよね。
確かに。
だから、わかるっていう状態はすごく不安定で、
わからない状態になるんじゃなくて、
そこから人に教えてみたりとか、
質問に答えてみたりとかすることで、
どんどんどんどん理解は深まっていくんだよっていうようなことは、
やっぱり知っておいたほうがいいよね。
状態の安定化と教えることの重要性
それはだから、子供にも教えてあげるべきってこと?
うんうん。そう。
だから、わかった問題が解けて終わりじゃなくて、
実は他の人に教えられる状態っていうところまでいったら、
これはかなり理解度が高まった状態っていうから、
その子供に接するときには、
退屈してるんだったら、
この人に説明できるっていうレベルまで、
登ってみたらどう?っていうふうに言うわけ。
そしたら、自分がいかに説明するのが難しくて、
さらにはね、その先にもっと難しい段階があって、
相手がわかるように伝えるっていうのは、
さらにさらに難しいわけよ、これって。
難しい。
そう。
もう俺ら特にわかるわ、それは。
わかってないわ、じゃあ。
やばい、わかるって使ったらダメだ。
いや、違う違う。そんなことないよ。
安定した状態だから、それは。
安定してる状態に今いったわけね、ひとしは。
うん。理解できるわ、その感覚は。
で、このラーニングピラミッドとかって話を
子供にそのまんましても、それはわからないよね。
安定した状態にはなってくれないよね。
だから、それを安定した状態にしてくれるように、
子供レベルまでわかりやすく提示してくれたのが、
賢さの階段っていう表がある。
え?さらにわかりやすいのがあるんだ。
そう、これちょっとね、リンクに貼ってほしいんだけど。
OK。
賢さの階段っていうノーションに貼ってるんだけど、
見れる?今、ひとし。
見てる見てる。
これはね、階段の図が出てて、
賢さの階段の図
階段の一番上まで登ったら賢い状態だよっていう階段だよね。
一番下が逃げ出すとか。
そうそう、逃げ出す。
やろうとしないみたいなところから、
わかるとか、伝えられるとか、
そういう説明できるみたいなのに上がっていくやつですね。
そうそうそうそう。
子供はこんな風に視覚的に表されるとわかりやすいよね。
今どの段階なのかっていう。
で、この図があると、
はい、じゃあ問題解きました。できました。
これできるっていう状態が一番上じゃないのわかるよね。
本当だ。できる真ん中です、皆さん。
できる真ん中です。
で、できたら次のレベルに上がるためにはどうするかっていうと、
次は説明できる内。
説明できるっていうのは、自分が自分の論理で説明できた状態が説明できるで、
最後一番難しい段階が伝えられるっていう状態で、
これはもう相手がわかるっていう状態まで、
図や表を使ったり文章を使ったりできたならば、
これは最も理解度の高い状態。
これフルティさんっていうすごいスーパーティーチャーの方が作ってるんだけど、
この次の段階としては、
伝えられる×人数って言って、
たくさんの人に伝えれば伝えられるほど、
この理解度とかは深まっていきますよ。
賢さの階段は上がっていきますよっていう風にしてるわけ。
なるほど。
そう。
俺、この中で一個入ってないと思ったのがあったんやけど。
何?
俺一番上なんじゃないかなと思ってるのが、
問いを出せる。
なるほど。面白い。
340は10が何個っていう問いに対して、
説明できる能力の成長
じゃあ8だった場合何個だろうっていう問いを自分で立てて、
その場合わかんねえやみたいな。
すごいね。
と思った。
確かに確かに。
だから自分で問題を見出せる状態?
うん。がなんか一番上なんじゃないとちょっと思った。
確かにね。
それを人種が賢さの階段に入れて、
授業を実践することもできるだろうし。
うん。そっか。
多分ね、この賢さの階段は、
これはフルティさんに聞かなきゃわかんないんだけど、
教室っていう子供たちがいっぱい集まってる中で、
充実した子供の数を最大化させるために作られてると思う。
なるほど。
だから一番最上階を伝えられる、書ける人数にすることで、
いろんな人に説明できる状態。
さらにはわからない人もいろんな人に聞ける状態っていうのが、
教室の中に生まれる。
なるほど。
だからそういうふうにしているんじゃないかなと思って。
確かにね、俺が理科の授業をしてる時とかは、
人種が言ったように、
自分でまず問題を作る。
で、結論を導き出す。
さらにそこから新しい問題を作るっていう、
このスパイラルを作って実践してたんだよね。
へえ。
だからそんなふうに、
その教科の性質とか教室の性質によっては、
問題を見出すっていうのを一番上にするのもいいなと思った。
なるほど、なるほど。
あくまでベースの一個の表って感じだよね。
そういうこと。
で、この時に注意したいのが、
なんかね、よく学校でね、言われるのが、
教えあいましょうとか、
教えてあげてとかっていうふうな言葉がよく使われるよね。
でも、学び合いとか、
このフルティ先生の賢さの階段を使ってる人は、
たぶん教えてあげてっていう言葉は使わないんだよね。
へえ、なんでだ?
なんでかっていうと、
教えてあげるってちょっと上から下じゃない?
うんうんうん。
でね、この上と下の関係を作らないっていうのにも信念があって、
なぜかっていうとさ、
これ、教えられた方も、
もちろん分かりやすいからメリットあるよね。
うん。
だけどそれだけじゃなくて、
教える方も実は理解が深まってて、
ここには語形性があるよね。
語形性ってお互いにメリットがあるよね。
なるほど。
だからまずそれは一つ理解しておくのと、
これもう一個、
これは俺が勝手にいつも絶対に付け加えることなんだけど、
これをなしに教え合いは絶対しない?
ああ、なんやろ。
これは、多重知能理論。
ああ、言われた。
ごめん、言っちゃった。
言っちゃった。
いや、でも絶対分かんねえわ。
じゃあ、多重知能理論っていうのをちょっと人知なりに推論してみて。
推論するか。
ちょっと待って、今ここまでの議論をまとめると、
まず、学校の授業の難易度が簡単なんじゃないかっていう心配事に対しては、
それは子供のマインドセット次第で、
いくらでも学び深めれるよっていう話があって、
で、その賢さの階段だったっけ、あの図の話をしてたよね。
で、今から話すのは、
教え合いの授業と多重知能理論
その賢さの階段の最上段にあった教え合うっていうところにおいて、
はるかが注意していること、気をつけていることが多重知能理論。
そういうことです。
えー、なんだ。
注意してるんよね。
多重知能、いろんな人の知能ですよね。
多重知能。
あ、いいですね、いいですね。
多重人格、多重人格の多重。
あ、多重人格で使われるからそっちに引っ張られるのか。
多重知能、だからいろんな知能の理論だから、
人は一人では生きていけない。
すごい。
え?
いやいや、その多重知能理論は意味は違うけど、
なんかその先の先の先の先ぐらいまでいってる、結論が。
すごい、やっぱIQ高い人ってそうなるんだね。
先の先の先の先まで考える。
そうそう、多重知能理論っていうのを必ず教えてて、
前提、俺の授業って学び合いって言っても、
俺が一方的に教えるっていうよりは、
子供たちがそれぞれ持ってる知識を出し合って、
子供たち自身でそのゴールにたどり着くっていうような授業をしてたんだよね。
その時に、なんかね、教えてあげようかとか、
わからんと、はいはいじゃあ教えるよみたいな、
なんかできる人が偉くて、できない人がお願いみたいな状況が生まれる場合があるわけよ。
これって俺すごく危機だなと思ってて、
たまたまね、今この世の中では数学とか国語とか、
そういった力が重要だと思われていて、
学校でそこに多くの時間が使われてるんだけど、
そうじゃないと。もっと人間の能力って幅広くて、
一つに偏ってなくて、いろんな能力が必要なはずよねって。
そこには得意と不得意があって、
たまたま算数が得意な人もいれば、
たまたま運動が得意な人もいて、
アートが得意な人もいて、
言語が得意な人がいて、
コミュニケーションが得意な人がいてって、
全然違った人たちが集まってて、
たまたま今は算数が得意な子が苦手な子に対して伝える時間が起きていて、
でも運動の時は違うよね、図工の時は違うよね。
こんな風にそれぞれ得意なこと苦手なことがあるけど、
それぞれを補い合っていく。
ここに価値があるから教えてあげるんじゃなくて、
今は自分の得意を伝え合ってるんだよねっていうような前提は、
必ず多重知能理論のピザの図を出して厚く語る、ここは。
俺のノートまとめてるから、
これもリンクを貼っていただければ助かるんだけど、
とにかく人の能力は一つじゃなくて、
具体的に言うと、言葉、数字、絵、運動、音楽、コミュニケーション、
自分、自然っていう風に詳しくは見てほしいんだけど、
いろんな能力があって、それは等しく認められるべき?
それを子供たちに伝えるんだ。
伝える、何回も。
めちゃくちゃいい先生やな。
伝わってるかどうかはちょっと分かんないけど、
でも形上はやっぱり教えてあげるねとか、
はいはい、分からないんでしょうみたいな、
上から見る態度は行動としては減ってくる。
心が変わってるのか分かんないけど、
行動としてはこの前提でなくしていけるっていう。
最後に話したいのは、
学校は簡単すぎる勉強をみんなに合わせてとかって言ってるっていう側面もあるけど、
こんな風に今言ったような得意不得意が全然違って、
価値観も全然違って、
デコボコな子供たちが同じ教室に集まってるっていうのが面白さだなと思ってる。
なるほどね。
そう、この多様性が。
だから学校って面白い場所であるはずで、
それをね、均一にならさなければね。
このデコボコが面白くて、
デコボコお互いに補い合ったり、
すごいね、たたい合ったりするような場所は学校で、
そうなったら面白いんじゃないかなっていう風に思ってるわけ。
なるほど。相当深い話まで言ったな。
そう、ここはね、土台として持っておきたいなって思う。
先生としては。
っていうことです。
いや、なかなかお悩みからすごい膨らんだけど、
すごい良い話だったわ。
ごめんごめん。
なぜ学校が面白いのかっていう話。
だからそう、暇と思うかもしれないけど、
考え方とか、そういうことを知っていれば、
ちょっと充実できるんじゃないかなっていう風に思って。
でね、何よりもね、この子は人に教え始めると、
めっちゃありがとうって言ってもらえたり、
あるいはすごいねって賞賛されたりすると思うよ。
そうなったら、すごい心の栄養的にもいいから。
多分この子は算数が得意なんだと思うんだよね。
簡単で退屈してるっていうぐらいだから。
だからその得意を人の役に立つ状態にして、
それが自分の心の栄養になって、
自分の苦手なことにも頑張れる、
エネルギー源になれれば、
もっといいんじゃないかなっていう風に思った。
なるほど、面白い。
っていうことかな。
で、最後にちょっと聞きたいことがあって、俺。
はいはい。
俺はさ、そんな授業暇だなと思ったような、
天才タイプじゃなかったんだけど、
多分ひとしは数学得意で算数得意だったじゃん。
得意やった。
暇な時どうやって過ごしてたのかなと思って。
暇な時?授業中?
授業中分かって面白くない?みたいな時。
あ、そっかそっかそっか。
あ、すごい記憶にある話あるわ。
うんうん、聞きたい。
言ったことあるんかな?
分かんない。
言ったことあるか分かんないけど、
特に体育の授業ってさ、
体育の授業とか、全校集会とかってめちゃくちゃ暇やん。
あー、そっちね。
めちゃくちゃ暇やない?
うん、俺も辛かったそれは。
めちゃくちゃ暇やん。
身の回りの疑問
でさ、外でさ、暑い中さ、校庭で校長先生の話とか聞くときめちゃくちゃ退屈やん。
それみんなが通る道やね、ほんとに。
その時にね、校長先生が立ってるさ、銀色の台みたいなのあるやん。
あるね、朝礼台?
そうそう、朝礼台みたいなの。
あれがいろんなパイプによって支えられてるんよね。
あの朝礼台、円形のね。
あー、分かる分かる。
あの円の面積を考えたりしてた。
えー、やっぱり天才やん。
なんか暇やなと思った。
じゃああの面積どうやったら出せるか考えようかなみたいな。
おもろ。
のを考えてた。
この長方形引くここの円の3分の2かな。
でも3分の2じゃないか。
あれなんだろうみたいな。
なるほどね。知的だね。
これ体育館の上の網みたいなのがさ、体育館の天井にあったりするとこ。
あるね。
この網って何個あるんだろう。
この正方形、正方形何個あるんだろう。
いろいろなんかね、考えてた、そういうの。
すごいね。
あー、そういう方法もあるんだ。
これみんなやらんの?暇の月。
すごいわ。
なるほどね、ひとしがコンテンツを考えるのが上手い理由がわかったわ。
兼無と思われる場所から面白さを見つけ出すんだね。
最近もずっと電車乗っとったら、なんでこれこんな色のポスターなんだろうとか。
へー、すごい。
未知存だ。
いやでも、どうだ普通じゃないのかな。
なんでこのサービスの広告が今インスタに出てきたんだろうみたいな。
はー、問いがずっと生まれるんだ。
そうそうそう。
面白いね。
問いが生まれすぎてて、気づいたら忘れ物してる。
そっちに引っ張られちゃうんだ。
そうそう、あれ電車降りるべきとこじゃない、通りすぎてるってなる。
すごい、それはそれで大変そうだけど、楽しそうだね。
何、まとめ。楽しそうだね。
楽しそうだね。
本を読む
もし俺の多重値の理論とか、ラーニングピラミッドの話がしっくりこなかった場合は、
その一種のね、円の面積とか網の数とかっていうのをチャレンジしてもらいたいなと思っております。
チャレンジしてみてほしい。
はい、お願いします。
今日はそんな感じですかね。
じゃあまた最後にいただいた感想を紹介しようかなと思いまして、
今回の感想、えりさんという方からいただいてます。
初めまして。急なDM失礼いたします。
お友達きっかけでポッドキャスト番組のティーチャーティーチャーを知り、
日頃の子育てに関するヒントや物事のいろんな視点に気づかされ、
自分を見つめるきっかけになり、毎回とても楽しく聞かせてもらっています。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
何よりお二人の人柄の良さがたくさん伝わり、大ファンです。
ありがたい。そんな言ってもらうことないよ。
めちゃくちゃ嬉しいです。
そうなのですが、お友達から嫌われる勇気の本をお勧めしてもらってから、
アドラー心理学についてとても興味があります。
もしお勧めの心理学やアドラー心理学の本がありましたら、
読んでみたいので、ぜひ教えていただけませんか。
すごい。嫌われる勇気は読んだ?ひとしも。
一回読んだかな?ことあるかな?
めっちゃ流行ったよね。
YouTubeとかの本の要約とかもあったりして、
何の本をちゃんと読んで、何の本読んでないか覚えてないよね。
なるほどね。確かに確かにそうなるよね。
YouTubeの本要約チャンネルは本当ありがたすぎるよね。
買って読んでも、最初の前半の4分の1だけ読んだこともあるし。
嫌われる勇気は良かったよね。
なんかある?他お勧めは。俺も知りたい。
これは絶対読んでほしいんだけど、教育者の方は特に。
アドラーで俺が話した内容は全てここに詰まってると言っても過言じゃないのが、
岩井さんっていう方の勇気づけの心理学。
子どもも大人もできる人にする7つの方法。
勇気づけの心理学。
これはもう衝撃だった。最初読んだ時は。
だからゆったりアドラーを教育に当てはめるとどうなるのっていうのを、
すっごく分かりやすく書いてくれてる。
え、ちょっと待って単行本133円とかで買えるよ。
133円で買える?
中古29円。
そりゃもう買い?
買おう。
これ多分ね、お金払いたくなるよ。読んだら。
へー。
相当良かったです。
なんかそういうさ、本を詳しく解説するみたいな回もたまにはあってもいいかもな。
確かにね。本系の話はしたいね。一度ね。
聞きたいもん。あんま読める人じゃないもん俺。
あ、ほんと?あ、そうなんだ。
そう、だからここで聞けたら嬉しい。俺も。
へー。
確か半年前ぐらいにね、はるかにお勧めしてもらった教育の力って本が、
多分すごい薄いのにまだ半分も読めてないかも。
目の前にあるけど。
トマの遺徳さんの?
そうそうそう。
でもあれは前半にギュッと詰まってるからね。伝えたいことが。
だからポイントは抑えてるはず。
すごい。そうなんだ。そっかそっか。教育の力についても解説したいな。
いいね。たまにいいかも。新しい可能性が見えたな、このメッセージから。
可能性が見えたね。
ありがとうございます。
いや、ありがとうございます。
では、今日はこんなところで。
はい。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
SpotifyとAppleの評価とかレビューは本当に嬉しくて力になるので。
嬉しいです。励みになります。
ぜひお願いします。
よろしくお願いします。
では、さよなら。
ありがとうございました。さよなら。
はーい。
28:19

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