2024年12月13日金曜日の声日記。今日の授業の録音をGoogle NotebookLMに入力してみたら,予想以上にきっちりまとめてくれて驚きました。
AIによる書き換え
今日は午前中に授業を2コマ行い、昼食後は研究室で仕事をしていました。主に明日土曜日の授業準備などに取り組んでいましたが、急に寒くなったせいか頭がぼんやりして、作業はあまりはかどりませんでした。それでも、生成AIを使ったさまざまな実験を進めています。その一環で、先ほどGoogleのNotebookLMというサービスを試してみました。
このNotebookLMは、さまざまな資料を登録すると、それを活用して文章を生成するAIです。今回は、今日行った授業の録音を利用しました。授業の講義内容そのものはすでに録画して学生に視聴してもらっているため、授業中は主に学生とのやりとりを中心に進めています。その内容をZoomで配信し、録画の音声ファイルをNotebookLMに入力しました。
NotebookLMは音声ファイルを文字起こしするだけでなく、それを基に文章を生成してくれる機能があります。試しにmp3形式の音声ファイルを入力したところ、想像以上にしっかりとしたまとめが出力されて驚きました。私の授業は講義以外の部分では自由に話すことが多く、内容的には余談の寄せ集めといえるものでした。それにもかかわらず、AIは私の意図を的確に捉え、非常にわかりやすい形にまとめてくれました。自分でも「こんなことを話していたのか」と感心するほどです。
こうした機能を活用すれば、大学教員が講義録を簡単に作成できるようになります。自分で文章をまとめるのは手間がかかりますが、AIが代わりにまとめてくれるため、結果的に学生にとっても分かりやすい資料を提供できます。音声で聞くよりも文章として読むほうが、復習にも役立つと感じました。昔は先生の話をノートに書き写し、それを後で整理することが必要でしたが、今ではAIがその作業を自動的に行ってくれるので、学生はその内容を読むだけで理解を深められるようになります。
さらに、教員にとっても、自分の話をAIがまとめたものを読むことで授業内容を整理できるため、次の講義に活用できます。こうした生成AIを授業に取り入れることで、授業の質が大幅に向上する可能性を実感しています。ただし、これらの仕組みをシステム化し、効率的に運用する方法はまだ模索中です。
もしこの技術をうまく活用できれば、少ない労力で大きな成果を得られるでしょう。学生自身も生成AIを活用して学習を進められるようになれば、学習効率は大きく向上すると思います。こうした技術が今後どのように発展していくのか楽しみですね。新しい方法をいろいろと試し、その経験を共有する場が広がることを期待しています。そんなことを考えた1日でした。