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2024-04-04 06:22

アコーディオンはマイナー楽器?というお話し

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久々のポッドキャストです。誰でも知っているアコーディオンがまさかのマイナー楽器?という話です。昨年、アコーディオンで弾くジブリの映画音楽の楽譜を出しました。

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サマリー

アコーディオンはマイナーな楽器ですが、実はアコーディオンの楽譜は新しいものがほとんど存在しません。関田さんの楽譜などもコピーだと思われるほどです。アコーディオンの市場はニッチな市場であり、まだまだ存在しています。

アコーディオンの楽譜の現状
こんにちは。約1週間ぶりのポッドキャストとなります。
新年度早々、ちょっと体調があまり良くなくて、ぐったりしてたりしたので、ポッドキャスト録音、ちょっとおろそかなってしまいました。
先週金曜日にですね、うちから楽譜を出しているアコーディオン奏者のライブに行ってきたんですけれども、
今日はそのアコーディオンの楽譜の話についてしてみたいかなと思っています。
皆さん、アコーディオンはもちろんご存知ですよね。見たことありますよね。
結構有名な楽器で、どこでも見ることができる、誰でも知っているような身近な楽器だと思うんですけれど、
実はアコーディオン、探してみると売っているところとかも意外と少なかったりするんですよね。
アコーディオンの曲集は、せきたさらいさんという方と一緒に作ったんですけれども、
実は彼女は私と大学の同期でして、もともとは法学部で、
彼女は司法試験、当時一生懸命受けるつもりで頑張っていて、
法科大学院まで行ったんですけれど、なぜか気がついたら、
友人の結婚式で再会した時にアコーディオン奏者になっていたという、なかなか面白い経歴の持ち主です。
もともと在学中にふとしたきっかけでアコーディオンを始めて、
アコーディオンを弾いているのを見たことはあるんですけれども、まさかプロになっているとは思っていませんでした。
その結婚式でまた再会して、それからしばらく経ってからですかね、
その後私が仕事で福岡に行って、3年半ぐらい経って戻ってきて、
会社立ち上げたぐらいの時に、ちょっときっかけは忘れてしまったんですけれども、
(うちで楽譜を出している)福間洸太朗さんのファンで関田さんの生徒さんという方がいらっしゃるみたいな話になって、
その生徒も来るライブがあるから見に来ないみたいなことを言われて、
ちょうど福間さんから招待を受けたサントリーホールのコンサートの後にすぐ行けるようなところだったので、
ちょっと行ってみたんですよね。
そのライブを見た後にいろいろ話をして楽譜を出してみないかということがなったのがきっかけです。
それが一番最初に出したアコーディオンの曲集で映画音楽を主に集めたものとなります。
これが出したところ、そこそこ上々な売れ行きを見せて、
バッと一気に爆発的に売れるという感じではないんですけれども、
じわりじわりとまとめて注文が来るという感じでした。
その時気がついたんですけれども、アコーディオンの楽譜というのが、
どうもあまり世間で新しいものが出ていないということなんですよね。
聴いてみたら、関田さんに聞いてみたところ、
なんとアコーディオンの楽譜、新しいものというのは、
もうほぼ10年、20年とかの単位でなく、もう前世紀ぐらいからほとんど出ていないらしくて、
関田さんの楽譜とかも、関田さんのことを知っている人以外の人から、楽譜が回ってきて、
コピーだとは思うんですけれど、
まさか生きている人がアレンジしたとは思わなかった、
みたいなことを言われたことがあるそうなんですね。
それぐらい新しい曲集や教本というのが出ないジャンルらしいんですよ。
でもアコーディオン、皆さん見たことありますよね、普通に。
それなのにそれほどマイナーな、楽譜がほとんど出ていないというのも、
なかなかすごい話だなと思いまして。
この間、この間と言っても、去年の12月のことになるんですけれども、
ジブリの映画に使われている音楽だけを集めた曲集ということで、
ジブリものということで、わりと注目を浴びているんじゃないかなと思っているんですけれども、
やっぱり売れ方としては、アコーディオンを弾く人、
当然楽譜なので弾く人以外は買わなかったりするんですけれど、
売れ方としては、Amazonとかでバッと売れる、Amazonでも売っているんですけれど、
アコーディオンの市場の特徴
Amazonとかで売れるというよりは、どちらかというと、
楽器店、専門の楽器屋さんで売れるという感じが多いですね。
東京都内ですと、お茶の水の谷口楽器さんというところが、
アコーディオン専門に扱っているフロアがありまして、
そちらの方で楽譜を置かせてもらっていて、
ちょくちょくバックオーダーが入るという状態ですね。
そういうところが全国で何箇所かあって、
ちょくちょく売れているというような状況ですね。
逆に一般の楽器店を通した書店流通の方ではあまり出ていかないという、
ちょっと不思議な売り方をしている商品です。
こういうニッチな楽器の市場というのが、
多分まだまだあるのかなというふうに思っています。
こういうニッチな市場とかというと、
多分皆さん一度はやったことがあるんじゃないかなと思うものとして、
吹奏楽だとか合唱とかあるんですけど、
実はあのジャンルというのは作曲家にとってはかなりメジャーなジャンルでして、
なぜかと言いますと、合唱人口、吹奏楽人口というのは日本ではとても多いということで、
作曲家がそこで代表になるような曲を当てると結構な儲けになるということで、
一生懸命頑張って作曲をしている分野でもあるんですね。
その分野で名前を築いている作曲家とかもいらっしゃいます。
そういうのに比べるとアコーディオンというのはやはり楽器の高さというのもありまして、
安いもので言うと10万円ぐらいでもあるらしいんですけれども、
ギターやベースとかですと今安いものだと2,3万円とか中古で買うと本当に1万円とかぐらいであったりするのもあるので、
それに比べるとやはりアコーディオンは少し敷居が高いというのもあるのかもしれません。
ライブでは先日の金曜日にあった関田さんのライブではジブリ曲集などから弾いてくれたりもしたんですけれど、
その時に生徒さんが言っていたのが関田先生のアレンジは左手のボタンの動きが飛ぶのが多くて難しいだろうという話を聞きまして、
どうも必要なのはもうちょっと簡単な初心者でも初見で弾けるような曲集なんじゃないかみたいな話が出ていまして、
今度そのラインで新しい曲集を出したらいいんじゃないかということを今話しています。
でもあんなにみんな誰でも知っているような楽器だと思うんですけれど、アコーディオンがマイナーってなかなか不思議ですよね。
というわけでそれではまた。
06:22

このエピソードに言及しているエピソード

コメント

子供の頃、はじめて欲しいと思った楽器がアコーディオンでした。小学校低学年だった気がします。そんなにマイナーな楽器だったのですね。どこで、何をきっかけでアコーディオンに興味を持ったのかは思い出せません。🪗

細谷滝音

もっと広まればいいのにと思うんですけれど、身近なようでいて意外と弾いてる人って少ないですよね。イタリアでは人気で(楽器もイタリア製が多いそうです)、海外だとまた違うのかも?

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