1. 食の未来を冒険する たべものフォレスト
  2. #2 塚田 周平さん 前編①(株式..
2023-07-09 33:22

#2 塚田 周平さん 前編①(株式会社リバネス 執行役員)

▼出演:
塚田 周平 (株式会社リバネス 執行役員CRO)⁠https://lne.st/⁠

武藤 太郎 (掛茶料理むとう 代表取締役 / たべものラジオ)⁠https://twitter.com/taro_muto⁠

武藤 拓郎 (掛茶料理むとう 副代表 / たべものラジオ)⁠https://twitter.com/taberaditaku⁠


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サマリー

株式会社リバネスの塚田周平さんがゲストとして迎えられたラジオ番組の第2回では、塚田さんの経歴やリバネスの活動が紹介されています。食のパーソナライズに関する話題と共に、食の再分配や富の格差の問題も取り上げられています。経済的な綱引きとオルタナティブフードの認識の違いにも考えを巡らせています。テーマは決めずに、成長していくベンチャー企業の過程が描かれています。

00:11
たべものフォレスト
この番組は、毎回様々なゲストを招きしながら、食の未来を冒険するラジオ番組です。
掛茶料理むとうの武藤拓郎です。
武藤太郎です。
はい、始まりましたね、この番組。
それは、たべものラジオの第1回も同じこと言ってる。
同じこと言ってる、はい。
久々だね、この緊張感ね。
慣れない感じが。
というのも、今日もゲストを招きしてるんでね。
塚田さんが東京から今日、お越しいただいてるんですけども。
そうなんです。
僕らがお会いしたのは、昨年、2022年の9月。
9月ですね、はい。
SKS JAPAN 2022という、とてつもない大きなイベントで。
そうですね、日本の食に関わる、食産業の中では最大級のイベントですよね。
行ってびっくりしたよね。
まさかこんなでかいと思わなかった。
マジかと思って。
そこに登壇させられるみたいな。
そこで初めて塚田さんと会うことを知って、
パネリストとしても出てこられるし、モデレーターもやるし、司会もされるし。
誰この人?何をやってる人なんだろう?
あの日というか、あのイベント会場に来ていた方が、
たぶん300人くらいいらっしゃったんで、
いっぺんに名だたる企業の方とか、
雲の上のような人たちがうろうろしてたんで、
全然誰が誰だかわからなくて、パニックになったのをよく覚えて。
そうですね。
塚田さんの経歴とリバネスの活動
では簡単なプロフィールを紹介させていただきます。
第1回のゲストは株式会社リバネスの塚田周平さんです。
株式会社リバネス執行役員CRO、東京大学大学院農学生命科学研究科、
応用生命工学専攻博士課程修了博士、農学、上級バイオ技術者、
専門分野は農学、分子生物学、土壌微生物学、
株式会社リバネス設立初期の2003年よりリバネスの運営に参画。
実験教室、各種ライティングの実践を積んだ後、
アグリ分野の先進技術開発と導入。
地域創業エコシステム構築事業の立ち上げを行う。
大手、中堅企業やベンチャー、研究者等との連携による技術開発、
事業開発に現場主義でコミットしている。
ということでですね、正直、
額部名も長くて、額が紙紙にならないようにギリギリ読み上げたぐらい長いんですけど、
たぶんね、ネットにちゃんと株式会社リバネスさんのホームページに
執行役員で塚田修平さんのお名前も載ってるしプロフィールもあるんですが、
正直申し上げてここ読んでも誰?っていう気持ちはもう消えないんですね。
はい、ということでここはですね、塚田さんご本人から
今どんなことをされているのかとか、どんなところに興味を持たれて
事業されているのか、その辺りを直接伺えればと思います。
ということで塚田さん、本日はよろしくお願いします。
塚田 よろしくお願いします。
長らくお待たせいたしました。
まず自己紹介からいったらいいですか。
塚田 はじめまして皆さん、リバネスの塚田と申しますと、
いろんな自己紹介の方法があるんですけれども。
どっから行きましょうかね。
どんな自己紹介の方法がある?
塚田 自己紹介にいろいろあるんですかね。
長田 いろいろありますけれども、
いつも紹介しているパターンでいくと、
食分野の話からいくとですね、
もともと僕高校時代に普通の高校生だったんですけれども、
突然ですね、ある日生物の教科書を読むのにハマるっていう。
突然そんな時期がありまして、それを読むのにハマってですね。
生物学が面白いんですよね。
DNAがあってそれが遺伝情報になってるとか、
そこら辺の仕組みがすごい面白いなって思ったのが一個と、
一方で、突然人類やばいなと思ったんですよね。
人類がやばいなと思って、
いろんな研究成果って教科書に載ってるんですけれども、
一つあるのは、絶対知らないと思いますけど、
アズキゾウムシっていう虫を、
餌と一緒にガラス瓶の中で閉じ込めておくと、
死に耐えるっていう実験があるんですよね。
密度効果って言うんですけど、人数が増えていくと、
引数が増えていくと汚れが増えたりとか、
餌で競争したりとかで死に耐えるっていうのがあって、
そうそう、アズキゾウムシですね。
これを見て、人類も同じだと。
いつか死に耐えるぞって思いまして。
地球みたいなもんじゃないですか、そのガラス瓶。
アズキからいくんですね。
僕もこのアズキゾウムシ見たことあります。
アズキ育てたときにめっちゃついてたんですよね。
すごい苦戦した記憶があります。
これを見て、僕は農業の研究をしたいなと思って、
結果的に就職した東大の方に行ったんですけれども、
そこで同時に同じ研究室の二高部屋の先輩に、
すごく変わった人がいまして、丸ゆきひろうというですね、
うちの代表なんですよ。
すごく変わった人だなと思って、
もともとはアズキゾウムシというのは、
農学の研究をしたいと思ってたんですけれども、
研究成果ってなかなか世の中に広まるには時間がかかるし、
そこの橋渡しでしなきゃいけないなと思ってたんで、
まさにリバネスというのは、当時は教育だったんですけれども、
科学技術とか、一般には分かりにくいものを分かりやすくして
伝えていくというのを当時から、
教育事業として出前で実験研究室という形で、
高校に実験を活用していたんですけれども、
そこに僕は加わって仕事をするようになったというところですね。
リバネス自体は、科学技術の発展と地球貢献を実現する
という経営理念を持ってやっていて、
設立当初は宗教かと言われていたんですけれども、
怪しい感じなんですけれども、
それで、その範囲であればどんな事業をしてもいいという
会社になっていて、
僕はもともと農業、農学に興味を持っていたんで、
そういうのをやりたいですという話を丸とか、
今社長をやっている高橋とかそういう仲間と話して、
結構みんな農学部だったんで、
やろうやろうというので、
いろんな事業を立ち上げるというのをそこで始めたというのが
スタートですね。
それこそD2Cで野菜パックをお客さんに届けるとか、
植物工場を建ててみようみたいな、
ガチンコでそういう事業をやって、
あとはサブウェイの丸の内にあったお店に行って、
植物工場を突っ込んだりして、
目の前でレタスが育ちながら、
それを見ながら食えるみたいな事をしたりとか、
いろんな開発をしていたんですけれども、
やっぱり自分たちだけだとできる事ってすごく範囲が限られるな
というのがあって、
ちょうど2014年から僕らはテックプランターという事業を始めて、
それは科学技術分野で自分の技術を世の中に出したいという人たちの
事業化を応援しようというのをスタートしまして、
その中で僕はアグリとあと食の分野、
フードテックの分野を担当するようになってやってきたと。
田中さんとかともその中で一緒にやるようになって、
SKSもちょこちょこ関わるようになって、
この場合お会いしたと。
そんな流れになりますね。
じゃあ農業、もともとは農業分野でスタートをして、
そうですね。
で、そこから農業ってことは当然食べるものなので、
そうなんですよ。
それで食の方に行かれたという感じなんですね。
そうですね。
そういった技術を持っている人たちもそうですし、
自分たち自身もそこで研究開発みたいなことをやりながらやってきたみたいなところですね。
研究者と企業をつなぐ役割
その中で塚田さんはどんなふうに関わっていらっしゃるんですか。
研究系だけではないんですよね。
どっちにも入られるんですか。
企業とつなぐみたいなところと、
研究自体をしたりとか研究者を育てるだったりとか、
いろいろなところに関わっているんですか。
塚田 そうですね。
それで言うと、自分でやっている研究というのも今はそんなにないんですけれども、
やっていてというのもありますし、
あとは結構いろんな企業さんと一緒にプロジェクトをやる中で、
いろんな研究者であったりベンチャーと話をするので、
彼らがやりたいことはどんなことだろうとか、
自分のリソース、使えるものをどういうふうに当てはめていくと、
彼らがよりスピードが高くなってくると思います。
自分のリソース、使えるものをどういうふうに当てはめていくと、
彼らがより成長しやすいんだろうか、
みたいなことを考えながらやっていくみたいな感じですね。
ちょっと今、僕の理解が合っているかどうかの確認をしたいんですけど、
ビジネス界隈で資本主義のルールの中でビジネスとして成長していくっていう分野と、
あとは知的な部分、知識だったりとか研究だったりとかっていう、
このアカデミックの分野をうまく柱渡しをして、
社会に実装していくみたいな、そんなイメージ?
まさにそういうイメージですね。
そうですね。
なるほど。初めて知ってから、
彼これ半年以上経つんですけど、やっと理解しました。
この言い方もなかなか難しいですけどね。
こっちに意思がないとそれができないので、
単純にコーディネートしているとかそういうわけではなくて、
こういう世界が来たら面白いよねっていうのを、
研究者と話しながら、なんとなく一緒に作っていって、
それをどういうふうにしたら早く実現できるだろうっていうのを
考えていくみたいな感じですかね。
そうなんですよ。
僕、今日塚田さんにお会いしたら、この話を絶対しようと思っているのがあって、
いきなり冒頭からそれを伺っていきたいんですが、
食産業の未来に向けた思い
こういう未来が来たらいいよね、食産業の世界でですね、
食に関してこういう未来が来たらいいよねっていうので、
今、想像していらっしゃるものとかあれば、
伺いたいなと思って。
難しいですね。
結構みんな話しちゃいましたね。
二つあるんですけど、あるべき姿っていうと、
食の在り方って時代時代で変わっていくじゃないですか。
大きく変遷していって、個人的に言えば、
やっぱり今の食で好きなものとかあるんで、
それ続いて欲しいなっていう気持ちはすごくあります。
好きなものもあるし、エビ好きですし活動も好きなんで、
ずっとあって欲しいなっていうのは大前提。
エビ消えちゃったらちょっと残念ですもんね。
それだいぶ困るっていうのはあるんですけれども、
一個考えていた世界観としては、
パーソナライズに考え方は近いんですけれども、
結構食べ過ぎて栄養過多になって、
それが疾病の原因になる方とかそういう方っていらっしゃると思いますし、
肩や脇で見てみると食材というかフードロスの問題っていうのがあって、
そこってこっちは悪いことをブーストして、
フードロスの方は同じブーストしてるんですけど、
それってバランス取れるんじゃないかなと思ってて、
つまり人ってそんな偉い食わなくてもいいじゃないですか。
健康に暮らすんだったら。
それをちゃんと自分で認識できて、
その量を取れるような社会みたいなことになると、
フードロスも減るし、不健康になる人も減るし、
みたいな世界観ってあるんじゃないかなと思っていて、
まずいものばっか食う世界でもなく、
ちょうどいいものを自分で認識して、
それを食べれるみたいな世界ってあるんじゃないかなと思っていて、
当時はパーソナライズ型のお弁当届けとかカロリーとかを調整して、
自分で選んで届くみたいなサービスとかあるんじゃないかみたいな話をして、
そういうのをやっていたりしたんですけれども、
そういうのが一つですかね。
パーソナライズのところにも結構関わってらっしゃったんですかね。
アルゴリズムあたりは全然関わってないんですけれども、
その基本設計というか、
そこら辺で少し携わったということがあってですね、
そういうのってアリだよねって思っているという感じですかね。
ここで一回リスナーさんに、
食のパーソナライズに関してちょっと説明が必要かもしれないですね。
今だと遺伝子の解析なんかが簡単にできるようになってきたので、
それをベースにして、
その人個人の体の健康をバランスを取るためにどの栄養素が必要で、
どの栄養素を少なくしたらいいかっていうのをコントロールした食事。
個人個人にやっていきましょうみたいな、そんなイメージ。
好きなものがよりリコメンドされるとか、
いろんなパーソナライズのあり方ってあるじゃないですか。
普通に腕時計型のアプローチみたいなタイプで心拍数とか運動量を測って、
それをいろいろ集積していろいろ情報を集めていくと、
体の調子が今あなたはこうだよって分かるみたいな感じですよね。
そうですね、そういう非真宗というか、
針ささないで分かる部分の情報を集めてやろうっていうのは、
結構昔からもう58年やられている感じですよね。
どなたとは言いませんけど、針さしている方いましたね。
針さしている人いました?
ああ、針さしている人もいましたね。
あれは自分の意識でやるんだったらOKなやつですね。
なんで糖尿病の方とかはそれで血糖値を測ってやられているんですけども、
一般の方はそこまで追い詰められている人いないと思うんですよ。
レーザーで分かる。
田中さんのやつって、あれ?
結構シビアなやつじゃない?
あれは血糖値を調べられるキットですよね。
確かにそうですね。
痛いはずですよ。
そういうやつもあれば、もうすごいライトなやつもあって、
そもそもそのデバイスをつけずに、
生活の空間から情報を取るみたいなのもあるんですかね?
今は限界は多分カメラで撮るぐらいだと思うんですね。
それを解析して、その解析も昔からやるんですけど、
精度が問題がある部分があったので、かなり改善されてきていると思うんですけど。
正直さっきおっしゃっていたパーソナライズ化されたお弁当、
フードを届けるって相当大変だと思うんですけど。
相当大変っていうことに気づきました。
無理だなこれ。
やってからやり始めて気づいたんですか?
やり始めるのって簡単じゃないですか。
そうなんですか?
やるなんて簡単じゃないですよ。
やり始めるのって簡単じゃないですよ。
やり始めるのって簡単じゃないですよ。
やるのは簡単なんですけど、本当に支給される仕組みとか考えると結構大変だなと思っていて。
アクセスしやすいところに届かなきゃいけないですし、
ある程度設計された状態で封入されないといけないんで、
そこの仕組みとかっていろいろあるなと思ってて。
でも原理的には多分可能で、
あと流通のところとか、あといくらになるんだみたいな話とか、
お次第だと思うんで。
結構個別最適化って僕ら普段料理にもやっているので、
割とめんどくさいなと思ってて。
めんどくさいですね。
そのメッシュの粗さをどこまで許容するかみたいな話だと思うんですけど。
そうですね。ある程度のカテゴライズをして、
このセグメントにはこれっていうのはやりやすいと思うんですけど、
本気の個別最適化やろうと思うと、
もう家庭のお母さんが家族を見るぐらいがマックスだと思うんですよね。
本当です。本当です。
家庭のお母さんが家族を見るぐらいがマックスだと思うんですよね。
本当そうだと思いますね。
離乳食みたいになるのかな。
何歳児とか何ヶ月とか、
アレルギーがどれこれってものすごい量の離乳食あるじゃないですか。
あれパーソナライズに、
その個人に合わせようと思ったら、
あれぐらい最低でも赤子でも必要だよって話だよね。
そうですね。
そういった技術とかを含めて、
食の再分配をうまく適正にできればかなっていう。
合わせようという感じですね。
確かに今お話聞いててふと思うけど、
平安時代なんですけど、
例えば有名な藤原道真って、
あの人糖尿の怪我がかなり強かったらしくて、
かけたることもなしと思えばっていう有名な空があるじゃないですか。
俺ら満月のようにすげえぞみたいな。
あの空読んだ時どうやらほとんど視力なかったらしくて。
見えてないんじゃないですか。
食の再分配と富の格差
あんまり見えてないっぽいんですよ。
あの時代で糖尿病になるってすごい贅沢食なんですよね。
かと思えば一方で平安京の外側とか見ると、
本当にガシ者も多い時代で、
あれバランス取りはちっとはマシになったよね。
そうですよ。
今真っ黒で見たら多分そう。
あまり状況変わってないと思う。
それこそジャックあたりでしたかね、
本の中でも少し語られてましたけど、
アメリカ社会が、
例えば貧乏人は栄養は取れるよ一通り。
エネルギーは取れるような、
ファストフード、ジャンクフードをガンガン与えとけみたいなのがあって、
健康食はある一定より上の浮遊層しか取れないみたいな、
社会構造が。
もう厳粛しちゃってるじゃないですか。
そこに関しては確かになんかこう。
結構ねアンバランスですよねやっぱり。
鳴らせばみんな幸せじゃないですか。
言っても足りんじゃないかなと思うんですよね。
多分そういういろんな方法があって、
サスティナブルな社会というか、
近づけていくということをやっぱりしてべきかなというのは思っている。
結構難しいですけどねそれって。
いわゆる今社会で課題になっている富の再分配どうするか、
格差問題どうするかっていうのは、
食のジャンルでも起きてる。
起きてると思いますね。
結局イコールですもんね。
例えば食の質と富の格差っていうのは結構リンクしちゃってるんですかね。
リンクしてるんじゃないですかねやっぱり。
得られる選択肢ってやっぱり富がある方の方が幅広いと思いますし、
そうじゃない方はやっぱり選択肢がかなり縮まると思いますし、
そこに対する自分の知識とかも変わってくると思うので。
知識ね。
知識は結構あると思いますね。
お金持ってる人って高い食事が健康なわけじゃないですか。
お金持ってる人って今主に健康食と言われるものを選ぶのにも
選択肢があるみたいな話なんですかね。
それはあると思いますね。
ジムじゃないけど高級パーソナルジム行ったりとか、
病院もそういうビタミン剤じゃないかそういうサプリメントも
個人専用に作ってたりするじゃないですか。
そうですね。
ああいうとこの方にお金をかけてるっていうか、
そういうの結構皆さん追い求めるじゃないですか。
やっぱり本能的に何がいいとかいうのはアジャストしながらやってると思います。
ビーガンとかああいうのもまさにその流れの一つですよね。
食の感度の向上
この間もちょっと別なところで派会話が出たんですけど、
結構日本人って食に直接ついてるんですかね。
食に直接ついてるんですかね。
食に直接ついてるんですかね。
この間もちょっと別なところで派会話が出たんですけど、
結構日本人って食に直接触れてる時間が24時間のうち何時間ですかって割と短いと。
それはエビデンスがあるわけじゃないんですけど、
その場で会話してたメンバーの中では確かに食べる時間はあるんですけど、
割と早食いというかもう30分未満でパッと食べちゃう。
僕もあんま人のこと言ってないんですけど、
あと調理時間。
自炊をするという時間もあまりない。
そういう時間をもっと増やした方がいいよねっていう会話にはなったんですね。
そうすると自分で作るので作ってくれた人のナラティブが気になるとか、
出来上がった料理に自分のナラティブが乗っかっていく。
物語が乗っかっていくことで食が豊かに感じられるっていう。
何を美しい何を良いと感じるかっていうのが感度が上がっていくよね。
そういうような会話をしたんですが、
一方でその時間を念出することができる人と富の率っていうのは
経済的な綱引き
影響し合っちゃうんじゃないかなみたいな会話も少しあったり。
貧乏暇なしってなる。
僕らまさに料理やってるんですけど仕事で。
自分のための料理やってる時間ってめちゃくちゃ短くなりますし。
ポッドキャストの収録だとか原稿とかやってると
どんどんいろんな時間削られていくみたいになってる。
主に睡眠ね。
睡眠削ってるってことは食に関わる時間も仕事抜いちゃうと
すごい削ってることになると思うんですよね。
確かに料理作ってる時間は仕事と捉えるならば
多分他に触れてる時間どのくらいあるかな今ね。
仕事以外で。
ちょっと境目がグラデーションになっちゃってるからわからないけど
多分1日40分50分1時間あるかな。
今日じゃないですかね多分。
他の方もみんなそうですよね。
これがたぶん研究とはちょっと別の意味で
食の教育とか時間を捻出するためのライフワークバランスですね。
いったもののことまでちょっと踏み込まないといけないんじゃないかなっていう。
そりゃそうですね。
知識っていうのは大事だと思いますね。
ちなみにどういった知識があるといいと思いますか?
そうですね田中さんとかもよくおっしゃる
ロングテールニーズみたいな話があるんですけれども
幅があったほうがやっぱり豊かになると思いますし
僕らというか個人としては栄養的な知識が
なぜこれを取らなきゃいけないのかとか
こういうバランスで今取ったほうがいいんじゃないかとか
そこらへんである程度頭の中にあったほうが
いいんじゃないかなと思っていて
炭水化物にガンガン偏っている食生活をしていると認識しているかどうかみたいな話とか
結構大事かなと思って。
割と自分の食生活をメタ認知するって難しいですね。
よっぽどいろいろ幅広く知らないと
自分がどんな偏りを持っているのか気づきにくいとかありますよね。
あると思いますね。
確かに普段歩いているときに自分の歩き方の癖って気にしないと。
それぐらいですもんね食ってね。
確かにな。
今何か聞こうとしたけどフップ消えたぞ。
今日ねたぶん兄ちゃんも出だし回ってなかったもんね。
ロレッツね今日ね。
だいぶ来てるよね今日ね。
今日朝からレッドブル飲んでるもん。
定休日前っていうのはだいたいそうなんだよね。
体が一週間のうちでこう
一番疲れたやつ。
そう休憩モードに入ろうとしますね強制的に。
それもすごいですよね。
体ってやっぱなんか曜日感覚なくても
いつも同じぐらいの時間に勝手に眠くなったりとか。
それが日中であろうと
普段の昼寝の時間とか休憩のアイドルタイムとかになると
絶対眠くなるんですよ。
それがなんか年々こう
わかりやすくこう
はっきりこうゼロイチでこう出るようになってきて。
なるほど。
人間すごいなと思って適応が。
まあアメリカ行ってきたんですけど
まさに時差ボケってそれだなと思って。
確かにそうですね。
いっかり眠ると思ったらもう
日本の1時ぐらいの時間夜中1時ぐらいの時間で
ちょうど寝るぐらい。
すげえって思いながらちょうど。
アメリカってちょっと全然話違いますけど
行く時よりも帰りの方が時差ボケきつくないですか。
いや多分こっちの方が慣れてるんだよリズムが日本のリズムの方が。
結構1日ぐらいで戻りましたね。
本当ですか。
向こう多分ほとんど対応できてないですアメリカにいる頃。
向こうにいる期間にもよるっすかね。
ちょうど1週間ぐらいだったんで。
僕が行ったのってずいぶん20年くらい前なんですけど
行く時の方が楽な感覚なんですよね。
本当ですか。
飛行機の中で寝ちゃうとだいたい朝8時9時に着く便で行ってたんで。
6時10時でしたからね。
仮眠通って起きるとちょっと寝不足かなぐらいでスタートできるんですけど
帰ってくる時ってどの便で行ってもなんか変な時間に帰ってきて
全然眠くねえぞみたいな。
朝についてくれればいいんだけどね。
朝1時にね。
しかも帰りの方が時間かかるっていう。
そうですね。2時間ぐらい違うんですよね。
2時間ぐらい違うんですよね。
気流のね短経で変成風の。
そうですね。
これね日本と海外との間でも文化が背景が違うんで
フードテックとか持続可能な食文社会みたいなのを
捉え方ってかなり違うと思うんですよね。
でここ最近僕は勉強した限りだと
ちょっと日本って持続可能なとかいう意味では
ちょっと出遅れてる感を体感してるんですけど
実際のところってどうなんですかね。
実際のところどうなのかで言うと
トレンドを気にしていないっていうのに近いんですから
捉え方によっては同じ現象で
気にしてないっていうことになると思うんですけれども
結構面白いなと思っていて
この前向こうのカンファレンスに出席をしてみたっていう感じだったんですけれども
やっぱりテーマ的にも結構オルタナティブフードみたいなテーマがすごく多くて
それって基本的にサステナブル持続可能な社会の実現のために
そういう職人のあり方を考えていこうみたいな会議なんですけれども
もうほぼそのテーマで全部立地していて
っていう感じなんですけれども
日本はそういうのって流行ってるらしいねぐらいの認識なんですよ
こういうのやるといいのかもよぐらい
でも言っても豆腐とかガンモなんて昔からそうだったし
そんな真似の食を作ってもまあみたいな空気を感じるみたいな
すぐ作れるしみたいな
ヨーロッパとかまさにそういうオルタナティブフードがあるんですけど
東南アジアもこの前行ってきたんですけれども
そこもやっぱりそっちのトレンドを結構早く認知していて
特にシンガポールなんかはサーティバイサーティっていうプロジェクトをやっていて
国の持久率を2030年までに30%まで引き上げる
やっていてそのためにセルカルチャー
細胞培養で作った食材みたいなことを考えたり
そういうのをやったりとか
そういうのをやったりとか
やっていてそのためにセルカルチャー
細胞培養で作った食材みたいなことを結構やったりするんで
あそこらへんが新現地になっていて
結構ビーガンとかプラントベーストみたいなことをやっているところが増えてきている
いう感じなんで
そういう現状を見るとトライオンによっては完全に出遅れてますね
そうなんですよね
完全に出遅れてますね
オルタナティブフードってどういうのを指すんですか
要するに代替食なので
あとそこらへんのジャンルっていくつかあると思うんですけれども
今の生産体系ファームトゥーテーブルの生産体系だと
環境コストがかかりすぎるので
違う方向を考えようっていうオルタナティブフードみたいな感じで
細胞培養から直接やろうとか
肉じゃなくて魚じゃなくて植物から似たようなものを作ろうとか
っていうのが全般そんな感じっていうところですかね
なんかこの代替肉の分野
代替タンパクと言い換えてもいいですけど
割と日本だとそういうのが流行ってるらしいよね
さっきおっしゃった通りで
本当にこのタンパク質が危機的状況に向かってるんだぞっていう認識
結構薄い気がするんですよね
そうですね
教科書読んだらなるんですけどね
ちゃんとデータ見るとうわってなるんですけどね
でもそれって本当なのかなっていう目線も結構大事かなと思って
カタヤだってそういう経済圏を作ろうとしてる
彼らの動きっていうふうに捉えられるんですよ
やるようによっては
そういうビジネスエコシステム作っちゃえば
そこで人が取り勝ちできるのは最初からそこに張ってた人たちなので
っていう見方もできるよねっていう
どうなるかなみたいな
ちょっと経済的な綱引きはありますね絶対あると思うんですけど
オルタナティブフードの認識の違い
確かにね研究じゃないけど
よくあるねマスメディアの
グラフの軸をずらして操作して印象を変えるみたいな
あれをやってるのか本当にその数字なのか
ちょっと今情報が多すぎて分かんなくなってるところはありますよね
その実体体育とかそういう話
それこそこないだあんまりこれで触れたくないですけど
コオロギ問題
コオロギ問題ありました
あの記事のツイッターのリプを結構見たんですけど
やっぱすごい派閥じゃないですか
分かれちゃってますよね
政治家の方が食べたっていうのもまたね
物議を醸す一個の要因だったように思いますけど
あれはね食べたくないっていうそのなんだろう
嫌悪感みたいな発症する人が多いのが昆虫だったから
たぶんあなただけだと思うんですけど見てると
それでコオロギ食を研究するべきではないとか
その予算をつけるべきではないみたいな極論がありましたけど
あれは別で研究をしておいたほうがいいんじゃないかな
僕らの感覚
いろんなやり方に張れるっていうのは
予算をちゃんとつけて研究開発を進めるっていうのは
結構大事なことだと思います
可能性の目をつむ意味はあんまりないと思って
実際まだ国としてはそこにピンポイントで
昆虫食って補助金っていうのは今のところ存在してないですね
存在してないです
申請してそれが通ればみたいな程度です
オルタナティブフードっていうジャンル
全体にふわっと予算乗っかってる程度
そうですね
そういう文化会が確か納粹の
日本の現状
官民フードテック推進協議会みたいなのがあって
確かそこのテーマがあったかなっていうのと
あとようやく最近職系アグリ系でも
すごい技術が生まれるところ
研究者が新しい事業を目指して研究するところに
結構予算つけますよっていう予算が始まっているんですけれども
そこはもうテーマは決めずに
どこの研究者ですかそれとも立ち上げたばっかりのベンチャーさんですか
その後成長していく過程のベンチャーさんですか
みたいな感じで予算のつけ方が変わってるぐらいで
テーマは幅広いって感じですね
おっしゃる通りで僕も未来のことを考えたら
広く構えておく街は広くしておいた方が絶対いいと思うんですよね
マージャンじゃないですけど
ある程度多様性を持たせておいて
その中から残っていくのがどれだっていう
多分それだけ話になると思うんですよね
山を張るのは一点突破じゃなくてね
リスク分散を増してくれるって話ね
食材の変遷
山を張ってさ翌日テスト受けて全然違うの出てきたら
えげつないことになるじゃないですか
もうちょっと広くやっといて
ここから先のことって正直人間には
ほとんど予測できないと思うんで
100年後200年後にどれが残ってるか分かんない
そうなんですよ職なんでそこまでのロングスパンで
物事を考えた方がいいなっていうのがありますね
俺こそさっき平安時代の話しましたけど
平安人は現代人が梅干し食ってるの見てひっくり返ると思いますよ
あの時代食いもんじゃないんであれ
あれは焦がして煎じて漢方薬にするもので
どっちかっていうと欲しいのは漬けた液の方
あれ調味料としてすごく重宝してたんで
それが欲しくて梅干しの実の方は割とでがらし的な扱いなんですよね
こんなえげいもん食うのマジでみたいな
好きかって言われると人それぞれだと思うんですけどね
いつの間にかあれ梅干しの方が食べ物になったわけですからね
そういう変遷って読めないと思うんですよ
この前見たベンチャーは確かアメリカですけど
確かに食品加工の出てきた出汁を別の食品に捨てるんじゃなくて
変えるみたいなことやっててそういうのもあり得ますよね
あり得ますあり得ます断然あり得ますね
面白いですね
ちょっと話ずるいかもしれないですけど
日本料理っていうと鰹と昆布の出汁をイメージするじゃないですか
あんな文化が世の中一般に広まったのって戦後の話でしかないわけですよね
国内においても
国内においてもそれまでの出汁っていうのは
いわゆる合わせ出汁っていうのはすごい高級品なんで
金持ちが飲食店で楽しむレベルでしかなかったわけですよね
じゃあ皆さんどういうふうにうま味取ったかっていうと
具を煮出したら汁がうまくなるよねとか
椎茸とか大根を干したやつを水で戻したらこの水うまいよねみたいなので
じゃあその出汁だけ食べてるかって言ったわけなくて
まとめて食べるわけじゃないですか
そういう感じでいろいろと僕らが思い込んでるものをうまく活用することで
オルタナティブなのか新規フードとしてなのか
あと格下の復活なのかみたいなことはちょっと考えられるんじゃないかなっていう
思いましたね
ほんとそうですね
食分野の課題
ちなみにここまでテック系の話とか代替肉の話したんですけど
一番今直近で気になってる食分野の課題ってどういったもの認識あります?
たべものフォレスト
33:22

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