映画の紹介と家族ドラマ
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
また映画を観てきたんですけれども、満ち足りた家族、ノーマルファミリーっていう韓国映画なんですけれど、これも大傑作でしたね。
すごい映画で、息をするのも忘れてしまうぐらいの緊迫した心理ドラマでしたね。
心理ドラマといっても家族ドラマです。
これはね、これはちょっと久しぶりに語り部解説をしてもいいかなと思ったりして、今迷いながら喋っているんですけれど、
これね、久しぶりにチャンドンゴンっていうね、イービョン本かチャンドンゴンといえば、この韓国のダンカイジュニア世代のすごいイケメン俳優の代表格だった人を久しぶりに主演で見ました。
かっこよかったんですけれど、すごい良い俳優だなぁと思いましたね、本当に。
あとソル・ギョングっていうね、この方は1968年生まれです。ちょっと上で、この2人の俳優が兄弟の役なんですよね。
お兄ちゃんがものすごい敏腕の弁護士で、弟の方がすごくね、割と弱者に寄り添うお医者さんなんですよね。
で、この2人のそれぞれの家族を描いている家族心理ドラマという感じですかね。
これどうしようかな。これね、コジマックスさんがこれ見たい映画としてあげておられて、私もねずっとこれは見たい見たいリストに入ってたんですよね。
ようやく見に行ってきて、結構ね、劇場も限られてるんですよね。やってるところがね。
というわけで、音声解説、解説させてください。見たい人はちょっと控えていただいて、多分ね、やってる劇場少ないと思うんですけれど、見てからね、寸釈がどんな解説しているのかっていうのでね、後でまた聞き返していただくとか、いうふうにしていただけたらなと思います。
はい、というわけで始めます。冒頭はですね、あの交差点で2台の車が揉めてるところから始まるんですよね。
普通に運転していた車に対して、後ろからすごいスポーツカーがね、煽り運転をしてきて、交差点の手前でね、すごい横入りとかされて危うく衝突しかけたりっていう場面があるんですよね。
で、ここでもう怒り狂った迷惑を煽られた方の車が、あのバッとね、車止めて、で、あの乗車席から出てきて、「何やってんだ!」って言ってね、後ろから煽ってきたスポーツカーの方に文句言いに行くんですよね。
で、このね、スポーツカーの方に乗っているのは、もうチャラいね、ヤンキーなんですよ。若いね。
で、「えーって、お前らの方がバカだからー!」みたいな感じで、もう全然ね、そのもう反省するどころか、もうすっごい、あの、あの、なんか、お前らがトロイ運転してるからだよ、みたいな態度を取ってるんですよね。
でも、すごい怒り狂って、なんかね、こっちはもう子供乗せてるし、「危ないだろー!」みたいなんで、怒り狂ってね、文句つけようとするんですけれど、向こうはね、もう全然ヘッてな感じで、もう中指立ててるんですよね。
で、もう頭に来て、あの、胸ぐらつかもうと思っても、ピューッと、こう、パワーウィンドウを閉じてね、で、あの、この車のガラスをね、バンッてぶん殴ろうとしても、あの、なんか、暴弾ガラスっていうかね、高い車なんで、もう全然傷もつかないんですよ。
で、もう怒り狂った、こっちの、あの、怒ってる方のね、男の人の方は、腕にね、入れ墨もあったりして、実は怖そうなお兄さんなんですよね。
で、もうね、ツカツカと自分の車の方に戻って行って、で、もう、この時、助手席に乗ってる奥さんが、もう、あなたもやめなさいよって言って、止めようとしてるんですけれど、怒り狂ってるんでね、もうバッてね、もう、後ろのトランクを開けて、で、バッドをね、持ち出して、で、またね、その、煽ってきた、その、スポーツカーの方にまたツカツカツカっていう、あの、行って、で、バコーンってね、このバッドで、車ね、あの、その、相手の車殴りつけたりするんですけれど、
まあ、高級車なんで、まあ、ちょこっとしかへこまないんですよ。で、これやられた方の、まあ、スポーツカーの方はね、ヘヘーみたいな、バッカで、みたいな、怒ってやがんの、みたいな感じで、ぐわーっとね、もう、何十メートルかバックして、
で、まあ、その、だから、かわすわけですよね。このバッドで殴ってきてる、その、あの、怒ってる方のね、人を、あの、バッドこう、あの、バックして、車を、あの、避けて、これでね、こともあろうに、そっからね、アクセル全開って、ビューンって言って、えー、このね、バッド持ってる、この、怒ってる方の男の人をね、跳ね飛ばしちゃうんですよ。
で、もう、何メートルもね、ポーンと体が飛んで、で、キャーっていう感じでね、もう、この交差点が騒然となるんですよね。で、まあ、この、だから、バッド持って怒ってた方のお父さんを跳ね飛ばしただけじゃなくて、もう、その、ね、アクセル全開で、バーンってね、飛び、飛び込んでってるんで、この車もね、えー、だから、この家族が乗ってる方の車も、ポーンってね、ぶつかられて、すごい衝撃でね、で、後部座席に乗ってた子供が、
まあ、追突されて、意識不明の大渋滞になっちゃうんですよね。で、もう、泣き叫んでるお母さんで、ギャーっていう、これが冒頭のシーンです。
さすがにね、もう、この時の、このヤンキーのね、スポーツカーに乗ってる方の、あんちゃんは、まあ、呆然とね、そこに立ちすくしてるんですよね。
で、ここで場面が変わって、まあ、救急病院ですね。病院の方にバーって、この子供が、あの、タンカで運ばれてきて、で、これ大手術してるシーンになります。
で、あの、この外科手術をしているお医者さんが、ちゃんどんごんを踏んする、えー、ジェギュっていうね、役名がジェギュという、えー、ハンサムなお医者さんになるんですよね。
で、この人が一生懸命ね、あの、手術して、この女の子を助けているシーンになるんですけれども、まあ、なんとかね、一命を取り留めて、女の子の意識はまだ回復してないんですけれども、なんとかね、助かりそうな感じになるんですよね。
で、もう、若いお母さんが泣き叫んでて、ギャーって言って、もう、娘は助かるんでしょうかっていう感じで、あの、すごいヒステリーを起こしてたんですけれども、
まあ、それをなだめて、まあ、なんとか多分大丈夫だと、で、まだ意識がないのはショック状態だからですと、だからちょっとしばらく様子を見ましょうということでね、この若いお母さんを落ち着かせるんですよね。
で、お母さんの方は、あの、うちのね、夫は、入れ墨なんかして、ね、柄が悪く見えたかもしれませんけれど、いい父親だったんですと、でね、あの、野球選手だったんだっていうね、ことがここでわかるんですよね。
だから、なんかちょっとヤクザものに一見見えたんですけれど、ちゃんとした、まあ、あの、普通の野球する人で、で、この奥さんも、この旦那とお揃いのね、あの、タトゥー入れてるような、まあ、そういう若い夫婦だったんですけれど、まあ、こんなひどいね、無惨な死に方をして、で、娘も意識不明の渋滞でというところでね、まあ、あの、すごくこの若いお母さんは悲しんでいるのを、ものすごく胸を痛めてね、このちゃん、ちゃんドンゴンはね、
あ、ごめんなさい、ジェギューですね、ジェギューはすごくね、悲しそうに見ているんですけれど、まあ、なるべく最善を尽くすんでね、希望を捨てないでくださいというふうに声をかけて、この若い奥さんをね、励ましているというシーンです。
さらにですね、あの、こそっと先生っていう感じで、まあ、この助手のお医者さんですね、若いお医者さんが、この多分患者さんはお金が多分、治療費が払えないと思うんですけれども、どうされますかっていうふうにね、耳打ちするんですけれども、ジェギューはもう迷うことなく、もちろんこれはもう命を助けるのは当たり前だろうという感じでね、迷うことなく治療を継続することを決定するんですよね。
弁護士との対面
そしてまあ、あの、嘆き悲しんでいるこの若い奥さんには、下にね、教会があるんで、そこで、礼拝堂があるんで、そこでね、祈って、心を落ち着けてくださいというふうに声をかけてあげるんですよね。
この韓国は、すごくキリスト教国家なのでね、病院にも、まあ、礼拝堂があったりするんだなということが、ここでわかるんですけれども、ここでね、次、場面が変わって、今度はね、すごくね、やりてそうなビジネスマンが出てきます。
で、この人が電話でいろいろ話をしていて、ニュースで見たんだけれども、何かちょっと交通事故があったようですねと、これはちょっと僕の弁護が必要なんじゃないですかっていうことを、電話でなんか打診してるんですよね。
つまりこれは、弁護士さんなんですよね。クライアントに自ら電話をして、これ、助けてあげないとまずいんじゃないでしょうかということを言っているというところで、
今回、この煽り運転の果てに、このね、お父さんを跳ね飛ばして、娘さんが渋滞になっているというこの事故を引き起こした、このチャラいヤンキー男は、大金持ちの家の息子だということがわかるんですよね。
で、この弁護士は、この大手企業というんですかね、この息子の親がやっている会社の顧問弁護士だと思われます。
で、このチャラいヤンキーと、いよいよこの弁護士が対面するんですけれども、ここではね、さすがにこのヤンキーはショボーンとしてるんですよね。
だってもうみんな就寝監視のね、真昼間の交差点で、自分がバックして、思いっきり引き殺してるんでね、もう言い逃れができないわけですよ。
誰がどう見ても、このヤンキーが煽り運転した上にね、家族を引いたということはわかっているので、自分はもう助かる見込みはないということでね、しょんぼりしてるんですよね。
で、そこでこの弁護士の、この人はジェワンという名前になります。
ジェワンは、いやこれはあなたはたまたま、このね、車が、前の車が止まっていた、その車が動いてくれないから、その車をかわすために、バックして、違う方向に行こうと思ったんだけれども、
ご操作で引いてしまったと、相手が前に出てきて、うっかり引いてしまったと、そういう事故ですよねっていうふうに言うんですよね。
そうすると、このヤンキーはね、ポカーンとしてるんですけれども、ああ、そんなふうに、そういうふうにも解釈できるの?って言うんですよね。
もちろんだよって、あなたは別に悪気があって、引こうと思って引いたわけじゃないですよねって。
事故と兄弟の関係
たまたま、その方向転換しようと思ったら、相手が前に出てきて引いてしまった上に、ちょっとこのスピードが出てたんで、そのまま、ポンとね、車にぶつかっただけでしょうと。
相手は相手で、悪かったんですよと。これはお互いに運の悪い、出会い頭の事故みたいな、そういうもんですよみたいな感じでね。
僕にお任せください、みたいなことを言って、このヤンキーをなだめてるんですよね。
というわけでですね、この弁護士はですね、白いものを黒と言いくるめるような、お金のためならどんな殺人犯の弁護でも引き受けるというタイプの、正義のためではなくて、お金のために動く弁護士だということが描かれています。
そして、この被害者側の女の子がですね、担ぎ込まれた病院とかが、ニュースを見ていて分かったので、これを治療しているのが、自分の弟の医者だということが分かるんですよね。
で、電話するんですよ、この弁護士のジェワンがね。それは、ちゃんどんごんふんするジェギュウなわけなんですよね。
ここで、お前どうなんだと。女の子は助かりそうかというふうに言うと、なんとか一面は取り留めているけれども、まだ意識はないと。
で、なんだって言って、なんでそんなことを電話してきてるんだって言ったら、にんまりとね、お兄ちゃんがして、まさかお前この殺人犯というかね、この引き殺した方の、加害者側の弁護を引き受ける気じゃないだろうなって言うと、にやりと笑って、仕事だからねという感じで、否定しないんですよね。
で、なんだもう兄貴はもう本当にそういうね、利害だけでね、クライアントを選んでるんだなっていうことで、もう弟のジェギュウは呆れてるんですよね。
で、こうしてこの事故というか事件が最初にあって、ここでドラマの中の主人公2人が実は兄弟だということが描かれてるんですよね。
お兄さんのジェワンは病院弁護士、そして弟のジェギュウはお医者さんということが描かれてるんですけれども、これがね、また性格も対照的なわけですね。
お兄さんの方は、もう金のためならどんな殺人犯でも弁護をするというスタンスの弁護士で、弟の方は仮に貧乏で保険にも入ってなくて、手術するお金がないような患者であっても見殺しにできない、誠実なお医者さんということが描かれてるんですよね。
はい、で、ここからね、それぞれの家族が徐々に描かれていくんですね。
まず、このチャンドンゴンが演じる弟のジェギュウが疲れ果てて家に帰ってくるんですよね。
そうすると、奥さんと家事を手伝ってくれてるお手伝いの女性と2人がかりで大騒ぎしてる老人の世話をしてるんですよね。
認知症だと思われるおばあさんがわわわわ騒いでるのを、一生懸命ご飯食べさせようとして世話をしようとしてるんですけれど、わーってわめき散らしてて言うこと聞かないんですよね、おばあさんが。
で、やめてーみたいな感じで、ほとほと困っているというところに、この医者のジェギュウが帰ってくるんですよね。
あなたお帰りなさいということで、ここで夫のジェギュウのお母さんを家で奥さんが面倒見ているということがわかるんですよね。
ここで夫婦の会話から、実はジェギュウにはお兄さんである弁護士のジュワンがいるんですけれども、
ちょっとどういういきさつか、ここの次男の方がこのお母さんを預かっているということがわかるんですよね。
ここで奥さんがブツブツ言ったりしてるんですけれども、なかなか施設に入れるには、ちょっとなかなか踏み切れないというところなんですよね。
奥さんの方は、この夫の方に、ここまで私たちが面倒見てるんだから、もしお母さんに何かあった場合は、遺産は全部こっちがもらいたいもんよね、みたいなことを言って、
ブツブツ文句を言いながら、面倒見てあげてるんですよね。
でもそれも当然というか、この認知症の母親は、お嫁さんの方を全然記憶してないんですよね。
あんたなんかも知らない、みたいな感じで、結構乱暴働かれたりとかして、大変疲弊している状態なんですよね、奥さんはね。
もう一人家族がいて、ここは男の子がいるんですよね。
本当に独特というか、ひとえまぶたの切れ長のひとえまぶたで、ぼっちゃん狩りの、全く無表情の男の子なんですよね。
年の頃は多分14、5歳ぐらいの男の子かなという感じなんですよね。
この男の子の部屋に、若い女の子が一緒にいて、2人でずっと動画を見てるんですよね。
この動画が、まさに冒頭の事故ですよね。事故というか、煽り運転からの引き殺し事件ですよね。
これの動画を、つまりドライブレコーダーとかで撮っている画像が、あっという間にYouTubeとかに上がってるんですよね。
誰かが入手してね。まさに後ろでバックして、バッと持ってたお父さんを引き殺すこの瞬間が映ってる映像を、
2人でキャッキャッキャ言って笑ってるんですよ。子供たちがね。やったやった!みたいな感じでね。
この残酷な引き殺している瞬間とかが映ってる映像を見て、2人がキャッキャッキャ言って笑って見てるんですよね。
この男の子の方は、医者のジェギューの息子だということはわかるんですけれども、
この女の子の方はね、誰かというと結局この夫婦の会話から、このジェギューと奥さんがね、また命が来てるのかっていうことで、
つまりは弁護士のジェワン、お兄さんのジェワンの娘だっていうことがわかるんですよね。
このジェワンの家は、どうやら前の奥さんが亡くなっていて、今は新しい若い奥さんと再婚してるんですよね。
前妻との間のこの14、5歳になる女の子が、おそらく家が居心地が悪いということで、
しょっちゅうこのおじさんのね、ジェギューの家に遊びに来てるということがわかるんですよ。
この女の子の、だからいとこ同士ですよね。
このジェギューの、医者のジェギューの方の男の子と仲良くしてるというシーンになります。
はい、というわけでね、続きはまた次回とさせていただきます。
ごきげんよう。