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2024-03-08 09:48

大手企業の広告イメージやポエムには気をつけてください #4

大手企業のリフォームが安心かと思っていると、そうでもないですよというお話をします。
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住宅リフォーム
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#ダイワハウス
#無印良品
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00:05
お聞きいただいている皆様、こんにちは。 現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日は、某リフォーム会社の話をしようと思います。
昨日は無印良品のリフォームのお話をしたんですけれども、今日はですね、ちょっとそれと関連する話になると思います。
昨年のちょうどクリスマス頃だったと思うんですけれど、とある関西ではかなり有名な大手のリフォーム会社がですね、
超大手、誰でも知っているDで始まるですね、 ハウスメーカーに吸収されるというビッグニュースがありました。
これはですね、そんなに大きく全国ニュースで取り上げられてはいなかったんですけれど、
ちょっと私たち業界の人間にとってはですね、激震が走るようなニュースだったんですね。
というのもですね、この関西大間の本社にしているこのリフォーム会社というのはかなりの大手でして、
数百人は従業員もいて、アクセスがいい、リッチに、店舗も持っている、店舗型のリフォーム会社だったんですね。
10店舗、20店舗とか結構な規模でやっていて、関西の人はもうみんな知っているような大きな会社です。
これがですね、何があったのかって思ったんですけれど、いきなりこのハウスメーカーに合併したということで、
慌ててニュースとかも見て、そんなに詳しい情報は出てないんですけれど、
ここは同俗会社で経営してたんですかね。
オーナーが経営にちょっと不安を感じたのか、見売りしたという形ですよね。
これによってですね、この大手のハウスメーカーの方は、この関西の中堅のリフォーム会社を買収したことによって、
ここを子会社にし、今までは普通にこの新築の分譲のビジネスを展開していたんですけれども、
一気にリフォームの手こいでというんですかね、リフォーム部隊は丸々これで作ったようなものですよね。
03:02
ちゃんと万弱な地盤を持っている関西でということですけれども、
会社をそのまま自社の中に取り込むことによってですね、
もともと持っている自分たちのハウスメーカーのOBに加えてですね、
ここのリフォーム会社の顧客層も取り込めるということで、
本当かなりこのハウスメーカーサイドにとっては、かなりおいしい話だったんだと思うんですよね。
昨日の無印良品がリフォームをやり始めたというか、
やってたけれども、さらに頑張って強化していくぞという、昨日フロアを見て感じた話をしたんですけれども、
今回もですね、この大手のハウスメーカー、実はですね、どこのハウスメーカーももちろんリフォーム部というのはちゃんともちろんあって、
自社でお家を建ててくれた顧客というのはもう永遠にちゃんと顧客リストとして持ってますので、
ここに何年かおきにですね、ちゃんと営業をかけて、
そろそろ古くなってませんかっていうので屋根変えませんとか、
外壁塗装をそろそろ塗り直しませんとかっていうリフォームはちゃんとかけていったりしてるんですよ。
なんですけれども、さらにですね、より広範囲のリフォームに乗り出してきてるということですよね。
自分たちの建てた家に限らず、本当にテビロックリフォームもやっていくっていう、これは意思表示っていうことだと思うんです。
なんですけれども、この部分だけ見るとですね、明らかに大手が本気でやってくればですね、
こういう小さなリフォーム会社なんかもひとたまりもないかなっていうふうに普通なら思うところなんですけれども、
この住宅のこの世界っていうのはですね、普通に家を建てるハウスメーカー、
関水ハウスとか三井ホームとか台湾ハウスとかこういったところですね。
マンションの方はですね、開発で建てて販売するっていうデベロッパー。
それとは全く別の市場として、リフォームはあちこち中堅どころとか小さい規模の公務店とか含めてですね、
いろんなところがリフォームをやってるっていうのは全然別の市場として存在していたものが、
いよいよ大手がそういったことも自分たちのところで吸収してやろうっていうふうに乗り出してはいるんですけれども、
じゃあ私たち業界の人間がこれをどう見てるかというと、わりと冷ややかに見てるというんですかね。
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確かに今もう本当に増えすぎてですね、飽和状態ではあるんですよね。
なので必然的に淘汰されて、いろいろ減っていくリフォーム会社とかっていうのはもちろんあるんですけれど、
別にこのハウスメーカーがリフォームを代々的にやるとか、無印良品がリフォームやるからといってですね、
今までこうやってきたリフォーム会社とか公務店がこれで一気に客が減って困るっていうことはないのかなと思っています。
その理由はいろいろあるんですけれども、最大の理由はコストの一言に尽きるんですよね。
もう十分このリフォームの市場っていうのは、一般のエンドユーザー、顧客にもですね、だいたいは認知されているので、
大手の会社がリフォームを手掛けるようになるとですね、絶対に価格が上がるっていうのは目に見えています。
この価格が上がるっていうことがですね、単に今いろいろ物価が上がってきているとか、資材が高騰してきているとかそういう理由ではなくて、
会社自体の規模が大きくなったことによって、単純に価格が上がっていくってことをですね、
一般の顧客が受け入れるとはちょっと思いにくいっていうのがありますね。
またこの話はですね、追い追いしていくんですけれども、まだまだ今でもですね、大手の会社に頼んだ方が安心だっていう層は今いますけれども、
特に年配の60代以上の方とかはですね、もう絶対に大手のハウスメーカーじゃないと安心して任せられないとかっていう方いますけれど、
実際全然そんなことはないんですよね。
むしろ大手はどんどん下請けにどんどんどんどん仕事を振っていきますので、
もう普通に町の公務店とかリフォーム会社に頼むのにもどんどん上乗せされた金額を払わされるだけなんですよね。
なので別にハウスメーカーとか無印良品が工事したからといってですね、めちゃくちゃクオリティの高い工事をしてくれるとか、
めちゃめちゃいい資材を使ってですね、品質の良いものを作ってくれるとか全然関係ないんですね。
全く同じものをですね、単にその大きな企業の名前の下に工事するっていうことで、結局そのコストがどんどん上がっていくだけなので、そういったことを多分市場が認めるとはちょっと私は思えないというのがあります。
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だからもしこれを聞いている方がいればですね、大手だから安心だわっていうその発想はもうちょっとやめておいた方がいいかなっていうのが言えることですね。
はい、というわけで本日お伝えしたかったのは、「大手企業には大手企業の思惑がある。これには消費者はすぐ乗っからないように気をつけましょう。」ということでした。
はい今日はこれで失礼致します。ごきげんよう。
09:48

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