00:01
声を、思いを、世界中に届ける。こえラボ。
経営者の志。こんにちは、山口智子です。
今回は、学生時代のお出会いと経験がきっかけで、その後の人生が大きく変わった方がゲストです。
お話、どうぞお聞きください。
それでは今回のゲストは、英語講師の佐藤圭さんです。よろしくお願いします。
はい、本日はどうぞよろしくお願いいたします。英語講師の佐藤圭です。
佐藤圭さんはですね、このポッドキャストでも番組を持たれているんですよね。
そうですね。英語で人生開花という英語の名言や言葉図をご紹介して、学習や日常に活かせるお話やエピソードを交えて配信しておりますので、ぜひこちらも今後ご視聴いただけたら嬉しいです。
ぜひぜひ皆さん聞いてください。私、英語を全然話せないんですけれども、聞いていると、まず名言を取り上げていろいろ話してくださるので、すごく元気が出るんですよね。
そこでまた英語も教えてくれるので、苦手な私もちょっと耳で馴染む感じで、しかも分かりやすいので、私聞いておりますよ。
ありがとうございます。
はい、勇気いただいてます。
ありがとうございます。
そして、英語講師の佐藤圭さんなんですけれども、いろいろな会社の経営もされているということで、お仕事内容について最初教えていただけますか。
今は社会人向け、主に経営者向けの英語の授業をさせていただいております。
いろいろサービスや商品があるんですけれども、今弊社のメインな授業としては、なかなか時間のない経営者の方々に対して、英語の授業だけじゃなく、その日常生活に溶け込んだ英語を使えるためにどうしたらいいかっていう、その人に合わせたオーダーメイドの英語授業を展開しておりまして、そこを今後もどんどん伸ばしつつ、働きかけていきたいなというふうに思っております。
そうやって今は英語講師としていろいろと展開されている佐藤圭さん。佐藤圭さんと呼んでいいですか。
私の中では佐藤圭さんで馴染みがありました。YouTubeのチャンネルも持っていらっしゃって、すごく衝撃だったのが、この英語講師に至るまでの間で、大学受験の時ですね。
ろくろうをされた経験があると、初めてそれを知った時にびっくりして、YouTubeを何回も見て再生して聞いたんですね。すごく私は感動してしまったんですけど、
番組を聞いていらっしゃる方にも、どういうことだろうと思っていらっしゃる方が多いと思うので、その当時なぜろくろうをしたのか、その部分をお話しいただけますか。
03:06
はい、そうですね。まず自分が生まれた頃から母子家庭で育ちまして、母子家庭のご家庭の経験がある方はお分かりだと思うんですけども、なかなかやっぱりお父さんがいる家庭とは収入の面でも気持ちの余裕の面でも、なかなか普通の人と同じような生活ができないんですね。
その時にやっぱり中学生になって、僕自身も反抗期ももちろんありますし、父親がいない生活っていうのが自分にとって当たり前だったので、もちろん母親にも反抗したりとか、なんでうちだけこんな苦労しなきゃいけないんだっていうような感じの中学校生活だったんですね。
高校に行く直前ぐらいの時に、祖母と母と妹で4人暮らしでちっちゃいところで暮らしてたんですけれども、その祖母がちょっと病気で倒れてしまいまして、母が看病せざるを得なくなって、老人ホームに入れるようなお金もないし、そういった状況でもないしということで、保健みたいなのも入ってなかったので、なかなかその病院でどうにかこうにかっていう状況でもなくて、
本当に大変な時期が高校生だった時だったんですね。それで自分がアルバイトして何とかしなきゃいけないって、少なくとも自分のことは何とかしなきゃいけないと思って、本当に定期代を買うにも教科書を払うにも、そこでコンビニでご飯を買うにもすごくやっぱり1回1回お金を使うことに躊躇してた時期があって、その中でこのままだと人生が枕だなって思った時に、
たまたま無料体験で行った英語の塾や高校の先生の英語の授業を受けて、すごく面白かったんですね。この中学校の時はなかなかその英語の面白さに気づかなかったんですけども、先生のキャラクターとか雰囲気とかテンションとか見た時にものすごくかっこいい大人に出会って、こうなりたいって思って大学受験を志すんですけども、なかなか資金的な面で難しかったりとか、
日本で奨学金ってあるんですけど、奨学金も審査がありまして、収入が極端に低い人は借りれないっていう、よくわからない制度なんですよね。結局、後でそれを返さなきゃいけないっていう、いわゆる借金なわけで、給付金型の奨学金ってやっぱりないので、なんで奨学金借りなかったんですかとか、そういうことを言われたりするんですけども、やっぱり当事者としてはなかなか状況が難しいことがあって、でも大学を行きたいと諦めきれないと思ってですね。
ずっと受験勉強して、アルバイトしたり仕事したり、お金を貯めてたんですけども、なかなか前に進めない期間っていうのがずっとありまして、勉強しながら受験するって、社会中の皆さんこれ聞いてる方、よくわかると思うんですけども、仕事しながら勉強するってこんなに大変なことはないんですよね。
それをやっぱり僕も18、19、20とかのあたりでやってたんですけれども、なかなか前に進めなくて、その中でいろんな経験をした上で、どうしても諦められなくて、もう一回再挑戦しようと思って、5浪目、6浪目のあたりで最後1年本気でやろうと思って、情報収集のやり方とかも変えつつ、ある程度世の中のことも自分なりにはわかってきたつもりなので、どんなふうにすればいいかなっていうことを意識しながら、24歳の時に大学に入るっていう、そんな経緯がありました。
06:25
老人時代、仕事しながら勉強している時、くじけそうになることは?
そうですね、もちろんくじけることばっかりでしたし、じゃあくじけた時に、自分がここでくじけたら大学に行くっていう夢もやっぱりくじけてしまうんですよね。
そうすると、ここまで頑張ってきた、ここ3年間の思いとか、なにくそうと思って頑張ろうとしてきたこととか、当時その英語の授業を受けて、いろんな先生の授業で感動した経験とか、もうすべて捨てることになるっていうのが僕の中で思ってたんですよね。
で、何が何でもやっぱり先生になってみたいって思ってたので、将来子どもたちにみんな夢を諦めちゃダメだよっていう立場の人間が、ここで諦めてどうするんだっていうのを思ってたので、一方で諦めたところでいくつか先がないので、バイトをしなきゃいけないってなった時に、やっぱりこのままだとダメだなっていうのはちょっとあって、でももちろん途中でくじけたことも停滞してたこともあるんですけども、
やっぱりどこのタイミングではしっかりやりきりたいなっていう思いがあったので、当時の感動がいまだに、今僕31歳なんですけども、15歳の時の経験、15年前ですね、ちょうど自分の人生の半分前の出来事を鮮明に覚えているので、それは絶対に成し遂げたいなって思いましたね。
15歳の時の感動したことを鮮明に覚えている、それは具体的にどういう感じだったんですか。
そうですね、やっぱり高校に行くと人生の幅って広がると思うんですけども、例えば中学校までって僕は普通の公立で地域に根差した中学校に行ってて、小中学生なんて移動範囲限られると思うんですよね。
高校になると移動範囲もある程度広がってきて、高校生を教える大人って、ちょっとすごく主観的なことを言うと、やっぱり中学生を教えたいと思うか、高校生を教えたいと思うかで考える先生の子供に対するあり方ってやっぱり違うと思うんですよ。
中学生はやっぱり子供、高校生は大人になる一歩、二歩か手前の世代を教えたいという人が集まっているので、すごく僕の中では思いに強い人が多かったなという印象だったんですよね。
その時に出会った、本当にこれは運で、ご縁で、他の人がどうやって真似すればいいかというのは分からないんですけども、いろいろ無料体験の塾行ったりとか、自分で情報収集調べて行ったりして、英語の先生も高校だとたくさんいらっしゃるので、
09:00
その中で面白そうな先生と話してみたりとかっていうので、これっていう経験というよりは英語の先生っていう人たちに出会って、生き様を教えてもらったっていう経験で大人になってみたいなって思ったのが、今の自分の現体験ですね。
生き様を教えてもらった、この人かっこいいなっていう方がいらっしゃったんですか?
そうですね。かっこいいなっていうのもそうですし、授業が単純に分かりやすかったっていうのがあったんですね。
例えば中学校3年生の授業よりも、高校1年生である最初の単元の方がやっぱり簡単なんですよね。
中学生っていろんなレベルの子がいますけど、高校で僕の時は本当に低偏高に入って、偏差値も当時40あったかないかぐらいの高校にしか入れなかったんですね。
経済的な不安とか、習い事をやってたわけでもないし、先に進めない時期もあったので入れる高校は限られていて、
その中でも勉強しろって言われたらできると思うんですけども、塾に行っている子たちと肩を並べてできるかというとできないので、
その時は諦めかけてた時にそういう高校に入って、生き方を教えてくれるとか、このままじゃダメだよとか、
これはダメだよっていうことをちゃんと教えてくれる先生がいたっていうのはすごく良かったですね。
本当にその出会いが今につながっていらっしゃるわけですよね。
はい。
じゃあもう今英語を教える側に立って、その時のことも生きていらっしゃいますか?
そうですね。やっぱり素直になろうっていうふうに思って、例えば英会話スクールとか、これ聞いている方々も言ったことあると思うんですけども、
英会話スクールって基本的に生徒をけなしてはいけないんですね。
生徒というか、英会話スクールだと生徒というよりもお客さんという感じになるので、
例えば飲食店に行って、店員さんにアーダーコードを言われる筋じゃ多分ないと思うんですけども、
それと同じように英会話の先生も、どんなに生徒が勉強していかなくても、どんな状況であったとしても、
基本怒らない。怒らないというか、注意しないというか、大変ですよね、忙しいですよねっていうふうに言うんですけども、
僕はちょっとそれができなくて、本当に正直にこれはいけないですよと、忙しいのはわかるんですけれども、
こういうふうにやったらどうですかとか、こんなふうに宿題を増やしますねとか、いろんな状況によるんですけれども、
やっぱり目標を達成したいと思って来てくださっているので、できなくていいことを、できなきゃいけないことを大丈夫ですよってやっぱり言うのは無責任だと思うんですよね。
なのでその時に僕がやっぱり15歳の時に気づいたのは、ダメなことはダメって言ってくれる先生がいて、
このままだとヤバいって本当に担当職に言ってくれる先生がいたので、それが自分の糧になってました。
そこは素直になろうと思って、たまにちょっと会わなくて、そんなテンションでできないよっていう人もいますけど、それはそれで一つだと思うので、
結果を出すっていうことがすごく大事なんだなっていうことを、やっぱり高校生の頃にすごく感じて、
12:03
数字とかお金なのか体力なのかわからないんですけども、目に見える指標を出すためにはある程度のストレスってかかると思うので、
そこを一緒に頑張れる存在になりたいなと思って日々奮闘してますね。
実際どうですか、現場でいろんな学生さんたち、社会人もそうですけど見てこられて、
もう嬉しかったことっていっぱいあると思うんですけども、どの辺でやりがい、今感じていらっしゃいますか。
そうですね、やっぱり僕はこの仕事、お金を払ってでもやりたいと思う仕事なんですね。
やっぱりというのも自分自身がこの教育っていうあり方で人生変わったっていうので、恩返しをしに行く分野だと思っています。
その時にやりがいとか楽しいことって何かって、よく先生だと生徒からありがとうって言われることとか言うんですけれども、
そこよりもやっぱり成果が出て、もしくは自分の授業を受けてくださって、その人の中にビフォーアフターが出来上がった時、
前まではこれが出来なかったけれども、これが出来るようになったっていうのを本当に楽しそうに見ている姿を見るのが楽しいですね。
僕は別に自己承認とか、先生って本当に自己承認欲求を求める人が多いんですけども、
自分の授業面白いよ、先生好きだよとか、そこじゃなくて、そういう機能を使ってくれる表現じゃなくて、本当にその人が成果を出して良かったって、
直接言ってくれなくても、フェイスブックとか広告、インスタとかSNSとかで色々見ていくときに、それを見るのがやってて良かったなって思える瞬間ですね。
僕だけの力じゃもちろんないんですけれども、携わらせてもらえて、人の成長にこんなに関われる仕事って僕はないなと思うので。
本当ですね、すごい。色んなところをもっと聞いてみたいんですけど、ちょっと後半にも伺いたいんですが、最後に前半1個だけ先にお金を払ってでもやりたい仕事。
なかなかこの考えって、斬新だなというか、そういう考えがあったかと思ったんですけども、それぐらい命をかけている人や情熱をかけている、そして好きだということですよね。
そうですね。やっぱり自分自身が教えていく立場になったときに、色んな方を見ると自分自身が成長するんですよね。
教育っていう教える立場であれず、一番お金を払わなきゃいけない、一番成長しているのは自分だっていう感じがあるので、それぐらいの気持ちで、本当にだからこそこの仕事はしっかりと続けていきたいと思いがあって、
他でも英語以外の授業とかも色々あったりして、この教育授業ということに時間を使えるように色々工夫はしているんですけれども、それぐらい好きだからとかやりがいがあるからっていうような気持ちじゃなくて、
15:01
本当にこの仕事とこの分野に対して、僕はものすごく可能性を感じると思うので、どんな時代になっても人はやっぱり成長し続けるっていう気持ちが高いと思うので、それをこれからもやっていきたいなと思っておりますね。
分かりました。まだまだ後半も伺いたいと思いますので、前半、まず佐藤圭さんにお話を伺いました。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
佐藤さんのお話、いかがでしたか。
生徒には、ダメなことはダメとちゃんと伝える、素直でありたいという佐藤さんの姿勢。
それは、やはりいい先生に出会い、低迷してきた時期を乗り越えて、ちゃんと結果を出してきた佐藤さんのその大切な在り方なんだなと思いました。
そんな先生に英語を習ったら、しっかりと結果出せそうですよね。
さて、まだまだいろんなお話を伺っていますので、後半も佐藤さんのお話、どうぞお楽しみに。
声を想いを世界中に届ける。
声ラボ。