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声を思いを世界中に届ける、こえラボ。
経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、臨床心理士の鎌田怜那さんにお話を伺いたいと思います。
鎌田さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは自己紹介からお願いします。
福岡で臨床心理士をしております。鎌田怜那と申します。
はい、よろしくお願いします。
いつぐらい、臨床心理士というお仕事には携わっていらっしゃるんでしょうか。
臨床心理士になって、もう17年くらいになります。
そうなんですね。具体的に、臨床心理士さんって、どんなことをするお仕事なんですかね。
臨床心理士というのは、クリニックであったり病院であったり、
そういうところで、心の健康をどう、心理テストを使って調べたりとか、
そこから分かったことを使いながら、カウンセリングをしたりとか、
そういう心の健康回復のお手伝いをするようなお仕事になります。
これじゃあ、心に悩みがある方が、クリニックとか病院に行って相談することの方が多いんですかね。
一般的に臨床心理士と出会うとなると、心が元気がないときに、
病院の力を借りようという動機で、お越しになる方と出会うことが多いかなと思います。
岡本さんも、そういった方のサポートをしたいなと思って、こういった臨床心理士になろうと思われたんですか。
もともとは、私自身が子どもたちと関わる仕事をしたいという思いで、
学生時代を過ごしたんですが、その中でもちょっと限られた子どもたちにとっても興味が湧いて、
そこから臨床心理という道を知って進んだという経緯があるので、
どちらかというと、子どもたちがより楽しく過ごせるようにというのが動機です。
そうなんですね。子どもたちもいろんなお子さんいらっしゃると思うんですけど、
今の社会とかでも、いろいろなタイプのお子さんいらっしゃるかなと思うんですが、どうですかね、最近は。
最近はそうですね、流行り言葉になってきてますけど、発達障害と言われる子どもたちがとても増えてるっていうふうには言われてますね。
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不登校であったりとか、ちょっと元気に学校に通うっていうのが難しい状況にいるお子さんたちが正直増えてるのかなという感じはあります。
これ何かね、鎌田さんなりにこういったところがあるのかなっていうようなことってあるんですかね。
そうですね、これはとっても私の個人的な考え方で、あれなんですけど、今の時代とか今の社会がとっても息苦しい。
それは子どもだけではなく、親も同じであるのかなと思います。
なので、そういうことが少なからず子どもたちの発達に影響してるだろうなというのは、確信に近いレベルで感じているところです。
例えばどういったところが、今の社会だと生きづらいかなって感じる子がいらっしゃると思いますかね。
まずは、便利すぎる社会。
便利すぎる。
とか、本能に従えない社会ですね。
子どもは棒振り回して走り回りたいし、高いところから飛び降りたいし、意地悪だって言いたいし。
至って自然なことも危ないからとか、そんなことは言ったらダメだとか、あまりにも早い時期から本能を抑えることを強いられてる社会かなと思うので。
小さい頃って、いろいろやりたいですもんね。
走り回ってね、やったりとか。
でも、周りの大人からすると、注意されて抑えつけるような感じになっちゃってますね。
やっぱりそれも、親自身がストレスを抱えていて、ストレス反応として、やっぱり状況をコントロールしたいっていうのがストレス反応の一つにあったりするので、本能のままに動く子どもを可愛く思えない。
大人と子どもっていうのは、共に生きていく存在なので、お互いが元気で健康じゃないと、どこかにシワ寄せが生じてしまうのかなという感じですね。
どういうふうにして、そういった方の対応されてらっしゃるとか、何か具体的な取り組みとかありますか。
私が今やってることで言うならば、悩んであることは本気で悩んであるので、悩みを悩みとして受け止めるっていうのはまずしているところです。
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ただ、私はあんまり、それは発達障害のこのタイプですねとは言いたくない立場なので、
そんなに元気があるんだったら、もっと走ってみましょうかとか、靴脱いじゃって裸足で土手を走りましょうか、
いかに子どもの本能を解放するかっていう、それも自然の中で発散するっていうのが一番の近道なので、
具体的なものとしては、そういうとても単純なシンプルなものを提案させてもらっています。
体を動かしたりとか使ったりするのは、やっぱり発達の上でもすごく大切なことなんですかね。
非常に大切です。
特に下半身を使うとか、赤ちゃんの時期にどれだけ長い期間ハイハイをしたかとか、
どれだけ距離を歩いているかとか、やっぱり運動量っていうのは子どもの発達にとっても影響します。
ハイハイする時期にはしっかりとハイハイをさせておいた方が、今後のためにもすごくいいんですね。
そうですね。やっぱりハイハイよりも、歩き出すと親って嬉しいんですよね。歩いたって喜んでくれるんですけど、
早すぎる歩行っていうのはちょっとあまり喜べない。実は喜べないっていうところで、
ハイハイをできるだけ長い期間してほしいなと思っています。
これは後からでも、そういったまたいろいろ運動をしていけば、そういうところもカバーできたりするんですかね。
それは十分にカバーできます。大人の方もハイハイ生活を送ると肩こりが取れたり、イライラが取れたりしてきますので。
すごい、そういった意味でもいろいろ運動と心理的なものってすごく関係性が深いんですね。
はい、切り離せないですね。
この番組は経営者の志という番組なので、ぜひ鎌田さんの志、思いについても教えていただけるでしょうか。
ありがとうございます。さっきも本能っていう単語を使って話をさせてもらったんですけど、
子どもに限らず大人もですね、自分らしく生きるができない息苦しさが今あると思うので、
できるだけ自然に戻す、それは個人レベルだけではなく、地域社会も含め、
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かつてあった支え合い、育て合いっていうのができる社会に戻れるように、
そういう働きかけを個人レベルでも、地域社会レベルでもアクションを起こしていけたらなというふうに思いながら活動しています。
そうですね。今の活動ももう少し詳しく教えていただきたいんですけど、いろいろ活動もされていらっしゃるっていうことですよね。
はい、そうです。
例えばどんなことされていらっしゃいますか。
いろいろやりすぎてる。
まずは私自身が子どもを中心に社会を見るというスタンスでやっていますので、
子どもに直接関わる仕事、それも発達を自然に戻していくというアプローチであったり、
親子で参加できる活動、そういうことをしていたりします。
そして今までの相談活動を通して早期教育に興味関心がある方も非常に多いというところで、
英語教育、国際化を考えてどういう教育をしたらいいかという相談を長年聞いてきたんですけど、
やっとそこに踏み込める準備ができたということで、
英語の絵本の読み聞かせっていうのを、この4月から始めようかと思っているところです。
じゃあ英語で読み聞かせをすることによって、やっぱり英語の教育なんかにもつながってくるっていうことですね。
そうですね。やっぱり耳づくりってとっても大事なので、日本語も同じなんですけど、
耳に英語の潤いをということで、本場の英語を聞いてもらうというのは非常に大事かなと思ってやっています。
そうですよね。このポッドキャストは音声だけなので、なかなか伝わらないかもしれないですけど、
かもたさんはね、お母様がアメリカ人ですか?
そうです。母がアメリカ人で、いわゆるハーフです。
なのでそういった本場の英語とかも教えていただきながら、読み聞かせでいろいろ伝えられたらというところもあるので、
ぜひ今日のお話を聞いて興味あるなということがいらっしゃれば、
インスタグラムとかフェイスブックのURLをこのポッドキャストの説明欄に記載させていただきますので、
ぜひそこからチェックして、かもたさんの取り組みなんかについても注目いただけたらなと思います。
ありがとうございます。
はい、本日は臨床心理師の鎌田玲奈さんにお話を伺いました。本日はどうもありがとうございました。
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ありがとうございました。