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声を思いを世界中に届ける、こえラボ。
経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、障害福祉とサボテン専門店を経営されていらっしゃる、大山琴子さんにお話を伺いたいと思います。
大山さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは、自己紹介からお願いいたします。
ネイルサロン2店舗とサボテン専門店就労継続支援B型事業所を経営している、株式会社フーパーデューパーの代表取締役、大山琴子です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。本当に今お伺いしても、いろいろな事業を展開されていらっしゃるんですね。
はい、そうですね。
最初はどういったところから事業を始められたのでしょうか。
最初はネイルサロン1店舗から始まったんですけども、ネイルサロンが増えていって、またうちの会社に働きたいっていう方がいてて、じゃああなたは何ができますかっていうところから多業種に入った感じにはなりますね。
そうなんですね。面白いのがサボテンの専門店も運営されてらっしゃるんですよね。こちらはどうしてサボテン専門店をやろうと思った、何かきっかけとかあるんですか。
きっかけは障害者のお仕事をしたかったんですけど、就労継続支援B型事業所を開設するときに、ちょっと物件が広かったので、その前の部分を店舗にしようということで、私の趣味のサボテンのお店を作ることになりました。
趣味で今までもサボテン育っていらっしゃったんですか。
趣味はもうサボテンぐらいしかなかったですね。
サボテンのいいところでどういったところだったんですかね。
やっぱり丈夫なところと、どんどん子供をふいて増えていくところっていうのが魅力なのかなと思うんですけど、
私がメンタル弱くて、観葉植物を育てるとメンタルを鍛えられるということで、いろいろ育ててみたんですけど、毎回毎回からして、やっぱり自分は育てられない、これぐらいもできないってへこんでいってたんですけど、
ある日サボテンを友達からプレゼントされて、そのサボテンだけがずぼらな私でも育てられることができたんですね。
そこでどんどんどんどん子供を作って、家中サボテンだらけになったところで、私も自信ができて、ポジティブにすごく自分が変わったきっかけになれたのはサボテンのおかげなので、
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天命も最終的にサボテンってなってますね。
やっぱりこうやって植物育てるのって、メンタルの心の面にもすごくいい影響を与えるんですね。
そうですね、やっぱり落ち着きますね。
そこと一緒にしてるのが就労支援の授業も、一緒にそこで同じ場所でやられてるってことですか。
そうですね、前がお店で後ろが作業場になってます。
そこではどういった感じで、どんな方が作業されてらっしゃるんでしょうかね。
そうですね、今18名の登録者数がいてるんですけども、9割型精神障害の方が多いですね。
あとは知的障害の方、身体の障害の方がちょこちょこと来てる感じになります。
その方たちは、お仕事としてどういったことをやられてらっしゃるんでしょうかね。
サボテンは農家さんから仕入れてきて、農家の土で仕入れてるので、室内で買うには土が全然違うんですね。
それをおしゃれな鉢とコーディネートして、室内に適した土に入れ替えてもらうっていう作業を主にやってもらっています。
そういったところで、本当に一般の方もこういった室内で育てられるようにそういった作業をしながら、結構土いじりをしながらそういったところもやって作っていらっしゃるっていうことなんですかね。
そうですね、土の配合とかもしてもらってますね。
そうなんですね。やっぱりそういったことでできるところから作業していきながら商品を作っていくっていうところをやっていらっしゃるんですね。
こういった就労支援の授業もやってみたいと思われた、何かきっかけとかあるんですか。
父が交通事故にあって、工事の機能障害になったんですね。
全東洋の脳みそを取ったので、理性とかが全然なくて、通りすがりの人を殴ったりとか、人のものを盗んだりとか、全く社会に適合しない障害になってしまって、
それで私がすごく困ってたんですね。1秒も目も離せないし、貯金も全部人にばらまいてしまってお金もなくなったりとか、いろいろあったので、私がすごく苦労して介護してたんですけども、
その時に日本のしっかりした福祉サービスっていうのはあると思うんですけども、業界用語で言われても何もわからないですし、自分に適した福祉サービスもどこに行って聞けばいいのかわからない。
本当に困って、最後は警察に電話して、うちの父をどうにかしてくださいってなって、強制入院させて、やっとちょっと人間らしい生活は私もできるようにはなったんですけども、
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そういった障害福祉サービスとかが本当に助けを求めてる人に行ってないなっていうことを思って、私も20歳障害を持ってることもあって、障害っていうものにすごく興味を持って、何でもいいから携わりたい、この障害福祉を何か変えたい力になりたいということで、一番最初はB型事業所を立ち上げた感じになります。
【佐藤】そこからいろいろとサボテンの事業とも合わせていきながら、いろんな方が働けるような場を提供されているということですかね。
この番組は経営者の志という番組ですので、ぜひ大山さんの志についても教えていただけるでしょうか。
【大山】実はうちの会社の経営方針、社税、コアバリューとかいろいろあると思うんですが、すべてハートちゃんの一言で終わってます。
いろんな会社で素敵な理念とかいろいろあるとは思うんですけども、一回で覚えれないっていうのがいつも私は思っていて、素敵なものがあるのに社員さんが言葉にできていないのはどうなのかなということで、
私はハートちゃんって言って、全社員でハートちゃんとは何かっていう話をよくしてます。人それぞれちょっと抽象的すぎてわからないとは思うんですけど、いろんな人に優しくする心であったり、自然を綺麗だと感動する心であったり、自分を大事にする心、すべてハートちゃんだねっていう話をするんですね。
その時にやっぱり仕事をするにしろ、ゴミを見つけて拾うか拾わないか、ハートちゃんならどうするということを考えて、何でも指標としてやってもらうということを、わかりやすい言葉でハートちゃんっていうのをみんなで語り合ってますね。
人それぞれのハートちゃんがいていいって感じなんですかね。
そうですね。人それぞれ違うかったりとか、それもハートちゃんやねって気づいたり、私この頃ハートちゃんしょぼしょぼやね、あんたハートちゃんにちょっと分けてとか。
その言葉だけでもお互いが元気になったりとかしてやっていけるとすごく素敵ですね。
そうですね、それを言ったらスタッフ同士高め合って、ハートちゃん度100点ってなかなかいないと思うんですけども、ハートちゃん度高い人はいるよねって、その人に近づきたいよねっていうことで、ハートちゃんを成長させていくお互いにっていうことを考えてますね。
本当素敵ですね。実は今クラウドファンディングも挑戦されてるというふうに伺ってるんですが、ぜひそこについても教えていただけるでしょうか。
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はい、そうですね。今レディー4さんからクラウドファンディング挑戦させていただいてるんですけども、B型事業所って大体内職のような作業をするところが多いんですが、うちはサボテンの作業もあるんですけども、まだちょっと作業が足りなくて内職仕事みたいなのもしてもらってはいてるんですけど、
うちでしかできない作業をしてもらいたいと考えてるところで、やっぱり現実的にクオリティの高い品物を作るっていうのが難しい症状の方も多いので、それに悩んだ結果、陶芸だったら障害のある方のその弱みを補正として唯一無二の作品にできるんじゃないかっていうのを考えて、
B型事業所の中にろくろとか電気釜とか陶芸ができるスペースを作りたいということで、クラファーに挑戦させていただいてます。
へー、そうなんですね。じゃあ今後はそういったものも作品として販売するようなことも考えていきたいなということで、そういった準備のためにクラウドファンディングをして、利用者の方が植木鉢、俺こんな作ってこんな障害があるけどこんないいものを作ってって言っていただけるようなものを作りたいと思ってます。
本当、今日のお話を聞いてすごく興味を持っていただいたりとか、クラウドファンディングで応援していきたいなという方がいらっしゃれば、このポッドキャストの説明欄にURLを掲載させていただきますので、ぜひそこからチェックして応援いただければなと思います。
ありがとうございます。よろしくお願いします。
はい、本日は障害福祉とサボテン専門店の経営されていらっしゃる大山琴子さんにお話を伺いました。大山さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。