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2024-04-20 08:53

#644 シンガポール、スリランカ、シエラレオネの共通点:地名の言語学 from Radiotalk

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#落ち着きある #ひとり語り #豆知識 #雑学 #教育
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誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる、サラミミアワーの時間がやってまいりました。
シンガポールと、スリランカと、シエラレオネ、この3つの国に共通するものとは何でしょうか。
ひょっとすると、シエラレオネという国を知らない方もいらっしゃるかもしれません。
シエラレオネという国は、アフリカ西海岸にあって、国旗がね、すごいファミマに似てるんですよね。
それはそれとして、東南アジアのシンガポール、南アジアと言っていいですかね、インドア大陸のちょっと先の方にある
スリランカ、そしてアフリカ西海岸のシエラレオネ、
これらの国に共通するのは、ライオンが関わっているということなんですね。
直接ライオンというのが、ライオンという意味が国名になっているものもあれば、
直接なっているわけではないんですけど、民族名がね、ライオンに関わるといったこともあります。
まずはシンガポールからね、見ていこうと思いますけど、シンガポールマーライオンが有名ですからね、
ライオンなんとなく関係あるなぁという感じもするかもしれません。 で、このシンガポールというのがまさにライオンというのが入っていて、
シンガっていうのがライオンシシなんですね。
これはサンスクリットに由来するものです。 昔の古いインドヨーロッパ語族の言語ですね、サンスクリットでライオンをシンガと言うということです。
シンガポール全体ではライオンの街とかね、ライオンの都といったような意味になっております。
一方スリランカもライオンが関わっているんですが、 スリランカという国名自体にはシンガポールと違ってライオンっていう意味はなくって、
スリっていうのは聖なるみたいな意味だそうです。 ランカっていうのが三千と輝くということで、聖なる光みたいなねことだそうです。
ただ国旗に詳しい人なんかはね、スリランカの国旗にライオンがいるというのがね、 思い出されるのではないかと思います。
で、このライオンのことをシンハと言って、 まあシンガポールのシンガとね、語源は同じライオンでございます。
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でこのスリランカという国は、 最も多数派の民族がシンハラ人と言われる人です。
このシンハラ人が喋っている言語はシンハラ語と言われる言語です。 このシンハラ語は
インドヨーロッパ語族の言語なんですよね。 ですのでさっきのシンガポールのシンガがサンスクリットだっていう話をしましたけど、
サンスクリットも同じインドヨーロッパ系の言語なんでね、 音も似てきているということでございます。
ただスリランカに住んでいるのはシンハラ人だけではなくて、 タミル人と言われる人々も住んでいます。
ものの本によるとシンハラ人は7割ぐらいでタミル人が2割ぐらいだそうです。 でタミル語っていうのは
タミル人によって話されているんですけど、 これはインドヨーロッパ語族の言語ではないんですね。
ドラビタ語族の言語と言われていて、 昔はね日本語とこのタミル語の
系統関係があるみたいなね、そういった説が昔はあったりもしました。 それに加えて宗教的にもシンハラ人とタミル人というのは対立していて、
シンハラ人はジョーザブ仏教を信仰していて、 タミル人はヒンドゥ教を信仰しているということで、
まあ結構ねこの2つの民族の間で紛争があるみたいなんですね。 ひとまずスリランカの
多数派、マジョリティの人々がシンハラ人と言われる人々で、 そのシンハラあるいはシンハというのがライオンという意味なんですね。
最後にシエラレオネの話をします。 でさっきも言ったようにですね、こういった国があるということも知らない方が
いらっしゃるかもしれません。 でこの
レオネの方がライオンで、シエラレオネ全体でライオンの山というようなねことだそうです。 もともとはライオンの背みたいなね背中という風に呼ばれていたらしいんですけど、
今はライオンの山となっているそうです。 半島の形がライオンの背中に似ていたから
ライオンというのが入っているそうなんですね。 でこのレオネっていうのは
遡ると古代ギリシャ語まで遡れるらしいんですが、 現代英語のライオンまでね引き継がれている単語ということです。
ですので、古代ヨーロッパの言語には少なくとも2つの系統のライオンにあたる言葉があったということですね。
で一方は新原とかシンガポールに今残っていて、 片方はシエラレオネあるいはライオンに残っているということで、
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ライオンなんてねそんなどこにでもいる動物だったんですかね。 まあこれ調べてみればわかると思うんですけど、
今当然ねアフリカにいるわけですけど、 どうなんでしょうね。ユーラシア大陸にもライオンはいた
のだろうか。 まあそういったものがおそらくね
聖なるものとか力の象徴とかになったんでしょう。 たてがみとかねかなり印象的ですからね。
今でも百獣の王とか言ったりしますけど、昔からそういった扱いだったのでしょう。
でシエラレオネが位置しているアフリカ西海岸っていうのは 奴隷が輸出されていた場所でもあるんですよね。
奴隷海岸みたいな言い方がされていたこともあります。 あるいは象下とかね。
実際コートジボワールっていう国がありますけど、あれは象下海岸っていう風になるんですよね直訳すると。
英語だったらそのままアイボリーコーストですしね。 でシエラレオネの隣に
東どなりですかねに位置しているリベリアという国があるんですけど、 まあこのリベリアという国の名前はリバティと関係があって
自由みたいな意味なんですよね。 この国の成立っていうのが新大陸に渡った黒人たちがアフリカに帰ってきて作った国
ということなんですね。 まあ解放奴隷の国みたいな感じなんですよね。
こういうふうに国の名前、国に限らずですけどね、 地名の名前っていうのもじっくり見ていくと面白いですよね。当然歴史があるわけなので。
今回はライオンっていうのをねテーマに見ていきました。 シンガポール、スリランカ、そしてシエラレオネ。
他にもライオンが入っている国や地域があるかもしれないんですけど、 まあひとまずこの3つについてねお話ししていきました。
皆さんもぜひねいろんな地名の語源というか由来っていうのを調べてみてはいかがでしょうか。 そこからね
言語学的なことにね興味を持ったりとかいうことになるかもしれません。 というわけで最後まで聞いてくださってありがとうございました。
また次回のエピソードでお会いいたしましょう。 番組フォローも忘れずよろしくお願いします。
お相手はシガ15でした。 またねー!
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