2021-05-03 15:00

第10回『知人からフランチャイズ加盟希望があったが、成り行きでFC化しても良いの?』

第10回『知人から当社の業態のフランチャイズ加盟店になりたいとお願いされました。成り行きでFC化しても良いのでしょうか?』というテーマで店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠が熱く語ります。


【ハイライト】

・継続することの大事さ

・FC化で『経営が軽くなる』?

・知人経由のFC事業でのトラブル

・加盟店との契約の上で重要な事

・『思いやり』と『愛情』の本質 


『多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所』のエピソードを文字起こしした版はこちらです。(株式会社常進パートナーズHPブログリンクにアクセスされます。)

https://johshin.co.jp/blog/7207


メインパーソナリティー:

高木悠(株式会社常進パートナーズ代表取締役)

「企業が高収益を生み出すための仕組み作りと社員が誇りを持って働ける環境作りをサポートすることで、店舗ビジネスの社会的地位の向上に貢献すること」を基本理念に、日々企業支援に尽力している。

代表的な著書として、「21世紀型『のれん分け』ビジネスの教科書」(自由国民社)がある。


パーソナリティー/ナレーター:

田村陽太(社会保険労務士)


番組プロデュース:株式会社サンキャリア


~お知らせ~

店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠が、「最速最短で年商30億・店舗数30超を実現する実証されたノウハウ」をコンセプトに、のれん分け制度構築、FC本部立ち上げ・立て直し、人事評価制度の整備など、飲食店、整体院、美容院等の様々な店舗ビジネスの「多店舗展開」を加速させるために重要な事を、社労士の田村陽太と対談形式で分かりやすくお話しするポッドキャスト・ラジオ番組です。毎週木曜日更新です!


番組へのご感想、メッセージ等、noteでコメントどしどしお待ちしております!

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【書籍案内】 

 本番組のメインパーソナリティの髙木悠がこの度出版した『21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書』のリンクはこちらです。  

『21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書』 

https://amzn.to/3vic8il  

・のれん分けに興味がある方  

・今後の店舗展開のあり方を模索している方 は是非ともお読みください。  


多店舗化・フランチャイズ化を考える「店舗ビジネス研究所」のTwitterアカウント(@shop_laboratory)です。


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多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所
この番組は株式会社上進パートナーズの提供でお送りいたします。
店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠が、最速・最短で年賞30億、店舗数30兆を実現する実証されたノウハウをコンセプトに、
お礼分け制度構築、FC本部立ち上げ、建て直し、人事評価制度の整備など、飲食店、生誕院、美容院などの様々な店舗ビジネスの多店舗展開を加速させるために重要なことを対談形式で分かりやすくお話しする番組です。
こんにちは。パーソナリティの田村陽太です。配信第10回目となりました。本番組のメインパーソナリティをご紹介します。
店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
髙木さん、配信10回目となりましたけれども、どんな気分でしょうか。
まだ始めたばっかりですからね。まず100回ぐらいやりたいですよね。
目標高いですね。
やっぱり続けることが大事ですよね。
どういうことでしょうか。
何の本だったか忘れちゃったんですけど、一郎の名言があって。
プロ野球選手の一生ですか。
そうです。やっぱり地道に続けていくことが、気がついたらすごいところまで行ってる唯一の手段だみたいなことが書いてあって。
今まで続けてることって、いつか結果が出るし、途中で脱節したら何も残らないし、何事も続けないと危ないですよね。
名選手でもそういうことが考えられてるんですね。
やっぱりちょっとレベルは違うんですけどね。自分の人生を振り返っても、やるって決めてやり続けてることって、繋がらず結果に繋がるじゃないですか。
今これやってて、当然10回なんかじゃそんなに何か大きいことが起きるわけじゃないですけど、100回とか続けていったら何か起きるんじゃないかと。
まずは100回。
続けていくと。
できるといいなと。
なるほど。高木さんの今までの追い立ちとかエピソードを深掘りしたいなという気もあるんですけども、さてテーマに進めさせていただきたいと思います。
はい。
よろしいでしょうか。
はい。
今日の質問はこちらとなります。
知人から当社の業態のフランチャイズ加盟手になりたいとお願いをされました。
成り行きでFC化しても良いのでしょうか?というものなんですけども、質問にお答えください。
03:06
これ最近すごく増えているお声というかですね。
前は、「フランチャイズ化するぞ!」とか、「100店舗とか目指すぞ!」って言って、お気合いを入れてフランチャイズ展開を開始される会社さんっていうのがすごく多かったんですけど、
ここ最近は知り合いとか知人が、「あなたのお店結構良いからちょっとやらせてくれない?」みたいな、そんなところからフランチャイズ化を始める会社さんっていうのはすごく増えてますよね。
知人の方がフランチャイGになりたいと。
そうですね。それをきっかけにフランチャイズ化、そういう道もあるんだということを気がついて始めていく会社さんって多いので、せっかくそういったチャンスがあるのであれば、
フランチャイズ、これを機に準備をして始めていくっていうのはすごく良い選択だと思いますけどね。
良い選択なんですね。なるほど。成り行きっていうところも良い風に捉えていっても良いって感じですか?
そうですね。というのも、フランチャイズ展開って、昔は先ほど話した通りで、店舗展開を急速に進めていくみたいな目的で導入されてたんですよね。
なんですけど、最近のフランチャイズ展開っていうのは、当然そういった目的で導入されている会社さんっていうのも多いんですけど、
100店舗とか1000店舗とかっていう展開をいきなり目指すっていうのではなくて、自分たちの経営を軽くしていくことを目的にフランチャイズ化をするっていう導入のされ方が増えてきてるんですよね。
そういう意味では、例えばやりたいっていう人が1人2人しかいなかったとしても、これをフランチャイズ化させることができれば、経営は多少なりでも軽くなりますから、導入のきっかけとしては良いんじゃないですか?
なるほど。これ結構何回も聞いてるかもしれないですけど、FC化することによって自分の経営が軽くなるっていうのはどのような感じですか?具体的に言うと。
フランチャイズって、仮名社の人と金、ここを活用するビジネスモデルなんですよね。
例えば、今1店舗は事務を経営してるとして、もう1店舗は直営店で出そうと思ったら、そこの店舗を借りて設備投資?事務の機材とかをそこに入れなきゃいけないじゃないですか。
06:00
そこで人を雇って、そこで店舗を運営してもらわなきゃいけないですね。直営の場合っていうのは、全部本部が人を確保して、お金を用意して設備投資するわけですから、借りれもしなきゃいけないですし、人が辞めたらその分補わなければいけないんで、やっぱり大変なこと増えるわけですよ。
しかも最近の緊急事態宣言が出て、お客さんが来れなくなったとかでなった場合に、その人件費の負担とか家賃の負担とか、借りれ金返済も全部本部が負うわけじゃないですか。
そうですね。
それはやっぱり経営が重たいわけですよ。
なるほど。
だけどこれをフランチャイズにしておくと、その設備投資も確保も加盟者がやるわけですね。
なるほど。
だから本部は投資負担も負わないですし、人の確保についても本部が責任を負う必要はないですし、緊急事態宣言が起きて売上が減ったとしても、その負担を負うのは加盟者になるんですよね。
はいはいはい。
本部はロイヤリティ収入というのは当然減るんですけど、本部単体で影響を受けるのか、それとも本部と加盟者が分散して影響を受けるのか、この違いがあるわけですよ。
だからフランチャイズ化をしていくと、経営が軽くなるんですよね。
それが軽くなるってことに繋がるんですね。
前は店舗を拡大していくっていう方に重きが置かれてフランチャイズシステムで導入されてたんですよ。
だけど今の時代っていうのは、同じチェーンが100店舗とか1000店舗とかって出にくくなってるので、どっちかっていうとそういった店舗展開を加速するっていうことよりも、自分たちの経営を軽くしていく。
環境変化は前に比べると起きやすくなってるわけですよね。
そうですね。
そこに対応するためにそのフランチャイズシステムを活用するっていう目的の方が主流になってきてる。
はー、そうなんですね。FC化の意味は変わってきてるんですね。
そうですね。
なるほど。
一つ質問があるんですけども、あえて質問者側の視点に立ってお話ししたいんですけども、やっぱり成り行きでFC化しても大丈夫なものでしょうかっていう質問者が結構不安を考えてると思うんですよ。
僕が推測するに、このやっぱり知人にフランチャイジーとして任せるって、やっぱり知人だと知ってる関係性なので、やっぱり言えることとか言えないこととか色々あるじゃないですか、この微妙な関係というか。
そういう中でもこれはうまくいくコツっていうんですかね。どうやってやっていったらいいのかってあるんですか。
人間関係であるからって言って、例えば決まりをいい加減にするというか曖昧にするとか、そういったことを避けるべきでしょうね。
09:07
どういうことでしょうか。
知人が入ってくるっていうことで、よくあるケースは、知ってる人だからこっちの考えてることはわかるだろうっていうことで、例えば過剰にルールを甘くしたりだとか、条件をロイヤリティすごく下げたりだとかすることがあるんですよね。
あるんですか、そういうのが。
だけど、今の時点では信頼関係があったとしても、フランチャイズ加盟って基本的に中長期的に続いていくものですから、やっぱり3年後5年後に同じ信頼関係があるかどうかってわかんないじゃないですか。
そうです、わかんないですね。
だからまずそういったことを前提にして、それは知り合いだろうが知らない人だろうが、やっぱり守ってもらうべきものっていうのはちゃんとルールにして、これはちゃんと契約をさなきゃいけないですね。
契約はやっぱり大事なんですね、知人っていう関係であっても。
当然違反行為があった場合には、PKTを課すようなことっていうのは絶対入れなきゃいけないですよ。そういったところをやっぱり入れなきゃいけないですし、ロイヤリティとか加盟金を下げるっていうものも、知ってる人だったら多少そういった下げるっていうことはあってもいいと思うんですけど、
それ下げた結果、本部が儲からないとか、それどころか本部のコストの方が高くなっていて、本部が赤字になるような事態になったとしたら、それ続かないじゃないですか。
だからやっぱりそこは最低限の大事ですから、必要なコストと若干の利益、これは得るぐらいの、やっぱり水準で加盟金とかロイヤリティとかもらわなきゃいけないですよね。
【佐藤】もう一個質問してもいいですか。そういう契約書とか、ペナルティを課すっていうのは僕も大事だなと思うんですけど、僕の立場だと、いきなり知人の人にこれ契約書ですっていう風に渡して、サインもらうっていうのは結構心苦しいっていう経営者も多分いると思うんですよ、リスナーさんの中に。そういう場合ってどういう心持ちで行ったらいいんですか、やっぱり。どういうところが大事なんですかね。
【佐藤】まあまあ、私からお伝えできることっていうのは、そこの申し訳ないなって思う気持ちって、相手に対する思いやりとか愛情だったりするわけじゃないですか。
だけど、それは本質的に本当に思いやりとか愛情になってますかっていうことを考えた方がいいかなと思ってまして。
結局そういった経営者が相手に思いやりを込めてルールを曖昧にしたり、このロイヤリティを過剰に下げたりした結果、結局トラブルが生じる確率っていうのが上がるわけですよ。
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だから、自分が良かれと思ってやってることは、全然相手のためにならないわけですよね。じゃないですか。だからやっぱりそこはちゃんと整理して、守るべきものは守る。
例えばレベル感の話ですと、飲食店を経営してて、従業員さんを信じてるから、レジのお金とかはもう管理しないよと。
あなたたち信じてるから、スタッフに全部任せてねって言って。それでお金、相手が自由にできるわけじゃないですか。
不正が起きたとしたら、自由にしていいよっていう、スタッフのためを思ってやってるわけじゃないですか。
それ本当にスタッフのためになってますかって話なわけですよ。私からしたら、お金にトラブルがあったらお互い不幸になるから、そういうことが起きないようにね。
必ず毎日管理するんだよって言ってやってる方が厳しいですよね、言ってることは。
めちゃめちゃ厳しいです、それは。
でも本質的には相手のためになってるじゃないですか、そっちの方が。
なるほど。
犯罪を犯さないわけですから、そうせないわけですね。
そこはその先をよく考えて、今やろうとしていることが本当に相手のためになるのかどうか。
そこをちゃんと考えた上で、判断すべきなんじゃないですかね。
深い格言が出ましたね。ありがとうございます。高木さん、最後にこの収録会のまとめをお願いします。
今回は知人さんからフランチャイズ仮名したいと言われて、チャンスだと思うんですよね。
100店舗とか1000店舗とか目指すわけでもないわけですから、いきなりいろんな仕組みを用意する必要はないわけですよ。
最低限やりたいって言ってくれた人が成功できるようなサポート体制があったりだとかすればいいわけですよね。
そうですね。
本格的なフランチャイズ展開を目指すにしろ目指さないにしろ、準備にはなると思うんですよ。
ですから、その経営者の方が仮名してくれる方の成功を本気で願って、今できるベストを尽くせばそれなりにいいものができると思いますから、ぜひチャレンジをしていただきたいなと思いますね。
なるほど。困った場合には高木さんに相談に来るっていうのが一番ベストってことですね。
そうですね。できる限りお力になりたいと思います。
わかりました。ありがとうございます。今日も貴重なお話ありがとうございました。
ありがとうございました。
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