2023-06-30 37:18

vol.66 森と海はつながっている? ~草木染め新ブランドからはじまる循環型ファッション構想~ ゲスト: Liv:ra 小森優美さん

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最終回も新ブランドの立ち上げ予定の草木染めシルクランジェリーブランド"Liv:ra(リブラ)”のデザイナー 小森優美さんをお招きして、
素材が生まれる「源流」から、ユーザーの目にふれるデザインなどの「下流」まで楽しむことができる循環型ファッションについて、言えるところまで語ってもらいました。

新ブランド立ち上げのきっかけになったプロジェクト/物事をビジネス化していく方法/アートとしての表現/"買う"ではないファンとのふれあい/経済合理性と逆行した3人/受注生産に切り替えたワケ/過剰在庫を減らす仕組み/


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高橋和馬
株式会社東京チェンソーズ / 森デリバリー担当
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奥田悠史 
株式会社やまとわ / 森林ディレクター
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株式会社やまとわ ⁠https://yamatowa.co.jp⁠

たか
ポッドキャスト制作サポーター
Twitter @taaakaaa_forest
00:01
東京チェンソーズと、やまとわの自然資本論〜
東京チェンソーズの高橋です。
やまとわの奥田です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
小森さんをお招きしての3回目になるんですけども、1回目2回目とともにめちゃくちゃ面白いお話を聞けて、だいぶ幸せな感じでしたね。
海湖の話ちゃんと聞けて、すげーよかった。
いやー本当ですね。自分でしかもちゃんとやった経験のある人からその話を聞けるのは貴重ですよね。
海湖のサイクルと月の道かけが同じサイクルっていうのが素敵すぎるんだけど。
もう本当に綺麗すぎるよね。
不思議。
じゃあもうちょい丸いの作ってよって思いますよね、やっぱ。
月に似せて。
すげーしょうもないこと言ってしまった。
そうそう、眉細長いから。
じゃあ前回、川上、川下、川中っていう中で、アパレルファッションの昇竜とか製造工程もかなり分断があって、
そこを繋ぎ直すのが重要だよねって話から、テーマにしたっていうの、いいのかわかんないですけど、
それをテーマにしたブランドを今立ち上げてよ、立ち上げるよっていう話を前回、最後の方でチアト出てきて、
なんすかそれはみたいな感じなんですけど。
もう立ち上げてる?立ち上げたんですか?
まだなんですよ、発表は来年の初めになると思うんですけど。
それ喋れない系のやつじゃないの?
ないですよ、喋れるとこまで。
どういう思想っていうか、どういう考え方で。
そうですね、まずは源流を旅するというか、カイコを育てたりとか、クワ育てたりとか、農家さんと喋ったりとか、
そもそもなんでそういうことをしようと思ったかというと、私結構森を海の恋人って知ってますか?
森を海の恋人活動。
夏季の幼少年。
そうです、そうです、そうです、に影響を受けていて。
南三陸?
ケセル沼ですね。
ケセル沼。
で、今だと森と海つながってるじゃんと思うけど、普通にね。森と海の恋人って30年も高度境界成長の時期だから、
03:04
そんな発想ってすごいファンタジーだねって言われるような世界で、森と海がつながってて、
柿農家さん、柿漁師さんなんで、海が汚れた時に柿が赤くなっちゃって、
出荷できないってなった時に森に行って、漁師さんの仲間を引き連れて、大量バター持って食事をしたっていう。
すごい素敵な活動なんですけど、
それこそ本当にね、山と海で分断されてて当時は。
それをつなげて、みんなで全体をきれいにしていたっていう、きれいにしていたってストーリーなんですけど、
この活動の何がすごいかって、ぶっちゃけ少量の食事をしたところで、
人間がね、海がきれいになるわけではないじゃないですか。
自然ってやっぱり広いから、何年か食事したところで、そんなにやっぱりすぐに何か変わるってことはないんですけど、
そういう世界観を打ち出して森と海がつながっているって言って、
その地域全体の意識を変えたんですよ。
そうすると柿漁師さんだけが頑張るんじゃなくって、みんながこの場所をきれいにしたいなって気持ちを持つようになって、
結構教育活動も子どもたちを中心にしに行ったら、
気仙沼のその場所、気仙沼だけじゃなくってね、本当は岩手までまたがってるんですけど、山の方は。
そこ全体の、流域全体の人々の意識が変わることで、本当に海がきれいになっちゃったっていう活動なんですよね。
なるほど。
それにすごい感銘を受けて、本とか読んでたんですよ。
最初気仙沼行ったっていうのがきっかけだったんですけど、その後本とか読んで、森網の恋人の代表の畑山さんが、
最初にやったのが、海から山まで歩いて登っていく源流を旅して、自分で体感して、自分で感じて、五感で感じるっていうことをやったんですよね。
そこからいろんな森と海がつながってるんだっていう体感を得て、活動していくっていうことをやってたんで、それで私も、ちゃんと自分で感じないとわかんないなと思って、
私の場合は、シルク産業自体が実際の流域かって言ったら、もうそういう状況ではなくなっているので、産業の流域として、
割れる必要があるなと思うので、実際の川の流域とかではないんですけど、そこで農家さんを訪ねたりとか、
織り工房とかいろんな産地とかを訪ねていく中で、さっきも前回お話しした通りに、日本で国産で養産農家さんから最後の織物までものづくりをするってめちゃくちゃ難易度高いんですよ。
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製糸工場2軒だし、養産農家さんも200軒ないし、めちゃくちゃ難易度が高いんですけど、そんなことを2年、3年ぐらいしてるうちに繋がっちゃったんですよ。
で、繋がったってなった時に、私の中で、最初は養産業をなんとかしたいと思って、まずは知るとこからと思って活動してたんですけど、繋がった時にそういうのじゃなくて、なんか純粋にこの流れに関わらせてもらいたいと思って、
助けたいとかじゃなくて、自分もこの流れの一員としてものづくりをしたいってなった時に、リブラだとやっぱりもうある程度、常年やってきて完成されてしまってる部分があって、今から変えるってすごい難しいから、
じゃあ、新しいブランドで何か表現をしたいなって思うようになったんです。それがちょうど、奥田さんのイナに行った後の丘谷で、あそこが最後のポイントだったんですよ。
そうそうそうそう、製糸工場だけが繋がってなくて、あそこで繋がって、繋がったーってなって、そこからどんどんどんどん、ブランドをやろうって決めたら、どんどんどんどん、なんかいろんな暴力者が現れて。
素晴らしいね。
そうなると、そのブランドっていうのは、旅をするような、源流まで旅をしていくようなブランド、すごい抽象的な話なんですけど。
いや、普通にファッションのブランドなんですけど、関係者、ものづくりに携わる関係者が見える形にしたいなと思ってて、
ただ見えるっていうだけじゃなくて、流域としてそれが存在してて、流域として循環するっていう世界観で発信したいと思ってます。
すでに良さそう。
良さそうだね、ほんとに。
ファッションブランドとかも、確かによくあんまり自分で意識すること全くなかったですけど、顔の見える関係性になってないんですね、そう考えると。
全然なってないですよね。
ファッションは特に、ファッションってめちゃくちゃ工程が多いから、めちゃくちゃそのトレーサビリティの透明化って難しくて、関わる人が多ければ多いほど複雑化していくじゃないですか。
09:06
なんかもう今、林業の話聞いてるんだと。
一緒ですか?
ほとんど同じ話聞いてるんだと思う。
やっぱり同じですよね。
そうなんだ。
そうそうそう。
それはその、なんだろう、ランジェリーじゃない文脈でのアパレルなんですか?
今回は服にしようと思っていました。
すごい。じゃあ今、ブランドの立ち上げ準備で服のデザインしたり、ブランドのデザインをしたりしているところなんですか?
そうです。
今回は草木染めではない?
草木染めです、もちろん。
あ、そうなんだ。
そこは染めるんですね、やっぱね。
確かに染めの人もパートナーがいますもんね。
そうなんですよ。
ちょっとやっぱり面白い染めに、リブラではできなかった染めの技法とかいろいろあるから、ちょっと楽しい染めにしようと思ってます。
技法っていうのは、草木染めの中での技法ってことですか?
そうです。草木染めの中の絞り染めとか板締めとか、いろんな技法があるんですよ。
草木染めって。
それって多分、世界中にあるんですけど、日本の結構特色があるというか、板締め絞りとか帽子絞りとかいろいろあるんですけど、そういう特徴を活かして海外にも展開していきたいなと思ってます。
ですよね。めっちゃいいね。
日本特有の染め方なんですね。
特有というかね、世界中にあるっちゃあるんですけど、日本らしさとかあと繊細さ、やっぱり丁寧さとか繊細さとか、いろんなその日本らしさがあるんですよね。
めっちゃ今から完成品見たい。
ちょっとまだ先なんですけど、ぜひ見てください。できたら。
でもあっという間ですよね。来年だったらね。
すぐ来ちゃいそう。
すぐ来ちゃいますよね、最近。
最近ほんとすぐ来ちゃう。来年が。
動いてるとね、早いよね。
早い早い。
来年の1、2月ぐらいに発表されるんですね。
だと思います。
だいたい押しますもんね。
最後ね。
12:01
最後絶対1ヶ月ぐらい押すもんな。
詰めの段階で。
僕の場合。
今度のは女性向けだけじゃなくて、服の方だと言ってましたけど、男性ものもあるっていう感じですか?
女性なんですよ。
女性なのか。
女性なのか。
ちょっと私ね、男心がわかんなくて。
ギャルだもんね。
ギャルだもんねって。
そうなんですね、ちょっとそうか。
まあでもじゃあ見るだけ見て楽しもう。
いいなってね。
でもね、奥田さんが小室先生とも話してたと思うんですけど、これちょっとわかんないか。
前ね、稲谷シーズンでトークイベントをさせてもらったときに、長野県立内のソーシャルイノベーション学科の先生をお迎えした小室先生と、
それこそ小森さんにご紹介いただいて、お話しさせていただいた経緯があるんですけど、
小森さんと、大室先生と小森さんが、
混ざってましたね。
混ざってました。
大室先生と小森さんは京都で仲良しい、一緒に仕事しているってことですよね。
そうですね、京都に限らずうろうろお互いにしてるんで、どこかしらでなんですけど、
予約が必要って話をされてたと思うんですけど、
やっぱり物事をビジネス化していくときに、いわゆる一般的なやり方っていうのは、
事業計画して計画通りに進めるとか、
あと、セグメントに分けていって、細かく取捨選択していくみたいな、分別していくみたいなやり方を通常はすると思うんですけど、
そうじゃないところで、あえて余白を生む、すぐ決めないとか、曖昧なまま放っとくとか、
あと、いろんなジャンルを固定しないとか、そういう手法をしたらいいよって大森先生によく教えてもらってるんですけど、
私自身もファッションをやってて、ファッションブランドっていうだけじゃなくて、ちょっと余白を持たせたいなって思ってるんです。
だから、ちょっとアート性を出して、アートワークができるようにしたりとか、ちょっとアートっぽい活動を私自身もやりたくって、
15:04
なので、今回は自分でも染め勉強してるんですよ。さっき言ってた板締めとか。
なるほど。
自分も手を動かして、全部はちょっと難しいと思うんですけど、作品とかを作れたらいいなって思ってます。
なるほどね。商品だけじゃなくて、アート的な文脈も含めて作品を作っていく。
見せられるものとして。
例えば、アートワークでお店飾るとか、そういうこともできるようになったら楽しいじゃないですか。
楽しいですね。
あれですね、社館職人の松木さんとお話をしたときのことが思い返される。
そうですね。壁だけじゃなくて、壁塗りの技法をアートに展開する。
でも確かに伝統工芸的なものって、その技法の修練度合いって、アートに近い部分もありそうですもんね。
本当そうですよね。
そうですよね。やっぱりプロダクトそのものは高いんで、買える人限られるんですよ。
だから、プロダクトを買うっていう関係性だけじゃない形で、いろんな人と関われる方法を作れたらいいなと思っていて。
それは体験だったりとかそういう。
体験とか展示とかで見る。
出会う。
なるほど。
なるほどな。いいっすね。
そうすると妖怪に影響しそうな感じは確かにしますよね。
服っていうアパレルっていう文脈だけでやったら、着るっていう行為でしか繋がれないけど、
アートっていう文脈だと内装の装飾に使っていくとか、飾るとか、そういうところに行けるから。
そうなんですよ。
それすごいいいですね。
服買うっていう関係性だけだと難しいんですよね。
そういうちゃんと日本製のもの全部使って循環させるって。
でもそれだけじゃない関わり方をちゃんとブランドとして持つっていうことがすごいメッセージも伝えやすくなるし、
そっちの方がただ服を売るよりもアートワークを通しての表現とかの方が多分メッセージも伝わりやすいし、
そういう形で流域の循環をちゃんと皆さんに伝えれるようなメッセージ性を持つために色々そういうアートとかもやってみたいなと思ってます。
それがさっきの森は海の恋人でいう、ちょっとずついろんな人の意識が変わっていって、
18:08
川上、川下の関係性が気持ちよくなっていく場所があるみたいなのができたらいいですもんね、すごく。
そうなんです。
すごいわかる。
結局、一つの物事で何かを変えることはすごく難しいんですけど、それがきっかけになって波紋のように広がっていくようなことを考えた方がいいですもんね。
そうですね。
それのアウトプットがおいしい柿だったっていうのがいいんでしょうけど。
すごいわかる。
岡田さんのところも僕たちのところも多分そうだけど、やっぱり経済合理性とは逆行した動きを全員してるじゃないですか。
全員。
間違いない。
間違いない。
経済合理性の中で戦おうというか、そこの文脈に最後乗ろうとしても乗れないから。
本当に?
やっぱりそこはいろんなところの視点を取り入れてやってることを伝えていくみたいなところがメッセージとしても伝わりやすいんだろうなって本当に思いますね。
そうですよね。いかに関われる人を増やすかが重要ですよね。
本当そう思います。
僕らもすごいどうやって関係性を作っていくのかみたいなのを一時期すごい考えてて、それこそ消費者と生産者の関係性みたいなのが微妙だなって思ったときに、
生産者と暮らしてバトンで繋がるようなものだといいなっていうのを思ってたんですけど、
最終ランナーである暮らしての人が、その商品を持った人がみたいな関係性だと、どのチームのものづくりのランナーになりたいんだっけみたいなのが考えられるといいな、
受けて終わり、商品を買って終わりじゃなくて、関係者になってほしいなってすごく思ったんで。
なるほどね。バトンだから、渡してくれる人もちゃんとわかるってことね。
バトンだったら捨てるんじゃなくて、また第一走者に戻すみたいなのが、ポイってしたら怒られるじゃないですか。
ゴールしてポイってしたら、おいってなるから、また次のランナーに返そうねって。
どんだけエシカルなものを売って、エシカルなものを買ってくれる消費者が増えたとしても、やっぱり生産側がそれだと変わらないですもんね、あんまり。
21:01
ものを買ってもらうだけじゃ。
そうですよね、確かに。本当そうですね。
よく、さっきの経済合理性の話じゃないんですけど、儲かるビジネス、儲からないビジネスっていう時に、なんで環境に良いことって儲からないんだろうみたいなのって結構、謎な疑問じゃないですか。
謎ですね。みんなそこ苦労するもんね、一番。
めちゃめちゃ苦労する。そこに脈々と続く、どっかでの集脱構造みたいなのを無視、それをなくすと利益構造が破綻して、全然利益でなくなるみたいなのが今なんだと思うんですけど、
それを超えないとなーって、超えたいよなーって日々思いながらやってるけど、そこの部分が難しいですよね。
だって変ですもんね。変だなって思う。
でも面白いですよね、そういうことをやるって。
めっちゃ面白い。
面白い、本当に面白い。
面白でしかない。
僕らゴーを背負って生きてるもんね、絶対に。
そうそう、絶対そう。
何かね、他の人が背負わなくていいものを勝手に背負って、勝手に頑張って。
でもなんか、すごい大変だと思うんですけど、同時に享受してるものも多いんじゃないかなと思ってて。
だからこういう関わりのある、こういうコミュニティの関わりだったり、人のつながりだったり、何かしらちゃんと受け取ってるものがあるから続けられるっていうのもあるんだろうなって思います。
めっちゃありますね。
楽しいですもんね。
楽しい。
小森さん、多分10年くらい独立して、Libra立ち上げられてから、もう長いこと経ってるからあれかもしれないですけど、僕も転職してまだ2年目なんで、なんかやっぱりでかい企業にいたらこのつながり絶対できないなって思いますもん。
そうですよね。
もう絶対に、そういう業界以外のつながりとか、同じ志向の人たちのつながりとかは作りづらい。
自分が作んなかっただけなのかも、もしかしたらするかもしれないですけど。
でもやっぱりそういうコミュニティみたいなものとか、仲間そういう人たちで一緒に頑張ろうとか、手を取り合って一緒に前に進もうみたいな機運っていうのはこっちに来るとすごく感じるし、
それがつながりとしても、自分もそこに入れて幸せみたいなところもあるし、やっぱり楽しいですよね。
24:01
そうですよね。みんなやったらいいのにって思いますよね。
思う。
そう、それめっちゃ大事ですよね。みんなが、まあ全員は無理かもしれないですけど、やっぱり多分僕たちがそういうのをやった時に割と買うもの、普段買うもの、知り合いから買いたいなとか思ったりすると思うんですけど、そういうのが一旦大事ですよね。
一旦そこの支え合い大事だなって。
一旦大事。
でもなんか本当、簡単には言えないんですけど、なんていうんですか、こっち面白いよって。最初に小森さんがアパレルだけでも大変なのに、絵師からアパレルなんてもう20億、30億なんて話をしてたんで、多分大変なんだと思うんですけど。
だけど、なんかこの間フォレストカレッジでやった時に、すごい楽しい、楽しいですよって。仕事もめっちゃ面白いしって話をした時に、楽しそうですねって大学生の子が言ってくれて、でもきっと大変なこともあるんでしょうけどって言われて。
で、その時考えた時に、うーん、まあないなって思ったんですよね。なんか大変なことはもちろんあるんですけど、でも一番大変なことって人間関係の中でどうしようもなさみたいなのを抱えて生きてる状態な気がしてて。
なんかそういう、今やってるショートの中で関係する人たちは気持ちいい人多いし、大変なことってそういうことじゃなくて、もっとそういうことがないっていうのは全然大変じゃないんじゃないかって思い出してる。
確かにそうだね、ほんとに。
ないかもね。わかんない、僕は大きい企業で働いたことないから、また日記とかイメージの世界だけど、むっちゃ大変そうだなって思う。
まあそうね、でも確かにやっぱりこっち側を来てから働く辛さみたいなのは一度も感じたことはほぼ2年間ないから。
めっちゃいいじゃん。
素晴らしい。
青木さん喜ぶな。社長嬉しいよね、そんな言われたら。
それはでもほんときっとあるだろうなってそう思うね。
だからなんかそれもイメージじゃないですか。なんかエシカルとか環境のことやってたら楽しそうなことがある一方で大変なこともより多いんじゃないかっていうふうに思われたりしてるかもしれないんですけど、意外とそうでもないかも。
うん、そうでもない。
だからその大変さっていう、外から見た大変さって結局経済合理性の中での大変さだけだと思うんですよね、なんとなく。金が稼げなくて。
大変だよね、大変だよね。
27:01
そうそう、そういう意味ではもちろん大変なんだけど。そこだけじゃないですか、逆に言うと。
間違いないです。そこぐらいしかない。
そう、でも多分そういうことできっとみんな言ってるだけなんだろうなって思うから、なんか入ってきたら。
おいでよ、自然資本へ。
そうそう、感じ方違うぞって。
おいでよ、自然資本へっていう。いいな。
でも流域の関係者になろうみたいなこととか。
やっぱり消費してるだけよりももっと面白い体験ができるように。
面白い。面白い。
面白いね、ほんとに。
小森さんはブランド立ち上げられてから、割とすぐ行けるなってなったんですか?
全然6年ぐらいずっと大変で。
でも6年経ってから私、今の経済システムの中で何とかしようと思うんじゃなくて、もう本当に自分が幸せなやり方をしようと思って、それまでずっと東京でゴリゴリやってたんですけど。
一旦全部手放して受注生産のオンラインにしたんですよ。
なるほど。
それまで受注生産じゃなかったんですか?
なかったんです、最初は。
在庫型だったんだ。
そうそう、大変じゃないですか、在庫持つと。6食とか財布とかもあるし。
大変だわ。
すごい大変で、ちょうど東京でお店持とうみたいな話になったときに、本当に一等値の自分が憧れてきたようなお話をいただいたときに、計算したんですよ、かかる日。
家賃、人件費、何やかんやかかるじゃないですか。
そのときに恐怖しかなかったというか、私もともと資本とか持ってないから、資本持ってたら全然余裕ですけど、借金とか投資でもいいんですけど、お金集めてこれして、何年かかんの?みたいな。
回収。
そのためにスケールし続けないといけないじゃないですか。
結局ね。
結局。スケールし続けることが草木染めのシルクの下着とマッチしてるかと言われれば、全然その世界観に存在してないんですよ、リブラも私も。
だからそのときにもうやめちゃえと思って、えいって受注生産のG2Cに切り替えてからめちゃくちゃ良くなって、経済循環が。
そこからはすごい楽です。だから6年ぐらい大変でした。
すごい素敵な話やな。
なるほど。受注生産にしたらそういう理由があったんだ。
そうそう、借金、超過率100%だから捨ててませんよっていう言い方もするんですけど、どっちかと言えば自分が在庫持つのがしんどかったっていう気持ちから始まりました。
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なるほど。めっちゃ正直。
最高ですね。
いや、最高でいいですね。
でも実際そっちの方がリブラのブランドとしては、消費して買ってくれる方たちも納得する形態ですよね、絶対。
そうですね、納得いただいてます。
後から聞いたらそれはそうだよねって思うけど、今欲しいですの人いっぱいいる中でそっちに聞かれるとまあまあ勇気いりますよね、実際は。
そうなんですよ、それで私生きてたから、リブラで生きてたからその前もめっちゃ震えました。
震える。
そうだよね、待ってくれるのって感じしますもんね。
待ってくれるのと、自分がオンラインショップで勝負する必要があるからその自信も最初はちょっとなかったですね。
なるほどなるほど、そっか。
確かに。
在庫型でやってた時はオンラインショップじゃなくて卸してたってことですか?
はい、そうですそうです。
だから逆に言うと受注制限は絶対できないパターンだったんですか?
そうそうそうそう。
なるほど、それは確かにわかります。しんどいですよね、絶対。
そうなんです。
在庫切らせられないっていうメーカー側の恐怖は大手でやってたからこそめちゃくちゃよくわかる。
そうなんです。
大手で作りすぎて捨てるっていうね。
そうそうそうそう。どっちかというと、切らすぐらいだったらそうしろみたいな雰囲気?言われるわけじゃないけど。
売り逃しするなみたいな怖いね。
そうそうそうそう。本当に怒られちゃうし、みんな。
いやーでもすごいわかるなー。
いやー素晴らしい。
なんか便利というか即日配達みたいな世界観のところで、自分自身も多分消費者になった時に欲しいなって思った時に、
うわー2ヶ月後か、リブラわかんないですけどってなったらポチルのカメラアームじゃないですかきっと。
リブラは実際はどれくらいの受注生産を開始してからどれくらいで手元に届くんですか?
1ヶ月から2ヶ月ぐらいで、ちょっと工夫してて、やっぱり奥田さんみたいに2ヶ月かって思う方も多いじゃないですか。
ちょっと工夫してて、受注生産だったら安く買えるんですよ。
受注生産でオーダー来た分だけこっちは生産するじゃないですか。
ロスのこと考えてちょっと多めに発注します、工場には。
そのロスの分は普通に売るんですよ。
それは30%料金上乗せしてるんですよ。
だからすぐ買えるものは30%高いんで。
33:04
でもそれが欲しい方も結構いるから、
すぐ欲しいって方は値段出してもいいなら代金ある分だけは買えるっていうやり方になって、
でも9割ぐらいが受注生産を選ばれるんですけど、
パッと見て受注生産は2ヶ月待つんだ、でも安くなってるって思ったら買う理由1個増えるじゃないですか。
なるほどなー。
確かに。
すごいわ。
それは仕組みがめっちゃ良い。
良い仕組み。
最高。
いや、すぐやろう。すぐやろう。
面白いっすね。めちゃくちゃ面白いな。
でもある種待てるとか、さっきの大室先生のネガティブキャパビリティじゃないけど、
すぐ決断しないとか待てるみたいなものとスローに生きることがやっぱり
ファストなゴミいっぱい出すのに対する結構大事な話ですもんね。
待ってる間も楽しいですしね。
ですよね。2ヶ月なんて一瞬だしな。
一瞬一瞬。
あとそうですね、確かに下着っていう、ランジェリーっていうものが通電切れるものだからその期間も待てるっていうのもあるんだと思う。
なるほど。
シーズンも2ヶ月待てないからやっぱり。
そうそうそうなんです。
すげえいい話を前三回のとって聞かせてもらいましたね。
本当に面白かった。
本当面白かった。
いや全然森の話とやっぱりちょっと違う方向性だけど視点は超似てるから。
やっぱり業界とか超えていっても同じような課題感とかあって、そこもうまく組み合わせて混ざっていく方がきっといいだろうなと思いましたねすごく。
そういうものが混ざってその流域をどんどん混ぜていくようなことで面白くなりそうだなという気がするので、ちょっと一緒に何かできたら嬉しいなと思います。
ぜひぜひ。
いやーすごい小森さんのギャルから始まった話から配信マーケティングまでのマーケティングって言ったらあれですけどめちゃくちゃ面白かった。
面白かった。ギャルからスタートしてとか一番面白かったね。
やっぱ自分の。
でも今でもマインドはギャルなんで。
なるほどなるほど。
良きです。
最高。
自分の気持ち大事にしたほうがいいな。
じゃあまた小森さんのお話とかは結構あれですか、幕間で話してたアイダラボとかでお話したりとかできるような感じですか?
36:11
そうですね、ただ私あんまり企画側なんてあんまり。
出てはない?
喋るというよりは。
トーク側じゃないか。
ゲスト呼んでみたいな感じですね、どっちかといえば。
裏で回してる側なんですね。
そうそう。
じゃあまたなんかイベントとか企画あれば。
ぜひぜひ。
いなだにシーズで。
どうですか?
そうっすね。
やりましょう。
何やりますか?
農業ね。農業農業。
農産業という農業がある。
確かに。
何か。
シーズで何かやろうということで。
何か。
ご一緒させてください、ぜひ。面白かった、ほんと。
今回もほんとお忙しいところ、結構長時間にわたってお話いただきましてありがとうございました。
すごく面白くて。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
37:18

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