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2024-07-29 10:18

【#187】西荻ほろ酔い寄席 #橘家文吾 #神田伊織 24/7/28

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爆笑トークのあと絶妙の4席。終演後には振舞い酒。たまらなく楽しい会でありました。
#橘家文吾 #神田伊織 #西荻ほろ酔い寄席

トーク
文吾 寄合酒
伊織 吃の又平
仲入り
伊織 山中鹿之介 獺退治
文吾 品川心中(上)


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00:05
はい、シェアする落語の四家です。
橘家文吾さんと神田伊織さんの会、西荻ほろ酔い寄席、第4回行ってまいりました。
第3回に行ってですね、すごく良かったので第4回も来てみたというわけなんですが、
楽しい1日になりましたね。
冒頭2人が出てきてトーク、この西荻ほろ酔い寄席というのは、
西荻窪にある老舗の酒屋さん三ツ矢酒店の2階が会議室みたいなスペースになっていて、
ここを使って行われるという会なんですけども、
オープニングがお二人のトーク、結構長かったんですが、
これが爆笑に次ぐ爆笑、神田伊織さんがクルーズ船の仕事に出たと。
9日間船乗りっぱなし、途中中継地点で降りて観光もするらしいけども、
なんとですね、船っていうのはね、どんな大きな船でもみんなそうですけども、
何等船室っていう結構格差社会なんですが、
なんと一番上のクラスの部屋が当てがわれていたというですね。
すごいスイートですかね。
だって、ハドラーでしたっけ?何かございませんでしょうかって、
わざわざなんかこうお伺いを立ててくれる召使いみたいな人がいる。
そんな部屋をですね、当てがわれたみたいな話があるんですね。
それを羨む文吾さんのこの突っ込み力の確かさっていうのがまたね、
まあ実に楽しくてですね、良かったですね。文吾さんのネタは、
落語協会の総会についての話でした。
こちらも面白かったです。そんなですね面白いエピソードたっぷり聞いた後で、
一席目はですね、橘家文吾さんの寄合酒。
いやでもほんとね、絶品でしたね。
とにかく面白い。こういうね、なんかこう、
バカな江戸っ子が酔ってたかってバカなことをわちゃわちゃやってるっていう噺は、
ほんと文吾さんうまいですよね。
03:04
絵描き分けてるんだか、ないんだか、わからないんですよ。
だから与太郎以外は結構そんなにその人物として際立たせるというよりは、
話の面白さとやっぱりリズムとメロディね。
特にリズムでトントントントンと行くというこの勢いと、
そのやってる人の楽しんでる確かさみたいなものがあって、
それがもう本当に心地いい。
いやもうね、あの寄合酒。
文吾さんの寄合酒も天下一品でございます。
で、2席目がですね、神田伊織さんの、
伊織さんはですね、
僕もそんなに講談に詳しいわけじゃないんですが、それでもやっぱりね、
聴いたことのないネタを持ってきてくれるっていうのがすごく嬉しいところで、
今回はですね、ドモの又平というですね、
これがですね、
近松で出てくる、
土佐のドモの又平、画家の話ですね、とはですね、
かなり違う話で、
初代の神田山陽が得意としていった噺を掘り起こしたと、
伊織さんが掘り起こしたという話らしいんですが、
振り返ってみるとですね、極めて単純なストーリーなんですよ。
その単純なストーリーを、
面白みたっぷりで語る、
時にちょっとオーバーアクト気味に、時にもう講談のね、
その地語りの、この落ち着いた感じで語る、その辺の切り分けがすごいうまい。
大変楽しい高座だったという風に思います。
中入り挟んでもう1回神田伊織さん、
今度はですね、
山中鹿之助、獺退治。
これも講談にありがちなですね、荒唐無稽かつ、
そこで地口かけるの?みたいなですね、ダジャレみたいなところがあったりするんですが、
その辺りも含めて非常に楽しい。
そしてこれは退治、獺を退治する話なので、
その辺りのですね、
ちゃんばらじゃないですけども、格闘シーンみたいなところがですね、
平場っぽくバババババッと語られるあたりも非常にかっこいい。
06:00
でもやってることはですね、獺を退治するという話なんですけどもね。
短い尺でですね、しっかりとした
この印象と満足感を与えてくれる口座だったと思います。
トリネタ4席目がですね、橘家文吾さん、
品川心中。
一言で言うと、うまいんだよね。
一言で言うと、間抜けさとその間抜けの中にある可愛さ。
そしてこの噺はそれなりに長いですから、
その長い話を飽きさせずに聞かせる軽快なリズム。
そうね、やっぱりこの軽さをね、
軽さをしっかりとキープしながら話をトントントントンと前に持っていく。
そしてやっぱりですね、品川心中も先ほどの寄居酒同様にですね、
特にこのね、ラストにかかってはバカな江戸っ子がいっぱい出てくるんですよね。
このいっぱい出てくるバカな江戸っ子のバカなエピソードのね、
その積み上げ積み上げ積み上げ方がまあ面白いしね、
気持ちいい。聴いてて気持ちいいというところがね、素晴らしいなという風に思います。
ほんとね、文吾さんはね、
いわゆるストライクゾーンが広いというか、
初めて落語を聴く人でも絶対楽しめるですね。
要素をお持ちの人ですね。まくらも含めてですけども。
そして愛嬌がある。出てくるだけで、
ふわっと広がる華がある。
もう売れっ子候補間違いなしだという風に思っておりまして、
次回10月20日のシェアする落語第37回は、
この橘家文吾さんにご出演いただきます。
絶対面白いんで、ぜひですね、
まだ7月だし10月の予定なんてわかんないよという方もですね、
もう今のうちにご予約をしていただきたい。
もう今日打ち上げ行ったんですけど、打ち上げの席上で、
もうこのシェアする落語を予約しますという方を何人もね、
いらっしゃったというところでございますんで、ぜひですね、
10月20日シェアする落語第37回、
橘家文吾の予約をぜひお願いいたします。
一方で神田伊織さんの珍しい噺を持ってきたり、
自分で創作したりしながらですね、
淡々と威風堂々とですね、非常に講談師らしい、
背筋の伸びた芸というのもですね、
09:04
ございます。で、この回の最後にはですね、
三ツ矢酒店でやってるということで、
日本酒のシーンがですね、ちょっとありまして、
今回は石巻のスミノエ、非常にさっぱりしていて、
それで果物っぽいですね、香りがちゃんと効いていて、
夏向きのですね、おいしいお酒をいただきました。
非常に満足度の高い日曜日、ほろ酔い寄席でございますが、
次回は9月23日だそうでございます。
ちっちゃな会場でございますので、すぐ埋まっちゃうかもしれませんので、
ご興味ある方はぜひですね、探して、
ご予約をされた方がいいんじゃないかなという風に思います。
シェアする落語の四家でした。
シェアする落語第37回橘家文吾、ご予約をお待ちしております。
ではまた。
10:18

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