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はい、シェアする落語の四家です。4月21日日曜日、西荻窪の三ツ矢酒店ですかね。の2階、ちょっとホールみたいになってまして、
ここで西荻ほろよい寄席、橘家文吾、神田伊織二人会、行ってまいりました。この三ツ矢酒店、ちょっと行ってみてびっくり。すごいね、モダンでね、かっこいい建物なんですよ。で、ちらっと見たんですけど、品揃えのチョイスも良くて、
うん、なんて言うんでしょうね、近くに欲しいですね。
あの、西荻窪の人が羨ましいです。西荻窪の南口からちょっと行ったところですけどね。その2階のスペースがありまして、普段何に使ってるんでしょうね。お酒のイベントとかやってるんですかね、会議ができたり、お客さんを入れて今回のようなその落語講談の集いができるという、とても素敵なスペースです。
そこで開かれた会なわけですが、最初お二人のオープニングトークがあって、文吾さんがね、文吾単独ですか、らくごカフェでやってる会が前の日にあって、打ち上げですごいお酒飲んで二日酔いみたいな話と、
お二人の協会のね、落語協会と講談協会の前座の人数の話みたいですね。最近落語の弟子入りが少なくて、講談の弟子入りが増えてるみたいなそんな話をしてましたね。なかなか興味深い話でした。
まあでも弟子入り、多分あのコロナ開けてもうしばらく経ってからまた戻ってきそうな気はしますけどね。まあそんなところで、一席目が神田伊織さんです。
笹野権三郎のですね笹野名槍伝ですか。 名前にやりと書いて『笹野名槍伝 海賊退治』
ですね。初めて聴く噺です。というかもう講談っていっぱいネタあるんで、だいたい何聴いても初めてだったりしますけども。
楽しいですね。笹野権三郎が出てくる前にあの頑張ってた侍。
日向の方から来た侍。まあ要は船がいっぱいお金積んだ船が海賊に襲われて大変という話なんですけど、
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あのお侍がですね、お侍、老人だっけな?ちょっと忘れちゃったけど。
日向の方から来ている侍が、延岡って言ってたかな。 途中まで奮闘するんですけどその辺の下りがすごく楽しくていいですよね。
で割とそのなんですかね、あの
伊織さんのその講談は親切っていうか、 初心者でもわかりやすいような運び方をしている気が、ちょっとしましたね。
非常にその聴きやすい、聴き慣れてなくても聴きやすい感じがあるなというふうに思いました。伊織さん、あのう前にね、
辻講釈をお茶の水で聞かせていただいたことがありましたけども、 写真をね、ちょっとお送りしたらですね、覚えていらっしゃって、ちょっとご挨拶させていただいて嬉しかったです。
で2席目が橘家文吾さん。まあ僕はちょちょら組でよく聴いてたんですけども、 この前ね6年目の文吾という中野芸小の会でなかなか良かったんですよ。
でその流れで、 今回も
聴いてみたくて来たわけなんですけど、 『宿屋の仇討』
すっごい良かったですね。
この噺って結構いろいろめんどくさいところがあって、
ベテランでも時々手を焼くっていうタイプの噺なんですけど、
文吾さんぐらいのキャリアの人がここまで楽しく宿屋の仇討やるのも、なんかもう痛快な感じがして、
とにかくあのうるさくて眠れないって話なんですよね。 うるさくて眠れないで、なんでうるさいかっていうと江戸から来たお客さん3人組がうるさい。
ので隣のお侍さんが寝れないと言います。そういう噺なんですけど、 これがねもう最初からフルでうるさいの。
で、うるさいんだけど不愉快じゃないんですよ。 ノイジーじゃないんですよ。もううるさいのが面白いの。
ずーっとうるさくて面白い。 一貫してそのうるささがめちゃめちゃ面白いっていうところが、
楽しくて、ただまあ侍にしてみればもうそれで寝れないので、 まあいろいろある話なわけですけども、
このね3人の江戸物のその、
なんていうのかな、その造形、うるささの造形みたいな3人がまた綺麗に描き分けられてるしね。 もう僕は見事だと思いましたね。
いやーなんか久しぶりに落語ですっげー笑ったなーっていうふうに 思いました。いやーこれはちょっと聴けて幸せでしたね。
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で、仲入りが入って、また今度は文吾さんで、 今度は『紙入れ』。この紙入れはね、
まあいろんな人がやる噺ですけど、文吾さんに合ってるなと思いますし、 あの、ややこうシンプルめにまとめているところが、またベタっとしてない感じがいいなって思いますし、
あと定番のギャグをねちょっと変えてるんですよね。 まあどこかは伏せますけども、
そこがね、その変え方がすっごい良かった。 これもね満足の一席でございました。
最後の一席は伊織さんの『左甚五郎あやめ人形』。 まあ左甚五郎は本当に話によって、もう落語講談浪曲、まあ元は講談でしょうけど、
もうあちこちでいろんな活躍をしていますが、
話のたんびに出てくる人が違うし、 落語で例えば『竹の水仙』でも、
あのね『三井の大黒』なんかでも、 あの
なんか本当にこれ同じキャラなのかなってぐらい違うんですよね。 やっぱりまた講談、元となっている講談は講談で、また違うかなっていうところで、
ただ今回ね僕もまたこれも初めて聴くネタなんですけども、 あの若い
ねっ あの
若い甚五郎が出てくるのは 初めてかなぁこういう話を聴くのが。
またねえ、その途中までのその噺の流れ からネタとしてすごくやっぱいいんですよね講談のネタとしてね。
でその最後のこの不条理な感じっていうのもすごく講談っぽいなって思わせる中で なんあの
その甚五郎の世話になった、で、そのままその
師匠になるのかな。まあ義理の父親になっちゃう人なんですけども、ちょっとなんでこういう言い方してる
かといった名前を忘れちゃったからなんですけどね
話しっ振りてあるとか、
と
最初の義理の父って言えばいいのかな 神田の
お父さんのところですよね。これもすいません名前を忘れちゃったんで
人の、その話っぷりとかねぇ。なんかねこの
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職人的なその人間のこの大きさを感じさせてくれる ですよだどっちかっていうとこの話の中では甚五郎の存在感はそんなにないんですよ。
あの そんなにないって言い方は語弊あんのかなその
若い分だけ、あることがあって迷ううんですけど、
その 迷いの種になる
その飛騨のおじいちゃんと 背中を押す神田の義理の父
っていう この2人にさらに自分の妻が絡んでくるんですけど
その人たちの存在感がものすごくあるので
甚五郎そのものキャラクターは僕が今まで聞いた他の甚五郎ものに比べるとネタとしてやや薄口な感じなんですよね。
それだけにこの 2人の義理の父って言い方になっちゃうのか結局この
このセリフのこの重さ、いい感じの重さが こう
入ってくるんですよね。特に神田のあの
義理の父一号の
セリフはいいなぁ。結論どうなるのかなと思ったら本当に不条理な結論になってましたからね。
なるほどねっていう。こういう物語を
人々は講談に求めたのかもしれないなぁなんてこともね、ちょっと考えましたけども。
あの本当に良かったです
あやめ人形っていうね、
あやめという人の悲劇があるわけです自分のまあ奥さんなんですけどね
そうかーっていうね
あーな僕やっぱこういうのもやっぱ名工伝僕好きなんですけど
講談聴いたなっていうこの充実感がね あって
よかったです。で、これあの 終演後ですね
同じ会場で椅子を取っ払って机を出して 振る舞い酒ということであの
日本酒の試飲を
させていただくという、これあの 佐久、長野県の佐久の
お酒で
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帰る山と書いて帰山っていうのかな。いやー美味しかったですね。
あの ねやっぱり酒屋さんが自信持って出してくるお酒って美味しいなっていうふう
ですね もちろん試飲なんでほんのちょっとずついただきましたけども
いやあの 幸せな
気持ちになれる あの食べ物とかあんまあっても合うんでしょうけど
なくても美味しいんじゃないこれっていうような感じのですね お酒で大変楽しかったです
だから総じて言うと この会は
いい。とってもいい会だなというふうに思いますし
まあなんかもう3回目らしい今回3回目だったらしいんですけど もうすでにもリピーターがものすごいついているということで何が言いたいかと
言いますと、行きたい方はもう早めに予約れたはいいですよっていうことですね。
次回7月の28日だったからちょっとツイートが出ていると思いますんで、
伊織さんが文吾さんのツイートでご確認をいただきたいと思いますが 落語といい落語といい講談
若手の活きのいいところの奴が 都合4席楽しめてオープニングトークあってエンディングは
日本酒の試飲もできちゃうよと であの
試飲と言ってもあれだな、振舞い酒にお相伴できるよと。で僕は残念ながらちょっと別件があっていかなかったんですが、打ち上げもちゃんとあると。
いうですね そういうところでこういう会はねお得よ
うん だからねあの
リピーターいっぱいついてるんだと思うんですが、繰り返しになりますがご予約早め にというような感じでございます。
ということで楽しかったなぁ。シェアする落語の四家でした。ではまた。