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はい、シェアする落語の四家です。11月9日土曜日、六本木ミッドタウンでですね、特設ステージで海のご馳走フェスティバルという日本財団主催のイベントの中で出張海の落語プロジェクト、三遊亭朝橘師匠ご出演行って参りました。
この海の落語プロジェクトというのはですね、いろんなですね、プロの落語家が海と環境問題に関する落語を、新作落語を作って学校寄席などで披露するというですね、そういう企画で結構前からやっています。
僕も立川こしら師匠と三遊亭わん丈師匠の海の落語を聴いております。で、今回ですね、朝橘師匠がこのイベントに出演するということでちょっと顔を出してきました。
一席だけなんですけどもね、マグロの小学校という新作でございました。あくまで半ば教育の目的で小学生に向けて作られた落語ですので、というのはみんな解ってるんですけども、そこをうまく自虐的にまくらで振っておいて、みんな忖度して笑えというようなですね。
巻き込み方をしておいて、でマグロがですね、海の中でマグロの先生がマグロの生徒に教えるという、そういう展開ですね。確かに子供にもわかりやすい展開で、ただその中に結構な毒が入っていたり、キラーフレーズで「みんな泣かない泣かない」というフレーズが入っていたりしてですね、新作の落語としてもですね、ちゃんと楽しめるような作りになっていました。
そしてサゲ部分でですね、これから見る人もいるから言いませんけど、ちょっとあんまり見られない朝橘師匠の姿が見られます。ということでですね、やっぱり落語する環境じゃないんですよ。
大きなビルの吹き抜けで、朝橘師匠はインカムですね。口元につけるマイクをつけてのパフォーマンスだったわけでございますが、山台も低いしね。いろんな吹き抜けだから2階3階からも見てる人がいるみたいな。声はどんどん拡散する。笑い声もグルーヴしない。全部拡散していっちゃう。
そういうところの中でも、ちゃんと受けを取って楽しませて、イベントの趣旨にもぴったり合わせてくるというあたりがやっぱり朝橘師匠プロだなというふうに思います。これ明日もあるそうです。明日11月10日もあるということです。
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僕はなんでこのミドタウンに行ったかってもう一つ理由がありまして、サントリー美術館で英一蝶展をやってます。英一蝶の絵というのが極めて落語ファンには気に入っていただけるんじゃないかというふうに思われます。
講談ファンにとってはね、浅妻舟という柳沢昇進録の中のネタが非常に有名ですけども、とにかくいいです。明日が最終日なんですね。珍しくこのラジオ番組としてはお役立ち情報ですね。
明日暇な人はミッドタウンに行って英一蝶の絵を見た後に朝橘師匠というのもなかなかいいんじゃないかなというふうに思いますよ。ということでシェアする落語の四家でした。ではまた。
