松竹と日活が、それぞれ唯一制作した怪獣映画「宇宙大怪獣ギララ」と「大巨獣ガッパ」についてお話しました!
・怪獣ブーム真っ盛りの1967年に公開!
・トラックの荷台に核燃料!
・巨獣ガッパ夫妻、熱海に上陸!
・母ガッパがタコをくわえていた理由
霧が晴れた日(特撮/YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=7CbYXQbf_3M
宇宙大怪獣ギララ(wiki)
大巨獣ガッパ(wiki)
大巨獣ガッパの主題歌(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=arW8K5GU6wI
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みなさん、こんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、せみやまです。
今日は、松竹と日活が作ったそれぞれ唯一の怪獣映画
宇宙大怪獣ギララと大巨獣ガッパについてご紹介したいと思います。
前回、大月賢治についていろいろお話しさせていただいたんですけども
本編に行く前に、ちょっとだけ追加でお話しさせてください。
大月賢治は筋肉少女隊というバンドでデビューしたんですが、筋肉少女隊の活動停止期間中に
特撮というバンドを立ち上げて、一時期特撮をメインに音楽活動を続けていました。
その後、筋肉少女隊が活動再開したんですが、特撮の方も活動を続けていて、この秋にもライブツアーが予定されています。
ちょうど渋谷でライブをやるということで、前回ご紹介させていただいたカレー屋Mも渋谷のお店なので、ちょうどいいなぁと思ってチケットを取りました。
なので、9月には渋谷に行って、ムルギーカレー卵入りを食べつつ、特撮のライブに参加してこようと思います。
で、僕は筋肉少女隊も大好きなんですが、この特撮というバンドの曲が壺にはまることが多くて、最近また一番聞いているバンドだったりします。
特撮にはギタリスト兼サウンドプロデューサーの奈良咲という人がいまして、この人はオルターナティブロックバンド
ゴールター・オブ・ザ・ディーパーズのボーカルでもあったり、モモクロや他のアイドルグループへの楽曲提供やプロデュース業にも携わりつつ、
アニソンなんかもいろいろと発表している芸の幅が広い人で、この奈良咲の作るサウンドが壺に入っているのかもしれません。
そんな特撮の曲の中から1曲だけご紹介したいんですが、霧が晴れた日という曲があります。
これは2011年に発売した特撮の5年後の世界というアルバムに収録されている曲なんですが、
文字通り5年ぶりに出た特撮のアルバムだったんですね。
2011年は東日本大震災やそれに続く原発事故が発生した年で、霧が晴れた日という曲はその頃の重苦しい空気感を非常に色濃く反映した曲なんです。
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真っ白な霧という言葉が歌詞のいろんなところに出てくるんですが、その頃の不穏な空気や色々がその言葉に込められていると思います。
覆われやがてくるまれたら、眉の中で生きるよう、真っ白な霧は闇に等しく。
子供ら手探りで遊ぶよ。
そんな歌詞があります。この歌7分43秒あって、やや長めの歌なんですが、構成が非常に見事なんですね。
前半から中盤までは白い闇に包まれた冷たく不穏なムードの曲調で、中盤の転換、そしてクライマックスに向けて光が見えてくる。
そういう構成になっていて、ただこの曲初めて聴いた時はあまりピンとこなかったんですよ。
なんか間延びした曲だなぁって思ったんです。
5年後の世界というアルバムの中には特撮がさよなら絶望先生というアニメのために作った、めちゃくちゃアグレッシブで
弾きの強い曲も多数収録されていて、そっちに意識が持ってかれてたのかもしれないんですけども。
なのでこの曲が僕に刺さったのってごく最近なんです。
東日本大震災の時も、ここ数年のコロナ騒動もそうですけど、社会を追う不穏なムードって常にありますよね。
霧が晴れた日という曲は、そんな重苦しい不穏な空気を描きつつ、最後に光を見せてくれるんですよ。
それがすごくぐっとくるし、今の自分の気持ちに深く刺さってますね。
この曲、王家の作詞による物語があって、町の外れの朽ちた灯台に一人の男が登って行って、
無敵、霧の笛と書いて、無敵を鳴らすという展開があります。
そしてまたその無敵は、多くの人がそれぞれ懐かしさを感じる下降のメロディーにも重なっていくんです。
霧が晴れた日の歌詞のクライマックスのあたりを引用させていただきます。
無敵を今低く鳴らせ 遊びを止めぬ子らに届くよ ノーム消えた娘 耳にも届け
無敵を今調べとなれ それはさ 昔聞いた調べさ
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夕日下降教えてくれてたメロディー 闇の中でさえも誰もがそろそろ帰る時と気づくさ
大切なものを待たせている場所へ 霧が晴れたら日が射すだろう
輝き出すよ帰り道が 概要欄に音源のURLなど貼っておきますのでぜひぜひチェックしてみてください
各種サブスクでも聞けると思います。 このクライマックスのあたり
王権の紡ぐ歌詞の言葉選びがとても素敵で 曲の盛り上がりとのシンクロ率が最高潮に達していて
ノスタルジックな気持ちのツボをものすごい勢いで押されるんですよね。
別の曲でロコモコでも食べるかーいって歌詞を書いて歌ってた人と同一人物とは思えないんですけども
王権が関わる曲って基本ヘンテコリンな変化球が多いんですが たまにこういう豪速球のストレートを投げてきて心を打ち抜かれるんですよね
歌詞の大切なものを待たせている場所へ帰ろうというくだり いろんなものが込められていると思います
2011年に作られた曲ですけどここ数年のコロナ騒動の中で 行動制限がされる中で多くの人が自分を見つめ直して
本当に自分の心が求めるものを再発見したというのがあるなと思っていて 偶然ではありますがむしろ今聞くといろいろ感じるところが多い曲だなって思います
ということで特撮の霧が晴れた日という曲おすすめです それではそろそろ本編に行きたいと思います
今回はギララとガッパという怪獣が出てくる 日本の映画についてお話ししたいんですけども
この2作品 まず特撮を普段そんなに見ないという方は聞いたことがないタイトルだと思いますし
ちなみに今言っている特撮というのは特撮映画のことで さっきまでフリートークで言っていた特撮という名前のバンドとは違うものになります
紛らわしくてすみません 特撮好きな方でも見たことないという方は結構多いんじゃないかと思います
どちらも1967年公開の映画で今年が2024年なのでもう57年も前の作品なんですね
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昨年2023年はゴジラ映画ゴジラ-1.0が話題を集めたほか
ゴジラと対をなす怪獣映画のシリーズであるガメラもnetflixでガメラリバースという作品を配信開始し
怪獣映画が盛り上がった年でした そんな中ギララとガッパは僕が知る限り特に話題になることもなく
歴史の中に埋もれている作品じゃないかなぁと思うんですけども 実はどちらも amazon プライムビデオで見ることができる作品でもありますし
今回はギララとガッパの豪華日本立てでお話ししていきたいと思います まずギララとガッパが公開された
1967年というのがどういう年だったかについて軽く触れておこうかと思います
1967年というのは戦後の高度経済成長期にあたり 前年の1966年に初めて日本の人口が1億人を突破しました
で今回ご紹介するギララとガッパは怪獣映画ということで その頃の特撮作品や怪獣映画を取り巻く状況がどうだったかというと
1966年につぶらやプロの特撮テレビドラマ ウルトラQが放送され大人気となりました
つぶらやプロは続けて後番組のウルトラマンを 1966年から1967年にかけて放送
ウルトラQを超える人気を博し日本中に怪獣ブームを巻き起こしました 同時期にダイエモガメラシリーズを立ち上げ
1965年の大怪獣ガメラを皮切りに 1966年には大怪獣決闘ガメラ対バルゴン
1967年には大怪獣空中戦ガメラ対ギャオスを公開 その後も年に一本のペースでガメラシリーズの映画を公開していました
この時期の怪獣ブーム ウルトラマンの最終回の最高視聴率が42.8%だったということですから その熱狂ぶりが尋常でなかったことが伺えますね
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今回ご紹介するギララとガッパもそんな当時の熱狂的な怪獣ブームの中で 制作されることになったわけです
この2つの映画配給会社は違うんですが実は共通点がありまして どちらの映画も特撮部門を担当したのは日本特撮映画株式会社という会社なんですよ
これは過去にゴジラやウルトラQなどに携わり 特撮の神様ツブラやエイジと共に仕事をしていたスタッフが中心になって独立して立ち上げた会社だったんです
特撮というのは非常に専門性の高い分野なので その日本特撮映画株式会社という特撮を外注できる会社ができたことで
小築と日活から立て続けに怪獣映画が発表されることになったわけなんですね
そういう背景から生まれたギララとガッパ まずはギララの方からお話ししていきたいと思います
まずは小築が制作した唯一の怪獣映画 宇宙大怪獣ギララからご紹介したいと思います
こちらは1967年3月25日公開の作品で タイトル通り宇宙からやってきた大怪獣のギララが地球で大暴れする怪獣映画です
このギララのデザインなんですけど 個人的にはウルトラマンのカネゴンから愛嬌を削ぎ落として不気味なアレンジを加えたという表現がしっくりくるんですけど
怪獣を怪獣で例えてもご存じない方には いや両方知らんしという話だと思いますので別の表現を検討したいと思います
そうですね 宇宙大怪獣ギララは頭部はいわゆるUFO型 空飛ぶ円盤状のザUFOという見た目をしています
宇宙から来たということを強調したデザインじゃないかと思うんですけども その空飛ぶ円盤型の頭部に2つのまん丸い赤い目がついています
かなり不気味なデザインだと思いますね で全身は鱗のようなボコボコした質感の外皮に覆われていて
二足歩行しています背中には背びれがついています 僕はギララの映画を見たのは比較的近年なんですけど
ギララのデザインは子供の頃に持っていた怪獣図鑑で見たことがあって その時の第一印象としては
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かっこ悪いなぁというものでした 子供ごころに1映画の主役を張るデザインとは思えなかったんですよね
せいぜい帰ってきたウルトラマンあたりの1エピソードに出てきて ウルトラマンにやられてそれっきり登場することはないくらいの怪獣かなという印象でした
こんなかっこ悪い怪獣を主役に据えたから 正直は1本しか怪獣映画作れなかったんだなぁって
子供心に思ってました で映画としての宇宙大怪獣ギララなんですけど
すでにあったゴジラシリーズガメラシリーズと差別化するため タイトルにも入っている宇宙を全面に押し出してたんですよ
映画宇宙大怪獣ギララは科学の発展によって月面基地が建設されたり 火星へ友人の探査機を送ることが可能になっているという未来が舞台なんです
で火星への友人探査の途中謎のUFOに進路妨害されるんですが この時謎の粘着質の物体が主人公イッコウが乗っている探査機に付着して
それを地球に持ち帰ったところ宇宙大怪獣ギララに変身することになるんですね でその怪獣ギララの発生源と思われる
UFOというのがいかなる存在なのか当然気になるわけなんですけど そこは映画を最後まで見ても明かされないんですよね
謎のまま終わっちゃうんです そういう脚本的にシンプルに物足りないところが結構あるんですよね
ギララって 怪獣ギララはエネルギー源となる物質が大好きで 物語の終盤では新型の核燃料を保有する施設を狙ってやってきます
ギララの好きなようにさせてたら大変なことになってしまうわけなんですけど そこで主人公と相棒がどうしたかというと
囮の核燃料を車に積んでギララをおびき寄せることにしたんですよ 放射能を意味するマークがデカデカとプリントされた核燃料を割と無造作に
業務用トラックの荷台に積んで走って追いかけてくるギララとカーチェイスをするんですけど いろんな意味でスリル満点のシーンなんですよね
こういうトラックを高速道路とかで見かけても あまり車間距離は詰めたくないなって思うんですけども
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でひとまず核燃料を餌に施設からギララを遠ざけたところで ギララの弱点であるギララニウムという物質を自衛隊の航空機によって大量に
ギララに浴びせかけるんです そうすることでギララはだんだん弱って縮んで最後は人が手で持てるくらいの小さなコアだけが残るんですよ
でその小さくなったギララを宇宙怪獣は宇宙へ返すのが一番という感じで ロケットに乗せて空高く打ち上げるんですよね
解決になっているのかよくわかりませんし ギララの弱点であるギララニウムの最終に一応主人公たちが関わってはいたんですが
最終的には自衛隊の航空機がギララをやっつけた みたいな感じにはなっていて
そこも怪獣映画としてはちょっと クライマックスのカタルシスに欠けるところがあるかなぁと思いましたね
ちなみエンディングテーマ月と星のバラードは作詞をA.ロクスケさん 歌をバイショチエコさんが担当されています
そんな宇宙大怪獣ギララなんですが 実は2008年になんと41年ぶりの続編
ギララの逆襲 トーヤコサミット危機一髪という映画が公開されています この映画トーヤコサミットをテーマにした特撮パロディ映画で
以前セミラジオでご紹介した 地球防衛未防陣と同じ監督が手がけた作品なんですね
ギララという怪獣が登場する以外は前作との繋がりは特にないんですが ビートたけしが声を当てているタケマジンという超人が登場して
ギララと戦ったり加藤夏樹演じる主人公が切れ味鋭いコマネチを披露したりと かなりとんでもなくまた非常に面白い映画で僕は大好きなんですよね
このギララの逆襲 トーヤコサミット危機一髪については また別の機会にお話しできたらいいなと思っています
続いては一括が制作した唯一の怪獣映画 大巨獣ガッパについてお話ししたいと思います
こちらは宇宙大怪獣ギララの公開から約1ヶ月後 1967年4月22日に公開されました
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怪獣ガッパは作品中に子供 そして父ガッパ母ガッパの計3頭が登場します
デザインは名前の通り妖怪のカッパやカラス天狗をモチーフにしたものです 怪獣としての魅力を感じられるデザインで僕は結構好きなんですよね
映画の冒頭では主題歌の大巨獣ガッパという歌が流れます 曲はこぶしが聴いているこの頃の演歌家歌謡曲という感じの曲調で
歌詞の内容的にはガッパがどういう怪獣かを説明する自己紹介ソングみたいな感じですね
結構いい味出しているので概要欄に youtube リンクを貼っておきますのでよかったら聞いてみてください
物語は南太平洋のオベリスク島に日本からの調査団が船で向かうところから始まります この調査団実は純粋な学術調査のための一団ではなく
週刊誌プレイメイトの記者やカメラマン そして生物学の研究者という奇妙な取り合わせの集団でした
実は飛ぶ鳥を落とす勢いの週刊誌プレイメイトは 南国をイメージした一大テーマパークの建設を企画していて
南国の珍しい生き物を持ち帰ったり 現地の人をスカウトするために調査団を送り込んでいたんですね
で現地の人たちは戦時中南太平洋の島々に進出していた日本軍の人と交流があって 日本語も話すことができて温かく歓迎してくれるんですけど
一応主人公ポジションであるはずの日本の調査団の人たちは 欲深く何か目新しいものを見つけて持ち帰りたいという感じでギラギラしてるんですね
序盤から嫌な感じが出てるんですよ で洞窟の奥で現地の人たちがガッパと呼ぶ謎の生き物の子供を見つけて現地の人たちが
それはガッパだ神様だ災いが起こるから元の場所に戻した方がいいって 一生懸命言ってくれてるんですけど耳を貸そうともせず寄せばいいのにそのガッパの
子供を日本に連れ帰っちゃうんですよ そうすると島の地下で眠りについていた
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親ガッパも目覚めて子供を連れ去られたことへの悲しみ怒りで大地は揺れ 地割れや噴火が起きて島は大変なことになっちゃうんですよ
そして父ガッパ母ガッパは背中から生えた翼を羽ばたかせて子供が連れ去られた方角へ向かうんです
でまずは両親ガッパはアタミに上陸するんですよ 子ガッパは東京に連れてかれてるんですけど
遠くから子供の存在を感じ取るセンサーの精度がそんなに高くないみたいで まずはアタミを子ガッパを探し回って結果的に破壊し尽くすことになります
破壊しようと思ってやっているわけじゃなく 子供を探す過程で結果的に破壊してしまうんですよね
でこの時母ガッパの方が口に大きなタコをくわえてるんですけど なんでタコをくわえているのか作品内で解説されることはないので
ちょっと意味がわからないんですけど 制作者の方のお話によると親から引き離されてお腹を空かせているであろう
我が子を思って我が子に再会したらすぐに美味しいタコを食べさせてあげたいという 母心からということだったそうです
なので一応タコをくわえている理由はあったんですが 作品中では一切説明されないのでちょっとシュールな絵面になっています
で巨大な怪獣がアタミで暴れて温泉街を恐怖に落とし入れているということで やはり自衛隊が出動してくるわけです
戦車が出てきてガッパ夫妻を砲撃するんですけどビクともしないんですね まあその程度の砲撃で倒れていては1時間半の映画になりませんからね
逆にガッパたちは口から熱線を吐いて戦車を破壊したりと 怪獣映画のお約束的なやりとりがなされるわけです
でその後親ガッパたちは一旦川口湖に潜伏したり いろいろあるんですがついに子ガッパが囚われの身になっている東京へ進撃を開始します
このままでは東京で大きな被害が出てしまうという中でアメリカ海軍の潜水艦に救助されて
来日していたオベリスク島の少年サキが子ガッパを漁師に返してあげて そうすれば大人しく帰るからと大人たちに懇願するんですね
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子ガッパを使ってテーマパークの集客をしようと考えていた 週刊誌プレイメートの社長は最後まで抵抗するんですけども
このプレイメートの社長は奥さんを亡くしていて 一人娘と暮らしているんですけども娘に
パパ怪獣だってお母さんに会いたいんだよ 返してあげようよと懇願されるシーンがあったりします
この人間の親子の情愛とガッパ親子の情愛を重ねるストーリーライン
言ってしまえばベータでお涙ちょうだいなところもあるんですけど やりたいことは明確に伝わってきて嫌いじゃないなと思いました
でそれでも大人たちは子ガッパを返して親たちが本当に大人しくなるのか 根拠を示せみたいなことを言うんですけど
そこで子ガッパにずっと同情的だった プレイメートの女性カメラマンが言い放つセリフが印象的でした
私たち理屈だけで何もわかっちゃいないのよ ガッパのことはこの子が一番よく知ってるのよ
と言うんですね そして他に手もないということで子ガッパを親ガッパに返すことになるんですよ
ここに来て僕がその週刊誌プレイメートのスタッフや 生物学者などの作品の主要人物に対して思ったことを率直に口にすると
こいつらようやく正気に戻ったかって思いました シンプルに節度をもって行動しなかったために
災いが起きたっていう話だと思うんですよね まあそういうふうに脚本を組んだり演出してたっていうことなんですけど
それでも最終的には登場人物たちの心境が大きく動く瞬間を感じることができて そこは作品としていいなって思いました
この映画その週刊誌プレイメートのスタッフなどの主要人物に対しては 作品全体を通して感情移入できたかっていうとそういう感じではなくて
どちらかというと子供を助けようと一生懸命な親ガッパとか オベリスク等の人たちとかの方が感情移入はしやすかったですね
でその子ガッパと親ガッパたちの再会のシーンは 着ぐるみの演技の上手さ細やかさも相まって結構グッとくるんですよね
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囚われ祈りになっていて自分の翼で飛んだことのない子ガッパに対して お父さんガッパがお手本を見せてあげたりそういう細かい演技がいいんですよね
母ガッパが唐突にタコを食わえてたり 変なところやバランスが悪いところはあるんですけど
物語性や作品を通して伝えたいメッセージは ちゃんと感じられてなかなか味わい深い作品なんじゃないかと思います
そんな大巨獣ガッパでした ということで宇宙大怪獣ギララと大巨獣ガッパ
豪華に本立てでお送りしてきましたがいかがだったでしょうか 公開時期も近く特撮部分を同じ会社が受け負っていたという共通点のあるこの2作品
今回合わせて語らせていただきました どちらも amazon プライムビデオで見ることができますので
ご興味があればこの機会にチェックしてみてください この2本のどちらかということであれば僕は大巨獣ガッパの方をお勧めしたいと思います
セミラジオではお便りを募集しています Xのハッシュタグセミラジオや概要欄のフォームからお送りいただけると嬉しいです
今回は翔畜と日活が作ったそれぞれ唯一の怪獣映画 宇宙大怪獣ギララと大巨獣ガッパについてお話しさせていただきました
ご視聴ありがとうございました
32:05
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