もうちょい具体的に言うと、一人ウィキペディアなんですよね、アリストテレスって昔の。
なんか歩く辞書みたいな?
そう、歩く辞書みたいな感じなんですけど、
だけど、あまりにも歩く辞書すぎて、みんなが見てる世界をすっごくこと細かに説明できすぎてて、
すごいね、一人グーグルみたいだね。
そう、一人グーグルみたいな、一人なんちゃらでなんでもいいんだけど、みたいな状態だったんで、
結構先入観を生み出しちゃったっていうことなんですよ。
科学の発展するときの壁って先入観と、あとは訂正的な考え方だと思うんですよね。
アリストテレスこの2つを作ったっていう感じなんです。
じゃあアリストテレスが後の科学者の卵みたいな人たちにすごい先入観を植え付けちゃったから、
その人、後の科学者たちが自由な発想を持てなくなったみたいなこと?
そうそうそう、っていうこともあるし、定量的な話が全然好きじゃなかった。
ちょっとなんか相反するような感じはするじゃん。
めっちゃ細かく説明するんだけど、全部訂正的なんだよね。
っていうのがアリストテレスなんですけど、
なんかあれだね、ちょっと前のさ、人たちは数が物事の真理だみたいな。
ピタゴラスとかね。
ピタゴラスか、それとはなんか逆だね。
そうそう、なんで結構今の科学のラスボス的な存在だと思うんですよね。
ある意味そのラスボスの先入観を打破して本当に正しいことを見つけたっていうのが現代の科学かなっていう感じがしてて、
これだから近代科学のラスボスなんですよ、アリストテレスは。
なんで今日はそのラスボスがどうやって生まれたのかみたいな、そういう回です。
じゃあお知らせ挟んで本編で暴いていきます。
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そんなイデアとか言ってるより、馬っていうのは足が4本あって、
こういう形のひずめがあって、たてがみが生えてて、みたいな。
もう説明して説明して、そういう個性を全部持ってるのが馬ですよね、みたいな。
考え方だったね。
なんか現代の考え方に近いよね。
だからこれ言ったらしいんだけど、結構イデア論に否定的で、
そういうものを考えるより、馬をちゃんと観察して、それを知る方が建設的ですよねっていう感じなんですよ。
幅広すぎてさ、調べてることの。
イルカがさ、哺乳類だって最初に言ってんのもアリストテレスの。
でもその当時から哺乳類って概念あったんだ。
そうそう、一応あったらしくて、その分類も作ってて。
それ、分類をアリストテレスが作ったの?
そう、母乳を飲ませてる種類っていうことで分けてて、
だからイルカは魚っぽいけど魚じゃなくて哺乳類っていう、僕らに割と近い種類だみたいな。
言ってんのもアリストテレス。
すごいね、アリストテレス。
そう、イルカのイデアとか言ってたら魚って思っちゃいますよね、みたいなことだと思う。
これまああらゆる物事、周りにある生き物を観察するとか、現象を見るとかもそうなんだけど、
政治にもちゃんと言ってて。
政治。
プラトンは哲学を学んで理想の国家を知るやつが王になればいいじゃんっていう人だった。
だけどアリストテレスはそれだったら結局独裁政権みたいになっちゃうだけじゃないですかって言ってて、
そんなことより、全部そんなことよりみたいな感じなんだけど、政治ってまず種類あるよねって。
3種類あって、君主制、だから王が1人でやるのと、貴族みたいな階級を作ってやるのと、民主的にみんな平等みたいな感じでやる。
3種類がある。
だけど、どれもメリットデメリットあって、王は独裁になるしダメで、貴族は権力争いして滅びるからダメで、
民主はなんかみんな政治に無関心になるから、結局どれもダメになる要素あるみたいな。
結局それがサイクルしてるだけだから、その答えってなかなか難しいよねって言ってんだよね。
これさ、いまだにそうじゃないですか。
いまだにそうだよね。
ずっとこのアリストテレスが言ってる通りになってると思うんすよ。
プラトンの考え聞くのとアリストテレスの考え聞くのだったら、アリストテレスの方が100倍納得感あるわ。
そうそう。だからね、結構すごいって言われてる。
し、あらゆるものを観察して、その中のことを知ろうぜっていう。
だって知識を愛するのが人間じゃんっていう人だったね。
人間は人間じゃんって思うけど。
でもこれ当時がもうめっちゃ奴隷の人いっぱいいたからだと思う。
じゃあもう奴隷とそれ以外の人は違うっていうのが当たり前だったのかな。
そう、ギリシャのアテネとか、確か時代によってはもう半分ぐらい奴隷みたいな。
でもさ、プラトンか誰かが途中で奴隷にされなかったっけ?はじめ奴隷じゃなかったけど。
奴隷にされそうになったっていうプラトンが。
そういう自由な人から奴隷パターンもあったんだよね。
でも多分それ奴隷になった人をアリストテレスが見たら、
でも君は元からそういう奴隷になるっていう性質を持ってたんだよみたいな説明をすると思う。
だからしょうがないよねって言って、ほーっていう感じ。
なんかそれ以外のさ、アリストテレスが発見した素晴らしいこと、
なんかリンゴが落ちる理由を考えたりとか、
そういうのはさ、現象だけは見るんじゃなくて観察して理由とか考えてさ、
一歩先まで考えてるのすごいと思うけどさ、
奴隷に関してはさ、あなた奴隷になる運命だったんだよ、終わりみたいな感じで、
それ以上議論することを許さないのはなんか真逆な感じするね。
真逆なんかな、でも説明としては同じ方向な気がするけど。
もう説明できちゃったらそこで終わりみたいな。
そうそうそう、物には目的があって、
その目的が全部自然の成り行きでその動きを果たしてるだけだっていうのをひたすら説明してるから、
同じことなんじゃない?
今の感覚で言ったら変だなっていう感じがするけど。
アリストテレスの中ではそれで全部説明できるっていう感じなんだろうね。
ここまで言ってきたのって全部定量的じゃなくて定性的なことしか言ってない。
で、結構意外かもしれないけど、アリストテレスあんま数字好きじゃないんですよ。
なんか時速何キロで走るものを考えますとか言ったら、
アリストテレスはおいおいおい数字にすんなよっていう。
哲学を数学に変えるなっていう考え方だったらしくて。
なんかプラトンと真逆だね。
そう、プラトンとかピタゴラスはもうひたすら定量的に世の中を見ようって言ってた人なんだけど、
その後に出てきためっちゃすごいアリストテレスが超定性的な人なんですよ。
ピタゴラスとかプラトンは理系で、アリストテレスは文系というか今で言う哲学者みたいな感じがする。
そうだね。
だし別に定性的なもので、この昔ってそれを確認する術がないから納得すればOKみたいな感じだから、
さっきまでめっちゃ哺乳類とか卵とか超細かく分析してたけど、
定量性が必要なもの、例えば速さの話とかって、