1. 哲学の楽しみ方を探求する〜それ哲ラジオ
  2. #14 続・続「イデア」。アリス..
2022-06-12 31:14

#14 続・続「イデア」。アリストテレスの視点から考えてみる

「それって哲学なの?」といった身近なテーマをきっかけに、哲学の楽しみ方を探求するラジオ番組です。


【内容】プラトンとアリストテレスの視点/イデア覚えてる?/イデアの矛盾/普遍的かつ個別的/動物のイデアの例/MECE警察アリストテレス/大航海時代との比較/分類の重要性/イルカとクジラは同じ/分類の多様性/どのイチゴ?/次回はアリストテレスが考えた「幸福」


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00:00
(音楽)
はい、ソレ鉄ラジオ今日も始めていきたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、ちょっと今日最初にですね、全然筆学関係ない個人的な話なんですけど、
実は、おととい親知らず、舌の方の親知らずを抜いたんですよ。
はい、はい、そうなの?
うん、初めて舌の方を抜いたんだけど、まあパンパンに今ね、腫れてまして、あの口が。
ちょっと聞き取りづらいところがあるかもしれないんですけど、
僕も初めて知ったんだけど、親知らずって抜いて2日後が一番腫れるんだって。
あ、そうなんだ。
今まさに絶賛一番腫れてるところで、ちょっと口が全然開かないので、
ちょっと、でも頑張ってハキハキ喋ろうと思うんで、すいません。よろしくお願いします。
はい、ゆっくり喋っていきましょう。
はい、ゆっくり喋っていきます。
喋るたびにね、ほっぺたの内側噛んでて痛いんだよね。
わかった、じゃあ、流血したらじゃあね、一旦、今日は終了ということで気をつけていきましょう。
ボクシングみたいな、ドクターストップみたいな、ちょっと頑張って耐えていこうと思います。
はい、じゃあ頑張ってやっていきましょう。よろしくお願いします。
はい、ゆるいな、大丈夫かな。
はい、今日はね、アリストテレスの続きというところなんですけど、
前回まででね、アリストテレスが知ることを求めるよって人は、知ることを求めるよっていうことで、
まあ知るってどういうことなのっていうのをいろいろと話させてもらったんですけど、
でもその中で、鶏卵問題も実は解決してたみたいな話とかもさせてもらいましたと。
はいはい、そうだね。アリストテレスの考え方の基本みたいなものをすごく教えてもらった感じがするね。
物事をどう捉えているか、捉えるかみたいなね。捉えるというか、むしろね、
昨日、法を生み出した人みたいな話もあったぐらい、多分ね、事実をめちゃくちゃ動物を解剖したりしながら、
そこから一般的な法則を見せていくっていうね、そこをめちゃくちゃ作ったというか、実践した人なんだなって。
そうですね、そこはすごい今日の話も繋がってくるんですけど、
プラトンがね、前にやったプラトンが、イデアっていう、要は目の前のものじゃなくて、
理想のものっていうのを大事にしたっていうのと、やっぱりアリストテレスが目の前のものっていうのを大事にしたっていうのを結構比較というか、
対比してやっぱり考える人っていうのは結構多かったりしますと。
はいはいはい。何度か出てるんだけど、アリストテレスがね、そのイデアっていうものを批判しましたよみたいなことがあって、
ちょっとそれをね、今日ぜひ話していきたいなと思うんですけど、
なんかじゃあ、イデアって何でしたでしょうか?お答えください。
たとえでしか覚えてないんだけど、プラトンがその物事というか、もうイデア界、理想的なものと、あと現象界の2つに分けましたみたいな話で、
03:11
なんと、個人的にはその辞書で勝手に理解しちゃったんだけれども、
なんか物事があったときに、それをどう、価値判断抜きにして、それをどう定義するかみたいなぐらいの感じっていうふうに一応覚えてる。
はいはいはい。
多分猫へ割るんだろうけど。
でも自分なりにその辞書みたいな例えで理解できてるのも面白いなと思ったし、いいなと思ったけど、
すごいシンプルに言うと、その2つ世界を2つに分けましたと。
さっきアニキが言ってくれた辞書みたいなのがある種理想の世界。
その世界に理想のものがあって、例えば花や人が美しいんじゃなくて、美しさそのものみたいなものがイデアの世界にあって、
花とか人がその美しさっていうものを持つから、花とか人が美しいんだよみたいなことを言いますと。
はいはいはい。
そう聞くと、確かにそういうのもあるかもねみたいな。
でもなかなかそのイデア界とかってよくわからないし、そういうプラトンってすごい人が言ったからそうなんだろうなぁぐらいの感じだと思うんですけど。
そうだね。なんとなくそれこそ納得させられた感はあるかもね。
そうだよね。でもアリステリスはそこを納得せずに自分自身にしっかり考えていきますと。
そうなんだ。師匠の教えをそのままじゃなくて、ちゃんと自分で疑問を持ったんだね。
やっぱりね、その哲学ってただ知識とか答えとかを学ぶってよりは考え方自体を発展させていくものだから。
逆に弟子だからこそとか、アリステリスがプラトンを師匠としたからこそそこをしっかり考えてたんだろうなと思うんだけど。
ある考えとか概念を批判というか乗り越えようとするときにいろんなやり方があるんだけど、
よくやられるのが矛盾を指摘するっていう手法がありますと。
はいはいはい。
なんか、数学とかで、高校どっかかな、2が偶数であることを証明するみたいな、とか、有理数であることを証明するみたいなのやったのなんとなく覚えてる?
うん、全く覚えてないね。
全く覚えてないんだ。
数学やったかな、高校でやったかな、時に終わったかな。
そういうのあったっけ。
そういう当たり前のことでも、例えば、もし2が偶数だとすると矛盾が生じるよみたいなので、だから偶数であるみたいなことを証明するようなことがあるんだけども、
結構哲学でも似たようなことをしますと。
例えば、イデアって普遍的な存在、だから例えば美しさとか美想なものって、あらゆる美しさの根源みたいなものだから、それを使えば普遍的なものになるんですよね。
06:12
うんうんうん。
でも、そのイデアっていうものは、美のイデア、美しさのイデアもあれば、例えば机のイデアもあれば、あるいはもしかしたら楽しさのイデアとかもあるかもしれないと。
うん。
てなると、まず1個1個のイデアは個別的、1つ1つのものなんだよね。
そうだね。それぞれさっき言った通り、花が美しいとか、花自体に美しさが内在してるんじゃなくて、花のイデアもあるし、美しいのイデアもあるから、またそれを捉える人がどう捉えるか、花が汚いと思う人もいるかもしれないし、
うん。
みたいな、そこは別々に分かれてるよ、1個1個が個別に存在してるよって話だよね。
あっ、そう、まあすいません。そういうこと。
そうすると、イデアって普遍的でもあり、個別的でもあるみたいな。
うーん、イデアが、イデア自体が、そういった個別のものを内包するイデアがってこと?
普遍的って言われる、例えば花一般というか、あらゆる花に共通する花とは何かっていうものが、それは普遍的ではないですね。
ああ、そうかそうか、チューリップとか、そういうひまわりとかじゃなくて、花っていうふうにしたときにってこと?
うん、そうそうそう。
うん、ああ、なるほど、それは普遍的でもあるし、イデアの中の花っていうものが、本来ひまわりとかチューリップというものを包含する、その概念的な、花もある意味概念的な話なのに、
それがさらに個別的な定義を花として得てしまう、イデアの中では得てしまっている、みたいな。
そこはちょっと矛盾してるよねって話か。
そういうこと、そういうこと。
うんうん、ああ、そうなんだ。へぇ。
でね、まあ、概念で言うとちょっとやっぱり分かりづらいと思うんで、アリスレスはね、こう分かりやすい例を出してくれてるのがめちゃくちゃありがたいんで、ちょっとそれも話してみようと思うんだけど、
例えば、馬と人間っていうのがいたときに、どっちも動物に含まれるじゃないですか。
そうだね。
なので、馬も人間もそうすると動物のイデアを持ってると。だったときに、馬って4足で歩く動物じゃないですか。
うん。
で、人間は2足で歩く動物じゃないですか。
うん。
ってことは、動物のイデアは2足でもあり4足でもあるっていう性質を持つはずなのね。
うん、そうだね。そこはどっちも入ってるよっていう。さっきのヒマワリとチューリップみたいな。どっちも入ってるよねっていう意味では、うん、そこまでオッケー。理解できます。
そうなんだけど、動物は2足でもあり4足でもあるって、一つの動物が同時に2足と4足で歩くってことはないじゃないですか。
09:12
うん、まあそうだね。さっき馬と人で行ったら、それぞれ4と2で定義しておこうと。
だから、もし本当の理想の動物のイデアみたいなのがあったときに、その中2足と4足っていう、全然本来一緒にならないはずの性質が一緒になっちゃってるよね。
それって、なんかよくわからないし矛盾だよねみたいなことを言いますと。
うーん、はいはい。
なんとなくわかるかな。
まあちょっとそうだね。最初聞いてたと違う批判の視点かなと思って、正直。
ああ、はいはいはい。
うん、あの、ある意味その動物っていうものがあったときに、たぶん今の感覚で言うとだと、なんとなく今ちょっと思ってるんだけど、別にその馬と人間が、どっちも動物だよねって言われて違和感はないんだよね、正直。
うん。
で、たぶんアイストテイストはそこに違和感を持ったんだよね。
ああ、なるほどね。
っていうことは、ちょっとまだ全然わかんないんだけど、さっきイデアが辞書じゃないかみたいなタトゥルを自分ではしてるんだけど、たぶん辞書ってやると、今のその動物に馬と人間が入ってるっていうのはたぶん理解できて、
うん。
で、たぶん当時のプラトンが言っていたイデアっていうものは、たぶん辞書とそこの部分が違うのかなって今ちょっと思い始めてる。
ああ、なるほどね。
うん。
で、たぶんプラトンが定義した、まあ仮に今動物の話だから、動物のイデアってやったときに、アイストテイストが思った違和感ってじゃあ何なんだろうみたいな、とこういうちょっと今想像、絶賛想像中なんだけれども。
ははは。
はいはいはい。
なんかそこに何かとっかかりがありそうな気がするっていう感じ。ごめん、ちょっとまだ追いついてない。
OKOK。
あ、で言うと、ごめん、一個ちょっと飛ばしちゃったかもしれないのが、前回アイストテイストが種、種族とか、例えば卵とニマトリならニマトリっていう種っていうのを大事にしたよっていう、要はそういうカテゴリーというか、立ての関係というのをすごく大事にしてるんだよね。
はいはい。
なので、馬と人間みたいなものも動物っていうカテゴリーに含まれるよねと。
うん。
もしかしたら魚、サバとかも動物に含まれるけど、でも馬とサバっていうのはまた違うわねみたいに、海で生きるものと陸で生きるものみたいに分けていったときに、いろんなカテゴリーができますと。
うんうん。
ただ、イデアっていうのはそれを動物っていう、すごくざっくりとというか、概念でくくるんだけれども、じゃあ動物のイデアの上に生き物のイデアがあるのか、例えば植物とかも含む生き物のイデアって考えれるんじゃないかとか。
12:03
うんうんうん。
そもそも動物っていうけど、動物っていうものってないじゃないって言ってわかるかな。
うん、わかる。
さっきので言うとやっぱり海藻が違うよね。
そうそうそう。
動物は抽象的。それこそアイストテレスの言うところの抽象的なもので、馬と人間は具体的なものだから、もしかするとイデアの中はその抽象的なものと具体的なものが同じレイヤーにバラバラバラと存在していて、すごく分かりづらくなっていたっていう感覚をアイストテレスが持ったのかな、もしかして。
そうだねそうだね。
それを矛盾として表現したのかな。
うん。
だから多分その目の前の馬と人間は明らかに違うものだし、それを動物っていうカテゴリーに掘ったときに、そのイデア、動物のイデアっていう中で4足とか2足っていうものがもうすでにごちゃついている。
うんうんうん。
全然そう、理想とか言ってるけど、全然理想ほど整合性取れてないじゃんとか、例えば地数上取れてないじゃんみたいな。ちょっとここまで言ったかは分からないんで、僕が今話しながら言ってるだけだけど。
うんうんうん。
あーなるほど。たぶんそうだね、辞書ってイデアを取れたのは、たぶんアイストテレス的な視点から、たぶんイデアを理解しに行ったときに、なんとかそれで理解したみたいな感じだったのかもね。
そうかも、確かに。だから目の前のものから理想の世界を考えると、たぶんそういう辞書的なものがあって理想があるみたいな考え方になって。
逆にプラトンは理想の世界から考えて、理想の世界から実際の目の前の馬とか人ができたっていう風に考えるから、たぶんそういう違いとか考え方の流れの違いっていうのが影響してるかもしれないね。
はいはい。なるほど。かなりじゃあ、そうね、辞書って取られたからすごく理論生前とした世界を想像したし、あとプラトンで宇宙の話までしたからめちゃくちゃそこら辺をすごくその、分類したりとか、解想立てて考えてるみたいなとこまで勝手に思ってたけれども、たぶんイデアというのはちゃんと定義はされこそ、すれ、もっと混沌とした世界な感じなんだね、なんとなく。
ふわふわと動物もいるし、馬もいるし、人間もいるし、花もいるし、ヒマワリもいるし、みたいな、それが全部ふわふわふわって、いっぱい同じようなとこにふわふわと飛んでて。
はいはい。
で、それをなんか、アイソテルスは、動物の下にこれ、人間と馬、こういうふうにつけましょう、ちゃんと認識になってますか、みたいな。そういうのを制御して、こっちとこっちくっつけましょうとか、これはこれの上だったよね、みたいな、こっちはこっち下、横、みたいな。
回想構造をしっかりと、全部パソコンのデスクトップにバラバラバラって全部入れてたのを、アイソテルスがファイルを作って、よし、じゃあこれは動物のファイル、その下にちゃんと哺乳類と魚と、みたいな、そういうのをパパッと全部回想立てて、みたいな。
15:09
なんか今そういうイメージが、なんか、うん、になってきた。
確かにね、それはすごいあると思う。やっぱり何を軸に整理するかというか、分けるかみたいなのって、実はすごくそれも面白くって、なんかこれもちょっと余談になっちゃうんだけど、なんかその中世、15世紀とか14世紀ぐらいにヨーロッパに、いろんなその、ヨーロッパ以外のものがどんどん入ってくるんですよ。
それは大航海時代で、世界各国からいろんな、なんだろうな、それこそ土器とか、なんかそういう仏像じゃないけど、そういう像みたいなものが入ってきたときに、何が起きたかっていうと、現地の人は、現地の人はヨーロッパの人は、それが何かがわからないというか、統一価値基準がないから、分類ができないんですよ。
はぁー、なるほど。ただの石なのか、あの、おもちゃなのか、宗教的なものなのか、全然わからなかったみたいな。
そう、全然わからないから、当時博物館っていうものはなかったんだけれども、要はとにかくそれを並べますと。並べて、こんなに奇妙なものがあるよっていう、すごいごちゃ混ぜな空間が出来上がってたのね。
ああ、それはあの、いわゆる博物館的な感じで、あの、見世物小屋みたいな感じで、いろいろ並べて。
そうそうそう。で、それがやっと、これは例えば宗教道具だとか、これはこの時代のものが出来てくると、じゃあこの時代ごとのものを並べましょうって言って、ある種その分類された、理論生前として博物館が出来ていくみたいな。
へぇー、なるほど。
だからそういう分類学とか、そういうそもそも博物館みたいなものが出来るみたいなのには、やっぱり歴史とか統一する、それを並べる価値基準っていうのがやっぱり必要で。
うんうんうん。
今兄貴が言ってくれたのは、まさにイデアの世界も、全部が全部理想って言っていて、なんか、禅のイデアっていうものが一個だけ一番、すべて思ったみたいな感じのごちゃっとした世界と、
アリス・セレスの、いや馬は馬だし、人間は人間だし、それは動物ってカテゴリーがあってみたいな、そういうちょっと構造的な理解と、みたいなところで比較してみると、確かにちょっと受け取りやすいというか、イメージしやすいかもなってすごい思った。
なるほど、今の博物館の例えは、うん、すごくわかりやすかったし、
そうだよね、プラトンとかソクラテスの話でも言ったけれども、たぶんこの人たちって、人間の概念とは何かとか、そもそも自然に、こう、目に、人間が目に捉えてるものをどういう風に捉えて、どう、その、なんだろうな、定義していくかみたいな、もう、結構人間の概念そのものみたいな、扱った人たち。
18:00
そう。
だからやっぱ、このアリス・セレスの話をしても、結構わかりづらくなる部分ってあると思うんだけど、
うん。
さっきのね、博物館の話からすると、すごくわかりやすいね、確かに。
うんうんうん。
あるいは、14、15世紀の大航海時代から、新世界から入ってきたもの、全然何かわからないものを目の前にした人たちが、
うん。
その、当時はね、もうたびにいろんな物事の、例えば、まあ、そこ動物は何かとかっていう概念はあったにせよ、やっぱ新世界から入ってきた、そういった仏像だったりとかね、いろんな野菜とかさ、植物とか、何かわからないみたいなのって。
うん。
確かにね、1700年に立って同じような感覚を得てたのかもしれないね、これを定義しなければ、これは何なんだっていうのを。
そうそうそう。
ちょっとね、レイヤーを違うにせよ。
うん。
でも本当にね、そういうことはあるし、逆に言えば、僕らが基本的に、そのカテゴリーを持って生活してるけれども、
うん。
それを超えた時とか、それに気づいた時に、あれ、なんで自分は、例えば目の前にあるおもちゃをおもちゃとして使ってるんだろうとかね。
うんうん。
あとはね、それこそビジネスの世界でも、なんか別の使い方ができると、それが新しい市場になるみたいな話もあると思うんだけど、
まあ、そういう、自分たちは実はそういう構造とか、すでにあるカテゴリーの中に生きているみたいな、まあちょっと、それを大げさな言い方かもしれないけど、
うん。
そういうことが、僕はすごい哲学の面白さだったり、哲学をやってくる意味に繋がってくるんじゃないかなって思ったりしますね。
はいはい。
そうだね。
しかもやっぱりそれを、その、なんて言うんだろうな、思いつきじゃなくて、ちゃんとこう思考過程まで含めてとかね、こういう実際の例とかも含めて、残してくれてるみたいなのって、やっぱすごいんだね。
そうそうそう。
それは。
そうそうそうなんだよね。
うん。
すげぇわかりづらいけど、あの、今の感覚からすると。
わかりづらいんです。
うん。
それは。
なんか前回プラトンで「アイデアって辞書じゃん」って、分かった気になったけど、今日またそれはちょっと深まった感じもするし。
うん。
ああ、よかったよかった。
なんかそれも面白い。
うん。
いやぁ、そう言ってもらって嬉しいです。
うん。
だからその、まあいろんなその批判がある中でなんだけれども、まあすごい単純にね、やっぱりこう言っている言葉が、まあ愛せるしじゃない人の言葉はあるんだけど、
うん。
例えばさっきの馬みたいな話で言うと、馬って見えるけど、目の前にあるけど、
馬のイデアって見えないじゃん、とか。
うんうんうん。
イデアって考えてるけど、なんか何の役に立ってんの、みたいな。そういうことを言う人もいましたと。
うん、それと、プラトンに対する批判としてかな。
そうね、プラトンとかイデアに対する批判として。
うんうんうん。
だからやっぱり当時から、その、なんとなく抽象的なことを考えて、理想的なことを考える、すげぇって思う気持ちだという人ももちろんいれば、
うん。
そんな現実的なことからもっと考えるべきで、そんな抽象的なことを考えてもしょうがなくない、みたいな人もやっぱりいて。
うん、なるほどね。まあそうだね。本当はね、どっちも大事でバランスが大事なんだろうけど、
21:04
そうそうそう。
それ言っちゃうとおしまいな部分もあるしね。
ははは。
物事が進まないかもしれないし。
そうだね。
でもだからこそ、僕らとしても別にある考え方とかを本当に無批判に受け取るだけじゃなくて、いろんな見方がある中で、
まさき役言ってくれた通り、どうしたら前に進めるのかとか、それを受け取りながら、どんどん考えたいことを考えるようにするか、みたいな風に使えると、なんかすごくいいよねって思ったりしてました。
はいはい、なるほどね。そっか、イデアの批判ってこういう感じだったんだね。
うんうん。意外とね、聞かないじゃない。そもそもイデアが何かを聞かないし、それに対する批判があったっていうことも、普通知らないじゃん。
そうだね。今さらっとそうだね。「イデアに対する批判があったんだ」みたいな話したけど、そんな話今までしたこともないし、思ったこともないんで、確かに。
この鉄役の話で聞くまでは、そうだよね。
いやー、そうだよね。
全く。でもそうだね。全然ちょっとまとめっぽい話になっちゃうけど、
うん。
あのー、今日のさっきの「馬は見えるけど、馬のイデアは見えない」とか、
あと「動物はあまりにも普遍的なもので、馬とか人間に分けられるじゃん」みたいな話があったんだけど、
そこでもちろん「あー面白いね」っていうのも、それでもいいんだけど、
これってさらに面白いのは、もっといいレコ構造になってるなって思って、
はいはい。
今のね、「馬は見えるが馬のイデアは見えない」って思ったんだけど、
うん。
馬も同じだよね。馬もさ、サラブレッドとかドサンコとかポニーとかいろいろいるわけじゃん。
うん。
で、さらにそのじゃあ、ポニーをさらに分けるととかさ、
うんうん。
なんかそういうのはこう、いろんな多分切り口だったりとか、
で、人間もさ、なんか人種だったりとか、もしくは男女なのか、もしくはね、
あの背の高さなのか、体重なのか、いろんな多分、こうどんどんどんどんイレコみたいになってって、
そもそも人間も、別に馬と人間分けて分かった気になったけど、
じゃあそもそも馬と人をさらに分けていけるよねみたいな、
それもさらに概念じゃんみたいな。
うんうんうん。
ね、なんかそういうこう、どんどん細かくなった、
それがあれなのかな、原子とかソリューシュとかっていう方に行く、なんか、
こうモチベーションというか、あれなのかな、今話しながら思ったけど。
そうだね、えっとね、多分そのあたりはすごく面白くて、
それこそ前に言ってくれた言葉とはとか、人がどうせが認識するかって言ったら結構近い気がするんだよね。
うんうんうん。
例えば今言ってくれた話って、例えばイルカとクジラって実は同じだよみたいな。
え、実は同じ?え、本人ユルイって意味で?
うんうん、えっとね、大きいのをクジラって言って、小さいのをイルカって言ってるだけなのに実は。
え、あ、そうなの?
らしいよ。
へぇ~。
うん。
あ、知らんかった。
うん。
本当は別に同じ生き物なんだけど、大きいのはクジラって言って、小さいのはイルカって言ってます。
24:00
4メートル以上のものはクジラですみたいな。
へぇ~。あ、そうなんだ。
うん。
え、知らんかった。
そう。
っていうのが、だからそれは完全に人間がそう言ってるだけだよとか。
そうだね、それってなんか、ペラトンからもアギストテレスからも怒られそうだけどね。
そうそうそうそう。
全然厳密じゃねぇみたいな。
うん。
で、あとね、よく言われる話としては、例えばね、虹の色が国によって違うみたいな。
ん~。あ、そうなんだね。
そう。日本だと七色だけど、他の、どこだったか忘れたけど、四色っていうとこもあるしとか。
はいはいはい。
そう。っていう風に、やっぱりその、世の中がどうあるかみたいな話と、人間がそれをどう理解するかとか意味付けるかっていう話って、
うん。
近いようで実は結構それぞれ遠いというか、離れてるところがあって。
なるほどなるほど。
うん。そう。それを厳密に考えていくと、よく分からなくなってくる。
うんうん。だしそうだね。その前提を揃えることの大切さって、そっか、そこまでやっぱり行くんだね。
うんうんうん。そう。だからね、例えばじゃあイチゴ食べようって言っても、え、あんたが言うイチゴってアマオウですか?なんか土地乙女ですか?とか言われたら、すごい嫌じゃん。
まあそうね。場合によってはノイチゴかもしれないしね。
あ、そうそうノイチゴかもしれないし。
さっきの例で言うとね、違う国行ったらね。
そうそうそう。でもイチゴ農家からしたらその違いってすごく大事だしとか。
うんうんうん。
っていう風に、やっぱりそのイチゴってものに対する捉え方とか関わる方によっても、その解像度ってね、やっぱり変わるし。結構ね、そういうのを実は言ったのがニーチェだったりして。
あ、そうなの?あ、アイソデルスじゃなくて。そこはニーチェなんだ。
うん。
やっぱりそういう、どんどん時代も進むほど、そういうより細かいというか、よりフォーカスした課題に対していろんなことを言ったり考えたりして、という意味で複雑にはどんどんなっていくんだけど、より面白いというか、より深い議論っていうのがやっぱり行われたりするっていうのがありますね。
はぁ~、そっかそっかそっか。さっきレコ構造みたいな話がしたけど、話あったけど、そうだね、確かに上手いについてめっちゃ考える人もいれば、人間とは何かについてさらに深める、いろんな切り口から深める、いろんなというか、自分はこの切り口から深めるみたいな、そういうのはどんどん時代を下っていくと出てくるよねっていう話なのかな。
そうだね、そうそうそう。
もちろんね、その時代時代の要請というかね、課題に対してアプローチするためにっていう、そういうとこもあったと思うんだけど。
うんうんうん。そうなんで、確かにそういう問題意識というか、そういうのがレコ構造でどんどんいくらでもつながるよねみたいなものを持ちながら、さらにいろんな手作な話を聞いてると、あれもしかしてこの問題ってこの人が言ってるのと同じじゃないとか、
この人が言ってることを使うと、前思った謎ってちょっと解けるんじゃないみたいな、そういうのをどんどん行き来するんですよね。
27:06
あーなるほど。
うん。
それは面白い。やっぱその当時、例えばさっきの言っていいと、ニーチェが話したことだけを理解してても、意外と理解できてないかもしれないっていうのはある、こういうことなんだね。
ニーチェももしかすると当たり前かもしれないけど、こういうプラトン、アリソテレスぐらいまで、確か言ってたよね、このぐらいの人のことを踏まえて、自分の理論というか、ことを考えたみたいな話、ちららとしてたよね。
そうだね。
うん。
もともとニーチェは、ギリシャの舞台とか、悲劇とかを研究してる人だから、それこそもう専門家ですね、たぶんこの時代に関しては。
はいはいはい。
うん、そっか。
じゃあ、そのうち、今全然ね、それこそニーチェがどういう人かもわからんから、またそのうちやってくれるのかなと期待してるけど。
そうですね。
僕はニーチェ結構好きなので、その時はちゃんとまた頑張ってやっていきたいと思います。
が、もうちょっと先かな。
少しずつやっていきましょう。
はい、そんな感じで、ちょっとね、後半、雑談も含めていろいろ話してしまいましたが、
イデアっていうプラットの時に扱ったものに対して、アリストテレスとか、そういった後の人たちがどう批判をして、ある種そういった考え方自体を深めていった方が乗り越えようとしたか、という話でもさせてもらいました。
はい。
はい。
ちょっとアリストテレス次で最後かなと思ってるんだけど、一番やっぱりこう、せっかくなので取り上げたいなと思ってるのが、その幸福論。
はいはいはい。
やっぱりアリストテレスって、本当にいろんなことを、それこそ万学のそうみたいな感じで話してるんだけど、それこそ幸福とは何かみたいなのを、結構しっかり、一個の本、一個というか、いろんな本を書きながら考えて突き詰めている人なんですよね。
そうなの。
考え方とか、さっきのでいう、物事の分け方みたいな、依頼の批判とかそういうことじゃなくて、割と自分の倫理観じゃないけど、どうなんだろうな、幸福も割とそういう、自分がこうすべしみたいな話じゃなくて、割とこう、フラットに、俯瞰で考えてる感じなのかな。
ちょっとね、じゃあ、そもそも幸福をアリストテレスがどう考えたか、ということも次回、話してみようと思います。
はい。
というわけで、ぜひ次回もお楽しみにお待ちください。
あと、そうだ、いつか宣伝しようと思ったんだけど、このラジオ、一応あれがあるじゃないですか、お問い合わせフォームみたいなやつ。
つけてるね。
で、多分、一回も話してないかったから、フォームがありますよって。
そうだね。
もし、感想とか、こういう話が聞きたいとかがあれば、ぜひ送っていただけると嬉しいです。というのを、やっぱり言っておかないとさ。
そうね。あとは、面白かったもんだし、ここ間違ってるんだけど、みたいな。
30:02
ああ、そうね。
そういうのも教えてもらえたら。
ありがたい。どんどん教えてほしいです。
全然哲学のことわかってないけど、そこそこ、これいいじゃん、とか言うだけが哲学じゃないんでしょ。ちゃんと批判してもらわないとダメでしょ。
そうだね。やっぱりそれをお互いのテーブルでぶつけ合うっていうのが、やっぱり哲学だから。
ちゃんと定義してもらった上で、これはこういう定義で、こう思ったんですけど、っていう同じテーブルに立った上で、質問を送ってくださいって。
大変、そこまで求める。
1万字ぐらいのね。
ノートで書いた方がいいんじゃないか、みたいな。ブログで書いた方がいいんじゃないか、みたいなね。
それをソニック貼ってください、みたいなね。めっちゃ求める。
全然気軽で大丈夫です。
そんなお答えですね、フォームで。
俺だったらやだよ、絶対。
めんどくさいよ。
気軽にお願いします。
待ってますんで、よろしくお願いします。
お願いします。
じゃあまた次回。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
♪~
これからは、次回の動画をお楽しみに。
31:14

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