00:00
はい、明けおめー。
はい、明けおめー。
レンです。
エマです。
サイエントークは、おしゃべり研究者と普通のOLが、世の中の気になることについてしゃべるポッドキャストです。
よろしくお願いします。
はい、お願いします。
今年もよろしくお願いします。
あ、今年もよろしくお願いします。
だいぶ多分遅いけどね、明けおめーにしたよ、これ。
確かにこれいつ放送されるんだろう。
1月中旬ぐらい。
1月中旬か。
明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
ね、もう、正月休みだいぶ終わっちゃいましたけど。
そうですね。
2022年ですね。
2022ですね。
私の音質良くなったのは皆さん気づきましたか?
どうすかね、はい。
マイク、新しいの買ったんですよ。
イェーイ。
イェーイ。
良くなってるんじゃないかなと信じるしかないですね、今これ。
そうだね。
分かんないから。
初めて使った。
だいぶ良くなったんじゃないか。
今まで割と回によってはばらつきがある感じだったけど。
そうそうそうそう。
なんかパソコンが熱を冷ますためのザーっていう音がめっちゃ流行って、
すごいね、音質悪かったんだよね。
うん。
失礼いたしました。
ファンがね。
え?ファン?
ファンがぐるぐる回ってたから。
あー、そうそうそうそう。
まあ、今回から音が良くなったということで、
はい。
もうちょっと聞きやすくなるんじゃないかなと思います。
はい。お願いします。
はい。
今日のテーマはお餅のお話ししようと思って。
お餅。
もうだいぶ正月過ぎたけど。
良いね、お餅。
お餅、お正月。
今年あんま食べてないな、でも。
毎年ね、お餅付き器でお餅作るわ。
あー、作る家なんだ。
うん、作る。
おー、すごい。
え、俺家でさ、うちは四角いさ、チンしたらできるみたいなやつ。
あー、切り餅ね。
切り餅ね。
オーブン?
まあ、両方使えると思う。オーブンでもチンでも。
そう。そのね、マジでインスタント形式しかほぼ食べたことない。
あ、そうなんだ。
作る時ってどんな感じ?原料みたいなのってどんな感じで売ってんの?
え、普通に餅米が売ってて、
餅米を一晩水に晒しておいて、
で、多分その餅米と水を餅付き器の中に入れて、
そしたら、ピッと押したら勝手に付いてくれる。
え、あのぐるぐるぐるって回るみたいなやつ?プロペラみたいなの付いてる?
あ、そうそう、プロペラ付いてる付いてる。
あー、なんか見たことあるけどね。
うん。
え、いいね、作るの。
そう、おいしい。
今日はお正月お餅科学雑談しようと思って、
餅科学?
餅科学と餅雑談。
餅雑。
そう。
ちょっとね、ツイッターの方ではね、
お餅はなぜ伸びるのかみたいな話を投稿したりもしてたんですけど、
あ、そうなんだ。
まあ、なんかその辺、
お餅はなんで膨らむのかみたいな話をちょっと膨らませていこうかなと思っております。
03:05
はい、お願いします。
確かに、ご飯をさ、チンしても別に膨らまないけど、
お餅をチンしたら膨らむよね。
なんでなんだろう。
そう、普通のお米とはまあ違うじゃない。
うん。
餅って、さっき餅米って言ったけど、
普通の米ではないんだよね。
うん。
じゃあ、最初に餅ってなんだって話しますか。
はい。
お餅の定義。
お餅の定義。
いつも定義から入りがち。
お餅の定義的にはなんだと思います?
お餅の定義?
餅米を潰して、水とかでちょっと混ぜて、原型をなくして、もちもちにしたもの。
おお、素晴らしい。
でも、けっこうそんな感じ。
答えは?
えっと、工事園調べたら、もち米を蒸して、薄でついて、種々の形に作った食べ物みたいな。
ほぼ正解ですね。
そう。
まあ、だから、もち米っていうやつが原料になるということです。
はい。
で、じゃあ、もち米ってなんだっていう。
うん。
白米とはちょっと違うわけ。白米じゃないな。
まあ、白米って言うと、生成した米なんで、もち米も生成したら、もち米の白米みたいな感じになるらしいんだけど。
普通の米、なんて言うか知ってますか?
普通の米?普通の米じゃないの?
普通の米はね、うるち米って呼ばれてるみたいなんですね。
へえ、そうなんだ。知らなかった。
もち米に対してうるち米。
聞いたことあるけど。
これは普通のお米のこと。
たぶん聞いたことはあるよね。
半透明っぽいやつね、うるち米は。
で、もち米の方が白く濁っていると。
うるちってどういう意味なんやろ?
うるちっていうのは、外国語語源だった気がするんだよね。
へえ、そうなんだ。意外。
めっちゃひらがなイメージあるけどな。
いろいろ今は説があるらしいんだけど、その一つが、サンスクリットのウルシネから来てるんじゃないかという説とか、語源はいろいろあるらしい。
で、それが何かいまいち平安時代ぐらいにポッて出てきた名前で、そっから何かあんま今でもはっきりしてないって書いてて。
うるちって漢字で書けるんですよね、一応。
そうなんだ。
米編っていうのかな。
左側に米って書いて、更新の更かな。
更新の更、マーチの更新?
違う、そっちの更新じゃないわ。
アップデートの方の更新の更。
あー、そっちね。はいはいはい。
さらになんちゃするのをさらにみたいな漢字になって。
それでウルチって漢字らしいんだよ。
えー、知らんかった。
で、ウルチに対してもちっていうので、もちもね、漢字一応あるんだよね。
米の辺に樹葉の樹かな、これ。
えー。
で、もちっていう。
で、成分的には、このウルチってやつは、アミロースっていうものを含む品種っていうのがあって。
06:09
はいはい。
で、それに対してもちは、このアミロースっていうのはあんまり含まない。
全くあるいはほとんど含まないっていうのをもちっていう。
一応そういう成分的に区別は今はされてるらしい。
で、アミロースってなんだよって感じだよね。
うん。アミロースの働きとは。
アミロースっていうのは、一言で言うと、炭水化物で、でんぷんっていうのは多分聞いたことある人多いと思うんですけど。
このでんぷんっていうやつの中の成分の名前がアミロースっていうやつなんですよ。
じゃあ、でんぷんってなんだっていう。
で、でんぷんっていうやつは、要は糖なわけ。お砂糖の糖。
僕らが糖質とか、糖質制限ダイエットみたいなのあるじゃん、今。
あるね。
とか、炭水化物とかいうことはあると思うんだけど。
この糖っていうのは、別名、糖質とか炭水化物っていうもので、
成分としてはCとHとO。
だから、炭素と水素と酸素からできてて、で、炭水化物みたいなことなんだけど。
炭水化物か。
で、糖として代表的なやつってグルコースっていうものがあって、
見たことあると思うけど、六角形で一個がOになってて、
OHってやつがベアーっていっぱいついてるような構造をしてる、科学的にはね。
それが糖っていう構造なんだよね。
一個の糖っていう単位。
単体の糖で単糖とかも言うんだけど。
で、その糖がいっぱいつながってるのが、まずでんぷんなんだよね。
これは、多糖って呼ばれる。
単糖に対して多糖。
多いに糖って書いて、多糖。
多糖類とかあるかな、言葉として。
多糖類。
で、このお米の中のでんぷんっていうのがどういう形してるのかっていうので、
どうやらこのもちっていうのとうるちっていうのが区別されてると。
で、それがアミロースがどんだけ入ってるかっていうのがあって。
アミロースっていうのは、このさっき言ったグルコースみたいな糖がまっすぐつながってるみたいなやつ。
が、アミロースっていうやつですね、まず。
だから、ビヨーンって長いんだよね。
で、本当はこのビヨーンって長いやつが、螺旋状になってるみたいな構造をしてて。
DNAみたいなあるじゃん、螺旋になってるような構造。
ああいう感じで、お砂糖の糖のグルコースみたいなやつがいっぱいつながってる、ばーって。
それがアミロース。
じゃあ、普通のお米は、螺旋状にグルコースがばーってつながってるやつがいっぱいいて。
いっぱいっていうか、2、30%なんだけどね。
2、30%か。
09:00
それでも結構多め。
で、もち米にはそれがない、けどグルコースはいるっていうこと?
そうそうそう。
単体がいるってこと?
いや、単体じゃなくて、それがアミロースと対になってるアミロペクチンってやつがいるんだけど、
このアミロペクチンってやつがほとんどっていうことなんだよね、もちって。
で、このアミロペクチンってやつは、さっきアミロースがずっとまっすぐに鎖状にわーってつながってるっていう話したんだけど、
アミロペクチンはこれがめっちゃ枝分かれしてるんだよね。
で、めちゃくちゃ枝分かれしてる糖がいっぱいついてるのがアミロペクチンで、もちはほとんどその枝分かれしてるやつが入ってる。
なるほど。
枝分かれしてたらじゃあもちもちになるんかな。
そう。この枝分かれが結構ポイントで、
普通のお米もさっき2、30%アミロースって言ったんだけど、
残りはだいたいアミロペクチンみたいな、枝分かれしたやつも入ってるんだけど。
そうなの?じゃあ80%くらいはアミロペクチンなの?普通のお米も。
あ、そうそうそう。で、この2種類がどんぐらいの割合で入ってるかっていうので、どんぐらいもちもちしてるかが決まる。
なるほどね。
で、まずもちってさ、だからめちゃくちゃ弾力があるからさ、要は切れにくいわけじゃないですか、プチって。
うん。
ビヨーンって伸びて。
うん。
ということは、これをめちゃくちゃズームして分子レベルで考えると、
何かしらの化合物みたいなやつが結構くっついてるみたいな状態になって、なかなか切れにくいっていうことじゃない?
うん。
で、それって、このお砂糖がどんだけ枝分かれしてるかとかによって、この枝分かれしてればしてるほど、構造的にめっちゃなんかいろいろ噛み合うわけよ。
噛み合うというか、絡まるみたいなイメージかな。
あー、なるほどなるほど。
なんかクシャクシャクシャって絡まってるようなイメージ。
うんうん。
で、もち米の方がアメロペクチンが多くて、枝分かれいっぱいしてて絡まりやすいから、ちぎれにくい。
そう、そんな感じのイメージ。
はいはい。
で、あとはこの枝分かれしてる方がね、結構水を吸いやすいっていうのがあって、
まあ、バーっていっぱい枝分かれしてるやつの中になんか水をH2Oみたいなやつが含まれるっていうイメージで、
うん。
で、この網網のやつの方がね、この網網の中に水が入りやすいっていうことらしくて。
じゃあ、アメロウスの直線というか螺旋のやつの方がなんかガッチリ構造が決まってて、水が入る余地がないみたいな?
うん、まあ、アメロペクチンよりはそういうこと。
だから、性質としては結構頑丈で切れにくいし、アメロペクチン、もちの方が頑丈で切れにくいし、
あとは水をそこにも吸い込みやすいっていう性質がまずあると。
で、もちが膨らむじゃないですか、あっためたら。
で、あれはもちをついて、まあ、いろいろもっとぐちゃぐちゃに混ぜるわけじゃないですか。
12:03
で、そのぐちゃぐちゃに混ぜた状態で熱とかをかけると、いっぱいこの枝分かれしたやつの中に入ってる水が気体になろうとして、
で、その内側から圧力がかかるわけですよね、もちの。
中の水が蒸発しようとすると、加熱されて。
で、その蒸発しようとした水蒸気みたいのがもちの外に出ていこうとするんだけど、
このおもちのアメロペクチンとか、こういういろいろ枝分かれしてるやつがあるから、それが頑丈で切れにくいっていうのもあって、
内側から力をはかったときに膨らむと。
なるほどね、そういうことだったのか。
風船みたいな。
風船みたいなね。
そういうことらしいです。
でもさ、うるちごめもアメロペクチンが80%ぐらい含まれてるんだよね。
うん。
じゃあ別にうるちごめでおもち作ってもさ、同じ感じになりそうじゃない?
もちごめはアメロペクチンが100%で、うるちごめが?
大体80%ぐらい。
ただこの直線状の構造が結構入ってると、割とそこの切れやすさというか、
100%に近ければ近いほど本当にガチガチになるらしくて、
そういう分岐してるもの同士が、分岐してるもの同士の先端とかがまた別な分岐してるアメロペクチンと、
二重螺旋みたいになったりして、そこでまた結合を作るみたいなことがめちゃくちゃに起きてるんだよね。
なるほどね。
じゃあその80%か100%の違いが結構大きいっていうことか。
そうそう。
で、その20%ぐらい入ってるアメロスはやっぱりさっきも言ったみたいに、
網々ほど水を吸水したりとかそういうのがしにくくって、
割とほどけやすいみたいな感じらしい。
なるほどね。
まあ水吸水しやすいは関係ないから。
まあそういう長い直線状のやつだとほどけやすくて、
で、これの割合とか結構米の、実際普通のお米とかさ、
タイ米とかさ、結構パサパサしてる米とかあるじゃない。
割と固めな米。
ああいうのはアメロスの含量が高いっていうのは分かってるらしい。
ああいうのはアメロスの含量どれくらいな?
ああいうのも結構30%とか。
でもね、そんなほぼ100%アメロスですみたいなものはないんじゃないかな。
100%アメロスな米はなくても100%アメロスな物ってないんかな。
ああ、100%アメロスな物ね。
うん。
それは。
それはもうただのアメロス。
それもうただの糖の塊みたいになっちゃう気がするけど。
どうなんだろうな。
でんぷんのりとかそうなんかな。
あ、でんぷんのりとか。
でも、でんぷんみたいなねっちょりした性質のアメロスが多いと全然少なくなっちゃうから。
15:03
ああ、そっかそっか。
よりパサパサなものなのか。
よりパサパサなものなんじゃない。
そうだね。
多分米としては存在しないんじゃないかな。
米としては存在しなさそうだね。
でもね、とうもろこしあるじゃん。
とうもろこしはめっちゃ高いアメロス。
ええ、どれくらい?
80%ぐらいまで揚げた種類とかも存在している。
とうもろこしか、でもとうもろこしも水含んでそうなイメージやけどな。
揺れたやつとか。
揺れてないやつは固いのかな。
比較的固いけど、あとちょっととうもろこしのどこにめっちゃ入ってるのかよくわからんけど。
そうだね、ここは基本的にはお米ではもうこれ以上高くない。
アメロスだけのものみたいなのはないんじゃないかな。
多分。
OK。
そうね。
で、このアメロスとアメロペクチンがどんだけ入ってるかみたいなやつを決めてる遺伝子とかもあったりするんだけど、
WXって書いて、ワキシ遺伝子ってやつがいて、
で、基本的にお米の中とかそういう生き物の中でこういう遺伝子がアメロスがどんだけ入りますみたいなのが決定してる遺伝子があって、
基本的にアメロペクチンで構成されてるんだよね。
植物のエネルギー源として。
で、それって1個の説としては、このアメロペクチンみたいな網網のやつってさ、
お砂糖いっぱい、1個の限られた空間に対してどんだけお砂糖を詰め込めるかみたいなのって、網網の方が有利じゃん、直線より。
そうかな、網網の方がさ、網網で直線の方が空間に対して空間を無駄なく詰め込めそうなイメージがあるけどな。
でもなんかね、綺麗にそんな折りたたんだりとかって難しいんだよね。
基本あの螺旋構造取ってるってさっきも言ったけど、ビヨーンって螺旋構造取っちゃうとさ、細長い形になるわけじゃん。
それに対してアメロペクチンは網網だから、なんか短くても密度はちょっと高めみたいな。
そうなんだ。
そういう理由とかもあって、この植物がエネルギーを保存するときに割と使われてるのが、そもそもアメロペクチンなんだよね。
だからそういうエネルギー源としては、ちっちゃいスペースでいっぱいお砂糖をため込めるっていうのがあって、メインではこれが使われてるみたい。
で、このワキシー遺伝子ってやつがアメロウスの量を決めてるっていうやつがあって、こいつが働いてる割合が高いとアメロウスが多い種類になると。
だからアメロウスメインってわけじゃなくて、アメロウスは味付け的な立ち位置なんじゃない?植物からすると。
じゃあアメロペクチンが多いもち米の方が糖を貯蓄できてるっていうことなのか。
そうだね、割合で言うとそういうことになるんじゃないかな。
18:02
なんかさ、お餅の方がカロリー高いじゃん、普通のご飯より。
それって、お餅の方がギュッて詰まってるからかと思ってたんだけど、でもそもそものアメロペクチンの割合も多いから、だからカロリー高いっていうのもあるのかなって今ちょっと思った。
確かにな、それも可能性あるかもしれないね、カロリー。そんなカロリー高いっけ、お餅の方が。
お餅は結構ちっちゃくてもカロリー高い。
だからそれは結構関係あるんじゃない?
あるかもしれない。
どんだけ網網でギュッて糖が入ってるかみたいな。
確かにな、面白いなそれは。
で、生き物はそこからグルコースみたいなのをプチプチ切るような酵素が別であって、それを使ってお砂糖を取ってきて、そのお砂糖を使ってバラバラにして、生物が生きるためのエネルギーとか材料とかになっていくっていう感じですね。
生物の澱粉っていうのはそういう感じの使い方をしてます。
なるほど。
動物はちょっとまた違うけど、動物はグリコーゲンってやつを使いますけどね。
まあでも同じような枝分かれしてるようなお砂糖だったりするっていう感じですね。
アミロウスとアミロペクチンってどうやって見分けるん?
本当ね、要素澱粉反応ってやつがあるんですよ。
これ聞いたことないですか?
ありますね。
なんかさ、澱粉にめっちゃ紫みたいな色付くみたいな反応。
多分小学校とかでやるんじゃないか。
なんか小学校とか中学校とかでやって気がする。
で、これを実際に使ってるんだよね。
ウルチ米ともち米飲み分けるとかそういうやつも、結構要素澱粉反応を使っていると。
で、これって要素を澱粉に入れるとどんだけ色付くかっていうやつなんだけど、
この色が付くっていう原理も、原理というか仕組みも、さっき言ったお砂糖がわーって繋がってて、その形が結構関係してて、
要素がこのアミロペクチンもアミロウスも、何て言うんだろう、枝分かれとかはあるけど、
このくるくるくるって螺旋みたいになってるところは存在してるんだよね。
で、このくるくるってやつの中に要素が入ると色付く。
っていう反応というかそういう性質があって、
だからこの螺旋みたいなやつが多ければ多いほどその中に要素が、
I3のマイナスみたいなのが入るんだけど、それが入ると色付くんだけど、
どんだけ入るか、これがいっぱい入れば入るほど濃い青紫っぽい色になるっていうのがある。
ってことは、これが色が濃ければ濃けれほど、アミロウス、まっすぐな鎖の方が割合が高いと色付きやすいみたいなことになるわけじゃん。
アミロウスの方が螺旋で要素が入る余地が多いから。
そうそうそうそう。で、アミロペクチンは枝分かれが多いから綺麗に螺旋になってるところの割合はちょい少なめみたいな感じ。
21:07
なんで、ちょっと色は付きにくいと。っていうので見分けてるらしいよ。
なんか品種とかでもう明らかなのかと思ってた。
もちろん品種でも遺伝子によってこんだけアミロウスできますかも分かるけど、
実際にできたお米の中にどんだけそういう糖の構造として入ってるかとかを調べるとき。
そういうことね。
っていうのはそういうのを使ったり。
あとは品種って言ってくれたけど、こういう品種だとこんだけできますっていうのが分かるやつはこれも持ち込めのDNA読んだりするんだよね。
で、この和岸遺伝子ってやつのこのDNAがこういう配列が入ってるとアミロウスができやすいとか、
アミロウスを作れる遺伝子が発現してますみたいのがDNAを見ると分かる。
そうなんだ。すごいね。
実際なんかね、けっこう農家さんが書いた本とかそういうのにも出てくるんだけど、
そういう割とバイオ実験みたいなことをしてて。
なんか農学部とかで研究されてそう。
そうそうそう。これけっこう面白いんだよね。
だからお米実際につぶして、そっから遺伝子を抽出してくるみたいなところからいろいろやって、
いろんな品種とか、お米の種類とか今スーパーでいっぱい売ってるじゃないですか。
なんかああいうのもね、ちゃんとそういうので調べられてるみたいですね。
そうなんだ。
どんだけアミロウスを作る能力がある品種で、できたやつはこんぐらい実際入ってますみたいなデータを取られてると。
面白いね。
なんでお砂糖の形としてこういう、お砂糖じゃないや、お餅の形としてアミアミがどんだけあって、
直線状のアミロウスがどんだけいてみたいなやつが、このお餅かどうかっていうのを決定してるってことですね。
そういうお話でしたね。
お餅の科学。
なぜ伸びるのかみたいな、そういう話。
なるほどなるほど、そういうことだったのか。
でもさ、お餅の定義ってさ、さっき言ったようなことだけど、科学的に考えると。
でもなんかさ、もちもちしてるものとかってさ、またちょっと違う意味が入ってくるじゃない。
昔さ、文長お餅みたいだよねみたいな、お餅じゃなかったっけ、大福みたいみたいな話。
あ、いちご大福みたいだよねって言ってたね。
そうそうそう。
今私らの中に文長来てる。
文長が来てる。
かわいすぎる文長が。
いやもう文長さ、この白いやつ、いちご大福じゃんこれ。
みたいなこと言ってたじゃないですか。
はいはい。
だからさ、で、俺それをちょっと思い出して、なんか猫は液体っていう話があるの聞いたことありますか。
ありますね。
でさ、この論文の中ではさ、なんつーの、個体は一定の体積と形を保ってるもので、
24:08
液体は一定の体積を持ってるけど、形は容器に合わせて変わるものみたいな定義をしてるらしくて、
だから猫は液体ですみたいな論調らしいんだよね。
なるほどね。
で、これで僕は考えたんですけど、
ってことはさ、文長ってさ、手のひらの上にさ、乗せておくとさ、
このあったかさによってさ、どんどん溶けてさ、ちょっと羽を膨らませて寝るみたいな。
そうなの?
性質というか、そういうのが結構あるらしくて、
リラックスして寝るときに、どんどん溶けたみたいな感じで沈んでって、もっちりしていくみたいな。
それってさ、お餅がさ、加熱したらさ、溶けたりさ、膨らんだりしてさ、するものっていう定義にしたらさ、
うん。
文長も餅ってことにならん?
あー、確かに。
納得します?これ。
えー、でも、加熱したら膨らむものって他にもいっぱいあるよ。だって卵とか、卵膨らむっけ?
え?たまー、卵?
なんか、ケーキとか作ったらさ、膨らむじゃん。
膨らむね。
うん。卵じゃないか。そしたらいっぱいある。
なんか、私の中でどっちかというと、お餅の定義は、
うん。
もちもちってしてて、なんか伸ばしたらなかなかちぎれないみたいなのの方がお餅の定義な気がする。
で、文長をさ、伸ばしたら、
うん。
そんな細くてちぎれないみたいなことないじゃん。
あー、まあ確かにな。
だから、文長はお餅じゃない。
文長を伸ばすって。え、でももちもちはしてない?
もちもちはしてる。
いや、わかる。触ったことない。
まあ、完全にビジュアルの問題だけど。
ふわふわしてる。
そう、ふわふわして、あ、もちもちではないか。
わかんない。
じゃあ、
いや、これはなんか本格的に文長を飼っている人たちにちょっと異論を唱えられそうな気がする。
それは違うって。
うん。私ら完全に想像で言ってるから。
あー、まあ確かに。大福みたいな見た目をしてるみたいな。
うん。
うん、そういうことかな。
大福って餅だよな。大福は大福餅の大福だもんね。
あ、そうなんだ。
だから餅ではあるな。
だから餅、そうか。だから餅じゃないんかな。
だから餅はどこまでが餅なのかっていうのもなんか、どこまでついたら餅になるのかとか、
あー、確かに。
鍋とかでさ、コメントをいただいたんだけど、その、加熱してたらさ、どんどん溶けていくじゃん、餅って。
はい。
で、そうなった時に、どこからが餅じゃなくなるのかみたいな。
ん?溶けすぎたら餅じゃなくなるってこと?
そう、溶けすぎて形はなくなっていった時に、どこからが餅じゃなくなるんだろうねみたいな。
あー、確かに。ま、餅なんじゃない?でも。
27:01
餅ではあるか。デロッデロになったやつも餅って呼ぶのかみたいな。
うん、餅じゃない?
ま、餅か。
なんか、私の中でその、溶けていく方向はまだ餅だけど、
その、普通の餅米からお餅になる時、この境目の方が、なんか餅なのか餅じゃないのかな気がする。
で、ことはあれだよね。たぶん、アミロースとアミロペクチンの割合の境目みたいなやつが、それなのかな。
でも、加熱した時に、デロンってなって、バラバラになっていくみたいなことなのかな。
ってことはさ、どんだけ、このお砂糖の糖のさ、直差のやつが残ってる、何パーセント残ってたら餅ですみたいな、言えそうな気がするな。
うん、それはさっきも思ってた。なんか、何パーセント以上アミロペクチンがあったらお餅なんだろうね。科学的には。そういう定義とかされてるのかな。
いやー、なんか明確に区切られてはないんじゃないかな。
餅米の中で一番アミロペクチンの割合が少ないものが、その位基地になるんじゃん。
あ、そうだね。餅米の中で、でも、だから98パーとか9パーとかのその辺に、たぶん境目があるんだろうな。
あ、そんな高いんだ。じゃあもうほんとにほぼ100パー近い。
そう、ほぼ100パーセントぐらいらしいけどね、餅。でもさ、餅と普通のウルチ米?米?普通の米の境目の米って、どっちにもなりそうじゃない?
うん。
漬けは餅にもなるし、普通に炊いても米っぽく普通に食べれそうだし。
あ、ていうか、餅米も普通に炊いたらお米になるしね。石板とかそうじゃん。
あ、でも、なんか炊き方変えないといけないよね。
あ、そうなの?それ知らなかった。
そうそうそう。さっき言った網網に水が入りやすいみたいので、水が入りすぎちゃうらしくて、普通の水の量で炊くと、なんかもうデロデロになっちゃって。
へー、そうなんだ。
うまく炊けないらしいよ。
じゃあ少なめの水で炊かなきゃいけない?
あ、そう、なんか普通に少なめの水とか、あと蒸す方がいいみたいな。
へー。
の書いてたな。
そうなんだ。
そう、だから一緒に炊いちゃうとちょっと微妙らしい。
そうだね、じゃあそこらへんの境目の餅は、餅というか米なのか餅米なのかはちょっと扱いが難しいですね。
扱い難しいよね、これ。
あと、外側のパリパリの部分は餅と呼ぶのかみたいな。
餅じゃない?それも含めて餅なんじゃない?
それも含めて餅。でも、むずくない?もちもち感はないじゃん。
確かに。
乾いた餅って。
確かに。
それは餅なのかみたいな。
概念的には餅ではないよね、パリパリする部分って。
それはもうただの砂糖の膜みたいな。
あー。
こたんかな。
うーん、確かに。もちもちはしてないね。
もちもちはしてないよね、パリパリのところ。
でもお餅の一部だから餅だと思ってた。
概念の餅としてはパリパリなところも含めて餅。
30:01
概念的にはってどういうこと?
餅っていうイメージの中に全体的にこれが餅ですって言ったら乾いた部分も入ってきちゃうじゃん、どうしても。
パリパリ部分とか。
うーん。
だけど定義的な餅、定義的なじゃないかな。
いや、そもそも餅の定義とは。
そう、餅の定義だから今までいろいろ言ってきたけどさ、餅米からできてるものとか。
餅米を蒸してついたもの。
ついたもの。
が定義だったらパリパリな餅も餅だね。
一応餅には入るか。
で、そのアミロペクチンの割合とか考えても外側だっていっぱいだから餅なんじゃない?
あ、そうだね。
でも最後に言ったらもちもち感があるみたいな。
引っ張って伸びるやつみたいな話でいくと餅じゃないって話になってくる。
定義によるってことか。
そう、そうなったら外側カリカリの部分は餅じゃないけど中身だけは餅ですみたいな話になるし。
なるほどね。
だから餅性っていう言葉があるかもしれない。
餅性?
餅の性質で餅性。
そんな言葉あんの?
あ、あった気がする。
えー、マジで?
あ、違うかな。餅性とウルチ性っていうのは結局その、あれかもしれない。アミロースの割合の話かも。
だからこの弾力性か、普通に。
そのもちもち感は。
弾力性は失われるっていう感じですかね。
そうですね。弾力性失われて見た目ちょっと餅っぽくなくなるけど、餅は餅なじゃん。
あ、餅の粘弾性って、粘は粘るの粘に、弾丸の弾に性で、餅の粘弾性って出てきたな。そういうのがあるんだね。
えー、粘弾性初めて聞いた。
どれぐらい絡み合ってるかってことですよね、たぶん。ねちょねちょして。
でも面白いな、これたぶんめちゃくちゃ深いですね、この。
とりあえずさ、レンはさ、どのトピックも深いで締めくくるところがあるね。
これ果てしないわ。餅の科学喋り始めたけど、
餅のこの粘弾性みたいなやつでさ、また一個論文出てたりするからさ。
そうなんだ。
これどんだけ粘って引っ張ったら伸びるかみたいなの、たぶんこれデータ化してるんだろうな。
あー、ありそうだな。
いやー、ちょっと世界広いわ。
世界広いわ。
これレオロジーの問題って書いてるけど、この餅に対してどういう力が働いたら千切れるのかとか、
なんかそういう外から力を加えてどういう反応するのかみたいな、レオロジー、流動学っていう学問があるらしいんだけど、
そういうので結構餅が研究されてたりしますね。
へー、そうなんだ。深いね。
これ深いな。
どれぐらい餅伸びるかみたいなさ、ギネスとかありそうじゃない?
33:01
あー、餅のギネスありそう。確かに。
あるかな、どうだろう。
それはありそうですね。
餅丸っていう猫がYouTubeで世界で一番視聴されたみたいな、そういうギネスはあったけど、
それ餅じゃねえ。
餅じゃないっすね。
あ、あったあったあった。
あるの?
唐津産ヘナルマイで作った長さ5080メートルの餅がギネス認定、2019年。
え、何メートルって言った?
5080メートル。
え?
だから5キロぐらい。
5キロの?
5キロメートルぐらいです。
やば、そんな伸びんの?
これニュース記事のリンク貼っておきますけど。
5キロってやべえな。
5キロメートルはやばいね。
直径3センチメートル、韓国かこれ。
なんか細長い餅、カレートックっていう名前の餅を作って、
なんか50人ぐらいでひたすらこねて伸ばし続けて5キロになったと。
でも1個の餅なんだよね。
1個の餅。
これに使ったお米4.5トン。
やばくね?
すごい。
すごいな。
韓国餅類食品加工協会が頑張って、この餅の餅米のPRのためにやったらしいです。
なんかね、ニュースのリンク見てもらったあれですけど、写真一応あって。
たぶんこねてる途中なんだろうなみたいなありますね。
ちょっとね、よくわからない、写真からは。
なんかどうやったんだろうっていう。
そういうことか。
なんか写真見たけどさ、伸ばしてるっていう感じなんか。
伸ばしてってか、平べったくして伸ばしてるっていうことか。
なるほどね。
なんか普通にさ、お餅ともちを手で伸ばすみたいな感じじゃなくて、平たくしてパイ生地みたいな感じにひたすら伸ばす感じ。
ひたすら伸ばして作ったっていう。
だからあれか、イメージしてた餅ギネスはビヨーンって伸ばしたときの。
そうそうそう。
でもそれってさ、結構難しいよね。
どんぐらいのサイズでやるかとか。
確かにね。
これを餅が伸びたギネスっていい?
言えるのか。
そうそうそうそう。
サイズの餅、長さの最長がこれじゃない?
うん、なるほどね。
でもさ、ってことはこの長さ5キロの餅を、これをスタートとして引き伸ばし始めたら、世界一長い伸びになりそうじゃない?
ごめん、なんて言った?なんて言った?
だから伸びた距離世界一を目指すんだったら、この5キロの餅を慎重ににゅーんって伸ばしていって、その伸びた分がギネス記録になる。
36:04
いや難しい。
だってどこからスタートなのかわかんないよね、これ。
そもそも伸ばして作ってるのに。
いやもう、普通に手で伸ばすビヨーンっていう伸ばすのギネス記録は普通にやった方がいい気がする。
普通の、あれかもね、サイズ制限みたいなのがもしあってさ、
確かに。
例えば10センチぐらいのこういう四角いお餅で、成分をなんとか引きちぎれないような成分にしてどこまで伸ばせるかみたいな、そういうイメージ。
確かに。
それ面白いかもね。
うん。
企画化が難しいな、その場合。
こういう、このサイズのお餅を使って成形した後に引き伸ばして、その長さが世界で一番みたいな、めちゃくちゃ限定的な世界記録になりそうだけど。
じゃあ別にもう元々の大きさ関係なしでいいんじゃない?とりあえず伸びた長さが世界一なものが世界一なんじゃん。
でもなんかその伸びた長さのさ、スタート地点かどこからかって難しくない?
なんかもうちょっと分かんなくなってきた。もうこの話いいわなんか。
何を話すのかだんだん分かんなくなってきた。
これどうでもいいけどね。
もううちの世界記録を本気で考えようとしてる。
まあそうですね。そんな感じですか。これ落ち着きましたか?
一応僕が持ってきたお餅話はだいたいしゃべれたかなって感じなんですけど。
はい。
お餅は深い。
お餅は深いね。
どんどん話が伸びちゃいますね。
そうですね。
お餅だけに。
はい、お餅だけに。
まあお餅を喉に詰まらせないようにだけみなさん注意しましょう。
そうですね。
ということで、お餅の科学雑談これにて終了です。
はい。
じゃあそんな感じで、今年もよろしくお願いします。
あ、そうだあれは、えっとあれあれ。
ポッドキャストアワードに投票してくださいみたいな。
結構いろんなポッドキャストで言ってる気がするけど、それは言わなくていいの?
これ出る日、締め切り日ですね。
あ、そっか。じゃあいいや。
言っとく?
いいんじゃん、じゃあ。
まあいいか。
投票してくれた人はありがとうございました。
ありがとうございました。
まあ来年頑張りましょう。
はい。
今年どうなってるか知らないですけど。
投票してくれた人いるのかなそもそも。
わかんない。
こっちからは何もわからない。
一人でもいたらもうそれだけで満足ですね。
そうね、そうもう満足です今年は。
まあ今年一年間ちょっと頑張って来年なんか選ばれたらいいなぐらいでやりましょう。
はい。
はい、じゃあまたね。
バイバイ。
バイバイ。