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みなさんこんにちは、ロボシンクの矢野です。この番組は、耳で学ぶAIをコンセプトに、初心者向けにAIをわかりやすく解説する番組です。
今回のテーマは、AIを使った情報検索とSearchGPT🔍について話していきます。
はい、ということで今日は、AIを使った情報検索について話したいと思います。
皆さん、情報の検索にAI使っていますでしょうか? 情報の検索、情報収集っていうと、Google検索が今まで主流だったと思います。
もちろんですね、現在も調べ物にGoogle検索を使う人の方が実際は多いと思います。 でもですね、最近はAIで情報を検索する人っていうのも増えてきています。
いわゆるAI検索という領域ですね。以前のポッドキャストでも、4月のエピソードでした。
AI検索の話をしたんですね。そこから3ヶ月経ちましたけど、ちょっとですね、状況も色々変わってきたので、改めてAI検索、
AIを使った情報収集について話していきたいと思います。 今日話すポイントは主に3つです。まず1つ目に、検索AIのプレイヤーたち、どういったプレイヤーがいるのかということですね。
そして2つ目に、AIを使った情報検索術、 実際にですね、私がやっている方法なども交えて紹介したいと思います。
そして最後3点目に、SearchGPT、これについてちょっと話したいと思います。 これはですね、オープンAIから新しく発表された検索AIになります。
先週情報が公開されたばっかりなんですけど、これに関しても触れたいと思います。
はい、ではまずAI検索のプレイヤーについて話していきたいと思います。 AI検索、検索AIといろいろ呼び方はあるんですけども、
簡単に言うとですね、従来の検索とは違ってAIと会話をするように調べ物ができる、そういったものになります。
検索っていうと、一番に頭に思い浮かぶのはやっぱりGoogleですよね。 リスナーの皆さんも結構な頻度でGoogle検索を使っていると思います。
例えばですね、冷製トマトパスタ、レシピ、おすすめ、なんかのキーワードで調べ物をしたりですね。
このようにGoogle検索では一つ、もしくは複数のキーワードで検索をすると、これが従来の検索方法になります。
最近出てきたAI検索っていうのはどういったものかというと、AIと対話をするように調べ物ができるというものになります。
例えば先ほどのレシピの検索の場合だと、冷製トマトパスタ、レシピ、おすすめっていう3つのキーワードで検索をかけていました。
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で、AI検索になるとこのようなワードになります。 一つ星以上のシェフが監修した冷製パスタのレシピを教えて、といった具合ですね。
このように冷製トマトパスタ、レシピ、おすすめのようにキーワードで質問するのではなくて、
一つ星以上のシェフが監修した冷製パスタのレシピを教えてというように、AIと会話を通じて調べ物ができるというものになります。
これがAI検索のざっくりしたイメージですね。 こういった会話のような質問からですね、
AIが検索をして情報を返してくれると。 AI検索のメリットっていうのはもう一つありまして、
会話を重ねるように検索結果を深掘りできることにあります。 例えば先ほどの例で言うと、一つ星以上のシェフが監修した冷製パスタのレシピを教えて、と。
質問した結果、4人分のレシピが返ってきたわけですね。 そこからさらにこういった形で会話を重ねることができます。
レシピの分量は2人分にしてと。 そうすると2人分のレシピが返ってくるわけですね。
これはあの最初のプロンプトに含めてもいいかもしれませんね。 一つ星以上のシェフが監修した冷製パスタのレシピを教えて、分量は2人分で。
こうした会話を重ねて検索をする、そして検索結果を深掘りするというのは、やっぱり従来の検索ではできないことですよね。
なぜなら従来の検索っていうのはキーワードの組み合わせでしか検索ができなかったからですね。
google検索だとレシピが載っているサイトのリンクを渡すだけになります。 例えば冷製トマトパスタレシピおすすめと検索すると、
クラ汁やクックパッド、レタスクラブのリンクがですね、返ってくるわけです。 そしてユーザーはそこから良さそうなタイトルを見つけてサイトに訪問すると。
こういった検索の行動っていうのは今まではこれが当たり前でした。 キーワードを入力して、サイトがずらっと並んだものを見て、
その中から良さそうなのを選んでサイトに訪問すると。 そしてサイトの中からまた自分の目的の情報を探すと。これが今までの一般的な検索行動でした。
AI検索になってくるとこれとは全く異なるアプローチになってきます。 AIに会話をするように質問をして、そして答えっていうのもAIがまとめて返してくれるわけですね。
なのでユーザーはリンクを踏んでサイトに訪問をしたり、 そのサイトの中から自分の目的とする情報を探す必要がなくなったわけです。
こうした従来の検索とはちょっと違ったアプローチっていうのが、 やっぱりですね最近AI検索が注目されている理由なのかなと思います。
ちなみにAI検索でも情報ソースっていうのはGoogleと同じになります。 ウェブ上にあるサイトを情報ソースとしているわけですね。
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AI検索のプレイヤーはいくつかいまして、まず一つ目がGoogleですね。 そしてパープレキシティ、あとはジェンスパークなんていうプレイヤーもいます。
パープレキシティは以前この番組でも紹介しました。 AIと会話をするように検索ができるというサービスですね。
イメージとしてはチャットGPTのような画面があってですね、 質問をしたらAIが検索をしてくれるようなものになります。
最近パープレキシティはですね、Xのツイッターですね、 旧ツイッターの日本アカウントを開設したりして、結構日本でも知名度が上がってきたのかなと思います。
検索エンジンの王者といえばGoogleなわけですけども、 Googleもですね、この状況に焦りを感じているようでAI検索のサービスっていうのを自社で開発しています。
以前から開発はしているんですけども、結構名前がですね、コロコロ変わるんですね。 今はAIオーバービューという呼び方になると思います。
5月頃に公開されたものになります。 会話をするようにAIに検索できるというものですね。
ただですね、このAIオーバービュー、いろいろと問題があると報告もされています。 例えばですね、ピザのチーズが落ちるというふうに質問をしたら、
ピザソースに接着剤を塗るっていう回答が返ってきたりとかですね。 回答結果にハルシネーションが含まれているということが問題になったりしています。
このハルシネーションというのは、AIが間違った回答を生成することですね。 ただこれはですね、Googleに限らず、Chat GPTもPowerPlexityにも存在する問題になります。
AIが間違った回答を行うハルシネーションですね。 結構これは、AIの中でもずっと言われている問題ですね。
最近はJensparkというAI検索も認知されるようになってきています。 PowerPlexityと似たようなサービスですね。
これですね、ログイン不要で利用することもできるので、ちょっと試してみたいという方はサイトにアクセスをして質問してみるといいかもしれません。
こちらもですね、概要欄にリンクを貼っておきます。 このようにAI検索のプレイヤーっていうのはいろいろいるわけですけども、現時点で言うとですね
AI検索で一番知名度があるのはPowerPlexityだと思います。 実際私も使っています。
端的に言うとですね、使いやすいですね。 速度も速いですし、結構いろいろな機能も追加されてきたので以前よりも使いやすくなっている印象です。
例えば私の例で言うと、AI関連の情報を検索するのにPowerPlexityを使っています。
ご存知のようにですね、まあAIの情報って流れるのが早いんですよね。 チャットGPTのような会話型のAIもあれば、ミッドジャーニーのような画像系、
あとは動画AI、音楽AIと、AIと言ってもいろんなジャンルがあるわけですね。 こうしたAIの情報ですねキャッチアップするために
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PowerPlexityを使ったりしています。 基本的にはですね、海外の情報ソースから情報収集をしています。
PowerPlexityってURLを投げるだけで勝手に要約をしてくれるんですね。 なので例えばこのリンクを要約してください。
リンクを貼り付ける。こういったプロンプトというのは一切入力する必要はないんですね。 記事のURLをペタッと貼り付けるだけで要約してくれます。
海外の記事の場合はそのまま英語で出力されるので、 プロンプトに日本語に直してっていうことを含める必要があります。
ただですね、これも毎回入力するのは面倒なので、 事前にプロンプトを入力するっていうこともPowerPlexityではできます。
PowerPlexityにはコレクションという機能があって、 そこにですね事前にプロンプトを登録することができます。
事前にプロンプトを登録しておけば、 あとはURLを入力するだけで海外の記事でも日本語で出力されるというわけですね。
入力するプロンプトなんかも結構シンプルなものでOKです。 例えばですね、ユーザーは日本人です。アウトプットは日本語にする。
こんな簡単なプロンプトでもOKです。 PowerPlexityの検索結果、回答ですね。
これはフォーマットを指定することもできます。 このフォーマットっていうのは表形式で出力してとか、 こういった形で出力してといった型を指示するわけですね。
例えば表形式で出力してっていうと、 Excelのようなテーブルにまとめた回答結果というのが出力されます。
こういったように自分が欲しい形でアウトプットを調整できるっていうのも一つのメリットだと思います。
あとはPowerPlexity、Chromeの拡張機能もあるんですね。 ChromeっていうのはGoogleが作っているブラウザーですね。
皆さんのパソコンとか、あとはスマホにもChromeっていうブラウザーがあると思います。 Googleのロゴのアイコンですね。
このChromeの拡張機能はパソコンで使うわけですけども PowerPlexityの拡張機能というのが用意されています。
具体的にはですね、ブラウザーの右上にPowerPlexityのアイコンが出てくるわけですね。 この拡張機能をインストールすると。
このアイコンを押すとPowerPlexityをすぐに呼び出せると。 なのでわざわざPowerPlexityのサイトにアクセスする必要はなくなるんですね。
この拡張機能の中には、今開いているサイトっていうのを要約する指示も出せます。 これがですね結構便利なんですね。
今開いているページで要約したいなと、ちょっと文章が長いなと思ったら クリックするだけでページ全体を要約してくれると。
これ結構ですね、情報するので興味ある方は使ってみてください。 ノートで記事に書いたのでリンクを貼っておきます。
興味ある方は覗いてみてください。 ちょっと一旦情報まとめますね。
AI検索には現状、PowerPlexityがおすすめです。 記事のリンクをですね渡すだけで要約をしてくれます。
プロンプトは不要です。 Chromeの拡張機能からPowerPlexityを使うこともできます。
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ページ全体をクリックするだけで要約できるので情報します。 まあ一旦これがまとめですね。
こうしたようにPowerPlexityや他のAI検索のサービスっていうのは非常に情報収集において便利なんですね。
やっぱり効率化が図れると思います。 ただですね、PowerPlexityや他のサービスでも言えることなんですけど
サイトによっては要約ができないというサイトもあります。 これはサイト側で拒否をしている場合ですね。
例えば海外のニュースサイト。 そうですね、例えばBBCニュースではうまく機能しないですね。
で、あと国内で言うとYahooニュースもうまくいかないですね。 このようにAI検索は便利なんですけど回答結果に誤りがあったり
あとはそもそも検索や要約の対象から除外しているというサイトもあるので注意が必要です。
ちょっとAI検索の文脈からは離れるんですけど、情報収集の手法としてですねニュースレターというのもおすすめです。
このニュースレターというのはいわゆるメルマガのようなものですね。 メールマガジンのようなものです。
メールアドレスを登録すると定期的にニュースレターが届くというものですね。
このメルマガと言ったらいいんですかね、ニュースレターですね。 情報源としては結構貴重なんですよね。
私はAI系のニュースレターに登録していますけど、 自分が興味のあるジャンルのニュースレターに登録してみるのもおすすめです。
例えば世界の政治経済を発信するニュースレターとか、 心理学とか哲学のニュースレターというのも面白いと思います。
国内でニュースレターを探すのもいいと思うんですけど、 選択肢としてはやっぱり海外で探してみるのがおすすめです。
なぜなら、数が多いからですね。 いろんなジャンルのニュースレターがあります。
海外のニュースレターに登録すると、当然言語は日本語以外になります。 でもですね、全然問題ないんですね。
もう今はChatGPTとかDeepL、こういった翻訳ツールが充実しているので、 日本語以外のニュースレターでも全然問題ないですね。
ニュースレターは結構検索では入手できない情報っていうのにアクセスできるので、 情報収集の手段としては個人的に非常におすすめです。
そう考えるといい時代ですよね。 あの世界中の人が書いたニュースレター、いろんな考えとか、いろんな文化とか知識とか、
いろんなバックグラウンドを持っている人のニュースレターを日本に言いながら日本語で読めると、 いい時代だと思います。
私はニュースレターが届いたら、自動でChatGPTに翻訳させるような処理っていうのを組んだりしています。
私がよく読んでいるAI系のニュースレター、ベンズバイトとあとはランダウンというニュースレターがあるんですけども、こちらもおすすめです。
概要欄にリンクを貼っておきます。 ここまでAI検索についていろいろ話をしてきました。
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ここまで聞いたリスナーの方の中にはこう思う人もいるかもしれません。
ChatGPTでも検索機能ってなかったっけ?と。 実はですね、ChatGPTにも検索機能っていうのは搭載されています。
具体的にはビング検索と言って、マイクロソフトのビングという検索エンジンを使った検索機能ですね。
自動で起動したりもしますし、プロンプトにウェブから情報を取得してというふうに含めると起動したりします。
このビング検索っていうのは無料ユーザーでも使える機能になります。
ChatGPT単体でも調べ物はできるんですけど、最新情報っていうのは取得できないんですね。
なぜならChatGPTには知識のカットオフというものがあるからですね。
この知識のカットオフっていうのは、ある一定期間までの情報しか学習していないというものになります。
例えばGPT-4-Oの場合だと、2023年10月までの知識、情報しか学習していないというものになります。
なので、パリゴリンで日本人第一号で金メダルを取った人は?と質問してもですね、回答できないわけですね。
ただここでビング検索っていうのを組み合わせることで、2023年10月以降の情報、あの最新の情報っていうのもウェブから参照できるようになります。
ただですね、このビング検索を使った機能っていうのは、あまり性能が良いわけではないんですね。
パープレキシティと比較した場合っていうのは、現時点においてはパープレキシティの方が使いやすいかなという印象になります。
もしですね、ChatGPTからウェブの情報にアクセスをしたいという場合は、ビング検索じゃなくてウェブパイロットっていうGPT図がおすすめです。
ChatGPT上からウェブの情報にアクセスができるというGPT図ですね。
例えば、リンクを貼ってこの記事を要約してという使い方もできますし、あとはこの記事、文字起こしをしてというようなこともできます。
このURLを投げて記事の文字起こしをするっていうのは、Jensparkやパープレキシティではできないことなんですね。
なのでURLを投げて、そこの記事に書かれている内容を文字起こししたい場合っていうのはウェブパイロットがおすすめです。
とはいえですね、現状はやっぱりAI検索といえばパープレキシティが強いかなという印象があります。
ただですね、この状況が変わるかもしれない情報っていうのが先週OpenAから発表されたわけです。
SearchGPTというサービスを公開予定と。
SearchGPT、名前から想像できるようにオープンAIが開発する検索AIですね。
これまだ利用はできないんですけど、海外では一部のテストユーザー向けに公開されたりしています。
私もデモを見たんですけど、端的に言うとですね、パープレキシティのようなサービスですね。
AIと会話をするように検索ができるというものですね。
回答結果には情報ソースになった記事のリンクっていうのが付けられるというものです。
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あとは検索結果がテキスト以外に画像やYouTube動画、グラフなんかを返すというものですね。
今までAI検索っていう領域はあまり注目度が高い分野ではなかったと思います。
おそらくですね、検索にパープレキシティを使っているっていう人はあまりいないと思うんですよね。
一部のAIに触れている人たちっていうのが何かの情報でパープレキシティを知って使い始めたと。
世の中は圧倒的にGoogle検索が多いと思います。
ただ、オープンAIが参入してきて、Googleも開発を急いでという話になると、
どこかのタイミングで従来の検索と、AIを使った検索っていう、これのユーザーの数っていうのが逆転するかもしれません。
このSearchGPTはですね、将来的にChatGPT本体に組み込むかもしれないという話もあります。
そうなってくるとですね、AI検索っていうのが一般的に普及するのも時間の問題かもしれません。
SearchGPTはまだリリースされてないんですけど、パープレキシティは無料で使えるので、
まだAI検索を使ったことがないという人はこの機会にぜひ試してみてください。
ちなみにSearchGPTは現在ウェイトリストの登録待ち状態となります。
いち早く利用したい人はウェイトリストに登録する必要があります。
こちらウェイトリストの登録画面ですね。
こちらのリンクも概要欄に記載をしておきます。
それでは今日のポイントをまとめます。
AI検索は、AIと会話をするように検索できるAI系のサービスとなります。
GoogleのAIオーバービュー、パープレキシティ、ジェンスパークなどのプレイヤーがいます。
個人的にはパープレキシティがおすすめです。
そして今後AI検索の領域にOpenAIも参入予定です。
SearchGPTですね。
そしてちょっとAIの検索の文脈から外れるんですけど、
情報収集にニュースレターという選択肢もおすすめです。
今はDeepLやChatGPTで翻訳が簡単にできるので、
英語のニュースレターでも問題ないと思います。
それこそ世界中のニュースレターというのを読めてしまうわけですね。
ニュースレターも興味ある方はチェックしてみてください。
はい、今日はこの辺ということで、本日も聞いていただきありがとうございました。
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