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2022-11-08 12:00

563.悩みを解決するのに効果抜群な、「もやもや」と向き合う心理学的アプローチとは from Radiotalk

私たちが日常、いろんなシーンで感じるモヤモヤとした感情。大抵は忙しさに紛れて「きっとこういうことが嫌だったからもやもやしてるんだろう」とその原因を何となく想定して流してしまいがちです。しかし、そのもやもやと向き合うことこそ、悩みを根本的に解決するために必要なこと。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まりました、おしゃれの呪いを解くラジオ。本日で563回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバタバタと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
公認心理師になってからというものですね、改めていろいろ参加できる研究会とか、聴講できるセミナーとかもすごく増えまして、
そういう専門職じゃないと入れませんよ、みたいな医療系の学会なんかもあったりしますので、
勉強させていただく機会がぐっと増えて、資格を取ってよかったなと本当に思っているんですけど、
もともとパーソナルスタイリングでも、うちのスタイリングはどちらかというとちょっと心理カウンセリングよりというか、
ファッションの心理的なお悩みからメインに取り扱って、ご相談いただくことも多かったですし、
公認心理師になってからはますます心理カウンセリングの機会も増えてきたんですけれども、
やっぱりそういう心理カウンセリングなんかを担当させていただいていると、
やっぱり自分自身のケア、セルフケアもすごい大事になってくるんですよ。
心理師だからって言って、何でも自分の悩みを解決できるってわけではなくて、
むしろやっぱりいろんな方のいろんなお悩みを聞いていくので、
多分普通のお仕事の方以上に、セルフケアにはかなり敏感にやっているのが心理師なんじゃないかなと思うんですよね。
なので、自分自身もカウンセリングを受けたりとか、いろんな療法を、
勉強がてらっていうのもあるんですけど、受けに行く機会が多くて、最近もまた増えています。
あとは単純に自分のケアももちろんなんですけど、心理カウンセリングをやるにあたって、
私は大学の時の学んでいた専攻の兼ね合いで、
心理カウンセリングというと認知行動療法っていう療法をメインに使うことが多かったんですけれども、
それ以外のいろんなアプローチも知っておくに越したことはないわけで、
お客様に合わせていろいろご提案できた方がいいということで、
そういうふうにいろんなアプローチ療法を知るためにも、
いろんなところに受けに行ったり、研修に行ったりしているわけなんですけど、
先日はね、フォーカシングというアプローチのワークショップにちょっと参加してきて、
すごく発見があったので、ちょっとこれは皆さんにもシェアしたいなと思って、
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今日お伝えするんですけどね。
フォーカシングって聞いたことありますかね。
フォーカシングっていうのは、フォーカスのINJKですよね。
自分の心の中、心というか身体、自分の中にあるモヤモヤとした悩みというか、
不快な感覚ってあるじゃないですか。悩みのことはみんなモヤモヤって言ったりしますけど、
モヤモヤとした感情と、丁寧に向き合っていく作業のことをフォーカシングと呼びます。
このフォーカシングっていうのは、カウンセリングがクライアントさんに、
よく聞いてという言い方がいいのか分からないんですけど、
カウンセリングがクライアントさんに有効に働いて、
そのカウンセリングの過程ですごく悩みが解決されていく事例を研究していたところ、
いわゆる今ではフォーカシングと呼ばれている過程を必ず経てるということが分かってきたわけなんですね。
それがどういう過程かというと、
クライアントさん自身の悩みとか状況についてのこのモヤモヤした感覚と、
クライアントさん自身がカウンセラーともにしっかり向き合って、
このモヤモヤってどういうことなんだろうっていうのを整理していって、
それとうまく付き合えるようになると、カウンセリングの効果がかなり発揮されるというか、
カウンセリングの効果を発揮するには、こうしたモヤモヤとしっかり向き合って整理するという
過程が必要だということが分かってきたんですね。
なのでそのモヤモヤを整理する過程だけをカウンセリングの長い工程の中で、
過程だけを取り出して、こんな手順でやっていくと、
モヤモヤと向き合うことができますよっていうふうに体系化されたものというのがフォーカシングなわけです。
なのでフォーカシングって名誉ってなくても、丁寧に話を聞いて効果の高いカウンセリングができていれば、
必ずあるんですけど、ほとんどがフォーカシング的な過程は辿っているんですけども、
その過程をカウンセラーだけじゃなく、一般の方が自分自身でも適応できるように、
そこだけを取り出して体系化されたのがフォーカシングということなんですよね。
これは今言ったように、カウンセリングと一緒にやるのももちろんなんですけど、
全ての人が自分の心と上手に付き合うためには絶対に必要な技能だなと思っていて、
改めて私もワークショップに最近行ったりして、
ちょっと最近ハマってるって言ったらいいかたれですけどね。
っていうのは、何でかっていうとね、最近特に必要だなって思い始めて、
いろいろワークショップ行ったり参加してるのは、
やっぱりね、私が結構言語化するのが強い性質で、
そういう発信をしてるから、そういうクライアントさんが多くなるっていうのは多分あると思うんですけど、
特に言語化が得意な人、ポッドキャスト聴いてる人は特に言語化得意だと思うんですよ。
言語情報に強いと思うんですけど、
そういう方ってみんな自分の中にモヤモヤっとした不快感とか悩みが湧いてくると、
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結構素早くそれを分析して、
あ、これ私きっとあの人のこと嫌いなんだな。
だからこういう気持ちが湧いてきたんだなっていう感じで、
素早くぺっとラベル貼っちゃいがちなんですよね。
なんですけど、そのモヤモヤとしたものをしっかり見つめずに、
よくよく味わわずに、
あ、きっとこういうことでしょ、ぺって感じで雑にラベル貼っちゃうと、
そのラベルがね、結構間違ってたり、
あとラベルの数が足りなかったりすることがあるんですよ。
そうすると、例えば、あ、これあの人のこと嫌いってことだな、ぺって貼っちゃうと、
その人が嫌いだから、じゃあその人と距離取ろうみたいな感じで、
そのラベルに応じて解決策をみんな考えるじゃないですか。
でもそもそもそのラベルが間違ってたり、
ラベル数は足んなかったら、
他の内容物も含まれていたら、
解決策、間違っちゃうか足んないかってことになっちゃうわけですよ。
なので、やっぱり自分のモヤモヤした悩みっていうのは、
そんなに単純なものでなかったり、
いくつか複合的な要因があったりするので、
もっと時間をとってしっかり向き合う。
ぺっと素早く言語化してしまう前に、
もうちょっとそのモヤモヤを味わうというか、
向き合うっていう作業が必要なんですよね。
この辺ちょっとわかりづらいと思うんで、
具体的に私のちょっと体験談を話そうと思うんですけど、
そのフォーカシングっていうのを自分自身でやっていた中で、
こんな出来事があったっていうのでね。
先日、ユニバーサルスタジオジャパンに行ったって話したと思うんですけど、
まあ、ハロウィン期間中でえらい混んでたんですよ。
とにかく行列行列行列何をするにも、
チュロスを買うにもですね、
アトラクションを乗るにも行列なんですけど、
私もともと小さな時からもう並ぶのが苦手なんです。
せっかちなんでね。
でもその苦手感が、
この間久々にそういう並ぶ場所に行ったら、
苦手感が加速していて、
もう拒絶感にかわしたんですよ、並ぶことに対する。
もう何も並べたくないみたいな感じで、
だったら何もできないんですよ。
USJだと。
だから並ばされないんですけど、
とにかく嫌なんですよ。
これをなんでこんなに、
ここまで並ぶことを嫌いじゃなかったよなって、
不思議に思ったので、
ちょっとその並ぶのが嫌っていう感情と、
フォーカシングで向き合ってみたんですね。
その時に私はそのフォーカシングで、
その並ぶことが嫌いっていう感じと向き合う前は、
冒頭に言ったように、
私せっかちだから。
並ぶ時間がもったいないと思ってるから、
嫌な気持ちが生まれるんだな。
だからこの私の嫌な気持ちは、
せっかちだからっていうふうに、
ぺっと出すにラベルを貼ってたんです。
でもそれだけだと、
昔からせっかちで、
最近じゃあ特にせっかちが加速してるかというと、
そういうわけでもないので、
それだけでは昔に比べて、
もっと行列並ぶことが嫌いになっているってことに、
説明がつかなかったんですよ。
で、よくよく向き合っていたら、
その行列が嫌っていう気持ちを、
もう一回体で反数した時に、
体の表面が、
そういえば並んでる時なんか、
じりじりピリピリするような感覚があるなというか、
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そういう感覚が思い浮かんだんですね。
そういう不快感が。
頭の中でですよ。
これ何だろうと思ったら、
なんか人と離れたくなる気持ちっていうか、
もう行列の嫌な気持ちの中に含まれてるなってことを
発見したんですよ。
これ何かっていうのを、
よくよく自分で味わって考えてみたら、
これね、コロナが原因だったんですよ。
つまりこの長いコロナ禍で、
人と人との距離が近くなることに対して、
私がもう嫌悪感を抱くようになってしまった。
変わってしまったんですよね。
怖いというか恐怖感みたいなね。
だからそれが、
その行列ってどうしても人と密になるから、
それがちょっとなんかこう、
体の表面がザワザワするような感じ。
それが元々のせっかちでの嫌さに乗っかってきてたんですよ。
それは新たに、新たな嫌悪感が乗っかりますから、
それはトータルとして、
行列並ぶことへの嫌悪感増えますよね。
あ、増えたのは、
この人と距離が詰まるのが怖いっていう、
この恐怖感が乗っかってたんだっていうことがはっきりして、
となるとせっかちを解消するだけでは、
私の並ぶことへの拒絶感っていうのは解消されないわけで、
じゃあマスクしてるから大丈夫だよっていう風に
自分に聞かせるとかね。
ここはオープンスペースだしっていう風に考えると
少し安心できるんですよね。
でも私はせっかちだからだと思ってたから、
並んでる間一生懸命スマホで仕事したりとかしたんですよ。
でもそれだけでやっぱり解決しないわけですよ。
なんか居心地悪い。
時間を有効に使ってるはずなのに。
っていうのはやっぱりせっかちだからっていう、
せっかちに起因する拒絶感だけではなかったっていうことはね、
わかった。
こんな風に自分の嫌な感情の中身って意外と複雑なので、
それをしっかり見つめないとわからない。
それをやらないと結局は悩みって解決されないことが多いんですよね。
なのでそのね、同じようにね、
この悩みっていうのが私の濃い価値観のせいだと思い込めたものが、
実はその中に例えば過去の何かの嫌な思い出だったりとか、
また全然違う価値観だったり入ってたりするので、
それをじっくり解き明かしていくことで、
そのモヤモヤの解決につながることもあるし、
そもそもそれを解き明かす、そのモヤモヤが出てくるってことは、
自分はそういう考え方、価値観を持ってるよっていうね、
自分自身を教えてくれる大事なシグナルなので、
それを簡単に言語化せずに、まず自分で感じて分析するというアプローチは、
特にね、言語化が得意な人こそ必要なアプローチだなと思っているんですよね。
これはね、すごく悩みとの向き合い方が本当に劇的に変わるので、
ちょっとね、フォーカシングしっかりやるところまではいかなくても、
リセンスが感じられるワークショップを、
今度服装シリーズでもメンバー向けにやろうかなと思っていますので、
ご関心ある方はね、ぜひちょっと入館してみていただけると嬉しいなと思います。
12:00

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