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はい、今日も引き続きマシュマロにお寄せいただいたお悩みにお答えしていきたいと思います。
今日はですね、本当にファッションと心のお悩みについてお送りいただきました。
かなりお悩みを詳しく書いていただいたので、私は全文しっかり読み込んで後半お答えさせていただこうと思うんですけれども、
今から読み上げるときには、耳で聞いている方にもわかりやすいようにピックアップしてお伝えしますので、ご容赦いただければと思います。
それでは読んでいきたいと思います。
ラジオを聞いています。いつも本当にありがとうございます。今回、私のお悩みを聞いていただきたくてメッセージを送りました。
私は洋服が大好きなのですが、身体的コンプレックスによりおしゃれが楽しいよりも苦しみの気持ちが大きくなっています。
着る洋服のテーマは絶対にコンプレックスのある部分を隠すことです。
学校やアルバイトの制服など着たくない格好イコールコンプレックスを隠せない服を着なくてはいけない時がありました。
その時感じたことは、コンプレックスを知られる前と後では私に対する周りの反応や態度が違うということでした。
この違いを体感する出来事を何度も経験して、私は相手にがっかりされることにとても恐怖を抱くようになりました。
何よりも私自身をコンプレックスイコールそういう人なのだと認識されることが辛かったです。
私が私を到底受け入れられないのに他人が私を受け入れるはずがないと考えてしまいます。
コンプレックスを隠す服も昔に比べればうまくいく時には楽しく選んで着れる時もあります。
でも隠して普通の人のフリをする私は本当の私ではないし、結局どうしたって普通にはなれないんだと痛感します。
もっと素直に洋服を楽しみたいし、自分を過ごしてもいいから受け入れて生きていきたいです。
どのような姿勢で洋服と向き合えばいいのか、久野さんのアドバイスをいただきたいです。
ということでね、ありがとうございます。
もちろんコンプレックスの中身は詳しいことは人に言いたくないでしょうし、このメッセージには書かれていないので、そこがわからないなりにお答えしていくので、
とてもまとはずれなアドバイスになってしまったら申し訳ないなと思いつつ、
とはいえ何らかのヒントにしていただければいいなという気持ちでつらつらとお話していければと思っております。
それではスタートです。
はい、ということで始まりましたオシャレの呪いとグラジエを本日で567回目の配信でございます。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールオシャレの呪いをバーサーわざと解いていきます。
服装心理学をベースにオシャレをもって楽しみ自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
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さあねちょっとまあねあの 私が思うことは難しいですよ難しい問題だと思いますよだってご本人がずっと向き合っててね
あの未だ悩んでいることなのでそれは私がこの1回の配信でねすべてをスパーンと解決できるようなアドバイスを言えるわけがないと思いつつも
せっかく勇気出して送ってくれたのでね
なんかちょっとヒントになるようなお話ができればなぁって今考えながらあの喋ってるんですけど
隠しているっていうことがまず辛いっていうねそこでそのオシャレのそのコンプレックスが見た目に関わることなんでしょうね
なのでどうしてもオシャレと関わってきちゃってオシャレ楽しむためにはそこを隠さなきゃいけないっていう気持ちがあって
でもその隠すしていることに対してそうなんていうのかな 騙してるっていう罪悪感みたいなものも感じてしまっているということなんですけど
まあでもさ 全部を他人に明かしている人なんて世の中にいないわけじゃないですか
自分の全部が他人にわかってもらえている人はある意味いないわけですよね
私も全然こんだけさたくさんいろいろ発信してますけどポッドキャストとかでプライベートの話もしてますし
ブログでも書いてるけどでも全然全ては話してないですよね誰にも
結構私秘密主義なところあるんじゃないかなって思うぐらい全然全ては喋ってないと思うんです
起業する時にやっぱり自分のすべてをコンテンツにしろみたいなアドバイスを受けたこともあるんですよ
やっぱり人として応援されるためには何でも話すべきだみたいなアドバイスを受けたこともあるんですけど
はぁ?で終わりですよねやっぱり言いたくないもんね
なのでその質問者さんにとってもね別に人に話してないことってコンプレックスのことに限らずたくさんあると思うんです
ってことはその話していない隠している辛さが本題ではないんじゃないかなっていう気はするんですよ
ね別になんだろうな
あのコンプレックスに限らず人にあえて言わないことって多分たくさんあるわけでそれはみんなあって
人とコミュニケーションを取る中でもこの人は私に全部話してくれているなんてことが前提で進んでいくことは基本ないわけじゃないですか
見えない部分もあるっていうことがもちろん前提でのお付き合いですよね大人のお付き合いっていうのはね
だからとなるとその隠してる辛さではないんじゃないかなと本質はね
本質は隠してるってことじゃなくてやっぱりメッセージにもちらちら中にもちらちらありましたけど
やっぱりその私が私を到底受け入れられないって書いてるように
コンプレックスの事柄をやっぱり受け入れられない辛さ
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それは自分も受け入れられてないっていうことだろうし
他者にも過去受け入れられない経験があったという書かれてたのでそういうことだと思うし
その隠しているというよりは受け入れてもらえない辛さ受け入れてもらえないだろうから
それが辛いから隠してるってことですよね
隠してるのが辛いのが本質ではないと思うんですよ
でやっぱりその自分自身がそのコンプレックスの事柄を受け入れられないので
自分が受け入れられないからせめて人に受け入れてほしいって思いますよね人間だったらね
思うけどその人が受け入れてくれれば
人はこんな風に大したことないよって言ってくれてるんなら
自分もそう思える気がするっていう風に多分なりたいっていう気持ちがわかるんだと思うんです
でもやっぱり現実には自分が受け入れてない状態のものを他者が受け入れてくれるっていうことは
まあ考えづらいなぜならそのことわらわら問題というよりは
伝え方にそれが出ちゃうからだと思うんですよね
この本人が受け入れてないってことはあんまりこの問題に触らない方がいいのかなとか
向こうも悪気があるわけではなくていうケースも多いと思うんですけど
なのでやっぱりまず他者がどうこうじゃなくて
自分がそれをどう受け入れるかっていうところに向き合う時が来てるんじゃないかなっていう風に勝手ながらね
勝手にパーパー言ってると思ってくださいよね
こんなのいろいろ言ってますけどね
勝手にパーパー言ってるなっていう感じで聞いていただければいいんですけど
やっぱり自分がまず受け入れるっていうことが大事なんじゃないかなって思うんです
その時にコンプレックス
つまりそうでありたくなかった自分のそうでない部分を認めろ
愛せっていうことではやっぱりないんですよ
そうじゃなくてそういうコンプレックスがある自分を受け入れるっていう
ここって全然違うんですよね
わかりますかね
自分イコールコンプレックスではなくて
自分の中の一部にコンプレックスがあるっていう状態を受け入れる
自分の全てがコンプレックスではないわけで
自分のごく一部にコンプレックスがあるっていう状態をイメージしてそれを受け入れる
コンプレックスに悩んでいる自分を丸ごと俯瞰してみて
受けるっていうかそうなんだねぐらいって思うんですよ
そうなんだねって
そこにあることを認めるっていうか
そういうイメージがスタートだと思うんですよね
これどういうことを言ってるかっていうと
心理学のクライアント中心療法っていう考え方があって
ちょっとこの残り時間で話すの難しいんですけど
興味があったらちょっと文献とか読んでいただければいいなと思うんですけど
悩みを抱えているカウンセラーにとってのクライアントさんが
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悩みを抱えてしまう不適応状態って言いますが
不適応状態に陥る原因は自分がありたい自分と
今実際の自分が一致してないっていうことが
その不適応状態に陥る原因の一つだよって考えるんです
だからよく自己一致を目指しましょうって
これはカウンセラーも自己一致してなきゃいけないよって言われるんですけど
もちろんカウンセラーもなんですが
クライアントさんにも自己一致してもらうってことを目指すのが大事なんですね
今質問者さんはコンプレックスを持っている自分っていうのは
自覚してるわけだけど
でも本当はコンプレックスがない自分になりたいっていう理想の自分があって
そこが一致してないから悩んじゃうんですよね
悩みが深くなっちゃう
でもコンプレックスがない状態が本当の私であるっていう風に
思わないっていうことですね
そのコンプレックスを抱えた私が私であるっていう風に思えば
今実際の自分と自分が認識している自分が一致するので
不適応状態がなくなって
苦しい状態からは逃れられるっていうところがあるわけです
そのためにはやっぱり見ないフリをしないで
まず向き合って
そうなんだねって
そこにそういう私がいるんだねっていう私を
掴んでみるっていうのかな
そういう練習をしていくことが必要なのかなって思います
それを自分で適宜ちょっと時間をとって
目を閉じてゆっくり自分の気持ちを味わう
そうかそうかそういうコンプレックスがあるよね
そういう私もいるよね
でもそうじゃない私もいるよねっていう風に
私の一部としてのコンプレックスがあるよね
そこにっていうことを見つめる時間をとったり
あとはもちろんカウンセリングっていうのが
まさにそういうことを他者と一緒にやる時間なので
自分一人でやるのが難しかったら
そういう時間をとるのもよし
あとはそのコンプレックスと安心して向き合えるような
グループに入って向き合っていくのもよし
これは人それぞれ向き不向きがあると思うので
ご自身ができるかなと思うところから
入れていくといいと思うんですけれども
コンプレックスがあるっていう状態を
そうだよねって見るところから
始めるといいんじゃないかな
なんていうふうに思いましたけどね
そういうことをやっていくのがカウンセリングなので
もし苦しいようであれば
公認心理師とか臨床心理師の手を借りてほしいな
というふうには思いますし
うちのオンラインサロンの服装心理学は
そういう場だし入っていただければ
私のカウンセリングもご提供してますので
よろしければそちらも手の一つとして
考えていただければ嬉しいなというふうに思います
それではまた