00:00
今日は、マシュマロからいただいたお便りに 回答していきたいと思います。
ラジオネームは書いてないですね。じゃあ読みます。
私はとっても太っています。今ではプラスサイズや 自分の体型に誇りを持つなどの流れで、
太った人でもおしゃれに飛び込みやすくなっています。
ですが、私はやはり体型が太っていることは、 おしゃれという枠組みには入れないと思っています。
どうあっても、細くて綺麗な人たちが、 おしゃれで幸せになっているように感じています。
そのため、私はおしゃれが幸せと思ったことはありません。
久野さんは、太っている人は、 おしゃれで幸せになれると思いますか?
ということで、今日はこのお便りに 回答していきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりました。 おしゃれの呪いを解くラジオでございます。
本日で、毎回最近の回数が、6月30日だったんですよね。
私、このラジオを始めたのが去年の。
なので、そろそろ1年かなと思っていたら、
あと2ヶ月ぐらいで1年ということですね。
1年記念では何かやりたいですけどね。
集まるのは難しいから、1人で何回やるかなという感じですけどね。
本日はというと、247回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、
イコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもって楽しみ、 自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、
日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。
本日もよろしくお願いいたします。
さあ、マシュマロでいただきましたね。
ラジオネームなかったので、質問者さんという形で呼びかけていきたいなと思うんですけどね。
体型のお話ですよね。
ご自身では自分のことをとても太っていると思っていて、
それでおしゃれは楽しめないというふうに感じているということですよね。
久野さんは、太っている人はおしゃれで幸せになれると思いますか?
という最後の問いかけがあったので、
まず先にこれから回答すると思います。
ということになってしまうんですけど、
単純に私がどう思うかだったら私は思います。
という回答になるんですけど、
質問者さんがどう思うかが多分大事だと思うんですよね。
私がおしゃれで幸せになると思いますよって言っても、
名の長さめにもならないと思うんですよね。
世界って自分じゃないですか。
わかります。
自分の認識なんですよね。
世界の認識って。
だから人がどう思うとやっぱり自分がどう思っているかだと思うんですよ。
だから質問者さんは私に聞いてくれたんですけど、
03:02
でもやっぱり質問者さん自身がこの問題に対して
何らかの解決、決着をつけない限りは
ずっと悩み続けるんじゃないかなと思うんですよね。
だからその辺に何か繋がるようなお話を加えてできればな
なんて思うんですけど。
この仕事をしていると、
この仕事をしてもう何年だ?
2021年ですから14年目ですか?
15年目ですか?
になる、15年目か。
になるんですけど、
本当にいろんな体験の人に会ってきました。
こんな仕事でもしていない限り、
人の体験をベタベタ触ったり、
失恋ない程度にしか触ってないんですけど、
触らせていただいたりとか、
測ったりとかする機会ないんですよね。
アパレルメーカーに勤めている時だって、
例えばリーバイスに勤めている時に、
何千本何万本程デニムを作ってましたけど、
でもその時だってそのデニムを全部店頭で私が売ったわけではないので、
やっぱり見てきたお客様の体型ってすごく限られていて、
今見ている体型の量とは全然比べ物にならなかったので、
本当にこの仕事をしてからいろんな体型の方を見てきたなって思うんですけど、
本当に体型って千差万別なんですよ。
だからアパレルメーカーで絶対これぐらいがMサイズって作ってたけど、
本当に逆に言うとそのMサイズにぴったりはまる人の方が少ないなっていうかね、
そういうふうにすごく思うことは多くて。
そのいろんな体型をしている人たちですけど、
その人たちの体型を測りつつ、
自分の体型に対してどんな認識を持っているかっていうのを
同時にカウンセリングで聞く機会があるわけですよね。
聞いていくと似たような体型の人でも、
自分の体型をすごく気に入っている人もいれば、
本当に嫌いっていう人もいる。
これどういうことかっていうと、
結局同じ体型でもその体型が好きな人もいれば、
嫌いな人もいるということで、
自分の体型が好きかどうかというのは、
その人自身の考え方の問題であって、
体型の問題ではないっていうことなんですよね。
だってそうじゃないですか。
ある体型、理想的な体型があったとして、
その体型であれば、そのサイズバランスであれば、
誰もがその体型のことを気に入れるっていうことが決まっていたならば、
人間の考え方がそういうふうに決定されていたならば、
そのサイズバランスの人はみんな自分の体型を気に入るはずですよね。
でも一般的にこの日本の社会において、
理想的な体型だと呼ばれるような体型の人でも、
自分の体型が嫌いっていう人はたくさんいたんですよ。
ということは体型ではなくて、
その体型に対してどう思うかはその人の考え方次第であると、
体型のせいじゃないっていうことが言えるわけですよね。
これもっとわかりやすい例で言うと、
雨って一般的に嫌われることが多いですね。
天気の雨、雨模様って嫌われることが多いですけど、
06:00
でもみんなが雨嫌いかって言ったらそうじゃないですよね。
恵みの雨だって喜ぶ人もいれば、
運動会だなって思ってる人にとっては雨は恵みの雨なんで嬉しいって感じですよね。
でもそういうことがなかったとしても、
しとしと雨が降ってる日の方が好きなんだよねって人もいるでしょう。
なので一般的に雨ってあまり良しとされないけど、
それをどう思うかっていうのはその人の考え方次第なんですよね。
なのでそれと同じように、
太っているとか痩せすぎているとか、
背がすごく小さいとか背がすごく高いとか、
いわゆる基準となるサイズ、標準的なサイズとされるサイズから離れている方というのは、
確かに洋服が見つけづらいということがあると思います。
自分の体に合う洋服が見つけづらくて、
洗濯紙がつぶまってしまったりとか、
あとは直しが必要になったりとかっていう不便さは確かにあると思います。
それは現実だと思います。
ただ自分の体型がそれで嫌いかどうか、
あとは洗濯紙が狭いといって、
じゃあそのままそれがイコールおしゃれが嫌い、
おしゃれで幸せにならないということにつながるかというと、
決してそうではないと思うんです。
なので、
かつてはモデルさんってすごくガリガリぐらい痩せる人が多かったんですけど、
太っているから一般的におしゃれに見られないかというと、
そういうわけでもなくて、
これは質問者さんご自身でも認識していると思うんですよ。
今ではプラスサイズとか、
自分の体型に誇りを持つという流れがあるということを認識されているので、
分かっていると思うんですよね。
太っている人でもおしゃれと認められるケースがあるということは。
おしゃれをどう考えるかなんですけど、
ファッション業界から認められるということが、
一つの指標であるとするならば、
コメディアンの渡辺直美さんとかもそうですけど、
いろんな名だたるファッションブランドのCMに、
広告に寄与されたりしていることからも、
プラスサイズの方がおしゃれに見られることはないというのは、
事実ではないということが分かりますよね。
なので、おしゃれに見られるかどうかと、
プラスサイズであるかどうかというのは正直あまり関係がない
ということであるわけですよ。
今言った通り、質問者さんでもこんなことまでは分かっていると思うんですよね。
分かっているけど、要は質問者さんご自身がそうは思えない
という苦しみなんじゃないかなって思うんですね。
自分が自分で太っているということがおしゃれに思えない。
太っているだけでおしゃれというふうに思えない
という苦しみだと思うんですよね。
これは体型の問題に限らないんですよ。
やっぱり自分のおしゃれと自分が理想としているおしゃれが離れてしまっている
ということで悩んでいる人はすごくたくさんいて、
これは質問者さんから見ればすごくスタイルが良くて
何にも悩みがないだろうなって見えるような人でも抱えている悩みです。
09:00
そういう方のうちにはたくさんいらっしゃるのでね。
この場合にその一致しないこと、自分のおしゃれと自分の理想のおしゃれが
一致しないこの気持ち悪さ、悩みというのを解決するには
やっぱり2つしか方法はなくて
自分自身のおしゃれを理想に近づけるべく変えるか
もしくは理想を変えるかどっちかしかないわけです。
例えば質問者さんの場合で言うと
太っていると自分はおしゃれに感じられない。
この考え方は変えられないということであれば
自分の体型を変えるしかないということですよね。
それが自分のおしゃれを変えるということです。
理想を変えるというのは太っていたらおしゃれになれないという考え方を変える。
そういう思い込みを外すということですよね。
これがこのラジオで言っている呪いってよく言いますけどね。
思い込み単なる思い込みに過ぎないその信念
心理学で言うとビリーフなんて言いますけども
それを外すということどちらかです。
個人的には自分が自分のおしゃれを変える理想に近づけるよりは
理想を変える自分の考え方を柔軟に考えられるように変える方が
私はいいなと思っているんですよ。
なぜかというとやっぱり自分の考え方を柔軟に
自分が選択肢を持てるというかなという状態になっておくことは
例えば質問者さんで言うと体型の件に限らず
今後もずっと使えることだからです。
自分が持ってしまった思い込みを外す方法を知っておくことは
おしゃれのみならず今後の人生でいろんな場面で生きてくるから
人が知らないうちにいろんな思い込みを
いろんなところから吸い込まれてしまって
それに自分自身がんじがらめになって苦しむことってたくさんあるので
一個そういう思い込みを外せたっていう経験があれば
他のジャンルにも絶対活かせるはずなんですよね。
じゃあ具体的にどういうことをやるかっていうと
うちの服装心理だぼうではカリキュラムの中に入ってるんですけど
例えばどこからその思い込みが来たのか
呪いの発生元っていうのかな
を自分の歴史を振り返りながら考えてみる
ここから来たんだっていうのに気づくだけでも
ちょっと呪いが解除されるヒントがあるかもしれないですね。
あとはその呪いというのが周りの文化とか
ステレオタイプな考え方に影響されている場合もあるので
その場所を変えるとか付き合う人を変えるというのも
方法としては一つありかなと思います。
さっき言った渡辺直美さんのインスタでちょうどね
ストーリーですけど
なんかアメリカの友達に
あなたはアメリカでは太ってないって言われたっていう
ストーリーを上げててまさにと思ったんですけど
まあ体型なんて文化によって全然感じ方変わるので
そういうのも一つかなと思います。
ちょっとやり方ぜひ考えてみてください。
何か気づいたことがあればまたメールくださいね。
それではまた。