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2022-11-24 12:00

572.おたより「兄が発達障害と診断を受けて、自分もそうかも?と…。診断を受けるべきか」 from Radiotalk

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リスナーさんのお悩みに回答!久々に会った兄弟が発達障害の診断を受けて安心したと聞き、違和感を抱えてきた自分も受けた方が良いのではと悩んでいる…。そんなお悩みに、公認心理師の観点から、考えられることをお答えしました!

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
00:00
みなさん、見たんですか?あなたは。サッカー、ドイツと日本、対戦国の名前もおそろおそろ言うあたりが、全然こいつサッカー知らないなっていうのがね、にじみ出てますよね。
そしてね、昨晩もね、お察しの通り、子供寝返しつけたまま寝落ちしておりまして、もう案の定見てないですよ。全然見てない。
いやー、でもなんかね、年重ねるごとに、なんかこう、ハラハラしてるものを長時間見られなくなってきましてね。何なんでしょうね、この。
あのー、これも体力なんでしょうかね。なので、なんか起きたら、こうツイッターなんか見てタイムラインが幸せな感じで、いい場面だけニュースで見せていただけるぐらいで、私なんかちょうどいいなって思いますけどね。
いやー、すごいことですね。本当にね。まあでもいいですね。こういうハッピームードはね。はい、次は見ようかな。頑張ろうかな。
はい、ということで、今日はですね、皆さんからお寄せいただいたご質問にお答えする回でございます。
今日はね、ファッションというよりは心理学よりかな、のご質問でございますが、早速読んでいきたいと思います。
私は子供の頃から他の人には当たり前にできることが、なぜ自分にはできないんだろうと感じていました。
特に人の気持ちを想像したり、空気を読むことが苦手です。友人も少ないです。仕事は休職していた時期もありましたが、今は復帰して働けています。
修正とは無縁ですが、自分にはこの働き方が合っていると思っています。
最近、兄と久々に会ったところ、発達障害の診断を受けて障害者手帳を取得したとのことでした。
昔から感じていた不具合に名前がついて安心したと兄は話していました。
その話を聞き、私も発達障害なのかもしれない。調べた方がいいのかもしれないと考えるようになりました。
一方で、今の生活に不具合を感じていないのに、障害と名前がつくことの怖さも感じています。
自分の特性について知りたい気持ちと知るのが怖い気持ちと半々です。
発達障害の診断について久野さんのご意見があればお聞きしたいです。
とりとめのない文章ですいません。
最後になりますが、久野さんのラジオを毎回本当に楽しく聞いています。
547回目の子供を持つ決断をどうやってしたのかい?
子供を持たない決断をしている私も楽しく聞くことができました。
久野さんの回答は、人間の多様性を大切に扱っていると感じられて大好きです。
ご質問ありがとうございます。
質問に答えなきゃと思うんだけど、最後の感想が嬉しいわ。
自分の決断した経緯と共に話すことって、それ以外の決断をした人に対しての反対意見みたいに聞こえてしまいそうで、
03:06
あくまで私自身のことにしか過ぎないんですけど、
そうならないようにって思って話すようにしているので、
この質問者さんがそう感じてくださったということは何よりのご感想ですよ。
ありがとうございます。
こんな素晴らしいご感想をいただいたので、前半のご質問についても、
私なりに一生懸命、コーニー心理師という知識である程度発達障害のことの知識はありますので、
その辺も総動員してちょっとお話をしていければと思っております。
それではスタートです。
はい、ということで始まりましたおしゃれの呪い解くラジオ、本日で572回目の配信でございます。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをわざわざ解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストでコーニー心理師の久野梨彩です。
本日もよろしくお願いいたします。
さあさあ発達障害という言葉はだいぶメディアでも取り上げられるようになりましたので、
医療職、心理職以外の方でもどういうものかというのはだいぶ理解が深まっている一方で、
中途半端に情報を置いてしまうことでの誤解もあるというところも現状なのかなとは思うんですけれども、
全くその言葉について聞いたことがないよという方はだいぶ少なくなってきたのかなという印象ですよね。
発達障害というのはこの名前自体もちょっと誤解を受けやすいところではあると思うんですけれども、
発達障害ってその人に障害があるっていうことでは本質的にはなくてですよ。
その人と社会の間に障害があるという意味ですよね。
現状のこの社会システムの中で生きていく上でその人の特性とその社会システムとの間に何か障害があるというか、
その社会システムの中で生きていく上では生きづらさを感じてしまう特性があると。
これが社会システムが100年後とか200年後とかにガラッと大きく変わったら、
全然それはその特性は障害ではなくなるっていうことももちろんあるでしょうし、
逆に100年前200年前であればそれもまたとある特性は現状だと発達障害と言われるようなものでも、
全くその社会との間に障害を感じることはなかったということもあるわけなのでね。
ということを考えるとやはりまず一つとしては非常によく言われることだし、
質問者さんも散々言われていると思うんですけれども、
やっぱり発達障害の診断を受けるにあたっては、
現状の困りごとが何らかの明確にあるということが前提なんじゃないかなというふうには思うわけですね。
なので質問者さんは、お兄さんはおそらく何か困りごとがあって診断を受けられたのかなというふうに推測するんですが、
06:06
質問者さんは子供の頃は確かに色々あったけれどもということで、
現状は今の生活に不具合を感じていないということは、
基本的に診断の時にも多分困りごとを解決するために特性を知りましょうというアプローチで進めていくので、
おそらくそういう事情を素直に話されると、診断必要ですかねという話になりかねないんじゃないかなという感じもするわけです。
私たち公認心理師というのは公認心理法で診断はできないというふうに言われているので、
あくまでこれはお医者さんたちが診断するものなので、私たちの推測にはなるんですけれども、
おそらく現状は大きく困りごとがないということであれば、
あまり発達障害の診断というのは進められないんじゃないかなというふうに思います。
質問者さんが何を求めているのか、現状困りごとがそれほどないというのもご自身が自覚している上で、
なぜその診断に少し惹かれる気持ちがあるのか、診断したいなという気持ちが起こってくるのかというと、
まず一つは本当にメッセージから推測することだけなので的外れかもしれませんが、
まず一つは子どものこと、困りごとの理由が知りたい。
なんで私はあの頃あんなに困っていたんだろうというのを知りたい。
これは当然の感情だと思うんですよね。
あともう一つは、ご自身のお兄さんが楽になったのを見て、
私ももっとさらに楽になるんじゃないか、診断を受ければ。
そんな気持ちが生まれてしまうのも当然のことかなというふうに思うんですよね。
ただやっぱりご自身も実感されている通り、
障害って名前がつく怖さ。
これは発達障害の診断を受けられるかというのはおそらく皆さん思っていることで、
私もスタリングのお客様に、公認心理師の資格を持っているということもあって、
結構発達障害をお持ちの方、困りごとがある方が、
うちを選んで公認心理師さんなんでって選んで受けてくださることもあるぐらいで、
結構お話もよく伺うんですけども、
皆さんやっぱり診断を受ける前は怖かったっておっしゃるんですよね。
でもそれでも診断を受けるのは、やっぱりその怖さを上回るほど現状の困りごとが大きいと、
それが解決されるだろうという期待があるからなんですよね。
なので質問者さんに現状を解決したい大きな困りごとがないのであれば、
もしかすると診断を受けた結果、
怖さに見合わないものしか得られないという可能性もやっぱりあるのかなと思いますね。
なので質問者さんが求めているのが、子供の頃なんであんななったんだろうとか、
あとはそれって自己理解、自分を知りたいという欲求だと思うんですけど、
これは誰しも持っていると思うんですよね。
なのでもしその自己理解への欲求が高まってきたということであれば、
09:01
医療機関で発達障害専門の診断を受けるという以外にも、
自分を知るという道はたくさんあると思うので、
まずそちらから試してみてもいいんじゃないかなという気はするんですよね。
例えばわかりやすい自分を知るための特性を点数化するとか、
何かタイプ分け、類型化するにしても、
発達障害の診断に使うような知能検査等でなくても、
いわゆる心理検査、性格とかを知るような心理検査みたいなものは、
医療機関以外で、心理検査は公認心理師できますので、
カウンセリング機関で受けることができます。
これは診断ではないので受けることができますから、
そういうところでまず自分を知るというところのアプローチを
とってみてもいいんじゃないかなというふうに思いますし、
あとはそういうふうに心理検査みたいなことで、
タイプ分けしたり、何か特性、自分の性質を点数化しなくても、
自分を理解するということができるわけですよね。
例えばそういう検査を受けなくても、
普通のカウンセリングで過去の出来事と静かに向き合うような手法を取ったりですとか、
あとは今の自分と向き合ったりということもできるので、
そういうことを通じて自分を知るということができる。
そしてそういう自己理解の中には、
発達障害のような障害、自分の足りないところに目を向けるアプローチではなく、
自分のポジティブな側面、いいところと向き合えるというメリットがあって、
それが私は大きいんじゃないかなと思っているんですよね。
もちろん発達障害の診断もできないことを知るだけじゃなくて、
できるところを知ってそれを生かしていこうというアプローチは絶対に取られるんですけれども、
でもやっぱり足りないところは見つめなきゃいけないし、
障害という名前がついちゃうものではあるわけで、
そうではなくてカウンセリングとかCD検査などを受けて、
自分のいい面、得意なところを知っていくということは、
おそらく質問者さん、受けていないけど、今職場で働けているということは、
ご自身でそういうことをできる力がきっとあるんだと思うんですよね。
できることを理解してそれを使っていく、できる範囲でやっていくという、
それを分かる力があるんだと思うので、
そういうアプローチでもう少し自己理解を深めていったほうが、
なんか最終的にはしっくりくるんじゃないかなって。
質問者さんはそもそもそういうアプローチのほうが向いているし、
それができる人なんじゃないかなって私はすごく思うので、
自分自身を理解するという欲求が湧いてきているのかなというところで、
発達障害の診断にこだわらずに、
カウンセリング全般に目を向けられてもいいんじゃないかなというふうには思いました。
別にそれをやってからでも遅くないわけですからね。
ぜひまずそちらを試してみていただいたらどうかなというふうに思いますけどね。
どうでしょうかね。
ぜひまた感想を聞かせてください。ありがとうございました。
ということでまだまだ皆さんからのご質問もお待ちしております。
番組概要欄のマシュマロからお気軽にお送りください。
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