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2022-11-23 11:59

571.国宝展レポ・国宝は変わらずただ在るのみ。変わったのは私なのだの巻 from Radiotalk

チケット入手困難となっている東京国立博物館の国宝展に行ってくることができました!その見どころと、国宝を楽しめるようになった理由からファッションを楽しむコツに思いを馳せつつ…な回です。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まりました、おしゃれの呪いトークラジオ。本日で571回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバタバタと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨太です。本日もよろしくお願いいたします。
今日は祝日ということで、ご存知でしたか?今日が2022年最後の祝日らしいですわよ。恐ろしいですね。早いですね。そんな祝日、皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。私は変わらず仕事だったんですけどね。最後の祝日もお仕事でありがたい限りですけれども。
先日ですね、ひょんなことから、東京国立博物館でやっている国宝展に、ひょんなことからチケット入手できましてありがたいことに行ってきました。
結構チケット取りづらいのを横目で見てて私無理だって思ってたので本当にありがたい限りで、当日もその日は売り切れだったので本当にすごい人気だなと思いながら行ってきたんですけどね。
全部見るにはその会期、期間ですよね。会期が確か4分割すると、4分割中4分の3に行かないと全種類は見えない。もちろん会期中ずっと展示している国宝もあるんだけど、入れ替わっちゃったりとかする国宝もあるので、
私はちょっとこの間の一日しか行ける予定がないので全部は見切れなかったんですけれども、それでも結構な数見ることができまして非常に良かったですね。個人的にすごく今現在、大河ドラマのおかげで平安末期から鎌倉初期に対する解像度が異常に高い状態に臨みましたので、
その辺のものがあるとものすごく心が躍るというね。大河ドラマってありがたいなと思いますね。本当に教育効果が素晴らしいですよね。なので平安末期のものなんかだと、ちょっと私の心に残ったのは千樹観音像っていうね、絹の掛け軸みたいな感じで描かれたものがあるんですけど、
それなんかもね、当然かなり昔のものなので色は暗くなってはいるんですけれども、金箔が貼られていたりして、当時は非常に色も鮮やかだったんだろうなーっていうこともあったり、そんな昔からあるんだっていうね、ここに。
で、私が死んだ後も多分残り続けてこうして見られ続けるんだろうなーみたいなこととかもね、考えるとなんかますます迫ってくるものがありますよね。あとはね、古今和歌集なんかも紙が綺麗なんだよね。
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1ページ1ページ違う文様がね、施されていて、その上に歌が書かれているわけですけれども、さらにその紙の上に金箔がそれこそ貼られていたりして、素晴らしく綺麗だったり。
あとはですね、安土桃山時代のものでしたけれども、小早川秀明の陣羽織っていうね、その甲冑の上から着る羽織なんですけど、これなんかはね、鎌のね、クロスした鎌の模様が背中にボンと貼られているんですけど、これ圧着しましたよね、みたいな。
本当にこれ手縫いですかっていうような縫い目が見えないんですよ。えらい丁寧な仕事でして、すごいなとかっていうのを、まあ結構、もちろんガラスケースには入ってるんですけども、結構間近から見られるので、まあ面白い。
そんなものをね、顔スレスレでまでガラスに近づけてグイグイ見ながら、ふと隣にあったマダムと綺麗ですね、なんて会話しちゃったりして、あらあなたあっち見た?あちらも綺麗よ、なんて言われてたりして、そうですか、見てきます、なんて言いながら非常にね、楽しい会、会じゃないけど、楽しいひと時を過ごさせていただいて。
まあやっぱり今回はその刀剣、刀、日本刀ですよね。刀剣の間っていうのがありまして、そこに全19振りが一同に会するという、あれもなかなかものすごい体験でしたね。四方八方全19振りに囲まれるっていうね。
で、また綺麗にライティングされていて、展示の仕方なんかも少し浮かせて角度をつけてあったりするので、見るべきところがちゃんと見やすくなってるって、あれもすごいノウハウだなって思ったんですけど。やっぱり刀剣ランブですか、のファンでいらっしゃるであろう女子たちがたくさんいて、羨ましかったですね、そういう方はかなりこの刀剣をそれこそ解像度高く楽しめるんだろうなって。
思って、ほんと人生足んないなって思いますよね。やっぱり刀剣ランブまで抑えてからここ来た方が良かったんだろうけど、だって絶対楽しいでしょ。
刀剣一振り一振りのことを、かなりその世界を通して背景を知ってから来るなんて、楽しいに決まってるじゃないですか。
だから私はその知識が全然ないので、すごい綺麗そうだねぐらいの感想ですよ。光ってるねぐらいの感想ですけれども、もっと楽しめるわけですよね。
そうするとやっぱりいいなって思いますよね。ほんと羨ましかったですね。
つくづくやっぱり国宝だの、自由文化祭だの、お寺だの、文化全般を楽しむっていうのは、本当に受け手の問題が大きいですよね。
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受け手の度量というかスキル、やっぱり見るスキルっているんですよね。
こういう展覧会なんかに行ける機会があるってなると、ちょっと一瞬子供も連れて行こうかななんて、そろそろ静かに見られるぐらいの年齢になってきたので、連れて行った方がいいのかななんて思うんですけど、
やっぱりどう考えても楽しめないと思うんですよ、子供は。
だって自分だって小学校、中学校散々社会科見学なんかで連れて行かれても、その時、今の私が感じたような考えなんて全く浮かばなかったわけですよね。
それを浮かばなくてもいいものを見せておくことが教育だっていうところももちろんあると思うんですけれども、
その瞬間その本人が楽しめるかどうかっていうと、たぶん楽しめないと思うんですよ。
だってそこにあるのは瞬間的に見たら、言い方を考えずに、はばからずに言うならば、古ぼけた絵や小本達なわけですよ。
そこに背景を見出せるかっていうか、ストーリーを見出せるかどうかで見え方が全然変わってくるっていうところで、
やっぱり楽しむには受け手の努力が必要なんだよなっていうのを改めて感じて、
だからやっぱり年重ねることに本当に面白くなるもんだなっていうね、こういうコンテンツがね。
だからカイス・ガイスの双剣女子を羨ましかったですよね。やっぱり急遽飛び込んだ、舞い込んだチャンスだったので、
なかなかその辺を予習してから行く暇がなくって、非常にもったいないことをしたなと思いつつ、
これからちょっとそういうコンテンツを見たりとか知識を得る時間ができたら、
その目の裏に焼き付いたものをもう一回取り出して楽しもうかななんて思って、極力目に焼き付けてきたつもりではあるんですけどね。
なんで結局文化とかエンタメもね、吉橋ってのは作りただけで決まるわけじゃないよねっていう受け手との相互作用だねっていうのは非常に思ったんですよね。
これファッションもやっぱり一緒で、なんで私がこんなにファッションを楽しんでいるかっていうと、やっぱりいろんな知識があるからなんですよね。
だからそれと同じ感度で知識が今ない人、得る機会がなかった人に同じ感度で楽しめたってそれは無理な話なんですよね。
楽しいでしょって言ったところで、その知識を伝えずに楽しさを強要するっていうのはまさに強要になっちゃうというか推し売りになっちゃうなって思うんですよね。
例えば最近得やすくなってきた知識としては、これが似合う似合わないっていう、洋服が似合うとはどういうことだっていうロジックがだいぶ一般にも知られるようになってきて、
そういう尺度を持ってみるとまたファッションの味わい方っていうか見方っていうのが一段深くなるわけじゃないですか。
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もちろん知ってしまったことに伴って新たな悩みが生まれることもありますけれども、でも遥かに知らなかった時よりは深くファッションを味わえるようになっていると思うんですよね。
これがなんでこういう服が世の中にあるのかわからなかったけれども、ああいう人に似合うんだみたいなのを知るとすごくやっぱり趣深くなるじゃないですか、ファッションはね。
ただそれ以外にももっとあるんですよね。それってでも似合う似合わないの知識よりももう少しそれこそ国宝を楽しむ術と同じような感じで、
もう少し体系的に学ばなきゃいけないような知識、点ではなくてもう少し線で学ばなきゃいけない知識だったりするので、
ちょっとやっぱりSNSなんかでは得づらいためになかなかそこまで踏み込めないっていう方も多いと思うんですけども、
ブランドの知識とかブランドの誕生から今までの歴史とかね、ブランドに限らず全体的な歴史とか世界観とかファッションのトレンドの波、これまでのトレンドどういうものがあったかとか、
あとは素材の開発背景とかそういうのを知ると全然洋服って違って見えるんですよね。
私よくお買い物同行にアシスタントを連れて行くことがあるんですけど、アシスタントさんがお買い物同行を初めて行く子なんかだとよく言うのが、
こんなに素材とかファッションの歴史の話とかも含めてお客様にご説明するんですねって驚かれることが多いんだけど、
やっぱりなんかそのいわば学芸員さん的な役割も果たしたいなって思ってるんですよ。
そういうふうにファッションを似合う似合わないとか、自分にとって損かどこかだけではなくて、
なんかそれ込みで着るともっと楽しめるよって、せっかくお金をね、洋服、服飾費として出すんだったら、
そういうの込みで着た方が楽しいんじゃないかなって思うので、自分もそれで楽しいっていうのがあるしね。
だからそういうのを極力お伝えしたいなと思ってるんですよね。
だからまああの服装心理ラボっていうねファッションラインサロンの毎月毎月カリキュラムに決めて、
メインレッスンにお伝えするっていうのは、死ぬと絶対におしゃれが楽しくなるからっていうことを知っているので、
それを一人でも多くの人に伝えたいっていう単純にオタク心ですね。
推しの良さを伝えたいっていう結局そこに尽きるんですけど。
その服装心理ラボも来月からいよいよ4年目に入りまして、また1年間のカリキュラムをもとに作っていきますので、
12月からの入会は非常にタイミング的にもいいと思いますので、
そういう服の背景も込みで楽しみたいという方は是非ご入会いただければと思っておりますので、
こちらの番組概要欄から是非詳細見てみてください。
ということでまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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