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今日はですね、またマシュマロからいただいたご質問に回答していきたいと思います。読みます。
日佐野さん、こんにちは。20代後半のラジオネームマッチと申します。
私が見ているインスタグラムやツイッターでは、1枚で外着として着られるタンクトップ、キャミソールなど肌見せの多いアイテムが人気で、かわいいので私も着ています。
しかし、肌見せアイテムは家族や知人に驚かれてしまうことがあり、感覚に差があるなぁと感じます。
自分では以前のことをあまり思い出せないのですが、こういった肌見せファッションは、ここ数年の新しいトレンドなのでしょうか。
また、欧米化やフェミニズムといった社会の流れで、肌見せの流れはこのまま強まっていくと思いますか?
日佐野さんのお考えをお聞きしてみたく、よろしくお願いいたします。ということで。
これはご質問というよりは、なんかテーマ、トークテーマって感じですかね。
ありがとうございます。今日はちょっとこのお話ししていきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりました。
おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で302回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、日本服装心理学協会代表理事の日佐野梨沙でございます。
本日もよろしくお願いいたします。
さあ連休ですね。
なんかいつもだったら、今年で言うと19日の月曜日が通常海の日でしたよね。
なんだけど、なんだオリンピックでずれたんですかね。
ですよね。なので、なんかちょっと変な感じでしたよね。
私はね、もう年中無休なんですけど、結構今週の月曜日どうだったんだろう。
私休んじゃったとか言う人いるのかしら。
どうなんですかね。ということで、連休いかがお過ごしでしょうか。
でもさ、何もできないですからね。
私のポッドキャストでも聞いて、くつろいでいただけたら嬉しいなと思います。
さあ、今日いただきましたラジオネームマッチさんから、トークテーマっていう感じでいただきましたけど、
肌見せアイテム多いですね。
最近はなんだ?
ちょっと前まではね、タンクトップとかキャミーって、
何かの下に着る?
特にここ1,2年はシェアアイテム、スケールアイテムが流行ってたので、
その下に着たりとか、
もうちょい前だと、シャツのオーバーサイズなシャツの下に着てチラッと見せたりとかっていう形で、
あんまり夏だったとしても、1枚では肌見せが多いアイテムって、
ここ数年なかったでしょ?確かにね。
でも、去年も早い人は着てたけど、
今年ぐらいからかなりね、
そういうブームが来てるなという感じで、
タンクトップ、キャミーもそうだし、
クロップドトップスっていって、
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いわゆるエソだし、
エソが出るような短い丈のトップスとかも人気ですし、
ちょっとミニスカートなんかも戻ってきたかなっていう感じです。
長らくね、流行の中心からちょっと外れてたので、戻ってきたかなっていう感じで、
上半身にしても、下半身、ボトムにしても、
肌見せ戻ってきたかなっていう印象ですね。
で、私さっきから戻ってきたって言ってるじゃないですか。
戻ってきた。なので、この流行昔にもあったんですよ。
なので、ここ数年のトレンドでは確かに肌見せファッション、
マッチさんがおっしゃる通り、
ここ数年のトレンドではあるんですけど、
新しいトレンドかっていうと、そういうことではないですね。
どちらかというと、これは90年代後半から2000年代初頭の流行のリバイバルブームと見た方がいいかなと思いますね。
やっぱりだんだんリバイバルブーム、昔の流行が戻ってくるっていうのって、
非常によく見られる傾向っていうかね、なんですけど、
ここ5年ぐらいだったかな、5年前かないか3年ぐらいか、
80年代のものがずっとリバイバルブームだったんですよね。
肩が落ちたような、すごくビッグシルエット、ルーズシルエットで、
ウエストインして、裾はパンツにインして、ポトムスにインしてみたいなね、
感じの着こなしで、80年代のリバイバルブームだったんだけど、
それがだんだん移り変わっていって、やっぱり流行ってね、行ったり来たりって感じなんですよ。
なので、振り戻しがあるので、すごくオーバーサイズで肌を隠すような、
肌を隠すことが肝ではないんですけど、
オーバーサイズを着てると結果的に袖が流れて肌が隠れちゃうってことですよね。
っていうようなものが、だんだんシルエットが細めになっていて、
洋服が小さくなっていくイメージですね。
同じ体型は変わってないのに、これまでLサイズを着るのがかっこよかったのが、
今度Sサイズを着るのがかっこよくなっていくっていう、
そういうサイズ感って、行ったり来たりなんですよ。
大きいのがかっこいい、タイトなのがかっこいい、大きいのがかっこいい、
これを20年から30年ぐらいのサイクルで行ったり来たりします。
なので、その大きいものが流行のサイクルが終わって、
今度小さいもの、細身のものに行ってると、
結果、その店も流行ってくるっていうことだと思います。
この辺ね、昔も流行ったんだなって実感しやすいところで言うと、
私がキャミソールを1枚で着るって聞いたときに、すぐパンと思い浮かぶのは、
1995年ですね。
95年発売のEvery Little Thing、ELTさんですね、アーティストの、
Time Goes Byっていう大ヒット曲があるんですけど、
そのジャケ写の餅田香里さんが1枚でキャミソールを着てて、
流行ってたんですよ、95年、96年ぐらいに、
キャミソールを1枚で着るのが。
なんならちょっとおへそ見えたりとかしますけどね。
それね、今流行りつつあるものとすごく似ているというか、
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今見ても全然新鮮に感じるものなので、
たぶんGoogleで検索すればすぐ出てきますけどね、見ていただけると。
私の中であの頃の餅田香里さんといえば、キャミソール1枚で着てるってイメージなんですよね。
だから、あーこれかってわかると思います。
20代後半の餅田香里さんにとっては、知らない時期、
1995年20代後半って言うと、
赤ちゃんぐらいの頃ですよね。だから記憶にないと思うんですけど。
なので、結局その20代半ばから後半の人が流行を引っ張っていくじゃないですか。
その人たちが記憶にない頃に流行ったものがやっぱり戻ってくるんですよ。
そうすると鮮度がある。新鮮に感じるからまた可愛いってできるっていう感じなので。
だからマーティさんにとっては初めて出会う流行かもしれないですね。
でもこれは昔にもあった流行です。
なので、ということはマーティさんの2つ目の質問。
欧米化やフェミニズムといった社会の流れで、肌見せの流れはこのまま強まっていくと思いますか?
これは強まってまた入れ戻しがあって、また肌見せなくなるっていうこの繰り返しだと思います。
なのでこのまま肌見せがどんどん強まって、ストリートがヌーディストビーチみたいになることはないですよね。
やっぱりないなとは思いますね。
一定のところまで行ったらみんなが飽きてきて、また肌見せない方向に行ってっていうのをまた2,30年かけて繰り返していくので、
マーティさんが50代後半ぐらいになったらまた若い子がタンクトップキャミを1枚でき始めて、
懐かしいななんて思うんじゃないかなと思いますね。
ただ過去との違いでいうと肌見せの流れが強まっていくっていうところに関連してお話をすると、
特に日本はかなり急激な高齢化社会じゃないですか。
なので昔に比べて肌見せをする年齢層が広がるってことあると思います。
なぜかというと寿命も伸びていくので、
それこそ1995年当時の40代の感覚と今の40代の感覚が全然違うんですよ。
1995年当時の40代はキャミストール見てて可愛いなと思ったけど、
1枚じゃ着れないっていう感覚の方が強かったと思うんですよね。
今60代の方にとってみたら。
今私40代ですけど、久々に着てやるかって気持ちがちょっとある。
私が特殊な職業だからってわけでもないと思うんですよね。
だって95年の当時と今と比べたらアイドルの平均年齢ってすごく上がってますもん。
95年当時やっぱり20代後半になったらもうアイドル卒業しなきゃねっていう感じでしたよ。
だけど今全然そうじゃないじゃないですか。
グラビアアイドルの平均年齢もそうですよね。
なのでそういう意味で肌見せの流れが強まっていくというよりは、
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肌見せをする年齢層が広がるっていうことはあると思うんですが、
これはファッション、欧米化とかフェミニズムみたいな流れというよりは
高齢化社会の影響、あと寿命が伸びているっていう影響かなというふうには思います。
なのでいつになっても肌見せが一定程度流行ったらやっぱりまたゆる戻しがあって戻っていくので、
やっぱり流行し始めは目が慣れないんですよ。
だからやっぱり若い方は比較的柔軟性が強いのでファッと取り入れられるけど、
しばらくキャミソル一枚着を見てなかった大人とか、
もしくは割と保守的な性格の方は見慣れてないからね、街の中で肌を。
だからちょっとびっくりしちゃうって当然あると思うんですけど、
これ流行ってみんなが着るから流行なわけで、
街でだんだん着る人が多くなってくると全然気にならなくなるっていう。
これは目の慣れの問題かなというふうに思いますので、
気にせずみんなの目を慣らしてあげようという気持ちで着てみてはいかがでしょうかね。
こんな感じで結構ファッションの歴史を学んでおくと、
割とこの流行はまたこれが戻ってきたんだなとか、
そうするとこの先こうなっていくなみたいな予測が結構できるので、
割と自分の際にも役立てられてすごく面白いんですよね。
私はフォースタイル・パーソナルスタイルとスクールというスタイリスト養成スクールで、
一番初めにファッションの歴史というカリキュラムを取り入れているのがここにあって、
やっぱり過去にも流行ったことがあるというのが分かると、
これから流行ってくるものなんだけど、
過去のそれこそさっき言ったELTの文字田香里さんとかのザケさみたいな、
過去の着こなしビジュアルに学べることってすごいたくさんあって、
そこから最新のスタイリングのヒントが得られたりするんですよね。
あとは過去どれくらいの長さが流行ったかというのが分かることで、
このキャミソール1枚着の流行がどれくらい続くのかも想像できると、
じゃあこれくらいまでは着られるから、
これくらいの予算で買っておけばいいんじゃないですかっていうような、
割と経済的に合理的なお買い物のアドバイスができたりするので、
そういう意味でもすごく有効なんですよね。
だから本当にパーソナルスタイルスクールとかアイメコンのスクールで
ファッションの歴史を教えるところはほぼないんですけど、
私としてはすごい必須の知識だと思っています。
そんなFPSSですけど、来週かな、
7月31日に発表会を無料観覧Zoomで公開しますので、
FPSSのメルマガ登録者様だけなんですけども無料で観覧できますので、
ぜひぜひちょっとFPSS学んだみたいなという方は、
こちらの観覧の方もお申し込みいただければと思います。
詳しくはメルマガ登録していただけるとご案内お送りしますので、
ぜひぜひメルマガ登録してください。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。
