AI時代に求められるクリエイティブエージェンシーの形
This is Reina Moro's Podcast. 世界のクリエイティブ思考
Hi everyone. This is Reina Moro. 皆さんこんにちは。ニューヨークと東京を拠点にするグローバルイノベーションファーム
I&CO共同創業パートナーのReina Moroです。 この番組では世界で活躍するトップランナーのクリエイティブ思考に迫り、
21世紀を生き抜くヒントを探ります。 今回はリスナーからのご質問に僕が直接答える
オープンメンタリングをお送りします。 サンフランシスコでスタートアップ企業の成長に寄り添うデザイン会社
ジプシーを創業した玉井和座さんです。 玉井さんが経営されているこのジプシーという会社のビジネスモデルは、
僕の会社I&COのビジネスモデルに似ているところがあるんですね。 僕が設立したのは7、8年前なんですが、
主に大企業のクライアント様にクリエイティブデザイン、そして戦略ということをフィーベースでサービスとして提供している場合もあれば、
特にスタートアップのファウンダーと一緒に協力をして、デザインキャピタル、クリエイティブの対価を株でもらいただくという形の協業をしているパターンもあります。
玉井さんは日本の大学を卒業後、都兵市、シリコンバレーでスタートアップ企業のブランディングのお仕事をされているそうです。
まさにクリエイティビティを武器に世界で戦っている日本の若者。どんな相談をされるのかとても楽しみです。
今日ご相談されたいのはどんなことですか?
生成型AIの出現によってデザイン会社に仕事を頼もなくても、簡単なものなら誰でも作れる時代になってきました。
僕はデザイン会社を経営しているのですが、そんなAI時代に求められるクリエイティブエージェンシーとはどんな形か。これについて玲さんはどう思いますか?
確かに、ただデザインをしているだけの人にとっては、生成型AIに仕事を奪われるという時代になってきました。
しかし、デザインによって問題解決をするといった大きな仕事をしている人にとっては、AIの出現は脅威ではなくチャンスだと思っています。
人間だけでは生み出せないようなもの、そしてAIだけでは生み出せないようなものを、人間とAIが共同で生み出すことができるのではないかと考えているんです。
量では、生成型AIの生産能力には到底かないませんから、量ではなく質で勝負することが、AI時代にデザイン会社が生き残る道だと考えています。
デザイン会社に求められるものが変わってきている中で、どうしたら他の会社ではなく、自分たちの会社を選んでもらえるのか、
経営者として悩みはつきません。どうしたら生き残ることができるでしょうか?
どうしたら生き残ることができるでしょうか?
AIの話題になるたびに多くの人が、AIを使えば作業効率がアップすると言います。
ただ、私たちデザイナーが本当に考えなくてはいけないことは、AIを使って早く仕事を終わらせることではなく、
AIを使っていかに自分の仕事のクオリティを向上させていくかではないかと思っています。
テクノロジーの進化によって、人間の仕事が変わっていった例は、AI以前にもたくさんあります。
例えば、1850年代にエレベーターが発明されたときに、エレベーターを動かすことができました。
テクノロジーの進化によって、人間の仕事が変わっていった例は、AI以前にもたくさんあります。
例えば、1850年代にエレベーターが発明されたときに、エレベーターには必ずオペレーターが乗っていましたが、
今はエレベーターを操縦するだけの仕事なんてありません。
ボタンを押すだけで目的の場所に行けますから、
つまり、エレベーターのオペレーターという仕事は、テクノロジーにとって変わられてしまったわけです。
ただ、エレベーターの場合は、利用者がオペレーターがいないことになれるまで、50年以上の年月がかかりました。
緊急事態が起きたときに、密室に一人で取り残されたらどうしよう、と恐怖を感じる人が多かったからです。
オペレーターは、ただエレベーターを操縦するだけではなく、みんなに安心感を与えていたんです。
しかし、人々は徐々に無人のエレベーターに慣れていきました。
緊急時に外部と通話できるボタンが導入されたことで、不安が柔らいなんです。
こうした時代の変化に対し、エレベーターのオペレーターたちは大規模なストライキもしましたが、結局雇用を守ることはできませんでした。
私が言いたいのは、人間の仕事がテクノロジーにとって変わられるとしても、それには時間がかかるということです。
テクノロジーの進化による仕事の変化
その時間を使って、自分の仕事のクオリティーをAIを使っていかに向上させるかということです。
エレベーターのオペレーターたちのように、テクノロジーを拒絶しても生き残ることはできませんから。
エレベーターのオペレーターたちのように、テクノロジーを拒絶しても生き残ることはできませんから。
例えば、商品名を考えている時に生成経営AIを使えば、一瞬で膨大な数のアイデアが出てくると思います。
私も試したことがありますが、その多くは使い物になりません。
でも、探求心を満たすことはできます。
最初に自分で思いついたアイデアが本当に良いかどうかを確信を持つために、他のアイデアと比べてみることも重要ですから、
AIの進歩によって昔よりも遥かにたくさんのアイデアを比べられるようになったのは良いことだと思います。
AIで仕事の効率を上げるのではなく、クオリティーを上げることを追求していく。
これからの時代はこれが本当に大切になってきます。
AIとアイデアの組み合わせ、それぞれのアイデアの組み合わせ、それぞれのアイデアの組み合わせ、それぞれのアイデアの組み合わせ、
これからの時代はこれが本当に大切になってきます。
AIとより長い時間を過ごし、AIを使ってできることは何かを探求し、
AIを使ってより多くの優れた作品を作れる人がトップに踊り出る時代だと思います。
ここまでお送りしてきましたレイナモトの世界のクリエイティブ思考。
今回はリスナーの方のご質問に実際に僕が答えるオープンメンタリングをお送りしました。
サンフランシスコでデザイン会社をやっていらっしゃるカズタマイさんからのご相談だったんですが、
自分の若い時の姿を見ているようですごく嬉しくなって、
僕がこの業界、90年代後半から2000年前後に大学を卒業して、
そしてテクノロジーとクリエイティビティを融合して新しいことを生み出すという仕事をしたいなと思っていたんですが、
なかなかそういうことについて話す相手がいなかったんですよね。
特に日本人でそういうことを相談できたりとかそういうことを話せる人っていうのが周りにはほとんどいなくて、
プラスニューヨークという結構いろんな意味で過酷な場所ではあるんですが、
他のデザイナーの友達はいたんですが、日本人が全くいない中でマイノリティとして仕事をし始めるというところに、
すごくある意味恐怖心を持ったのと、だからこそやってやろうという反骨精神があったと思うんですが、
そんな心境で仕事をし始めて20何年以上もそんなことをやっているんですが、
彼みたいな日本人というところにこだわるわけではないんですが、
クオリティーの向上と組み合わせ
外に目を向けて日本だけではなくて世界の舞台で活動していこうという勇気と志がある人がもっともっと増えてくるといいなとすごく強く思いましたね。
なのでまたカズさんともお話をどこかでさせていただきたいと思いますし、他の方もぜひ世界に目を向けて、
別にこの世界に目を向けるというのは日本に出なきゃいけないということだけではなくて、
日本にいたとしても世界を意識しながら活動していくというのは、
今後の世界の中での日本の立ち位置を考えても、これから20代30代の人たちが残り30年40年というキャリアを積んでいく中で必要不可欠な志かな、そして思考かなと思いますので、
今回の話が何か参考になれば、そしてまたこんな形でリスナーの方からもご相談をいただいて、
僕も学ぶ機会にもなるので、ぜひぜひそういうお話をする機会を作っていきたいなと思います。
今回のようにカズさんみたいに何かご相談、そして悩みがある方、どしどし詳細欄のリンクからご応募ください。
それでは次回もお楽しみに。世界のクリエイティブ思考、お相手はリーナウンドでした。
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