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こんにちは、レイマシキャスト第14回目です。
今回は、なぜデーマが広がるのだろうというお話をします。
コロナの影響で、僕らの生活が大きく変わりました。
この問題も解決まだしていなくて、
この先のコロナがいつ収束するんだろうっていうところも
未だ分からず、不安に思うこととか、心配なこと
大変な思いをされている方、まだたくさんいらっしゃると思います。
ニュースとか見てても、アメリカ、日本もそうかもしれないんですけれども
社会が大きく分断されているっていうことを感じています。
この分断させている一つの要因として
フェイクニュース、デーマっていうのがあるんじゃないか
これだけ、世の中が不安定な状態のときは
デーマ、フェイクニュースっていうことを
僕の身近でも耳にすること、機会が増えたと思います。
実際に僕のところに来たLINE、こういうのありました。
LINEでね、フェイクニュースです。
武漢の研究者からの情報です。
コロナウイルスは実は非常に熱に弱いらしい。
普段から36度前後の採用を飲むとコロナを予防できるらしい。
拡散してください。
この情報って、読むとね、論理が破綻してます。
36度、僕らの体温で平熱36度くらいじゃないですか。
実際に36度の採用を飲んでもコロナは予防できないんですよね。
ただ、このLINE送ってくれた人たち、拡散してる人たちって
これをフェイクニュースだと思って拡散してるわけではないですよね。
一番最初の人は、そのデマの一番最初、デマだって分かっている人を除いてね
これを拡散してる人たちは、これをデマだと思っておらず
やっぱり自分の大切な人、友達だったり、ご両親だったり、好きな人だったり
っていうのにコロナになってほしくないから、こういう情報を拡散する。
しかも正義感を持ってね。
なので、フェイクニュースを拡散する人たち、信じてしまう人たちをね
嘲笑うのは簡単かもしれないけれども、彼らにも彼らなりの理由があって
しかもそこには正義感っていうのがあります。
正義感を持って拡散する。正義感を持って何かをするっていうのは
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なかなか厄介な問題でね。
例えば、オレオレ詐欺。日本でも流行ってますよね。2000年ぐらいから。
昔はなかったと思うんですけれども。
これっていうのも、今ね、日本の社会っていうのは格差社会。
構造としてね、お年寄りは裕福で、若者は貧乏。
今の若い人たちはね、今後年金すらもらえるかどうかも分かんない。
となれば、貯め込んでる金持ちからお金を取ってやろうと。
それが何が悪いんだと。
どうせ彼らは、年配の人たちはお金使わないし、死に金。
彼らからは別に殺すわけでもないし、お金を取って貧乏人に再分配する。
これね、オレオレ詐欺をやっている人たち。
加害者ですよね。
加害者ってこういうことを本気で思ってる人たちがたくさんいるらしいんですよね。
しかも、そこで得たお金ね。
例えば100万円。月に100万円稼いでいる人たちが実家にオレオレ詐欺で得たお金ですよ。
実家に70万円仕送りしていると。
これも正義感を持ってやってるっていうところ。
なので彼らは悪いことだと思ってないんですよね。
なかなか難しい問題だなというふうに考えてます。
もちろんオレオレ詐欺って犯罪ですし、やってはいけないことです。
ちょうど先週あたりにNetflixのドキュメンタリーを見ました。
タイトルが監視資本主義デジタル社会がもたらす光と影っていうドキュメンタリーなんですけれども、
これはもともとGoogleとかTwitter、Facebook、Pinterestとかに働いていた元社員の人たちに
SNSの光と影、どっちかというとリスクにフォーカスしているんですけれども、
そのことについてインタビューをしているドキュメンタリーがあって、それを見ました。
そこで僕の会社でもSNSを使った広告の出向とか運用をしているので、
なかなか動画の内容は興味深いっていう言い方が適切かどうかわからないんですけれども、
なかなか根深い問題、僕もきちんと考えていかないといけない問題、リスクがあると思ったので、
ちょっとそのお話もさせていただきます。
今言ったGoogleとかTwitterとかFacebookとか、いわゆるSNSの運営している会社ですよね。
この会社の収益構造っていうのは基本的に広告を売るモデルですよね。
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例えばAppleはiPhoneとか、近年パソコンを売ってますけれども、
あとトヨタは車を売ってますけれども、GoogleとかYouTubeはGoogleの参加ですけれども、
あとはTwitterとかFacebookっていうのは自分たち何かプロダクトを持っているわけではなくて、
広告を売っている。そこには大きなリスクがあるっていうふうに言ってるんですよね。
動画の中でちょっとわかりやすい説明をしてたんですけれども、ある人がWikipedia。
Wikipediaって何か調べるときに多分皆さんもWikipediaにはアクセスしたことがあると思うんですけれども、
ちょっとWikipediaの情報が正しいのか正しくないのかっていう議論はちょっとこの中ではしないんですけれども、
例えば何でもいいな、日本、日本っていうキーワードで検索をしてWikipediaを見ますと。
そうすると基本的には僕が日本の情報をWikipediaで読んでも、
Bさんが日本の情報をWikipediaで読んでも誰が見ても内容は同じですよね。
ただじゃあWikipediaが僕が読む日本の情報とBさんが読むWikipediaの内容、
これを情報操作をしていたとしたら結構大変なことじゃないですか。
しかもそれによってお金を得ているって考えたときに結構怖いことだと思いませんか。
Wikipediaは人によって内容を変更していて、しかもそれによってお金を稼ぐことができる。
それを想像してみるとすごい怖いことじゃないですか。
このドキュメンタリーで言われてたのが、それができるのがFacebookだよ、YouTubeだよっていう風に言ってるんですよね。
僕が見るFacebookのタイムライン、僕が見るYouTubeのトップ画面とBさんが見るFacebook、YouTubeの画面って全く別物ですよね。
Facebookにはもちろん僕の興味関心がある情報が出てくるし、
BさんのFacebook、YouTubeにはBさんの興味関心があるコンテンツ、内容が出てきます。
しかもそういう企業は、どの企業も同じですけどお金を稼がないといけないんで、誰かに情報を与えつつお金を稼いでいかないといけない。
それってすごい怖いことじゃないですかっていう風に動画の中では、このドキュメンタリーの中では言ってます。
とあるNBAプレーヤーが出てくるんですけれども、大スターのね。
彼が地球閉面説っていうのを信じていました。
後に彼はそれがフェイクニュースだった、デマだったってことを知って、ちゃんと謝罪するんですけれども、
彼が言ってたのは、地球閉面説っていうのをYouTubeを見て信じたっていう風に言ってるんですよ。
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で、多分これを聞いている皆さんも経験あると思うんですけれども、YouTubeのアルコールリズム、
FacebookとかTwitterとかGoogleもそうなんですけれども、基本的に、例えばYouTubeの場合、
一度見た動画の関連動画っていうのがたくさん出てくるようになります。
例えば、地球閉面説の動画を見たら、その他にも地球閉面説を解く動画、解説するような動画っていうのがたくさん出てきます。
やっぱり何回も同じような動画を見てたら、人って信じてしまうんですよね。
そこにね、しかも、何でこういう関連動画をSNSを運営する会社が出すかっていうと、
儲かるからですよね。収益を得れるから。
同じような動画を出すことによって、その人がね、YouTubeを見る時間が増えるじゃないですか。
で、その人がたくさんYouTubeに滞在していれば、その人にたくさんの広告を見せることができるので、
そういう仕組みになってます。
これは他のSNSでもそうですよね。
なるべく僕らには画面、例えばTwitterの滞在時間を増やしたい。
Facebookの滞在時間を増やしたい。
そうなると、Facebookっていうのは、この情報が、例えばフェイクニュースなのかどうかっていうのは、
それFacebook社が出してるっていうよりも、Facebookが、とかYouTubeもそうですけれども、
基本的にはAIが動いてます。
AIが動いていて、これが真実なのか、それともフェイクニュースなのかっていうのは、
どうでもいいっていう言い方は乱暴ですけれども、
基本的にはその人が長く滞在するようにプログラミングされてるわけです。
なので、例えばそれがフェイクニュースであっても、
YouTubeとかFacebookはそれをずっとレコメンドしてしまう。
その人にオススメしてしまう。
しかもFacebook、Twitterっていうのは人のつながりっていうところを大切にしているので、
同じような思考を持った人、同じような興味ある人たちをつないやすいっていう性質があるんですよね。
そうするとやっぱり人って反対意見を聞くよりも、同じような意見を聞くほうが気が楽じゃないですか。
で、例えばちょうど僕、コロナのワクチンのことを調べていたんですけれども、
いわゆる専門家とか学者さんたちって、今分かっている、科学的に分かっていることしか話さないんですよね。
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で、分からないことに関しては分かれませんっていうふうに言います。
それは当たり前ですよね。
けれども、例えばデマの情報を流す人、フェイクニュースを流す元の人たちっていうのは、
すべての情報を言い切るわけですよね。
分からないことであっても言い切る。
例えばワクチンは遺伝子を組み替えますよとか。
これは政府が僕たちの体に嘘のワクチンを入れてコントロールするためにやってるんですよとか、
っていうことをもっともらしく言うわけですよね。
で、最初の話に戻るんですけれども、これって論理が破綻してるんですけれども、
今ね、世の中が不安定な状態で、僕も含めてかもしれないんですけれども、
自分の頭で考えたりすること、調べたりっていうことって、ある程度の痛みというか、大変ですよね。
これが本当なのかとか、嘘なのかっていうことを精査していく。
そういう思考のプロセスっていうのを放棄してしまっている。
手っ取り早い正解を求める人たちが増えてしまう。増えすぎてしまっている。
あとは正義感ですよね。最初に言った通り正義感。
この情報を周りに伝えないと大変なことになる。
例えば、さっきの話で言うと地球平面説っていうところね。
これも調べたら地球平面説が嘘だっていうことはわかるんですけれども、
地球平面説、いわゆるフェイクニュースを流す人たちってやっぱりもっともらしく言うわけですよね。
そういうニュースがたくさんあって、
YouTube、Facebookでそういう情報をたくさん同じ人に見させる。
そうするといつの間にか信じてしまって、
地球平面説を信じるぐらいだったら特に害はないかもしれないんですけれども、
そういう小さい嘘、小さいフェイクニュースを信じる人は、
他の例えば反ワクチンのニュースだったり、
あとはアメリカでも問題なさがピザ系と、
そういう人を傷つける可能性があるようなニュースもフェイクニュースも信じて、
あとは拡散してしまう。
それがフェイクニュースだとあだわらう人がいて、
どんどんどんどん分断をしていってしまうと。
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テクノロジー、情報が誰でもスマホ1台持っていて、
簡単にフェイクニュースでもいろんな情報にアクセスしてしまう、
できるというところはもちろんいいメリットでもあります。
さっき言ったNetflixのドキュメンタリーでも光の部分として、
例えば目的、行きたいところに無料の地図を使って簡単に行く。
僕も方向音痴なんでGoogleマップとかよく使うんですけど、
それがあることによって自分が行きたいところに簡単に行けるようになってますし、
例えば雨の日にお腹空いたら簡単にアプリでUberEatsを注文して、
30分後には自宅に自分の食べたいものが運ばれてくる。
そういうような恩恵も得てはいるんですけれども、
影の部分としてはフェイクニュースとかデマが広がりやすくなっている。
僕も広告を出す、出稿する、それで収益を上げている1人なので、
こういう問題っていうのをもっともっと考えていかなくてはいけないんじゃないかなというふうに思っています。
ちょっと今回も重い話になってしまったんですけれども、
皆さんもこれを機会にデマとかフェイクニュースについて、
他人事だと思わずに自分のこととして考えてもらえたらいいなというふうに思います。
今回も最後まで聞いていただいてありがとうございます。