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2023-09-16 20:19

第80号 「BRTひこぼしライン」について

tetsutabi_80.mp3Podcast番組「鉄たび漫遊記 第80号」配信しました。今回はJR九州の日田彦山線「BRTひこぼしライン」についてお話をしたいと思います。日田彦山線の添田駅(そえだえき)~日田駅間が2017年7月の九州北部豪雨で被災しようやく、2023年8月に「BRTひこぼしライン」として新たに開業したのです。★JR九州「日田彦山線 BRTひこぼしライン」→こちらへ◆「鉄たび漫遊記」公式Xを開設しました。→こちらへフォローもよろしくお願いします!◆Youtu..
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鉄たび漫遊記 第80号 出発進行
毎度、ご乗車ありがとうございます。
鉄たび漫遊記は、鉄王と旅好きのしんちゃんが、
鉄たびについてゆるーく語るポッドキャスト番組です。
鉄たび漫遊記
北九州に住んでるおばさんが、アニメや映画など、
オタク成分たっぷりにお話ししてるよ。
北九州の片隅、みんな聞いてね。
みなさん、こんにちは。
鉄たび漫遊記、パーソナリティを務めさせていただきます、しんちゃんと申します。
よろしくお願いします。
さて、台風13号の影響で、関東地方で大雨が降りましたが、
リスナーのみなさんのお住まいの地域は、大丈夫でしょうか。
近年は、台風や大雨、また地震などにより、
災害で鉄道路線が被災することが多くなっています。
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鉄道路線は、一度被災しますと、復旧には膨大な費用と時間を要することが多いんですね。
また、最悪の場合は、そのまま復旧を諦めて廃線となることもあります。
そうですね。最近では、JR北海道の日高線が廃線となってしまいました。
鉄道ファンとしましては、ほんとやるせない気持ちになりますよね。
そんな中、今年8月末にですね、JR九州の日田彦山線がBRT化しまして、
6年ぶりに大雨による災害から復旧しました。
ということで、今回は日田彦山線、BRT彦星ラインについてお話ししたいと思います。
詳しくは本編で。
では本編です。
今回は日田彦山線、BRT彦星ラインについてお話ししたいと思います。
8月の末にですね、前々回でお話ししました宇都宮ライトレールが開業しましたけども、
ニュースなどにもたくさん取り上げられて話題になっていましたので、ご存知の方も多いかと思いますが、
同じく8月末にもう一つ注目の路線が開業しました。
それはJR九州の日田彦山線がBRT化しまして、
新たに添枝駅から日田駅間が日田彦山線、BRT彦星ラインとして開業しました。
日田彦山線は福岡県北九州市の小倉南区の城野駅から大分県日田市の岩手駅に至る、
全長は68.7キロのJR九州の路線なんです。
しかしですね、2017年の7月の九州北部豪雨で甚大な被害を受けてしまいました。
この被害により添枝駅と日田駅間が普通となっていました。
この普通の機関の間はですね、代行バスで運行していましたが、
当初地元自治体はJR九州に対しまして鉄道での復旧を求めたんですけども、
JR九州は利用者が少ないなどの理由で鉄道での復旧後も十分な収支が見込めないということで、
BRTバス高速輸送システムや路線バスなどによる復旧を提案しました。
これにより結果的には地元自治体も鉄道での復旧を諦めて、
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線路をバス専用道に作り替えてBRTとしての整備をすることに合意しました。
そしてようやく、2023年平成5年8月28日にBRTひこぼしラインとして新たに開業しました。
BRT化した区間につきましては、JR北彦山線の一部の福岡県淞田町の淞田駅から大分県北市の北駅間の約40キロがBRT化されました。
BRT化と言ってもですね、元の線路のレールを撤去しましてBRT用の専用道としての運用をするのは、
彦山駅から宝州山駅間の全体の約3割に当たる14キロ分だけがBRT専用道での運行となります。
残りにつきましては淞田駅から彦山駅と宝州山駅から北間は一般道を走ります。
運行本数につきましては、鉄道時代よりも1.5倍と増えてるんですけども、しかしですね、一方では以前の鉄道時代では淞田駅から北駅間は56分だったんですが、BRT化により約1時間半と1.5倍となってしまいました。
その代わりと言ってはなんですけども、鉄道時代の12駅から約3倍の36駅となり、利便性は向上したと言えるかもしれません。
さて、BRT彦星ラインを運行するバスなんですけども、こちらはですね、新型の小型のEVバス4台と中型のディーゼルバス2台で運用されます。
小型EVバスの方は定員は25名で、中型のディーゼルバスの方は定員50名となっています。
中型のディーゼルバスを導入したのは、通学時間帯には小型EVバスでは乗り切れない可能性があるので、中型のディーゼルバスを導入したということです。
また、2023年秋からは水素を利用した燃料電池バスの実証実験も行われる予定です。
おっと、燃料電池で動くバス、これはですね、非常に興味深いですね。ぜひ私も一度乗りに行ってみたいと思います。
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さて運行ルートなんですけども、高校生の通学の時間帯はですね、通常のルートと別に高校生ルートで運行して、高校生の通学に配慮したルートとなっています。
さて被災後、ようやくBRTとして再出発を遂げた北彦山線BRT彦星ラインなんですけども、課題も山積みなんです。それはやはり終始なんですね。
被災前の2016年度の添枝から夜明け間の1日1キロあたりの平均乗客数は131人で、廃止の検討となる目安は2000人なので、それを大きく下回っています。
この数字はJR発足時の1987年と比べると、なんと8割も減っているんです。確かにですね、地方では加速化が進んで人口減少と伴ってですね、列車や路線バスよりもマイカーを利用する方が便利という方も多いようで、
はたまたBRT化したということで大きく状況が変わるとは思えません。しかし高齢者や高校生など交通弱者と言われる人たちの大切な移動手段として、今後ともこの路線を維持しなくてはいけないと思います。
ということで、今後はですね、地元住民の利用だけではなく、外からの観光客などの誘致なども大切になってくるかと思います。既に利用促進を図るため、JR九州や地元自治体では、飲食店や観光施設で割引が受けられる特典付きの1日乗り放題券を販売しています。
こちらはですね、マースアプリのマイルートにてBRTひくぼしライン開業記念ワンデイ満喫フリーチケット大人860円子供480円で販売しています。
また、地元の東宝村では、観光客誘致に向けて、筑前岩谷駅など3駅で、山芽やわさびなど、地元の農産物や特産物を生かした拠点づくりなどを進めているそうです。さあ、どんな施設ができるんでしょうかね。
例えば道の駅みたいな施設を作るのかもしれませんけども、個人的にはできました。バスの停車時間などを利用してですね、サクッと買い物ができるような施設がこのマシンですけども、できるのが非常に楽しみですよね。
あと、観光地として個人的にお勧めしたいのが、この東宝村にあります近代土木遺産として知られています、ゴレンアーチがとても美しいメガネ橋、栗木の橋梁がお勧めなんですね。
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こちらはですね、夜にはですね、ライトアップなどもされているそうで、BRTが走る栗木橋梁の姿はとても絵になると思いますので、ここを観光地として押していけばですね、インスタ映えするスポットとして人気が出るかもしれません。
ということで、ようやく被災から6年をかけまして復旧しました。北彦三線、BRT彦星ラインなんですけども、被災路線がBRT転換したのは東日本大震災の津波で被災しました大船戸線、気仙沼線に続きまして、全国でも3例目となります。
現在でも被災して不通が続く熊本県の視察線や山口県のみほ線などの路線復旧にですね、路線復旧の一つの手段としまして、BRT化したモデルケースとしまして、今後全国でもどうこうには注目をされると思います。
今後もですね、番組内ではBRT路線などの動きにつきましてもいろいろお話ししていきたいと思いますので、ぜひお聞きください。さて、そろそろお時間となりました。今回はこの辺にしたいと思います。ではエンディングへと続きます。
おかえりー。今日は忙しかった?それともいつも通りだった?ねえねえ、私のお話、聞いて聞いて。
少し配信して、長ーく配信して、夜のユイロック、聞いてください。ではエンディングです。今回の北彦三線、BRT彦星ラインのお話はいかがでしたでしょうか。
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私はですね、昨年の秋に代行バスの時なんですけども、北彦三線を乗車してきました。添枝駅ではBRT化の工事が着々と進んでいたんですけども、ようやくですね、開業にこぎつけた形になります。
今後のことも正直ですね、心配なんですね。というのも、もともと赤字路線ですので、BRT化しましても急に利用者が増えるというわけではないんですけども、どういう風にしまして、今後利用者を確保していくのかが非常に気になります。
個人的にはですね、赤字ローカル線のBRT化には賛成派です。というのもですね、鉄道ファンとしましては鉄道ですね、列車が走らなくなるのはとても寂しい限りなんですけども、鉄道最大の問題点、駅からの目的地までの移動手段というのがですね、地方ではなかなかないというのが問題となっています。
でもですね、BRT化によりまして、駅から、例えば目的地、病院や学校、はたまたスーパーなどへ直接移動できるんですね。駅からの二次交通もなってくれるということで、一石二鳥だと思います。
要するに主な利用者である交通弱者と言われる高齢者や学生さんたちにとっては非常に便利な公共交通機関になり得ると思います。
あとですね、私が以前、大船渡線や気仙沼線のBRT路線を乗車した時に感じたことなんですけども、それは列車と違ってバス同士の場合は行き違いがとても容易にできるんですね。
ということはですね、今まで列車の場合でしたら行き違いというのは駅でしかできませんでした。ところがですね、バスになりますとショースペースでバスの行き違いもできますし、また一般道を走ることによって対面通行ですので行き違いも容易にできるということです。
しかし最近はバスの運転手不足が問題かと思っています。これさえなんとかクリアすればですね、地方の赤字ローカル線の存続問題にも光が見えてくるかもしれませんね。
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ところで私はですね、まだこの彦星ライン乗車していませんので、そうですね、近々今年のうちには一度乗りに行きたいと思います。
そうですね、燃料電池バスの実証実験が始まった頃の秋ぐらいには一度、北彦山線BRT彦星ラインに乗りに行きたいと思っています。
もしリスナーの皆さんの中で、既に北彦山線BRT彦星ラインに乗車された方がいらっしゃいましたら、ぜひ感想などをお聞かせください。
ではこの番組では皆様からのご意見やご感想をお待ちしています。
アップルポッドキャストのレビューや、てつたびまんゆうきのブログのコメント欄、またXQツイッターにハッシュタグてつまん漢字のてつにひらがなでまんとつけてポストしていただければ、番組内で紹介したいと思います。
さて今回はこれにて終了したいと思います。
では次回もお楽しみに。失礼いたします。あほい。
長らくのご乗車お疲れ様でした。間もなく終点に到着いたします。
くれぐれもお忘れ物のないように、今一度お手回り品のご確認をお願いいたします。
ではまたのご乗車を心よりお待ちしております。ありがとうございました。
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