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2024-02-07 05:19

【0614】2024/02/07 避難所運営体験してみた

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2024/02/07

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おはようございます、鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。司会やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。毎朝更新しています。
昨日は、秋田県主催の自主防災組織リーダー等スキルアップ研修会に行ってきました。
今年度の優秀自主防災組織に対する表彰式も行われまして、優秀だった活動の中身の紹介があるような、そんな内容です。
スキルアップ研修の方は、避難所運営を体験してきました。 避難所っていうのは、ホテルとは違いますので、行政が主導するわけじゃなくて、避難者自らが運営するのが基本なんです。
防災士はそのリーダー的役割を担う知識と技能を身につけるための勉強をした人っていうことなんですけれど、テストで合格しても実践はやっぱり違うものだなぁと思いました。
実践って言っても、今回もこれはシミュレーションなので、いわゆる訓練なのでね、また実際の場面では違うことがたくさんあるだろうなぁと思いましたけれど、
やっぱりこうやってシミュレーションして初めて避難所運営のイメージが湧くなぁと思いました。
なので今回受賞した各団体の方々の取り組みの多くが、避難訓練だったり体験だったりするんですけれども、この自分で体験する、経験するっていうことが相当大事なんだなぁとも思いました。
避難所のシミュレーションは2枚の紙が渡されます。1枚が避難所となった学校の見取図、もう1枚が避難所に貼り出す掲示板です。
見取図にもどんどん書き込んでいきますし、貼り出す掲示板の紙にもどんどん書き込んでいきます。
何を書いて何を書かないかということも考えていくんですけれど、最初見取図で受付をどこに設置するのか、掲示板をどこに貼り出すのかを決めていきます。
そしてどんどん避難者がやってくるんです。 恒例のご夫婦はどの場所にいてもらうか、その場所をこちらで決めていきます。
この方々が1番さん2番さんなら、①②はここっていうふうに見取り図に書き出していきます。
何人来るのか伝えられずに、次から次へといろんな人が来たことが伝えられてきます。
その都度この家族だったらここにいてもらおう、この家族だったらここにいてもらおうということを考えていくわけですね。
血飲み子がいたりとか、風邪の子供がいたり、ノロウィルスの疑いのある人がいたりとか、あるいは視覚障害のある方とその家族、看護師が来たり、そういうことが次から次へと起こってくるわけです。
さらに避難者だけじゃなくて、喫煙したいんだけどどこで吸うのかと聞かれた場合、ここのルールはどうしているのか、あるいはそのルールは掲示板に書くのかどうか、
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どういうふうに皆さんにお伝えするのかとか、そういうことも考えていきました。
自らも被災しながらの避難所運営になるでしょうから、考えることが本当にたくさんあるんだなということに驚きました。
これまで自分が避難すること、自助については自らを助くということですね。
自助については非常用品だったり防災グッズ、備蓄品などはよく言われていることなんですが、
さて避難しました。その先のことのイメージをしていく必要があるんだなということを感じました。
実はこの回には私、昨年も参加しています。昨年の研修の部分は気象台の方の講演だったんですね。
今回はこんなふうに避難所の運営のシミュレーションをしたんですけど、去年は気象台の方の講演だったんです。
それで私は去年は気象防災アドバイザーとして、正確に言いますとその研修生として講演を聞きに行くことを目的として来ていました。
なので自主防災団体の目線ではなかったんですね。むしろその方たちへ風水害についてどうお伝えするのか、そちらの立場だったんですよ。
今年は全く逆の立場の参加でしたから、気づくことが本当にたくさんありました。
こんなふうに勉強することもたくさんあったんですけれども、11月に防災士の試験一緒に受けた、いわゆる同期の皆さんと何人かと会えたんです。
主催をしているのが秋田県ですから、当然県の防災課の方もいましたし、去年7月の大雨の時に私、気象防災アドバイザーとして助言した自治体の方とも再会できたりとか、こういうことも嬉しい日になりました。
昨日は大雨の浸水害のこと、そして地震の災害について少し考えたんですけれども、災害ってその時々で本当に違いますから、
どれだけ今私たちがイメージできるか、想像力を働かせられるかっていうことがとっても大事だろうなって思いました。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡慶子でした。
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