00:00
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
毎朝更新している、声の日記です。今日も最後までお付き合いください。
Give and Takeというのは、おなじみの言葉だと思います。ある人が何かを提供して、その見返りに何かを受け取るという状況を指すのが、
Give and Takeです。 こういう本があります。まさに、Give and Takeという本なんですが、
Give and Take、与える人こそ成功する時代という本です。 人間関係において、ギバー、与える人、テイカー、受け取る人、そしてマッチャー、バランスを取る人という3つのタイプに焦点を当てて、
成功との関連性を探る、そんな一冊です。 まず、テイカーというのは、一言で言うと、受け取ることばかりを考える人です。
自分の利益を最優先して、相手から奪うことを優先しちゃうタイプなんですね。 例えば、こんな人、思い当たりませんかというか、周りにいるんじゃないかと思うんですけど、
例えば、職場であれば、チームの成果を自分の手柄のように報告する人とか、 仕事を手伝ってもらってもありがとうと言わなかったりするとか、
これで思い出すことが一つあって、それはイベントをいいものにしようと思ったら、 進行表はみんなに共有しなきゃいけないと思うんですけれども、
進行表を作った本人が、それを全く共有せずに、当時はCDでしたけど、CDを1番から10番までナンバリングはしてあるんです。
で、ナンバリングをしてあって、自分が9ってやったら、順番にかけてねって言うわけですよ。
なので、いつ9が来るかわからないので、例えば3時間、4時間のイベント、ずっと力が入っている状態、ずっとその人の一挙手、一投足を見ていなければ、イベントが成立しないという、そういうことがありました。
最終的に、そのイベントが終わった時に、その人の手柄になっていきますので、それを他の人に渡したくないという気持ちだったのかもしれません。
私はそのイベント本番をやっているのが非常に苦痛だったので、私が台本を書くようなイベントをたくさんあるんですけど、それはすべて皆さんと共有しています。
なので、私がしゃべっている台本だけじゃなくて、とがきとか、あとスタッフの動きとか、画面があれば画面、音楽があれば音楽、そこもすべて台本の中に盛り込むようにして、皆さんと共有できるようにしています。
なんとなくその手柄が自分のものだ、みたいなテイカーの姿をずっと見ていて、テイカーという言葉はその当時知らなかったんですけど、なんかこの形だとイベントはうまくいかないし、いつか事故るなって思っていたんですね。
03:07
なので、私はギバーでありたい。ギバーという言葉ももちろん知らなかったんですけど、チーム全体の成功を優先してきたと思います。
本のタイトルには、与える人こそ成功する時代とあります。文字通りギバーが成功するんだよっていうことなんですが、一番成功するのも、実は一番失敗するのもギバーなんです。
成功するギバーと一方で破滅するギバーもいるということです。
どこに違いがあるかというと、成功するギバーは自分も大切にしながら他者も大事にする。これが成功するギバーの形です。
一方で破滅するギバーは自分がカスカスになるまで、燃え尽きるまで与え続けて身を焼き尽くすっていう感じです。
自己犠牲にハマりにハマってしまうというタイプです。これが破滅するギバーです。
与える人が成功する、ギバーが成功するとはいえ、ただただ与える人ではないんですね。それはイコールではなくて、自分の価値を高めるっていうことがまず第一にあるというか土台にあるものだと思います。
自分の価値を高めるっていうのは何かっていうと、その目の前にあることに対して自分の力を発揮するっていうことだと思います。
発揮するってギブですよね。自分の力を与えるっていうことだと思うので、そういう形でお互いにとってプラスになる。
チームがあるんだったらチーム全体に対してプラスになるっていう、そういう考え方、そういう行動の仕方っていうのが成功するギバーの形かなって思います。
台本を書くことは時間と労力を使うことなんですけれども、例えばそれを与える、共有するということを考えたときに、何か私の中から減るものがあるのかなって思うんですよ。
いや減らないなって思うんですね。むしろ時間と労力をかけた分、自分の実力になっているわけですね。
なので、そこ情報を共有したいとか、そこを教えてくださいって言ったときに、私は何も減らないと思っているから、以前私が作ったもの、こういうものがあるよとか、そうやって皆さんに共有しています。
そうやって私から何かを得た人、そのテイカーは、じゃあ同じことができるかって言ったらできないんですよね。
例えば先輩から私も受け継いだものがあったり、見せてもらった資料もたくさんあるんですけど、それをじゃあ先輩と同じようにできるかって言ったらできないんですよ。
やっぱり自分の力を先輩と同じような力に蓄えていかないと、同じようにはできないわけですよね。
なので、そこは全く怖がることはないなって思っています。
06:02
もちろん、いただくときはあります。テイカーになっている瞬間もあるんですが、考え方としてはギバーでありたいと思いますし、ギバーの生き方をしますと、実は自分自身に大きなメリットがあるんじゃないかなって思います。
まさに、情けは人のためならずということですね。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
それではまた明日。