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おはようございます。花火鑑賞士・気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
毎朝更新している声の日記です。どうぞ最後までお付き合いください。
おととい8月17日土曜日は、山形県鶴岡市で赤川花火大会が行われました。
今年は久しぶりに参戦はせず、自宅でBS朝日で視聴しました。
細切れで見ようと思っていたんですけれども、結局朝、昨日の午前中ですね、一気に見ました。
赤川花火大会は、デザインハナビと割物花火のコンクールで、時々その枠を外したエンターテイメント番組を組み込んでいるような、そんな大会なんですね。
感動日本一と言われる人気の花火大会です。
最近は8月の第3土曜日に行われるようになったんですが、以前は8月10日と日にちが決まっていました。
野代の花火霊明記は赤川花火大会に視察に出かけて、喜ばれる花火大会ってどういうものなのか、そのあり方を毎年勉強しに行っていました。
そのうち私が秋田市の花火大会の司会を担当するようになったので、秋田市もですね、8月10日に行われていたので、しばらく行ってなかったんですが、それが双方日にちがずれたんですね。
秋田市は山の日の8月11日になりましたし、赤川は第3土曜日になりましたので、重ならなくなったんですね。
そこでここ何年かは出かけていっていました。
今回テレビで初めて見たんですけど、テレビ朝日のアナウンサーと俳優の谷原翔介さんと解説者、この解説をなさっているのが花火写真家の方のようでした。
その解説を聞きながら見るのも楽しいもんだなと思いながら見てました。
割物花火は 丸い伝統的な花火のことですが、最近では 与枝心で 普通になってきました。
与枝心とは 何のことでしょうか。
心が40丸です。
一番外側の丸を 親星と言います。
合わせて50丸の 同心円です。
これで 普通なので すごい話です。
さらに 最近は 五枝心、一枝心とも言ったりしますが、全体で60丸の花火を作る花火屋さんが とっても増えてきました。
花火玉直径30センチしかないんですよ。
そこに60丸ですから あり得ないなって思うんですけど、すごい難度の高いものだと思うんですね。
最高峰の五枝心、一枝心を挙げた花火屋さんが 昨日、一昨日、半分ぐらいいたでしょうかね。
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ちゃんと心がきれいに見えた 花火屋さんがいて、どこの花火屋さんだろうと思ったら、
去年の大曲りの花火の覇者、茨城県の花火屋さんでした。
またここかーなんて やっぱり思っちゃって、
悔しいかな、これをなかなか超えてくる 花火屋さんがいないような気がしていて、
なんとか崩したいと 私は思っているんですけど、
できればそれが秋田の業者さんで あってほしいって思っているんですけどね。
このF難度をこうもきれいに打ち上げてきますと、
いや、言ってみれば、体操の内村光平みたいなことなんですよ。
本当に美しかったです。
そして今、六枝心っていうんでしょうかね。
六枝心っていうのかな、にチャレンジしている、全体で70丸ってことですよ。
その花火屋さんが、チャレンジしている花火屋さんがいるっていう噂も聞くんですが、
物理的にこの30センチに入れ込むっていうのは 難しそうだなって思っています。
オープニングとエンディングは競技プログラムじゃないので、
横幅も目いっぱい使った感じで迫力がありました。
オープニングは、去年はエンディングやったと思いますけど、
オープニングは長野県の花火屋さんでした。
花火の下の方の演出を、虎の俗に虎って言ったりしますが、
その演出が、生き物みたいで追いかけっこしているみたいな演出をするんですよ。
この花火屋さんは、令和の時代になってからだと思いますけれども、
野代の花火にも参加しているので、秋田でも見ることができるようになりましたけれども、
大曲りの花火ではやっぱり規定外なので、この演出ってなかなか見ることができないんですね。
そしたら、エンディングでもこのチェイスが使われていました。
今度は山梨県の花火屋さんでした。
たっぷり10分ぐらいの番組だったんですけど、このチェイスだけじゃなくて、
こう描くようなものだったり、あるいは噴水みたいな形にしたりとか、ものすごくバリエーションがあったんですよ。
こう描くような演出をバレリアージュって言います。
それから噴水みたいなものは、これ私あんまり記憶がないんですよね。
こういう演出何これって思ったんですけど、フォンテーヌというそうです。
通常花火はね、上で見るものですけど、上を見上げて見るものなんですけれども、
この下の演出がとにかく眩しいぐらいで、とっても華やかでした。
大曲りの花火はコンクールというよりも競技会っていう感じで、
もう伝統の花火を美しいとするという、そういう審査基準もあったりするので、
赤川とはまたちょっと違うんですね、雰囲気が。
かなり規定が厳しいので、こんな風に自由に花火屋さんに演出をさせたらこんなこともできるんだ、みたいなことを体験できるのが、赤川の花火なのかなっていうふうにも思います。
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赤川は20社、大曲りは30社なので、一昨日いなかった花火業者さんももちろんいるわけで、
その花火屋さんたちがどんな花火を打ち上げてくるのか、これはまた未知数ですけれども、赤川の花火でいい予習ができました。
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ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡慶子でした。