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おはようございます。 花火鑑賞士・気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。 毎朝更新している声の日記です。どうぞ最後までお聞きください。
「写メのメって何ですか?」って、SNS、Xで聞いている人がいました。 これを見て、「ああ、そっか。すでにこれは死語なのか。」と思いました。
正解から言いますと、写メっていうのは、シャメールの略語です。 もともとシャメールは、平成12年、2000年頃ですけれども、Jフォンから登場したサービス名なんです。
携帯電話で撮影した写真をメールに添付して送信するという、そのサービス名だったんです。
写真とメールを組み合わせた言葉、これがシャメール、略してシャメというようになりました。
このJフォンは、その後ボーダフォンになって、そしてソフトバンクになっていきます。
Jフォンって久しぶりに聞いたなと思うんですけど、みなさん覚えてますかね。
このシャメっていう言葉、思えば本当に優れた、いいネーミングですよね。
分かりやすいし、分かりやすいからこそ、サービス名として出てきた言葉だったにもかかわらず、
シャメするとか、シャメるというような活用をされて、動詞として使われるようになっていって、どんどん広まっていきました。
カメラ付きの携帯電話のサービス名だったわけですから、すでに今の時代にはあってませんよね。
スマホにカメラがついているのは当たり前の話になっているので、その時代の特別なサービス名というのは、もう時代にあっていないわけですよね。
だから今の時代、シャメのメって何っていう具合になるわけですね。
実際にJフォンのサービス名だったわけなので、ラジオの生放送では放送上では控えてくださいと言われたことがあります。
例えばリスナーさんからシャメを送りますって画像を添付されたメールって届くんですけれども、それについては写真も合わせて送ってくれましたと言って言い換えていました。
なので私の中では使ってはいけない言葉っていう風にインプットされているので、自分からこの言葉を使うことってほとんどないんですよね。
なので今回、シャメのメって何ですかっていう投稿を見て、ああそうか、時代は変わっているんだなっていうことを改めて思ったのと、
今はこのシャメるっていうかシャメするっていう言葉自体が、写真付きのメールを送ることだけを指すんじゃなくて、スマホで写真を撮ることもシャメるって言うし、
LINEで写真を送ることもなぜかシャメと呼ぶ人もいるんですよね。
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一方で、これはもう死後になっていて誰も使わなくなっていますが、ムービーシャメるというサービスもJフォンで出していたんですよ。
これはさすがに定着しなかったですね。分かりづらいですよね、まず。
ムービーシャメるってムービーなのか画像なのかメールなのか全部載せみたいで、本当にこれは分かりづらいので、そんなサービスあったのっていうぐらい誰も使わなくなってますね。
シャメっていう言葉は、そう考えると分かりやすい言葉って定着するっていうことの見本みたいな言葉なんだなって思います。
もうすでにそのサービス自体は特別感がないのに、慣れていないし、おそらく私の同世代にはほぼ確実に伝わる言葉でもあります。
いや、それにしても今の中高生にはどれぐらい伝わるんでしょうかね。
シャメのメが何なのかは分からなくても、写真を撮るという行為だったり、写真を送るという意味では日常でシャメって使うんでしょうかね。
そうなると本当言葉って不思議だなと思いますし、しなやかだし、なんかこのシャメっていう言葉の強さみたいなものまで今回は感じました。
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ではまた明日もお会いしましょう。 鶴岡慶子でした。
