-
-
スピーカー 2
日本ポッドキャスト協会 ニュースレターです。
日本ポッドキャスト協会では、今年、ポッドキャスト20周年に向けてですね、
1月から7月まで、毎月、ポッドキャストに深く関わる方や企業の方をお呼びして、お話を聞いております。
今日、お話をお聞きするのは、掛原雅行さんという方です。
この方、現在はですね、ラジコの方で技術担当をされている方で、
ラジコはこの2月にですね、ポッドキャスト対応をして、ポッドキャストも聞けるようになっています。
そのラジコの技術担当をされている方なんですけども、
実はその前、ポッドキャストが日本に来た頃にはですね、ラジオ日経というラジオ局さんにいまして、
そこで、それこそポッドキャストの導入に深く関わった方、
実はですね、ポッドキャストが生まれた2004年の9月なんですけども、
2005年早々にはですね、ラジオ局としてポッドキャストを始められておりましてですね、
今、日本ってポッドキャストが遅れているっていう印象がね、結構あるかもしれないんですけども、
この遅れているのは、ポッドキャストが一度下火になって再燃するのがすごく世界から遅れているんですけども、
最初にポッドキャスト生まれた時って結構日本も対応が早かったんですね。
で、ラジオ局が率先してやってくれたというところで、
初期の日本のポッドキャストの普及にすごく深く貢献された方というところで、
お話を伺っております。
ただ、一応ね、ラジコの今の技術担当ではありますけど、
今日は個人として参加していただいているので、あまりラジコのね、今後のオフィシャルな見解ではないので、
その点だけご了承ください。ではお聞きください。どうぞ。
日本ポッドキャスト業界のポトフです。
今年は2024年はポッドキャストが生まれて20周年ということで、
9月30日の国際ポッドキャストデーが20周年という形になるので、
日本ポッドキャスト協会でもですね、1月から7月までは、
ポッドキャストに関連の深い方や企業の方をお呼びして、
マンスリーでインタビューをしております。
今日はですね、かけはらまさゆき様にお越しいただいております。
かけはらさんよろしくお願いいたします。
スピーカー 1
どうぞよろしくお願いいたします。かけはらと申します。
スピーカー 2
かけはらさんは今どのようなお仕事をされているのか、
ちょっとご紹介いただいてもよろしいでしょうか。
スピーカー 1
はい、今はですね、ラジコというところでですね、技術全般を統括しております。
この2月になりますけれども、ポッドキャストラジコでも始めました。
スピーカー 2
はい、収録時点で今2月なんですけども、
本当につい先日ポッドキャストが聞けるようになったラジコでもですね、
ニュースがあります。そこに思いっきり関わってられる方という形でよかったんですかね。
スピーカー 1
そういうとおりになります。
スピーカー 2
はい、で、今はそのような形でラジコで関わっているということですけども、
さっきもちょっとちらっとオフトークで話したんですけども、
かなり前からポッドキャストはされてるというか、
聞いている部分もあるということを伺いましたが、
最初の頃ってどんなところから入られたんですか。
スピーカー 1
はい、実はですね、私以前ラジオ日経というところにおりましてですね、
ちょうど2005年のポッドキャストがアメリカでも流行り始めた前後あたりにですね、
ポッドキャスト始めませんかっていうお問い合わせとかもいつかいただきまして、
それでなかなか面白そうだ取り組もうというふうに思っていたんですけども、
その実はきっかけをくださったのが、
当時ネトラジですね、個人のインターネットのラジオを主管していらっしゃった方がいらっしゃいまして、
その方からお問い合わせを頂戴したんですね。
ただ、NPCのファイルでポッドキャストっていうのをやりましょうと、
それとあと当時ブログが流行り始めた前後ぐらいの頃で、
スピーカー 1
当時いろいろなポッドキャストの中で非常にイメージで覚えてましてですね、
この声をお聞きした。
当時は確か公演かどこかにMP3プレイヤーのレコーダーでですね、
お話になったりするという。
そうですね。
外ロケじゃないですけども、
そういうのをやっちゃったなっていうのをですね、実は。
その頃の聞かれてるっていうのはすごく恥ずかしい部分もあるんですけども、
スピーカー 2
そうですね、営業の途中に公演とかで録音してたんで。
けど私が2005年の2月なんで、
多分早いですね。
2005年の1月ぐらいから私テストしてたんで、
ほぼほぼ同じ時期ですけど若干負けましたね。
ただそれはあくまでもベータ版というかですね、
スピーカー 1
あくまでも使用版で、
いわゆる一般の番組を配信し始めたのは正式には2005年の3月4月ぐらいでしたよね。
いやけどまだそれはiTunesミュージックストアが来る前だから。
スピーカー 2
もちろんそうです。iTunesミュージックストアが来る前だから。
スピーカー 1
ラジオ局さんとしてはかなり早い方ですよね。
スピーカー 2
そうなんです。
スピーカー 1
結局ですね、日本のいわゆる放送局で始めたのが初めてだったかもしれないですね。
ネトラジさんの実際に、
ちょっと記憶が曖昧なんですけども、
ライブドアのホリエモンさんとに買収されました。
そうなんでしたっけ。
ちょうどそのライブドアがデータセンターの事業を持っていたんです。
そのデータセンターの事業を持っていたんです。
そのライブドアのデータセンターの事業を持っていたんです。
ライブドアがデータセンターの事業をやっていらっしゃって、
そこのインフラがうまく活用可能ですよ、みたいな話があったんです。
なかなかトラフィックが出るので大変だなと思いながらいたんですけども、
ライブドアのデータセンター使えますよということで。
そっちの方にNPCのファイルを貸していただくような形で何とかできますかということで、
2005年の3月、4月ぐらいに日本の放送局で初めてポッドキャストを始めますというリリースを出したりして、
やり始めたというのが当時20年近く前のことでございます。
近く前ですね。
スピーカー 2
ライブドアさんのデータセンター使ってたんだ。
スピーカー 1
当時それこそまだライブドア事件が起きる前でしたので、
とりあえずホリエモンにも番組出てもらおうとかですね、
いろんな特番をゴールデンウィークに組んでみたりとかですね。
スピーカー 2
当時でもポッドキャストっていう名前なのか、
スピーカー 1
ポッドキャスティングという、いわゆる欧米で言われてた名前なのか、
でも表記がパタカナなのか英語なのかっていうのがですね、
実は表記揺れが相当ありまして、
要は4種類のポッドキャスト、ポッドキャスティング、日本語、カタカナ、アルファベットみたいなのがありまして、
やっぱり定まってなかったんですよね。
ポッドキャスティングって言ってましたね。
最初ポッドキャスティングのほうが多かったような記憶があるんですけど。
そうなんです。
当時私もGoogleのサーチのほうで、
スピーカー 2
どれが多いかっていうと、
ポッドキャスティングって言ってましたね。
スピーカー 1
ポッドキャスティングって言ってましたね。
当時私もGoogleのサーチのほうで、
どれが多いかなって調べたんですね。
やっぱりまだまだポッドキャストっていう言葉、
ポッドキャスティングって言葉自身が日本でもあんまり気づかれてないっていうか、
まだまだ知られる前々前の段階だったものですから、
とりあえずGoogle先生が一番多く結果が出てくるのにしようってですね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
当時そんなリリースを出した記憶がありますね。
そしたらやっぱり放送と通信の融合っていうのが、
2000年前半ぐらいからかなり言われている時代でして、
ラジオ日経と名乗り始めたあたりの頃、
いろんなところからの取材も来ましてですね。
スピーカー 2
取材が来たんですね。
スピーカー 1
あらゆる取材が来まして、
新聞、テレビ、同業ラジオからも来ましたりです。
それは結構ざわざわしてましてですね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
立ち上げるまでにもちろんいろんな挑戦とかいろんな苦労とかもあったんですけども、
でも結構なブームというかですね、
やっぱり世の中的な関心というのは当時高かったなというふうに思います。
やっぱりその時に始めたのを見て、
いろんな放送局さんも、いろんなラジオ局とかも、
福田さんこれどうやってやるんですかみたいなですね。
スピーカー 2
なるほどなるほど。
スピーカー 1
質問とかもみんな教えしてですね、
一緒にやりましょうよみたいな。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
そんなことをやってたのが2005年の頃です。
iTunesもあんなに行くと思わなかったですからね。
スピーカー 2
最初全然思わなかったです。思わなかったです。
スピーカー 1
本当によく勘違いされてましたので、
ポッドキャストやるときはこれ、アップルに音を上げるんですかっていう。
RSSだけなんですよ。サーバーはこちらです。
スピーカー 2
だからアップルのサービスだと思ってる人結構いましたからね。
スピーカー 1
業界内でも多いですよ。
スピーカー 2
ですよね。アップルのものじゃないんですよって言うと脅かれることは結構ありましたんでね。
スピーカー 1
Yahooと同じで単なるリンクですあれは。
スピーカー 2
ですね。
番組票ですよね。
スピーカー 1
全然信じてもらえなくて。
でも本当にアップル様は偉大ですね。そういう意味では。
アップルがポッドキャストをiTunesの中に入れていなかったら
スピーカー 2
やっぱりマジョリティーじゃなかった。
スピーカー 1
特に日本の場合は市民権を得るまでに行ったかどうかっていうのは
アーリーアダプター的なところまでは行ったと思うんですけど
ハズンは越えられなかった。今は越えてるかどうかもちょっと微妙ですけど。
日本じゃまだわからないですけど。
そこまでに全然行かなかったと思うんですよね。
スピーカー 2
そうですね。ここまで来なかったから。
スピーカー 1
ここはアップル様様だと本当に思います。ここに関しては。
本当におかげさまでアップルの方も
本国からも結構USの方とかも定期的にいらっしゃって
意見交換しましょうって言って
それこそ管理画面をラジオニックさんにお渡ししますんでって言われて
えーみたいな。
本当にそういうのは日本の小さいローカル局にも関わらず
本当にありがたかったですね。そういう意味で。
やっぱりコンテンツをプライオリティを感じていらっしゃるっていう
クリエイターというかクリエイティブのところに対しての
個人のポートキャストもよくビッグバナーとかでも取り上げて
本当にそういうコンテンツに対してのプライオリティの高さみたいなところっていうのは本当に
だからこそアップルはいくら金積まれても
あそこは広告エリアは絶対やりませんみたいな形で
スピーカー 2
そうですね。また出ると違いますからね。
スピーカー 1
そうなんですよそうなんですよ。
本当にiTunesっていうところにそういう
どうして出られるんですかみたいなのって
本当に業界内も含めていっぱい言われましたし
出演者の方々は別にラジオ日経で放送してるってことに関してよりも
違うステージに行っちゃってる感じですよね。
スピーカー 2
それも含めて夢がありましたよね。
スピーカー 1
ワールドワイドっていうか
ハイソの世界へようこそですけど
スピーカー 2
アップルですからね。
スピーカー 1
違うアップルって違うじゃないですかやっぱり
しかもそれが音楽でポッドキャストってところを開くと
私の方が出てるんですかもらう
ランキングが上の方みたいなやっぱり気持ちよく仕事してくださる
本当ありがたいです。
確かに確かに。
だから本当あの最初はいくつかの
こっちから実験的に
スピーカー 2
お願いして
スピーカー 1
お願いするっていうのを抽出してですね
実験的にすみませんちょっとご協力いただけますかということでやってたのが
俺の番組もやらせろ
私も出させてみたいなのが本当に殺到してですね
やっぱりポッドキャストは大きかったですね
うまくこのポッドキャストが
アップルが公認というかiTunesに使って
使っていただいたっていうのは
ポッドキャストのブランドイメージのアップには非常に寄与したと思うんですよね。
スピーカー 2
そうですね
確かにずっと野良でやってたらそこまでいかないもんな
スピーカー 1
そうですそうです
私的には野良の楽しさってのがあったんですよ
ありましたね
ワクワク感というか
この人もこんなことでこういう風にやってるの聞くと面白いですし
ざわざわ感というか
ブログって面白いよねみたいなのと同じような
当時のSNSってことはまだなかったと思いますけど
そういうの面白いよねって言ってるのの
ポッドキャストも同じような位置づけの時
それがアップルのステージが変わるというか
要はブランドイメージの向上みたいなのが
アップルのおかげがすごくありましたね
ステージが変わっちゃうというか
同じ番組なんですけど
単にMP3に変換してるか
スピーカー 2
WindowsメディアのWMAに変換してるかの違いだけなんですけど
スピーカー 1
私の声がiPodから聞こえてくると
すごくいい番組に聞こえます
スピーカー 2
なるほど出演者が気持ちよくなる
スピーカー 1
そうなんですよ
同じなんだけどコンテスト
私的には思うんですけど
出演者の方もそういうポッドキャストって
なんだかよく分からないけどすごいものみたいな
その効果があったんだ
そういう勢いでガーンってやってたところはありますね
スピーカー 2
確かに今始めた人はそこが当たり前だけど
あの頃は当たり前じゃなかったからな
スピーカー 1
そうなんですそうなんです
そういうことでインターネットも95年ぐらいから始まって
2005年ぐらいでもう10年も経ってますんで
それこそ商売というかビジネスってうまくやってらっしゃる方も
どんどん成功事例もガンガン出てる中での
やっぱりレイビーっていうか
そういうワクワク感がありましたよね
ポッドキャストなど元々
スピーカー 2
そうですね確かに自分のアートワークが
iPodに出てきた時はビビりましたからな
そうですねラジオ局さんもいくつか
他の参入もあったと思うんですけど
法的な障壁とかも結構あったんですか
スピーカー 1
法律的なところは正直なくてですね
特にラジオ日経という放送局は
電波ですとタンパという電波で
日本全国届くんですけれども
いわゆる系列に入っていない独立局だったんですね
私がいろんな出演者の方
それから各番組のディレクターとかプロデューサーに
すいませんこの番組でちょっとやらせてもらえませんか
みたいなのをくどきながらですね
一つ一つ広げていったみたいなところはあるんですけれども
そういう意味では規制というもので言うと
ダウンロードになることによる
権利者様の許諾が取れたり取れなかったり
というのがあったりするのはすごく
かなり調整は事前のご説明とかですね