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2024-04-30 59:41

【インタビュー】radiko(ラジコ) 掛原雅行さん

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2024年はポッドキャストが誕生して20周年のアニバーサリーイヤーになります。

そこで、日本ポッドキャスト協会では、9月30日の20周年の国際ポッドキャストデーに向けていろいろな企画を行う予定です。

その第1弾として、1月〜7月には毎月「マンスリーインタビュー」として、幅広く、ポッドキャストに関連する人物や企業のインタビュー企画を実施します。毎月、様々な方にお話を伺い、20周年を迎えるポッドキャストを再発見し、これからの発展にも想いを馳せていきたいと思います。ぜひ、お楽しみください。

4月のゲストは、radiko(ラジコ)の 掛原雅行さん2024年にradikoでもポッドキャストが聴けるようになりましたが、そちらの技術担当をされています。しかし、掛原さんのポッドキャストとの関わりは長く、2005年に日本で初めてラジオ局としてポッドキャストに対応したラジオNIKKEIで大きく関わっています。

当時の思い出や、これからのradikoについても話を聞いています。

プロフィール

1967年生まれ。1991年ラジオたんぱ(現・ラジオNIKKEI)入社。放送技術、インターネット全般、経営企画等を主に担当。2018年独立。ラジオNIKKEI技術顧問、制作会社代表、民放連ラジオ部会特別委員、ギャラクシー賞選奨委員などを歴任。2020年radiko入社。配信技術室長として技術全般を統括。

聴き手:日本ポッドキャスト協会 ポトフ

日本ポッドキャスト協会 https://podcasting.jp/



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サマリー

日本ポッドキャスト協会は、ポッドキャスト20周年に向けて毎月ゲストを迎え、今回はラジコの技術担当である掛原雅行さんのお話を伺っています。掛原さんはポッドキャストが誕生した頃から関わり、日本での普及に貢献しています。 ラジオ日経はアップルのiTunesにポッドキャストを入れることでブランドイメージの向上に寄与し、ポッドキャストの普及に大きな影響を与えています。ラジオ日経のポッドキャストはアップルストアの銀座店でも多く取り上げられ、営業効果もあります。 ラジコのポッドキャストに関する取り組みについてインタビューしています。ラジコでは2018年頃からポッドキャストを扱い、日本の独自な進化やマネタイズの課題について話しています。 ラジコのアプリで聞けるポッドキャストは便利で多くの方に楽しまれています。日本の聞く文化がさらに広がるためには、魅力的なコンテンツが必要であり、クリエイターやコミュニティの参加が重要です。ポッドキャストから生まれるポテンシャルやワクワク感は現在でもあります。

ポッドキャストの起源と日本での普及
スピーカー 2
日本ポッドキャスト協会 ニュースレターです。
日本ポッドキャスト協会では、今年、ポッドキャスト20周年に向けてですね、
1月から7月まで、毎月、ポッドキャストに深く関わる方や企業の方をお呼びして、お話を聞いております。
今日、お話をお聞きするのは、掛原雅行さんという方です。
この方、現在はですね、ラジコの方で技術担当をされている方で、
ラジコはこの2月にですね、ポッドキャスト対応をして、ポッドキャストも聞けるようになっています。
そのラジコの技術担当をされている方なんですけども、
実はその前、ポッドキャストが日本に来た頃にはですね、ラジオ日経というラジオ局さんにいまして、
そこで、それこそポッドキャストの導入に深く関わった方、
実はですね、ポッドキャストが生まれた2004年の9月なんですけども、
2005年早々にはですね、ラジオ局としてポッドキャストを始められておりましてですね、
今、日本ってポッドキャストが遅れているっていう印象がね、結構あるかもしれないんですけども、
この遅れているのは、ポッドキャストが一度下火になって再燃するのがすごく世界から遅れているんですけども、
最初にポッドキャスト生まれた時って結構日本も対応が早かったんですね。
で、ラジオ局が率先してやってくれたというところで、
初期の日本のポッドキャストの普及にすごく深く貢献された方というところで、
お話を伺っております。
ただ、一応ね、ラジコの今の技術担当ではありますけど、
今日は個人として参加していただいているので、あまりラジコのね、今後のオフィシャルな見解ではないので、
その点だけご了承ください。ではお聞きください。どうぞ。
日本ポッドキャスト業界のポトフです。
今年は2024年はポッドキャストが生まれて20周年ということで、
9月30日の国際ポッドキャストデーが20周年という形になるので、
日本ポッドキャスト協会でもですね、1月から7月までは、
ポッドキャストに関連の深い方や企業の方をお呼びして、
マンスリーでインタビューをしております。
今日はですね、かけはらまさゆき様にお越しいただいております。
かけはらさんよろしくお願いいたします。
スピーカー 1
どうぞよろしくお願いいたします。かけはらと申します。
スピーカー 2
かけはらさんは今どのようなお仕事をされているのか、
ちょっとご紹介いただいてもよろしいでしょうか。
スピーカー 1
はい、今はですね、ラジコというところでですね、技術全般を統括しております。
この2月になりますけれども、ポッドキャストラジコでも始めました。
スピーカー 2
はい、収録時点で今2月なんですけども、
本当につい先日ポッドキャストが聞けるようになったラジコでもですね、
ニュースがあります。そこに思いっきり関わってられる方という形でよかったんですかね。
スピーカー 1
そういうとおりになります。
スピーカー 2
はい、で、今はそのような形でラジコで関わっているということですけども、
さっきもちょっとちらっとオフトークで話したんですけども、
かなり前からポッドキャストはされてるというか、
聞いている部分もあるということを伺いましたが、
最初の頃ってどんなところから入られたんですか。
スピーカー 1
はい、実はですね、私以前ラジオ日経というところにおりましてですね、
ちょうど2005年のポッドキャストがアメリカでも流行り始めた前後あたりにですね、
ポッドキャスト始めませんかっていうお問い合わせとかもいつかいただきまして、
それでなかなか面白そうだ取り組もうというふうに思っていたんですけども、
その実はきっかけをくださったのが、
当時ネトラジですね、個人のインターネットのラジオを主管していらっしゃった方がいらっしゃいまして、
その方からお問い合わせを頂戴したんですね。
ただ、NPCのファイルでポッドキャストっていうのをやりましょうと、
それとあと当時ブログが流行り始めた前後ぐらいの頃で、
ポッドキャストの技術の導入
スピーカー 1
RSS、同じブログの中にですね、RSSと呼ばれる定期公読するためのおかげがあるんですけども、
あそこに一緒に音も含めてできるんですよっていうですね、そんなお話だったんですね。
ところが当時インターネットの常時接続が2000年以降ぐらいから、
割とそういう映像系ですとか音声とかっていうのは、
割とできるようになってきたり、MP3プレイヤーが入り始めていたりというような、
欧米で、それこそiTunesですね、当時のiTunesが始めた。
まだ日本では上陸する前の頃だったんですけども。
ちょっとその頃にですね、ネトラジさんがですね、
大福さんという当時管理人の方がいらっしゃった。
スピーカー 2
お名前だけは。
スピーカー 1
ただですね、やっぱりその権利関係の問題で、
ダウンロードできるファイルっていうのがですね、かなり当時厳しくてですね。
当時私も1995、96年あたりからですね、
ラジオ日程でストリーミングの配信っていうのを少しずつ手掛け、
未曜日までで手掛け始めてた時だったんだけども、
ストリーミング、いわゆるパソコンにキャッシュされずにですね、
キャッシュはされるんですけども、残らず、
保存されずに消えちゃうっていうですね。
要はその消え物だったらば、権利許諾も割としやすかったことがあったんですけども。
これそうだ、ダウンロードされちゃうんですよねと。
もちろん日本の著作権法上では、
個人の範疇であれば何ら問題はないんですけども、
それを放送局的なところがですね、やるにはですね、
かなりちょっとハードル高いなと思っていたんですね。
そうなんですね。
ところが、とりあえず自分でやってみようとまずは。
はいはいはい。
当時私、ラジオ日程のインターネット関係を統括してたら、
当時ウェブマスターって呼んでたんですけども、
ウェブマスターのブログでですね、
やり始めた前後ぐらいでして、
ちょうどじゃあ自分のテリトリーとかでやってみようということで、
やり始めたのがたぶん2005年入る前ぐらい、
2000、思い出しました、今急に。
やっぱりもう20年ぐらい前の話になっちゃうと思い出すんですけども。
そうですね。
私12月の誕生日なんですけども、
2004年の12月にですね、
このブログをもうそこら辺で立ち上げた頃に、
よしじゃあそこにRSSのフィードのところに
じゃあ加えちゃえみたいなやってみたっていうのが一番初めでした。
2004年の12月ですか?
あ、おそらくそこら辺で。
スピーカー 2
私より早い人だ。
スピーカー 1
早いじゃん。
スピーカー 2
お恥ずかしい話です。
スピーカー 1
私もポッドキャスト実は、
ポッドキャストのブームと関心の高まり
スピーカー 1
当時いろいろなポッドキャストの中で非常にイメージで覚えてましてですね、
この声をお聞きした。
当時は確か公演かどこかにMP3プレイヤーのレコーダーでですね、
お話になったりするという。
そうですね。
外ロケじゃないですけども、
そういうのをやっちゃったなっていうのをですね、実は。
その頃の聞かれてるっていうのはすごく恥ずかしい部分もあるんですけども、
スピーカー 2
そうですね、営業の途中に公演とかで録音してたんで。
けど私が2005年の2月なんで、
多分早いですね。
2005年の1月ぐらいから私テストしてたんで、
ほぼほぼ同じ時期ですけど若干負けましたね。
ただそれはあくまでもベータ版というかですね、
スピーカー 1
あくまでも使用版で、
いわゆる一般の番組を配信し始めたのは正式には2005年の3月4月ぐらいでしたよね。
いやけどまだそれはiTunesミュージックストアが来る前だから。
スピーカー 2
もちろんそうです。iTunesミュージックストアが来る前だから。
スピーカー 1
ラジオ局さんとしてはかなり早い方ですよね。
スピーカー 2
そうなんです。
スピーカー 1
結局ですね、日本のいわゆる放送局で始めたのが初めてだったかもしれないですね。
ネトラジさんの実際に、
ちょっと記憶が曖昧なんですけども、
ライブドアのホリエモンさんとに買収されました。
そうなんでしたっけ。
ちょうどそのライブドアがデータセンターの事業を持っていたんです。
そのデータセンターの事業を持っていたんです。
そのライブドアのデータセンターの事業を持っていたんです。
ライブドアがデータセンターの事業をやっていらっしゃって、
そこのインフラがうまく活用可能ですよ、みたいな話があったんです。
なかなかトラフィックが出るので大変だなと思いながらいたんですけども、
ライブドアのデータセンター使えますよということで。
そっちの方にNPCのファイルを貸していただくような形で何とかできますかということで、
2005年の3月、4月ぐらいに日本の放送局で初めてポッドキャストを始めますというリリースを出したりして、
やり始めたというのが当時20年近く前のことでございます。
近く前ですね。
スピーカー 2
ライブドアさんのデータセンター使ってたんだ。
スピーカー 1
当時それこそまだライブドア事件が起きる前でしたので、
とりあえずホリエモンにも番組出てもらおうとかですね、
いろんな特番をゴールデンウィークに組んでみたりとかですね。
スピーカー 2
当時でもポッドキャストっていう名前なのか、
スピーカー 1
ポッドキャスティングという、いわゆる欧米で言われてた名前なのか、
でも表記がパタカナなのか英語なのかっていうのがですね、
実は表記揺れが相当ありまして、
要は4種類のポッドキャスト、ポッドキャスティング、日本語、カタカナ、アルファベットみたいなのがありまして、
やっぱり定まってなかったんですよね。
ポッドキャスティングって言ってましたね。
最初ポッドキャスティングのほうが多かったような記憶があるんですけど。
そうなんです。
当時私もGoogleのサーチのほうで、
スピーカー 2
どれが多いかっていうと、
ポッドキャスティングって言ってましたね。
スピーカー 1
ポッドキャスティングって言ってましたね。
当時私もGoogleのサーチのほうで、
どれが多いかなって調べたんですね。
やっぱりまだまだポッドキャストっていう言葉、
ポッドキャスティングって言葉自身が日本でもあんまり気づかれてないっていうか、
まだまだ知られる前々前の段階だったものですから、
とりあえずGoogle先生が一番多く結果が出てくるのにしようってですね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
当時そんなリリースを出した記憶がありますね。
そしたらやっぱり放送と通信の融合っていうのが、
2000年前半ぐらいからかなり言われている時代でして、
ラジオ日経と名乗り始めたあたりの頃、
いろんなところからの取材も来ましてですね。
スピーカー 2
取材が来たんですね。
スピーカー 1
あらゆる取材が来まして、
新聞、テレビ、同業ラジオからも来ましたりです。
それは結構ざわざわしてましてですね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
立ち上げるまでにもちろんいろんな挑戦とかいろんな苦労とかもあったんですけども、
でも結構なブームというかですね、
やっぱり世の中的な関心というのは当時高かったなというふうに思います。
やっぱりその時に始めたのを見て、
いろんな放送局さんも、いろんなラジオ局とかも、
福田さんこれどうやってやるんですかみたいなですね。
スピーカー 2
なるほどなるほど。
スピーカー 1
質問とかもみんな教えしてですね、
一緒にやりましょうよみたいな。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
そんなことをやってたのが2005年の頃です。
iTunesもあんなに行くと思わなかったですからね。
スピーカー 2
最初全然思わなかったです。思わなかったです。
スピーカー 1
本当によく勘違いされてましたので、
ポッドキャストやるときはこれ、アップルに音を上げるんですかっていう。
RSSだけなんですよ。サーバーはこちらです。
スピーカー 2
だからアップルのサービスだと思ってる人結構いましたからね。
スピーカー 1
業界内でも多いですよ。
スピーカー 2
ですよね。アップルのものじゃないんですよって言うと脅かれることは結構ありましたんでね。
ラジオ日経のポッドキャストとiTunes
スピーカー 1
Yahooと同じで単なるリンクですあれは。
スピーカー 2
ですね。
番組票ですよね。
スピーカー 1
全然信じてもらえなくて。
でも本当にアップル様は偉大ですね。そういう意味では。
アップルがポッドキャストをiTunesの中に入れていなかったら
スピーカー 2
やっぱりマジョリティーじゃなかった。
スピーカー 1
特に日本の場合は市民権を得るまでに行ったかどうかっていうのは
アーリーアダプター的なところまでは行ったと思うんですけど
ハズンは越えられなかった。今は越えてるかどうかもちょっと微妙ですけど。
日本じゃまだわからないですけど。
そこまでに全然行かなかったと思うんですよね。
スピーカー 2
そうですね。ここまで来なかったから。
スピーカー 1
ここはアップル様様だと本当に思います。ここに関しては。
本当におかげさまでアップルの方も
本国からも結構USの方とかも定期的にいらっしゃって
意見交換しましょうって言って
それこそ管理画面をラジオニックさんにお渡ししますんでって言われて
えーみたいな。
本当にそういうのは日本の小さいローカル局にも関わらず
本当にありがたかったですね。そういう意味で。
やっぱりコンテンツをプライオリティを感じていらっしゃるっていう
クリエイターというかクリエイティブのところに対しての
個人のポートキャストもよくビッグバナーとかでも取り上げて
本当にそういうコンテンツに対してのプライオリティの高さみたいなところっていうのは本当に
だからこそアップルはいくら金積まれても
あそこは広告エリアは絶対やりませんみたいな形で
スピーカー 2
そうですね。また出ると違いますからね。
スピーカー 1
そうなんですよそうなんですよ。
本当にiTunesっていうところにそういう
どうして出られるんですかみたいなのって
本当に業界内も含めていっぱい言われましたし
出演者の方々は別にラジオ日経で放送してるってことに関してよりも
違うステージに行っちゃってる感じですよね。
スピーカー 2
それも含めて夢がありましたよね。
スピーカー 1
ワールドワイドっていうか
ハイソの世界へようこそですけど
スピーカー 2
アップルですからね。
スピーカー 1
違うアップルって違うじゃないですかやっぱり
しかもそれが音楽でポッドキャストってところを開くと
私の方が出てるんですかもらう
ランキングが上の方みたいなやっぱり気持ちよく仕事してくださる
本当ありがたいです。
確かに確かに。
だから本当あの最初はいくつかの
こっちから実験的に
スピーカー 2
お願いして
スピーカー 1
お願いするっていうのを抽出してですね
実験的にすみませんちょっとご協力いただけますかということでやってたのが
俺の番組もやらせろ
私も出させてみたいなのが本当に殺到してですね
やっぱりポッドキャストは大きかったですね
うまくこのポッドキャストが
アップルが公認というかiTunesに使って
使っていただいたっていうのは
ポッドキャストのブランドイメージのアップには非常に寄与したと思うんですよね。
スピーカー 2
そうですね
確かにずっと野良でやってたらそこまでいかないもんな
スピーカー 1
そうですそうです
私的には野良の楽しさってのがあったんですよ
ありましたね
ワクワク感というか
この人もこんなことでこういう風にやってるの聞くと面白いですし
ざわざわ感というか
ブログって面白いよねみたいなのと同じような
当時のSNSってことはまだなかったと思いますけど
そういうの面白いよねって言ってるのの
ポッドキャストも同じような位置づけの時
それがアップルのステージが変わるというか
要はブランドイメージの向上みたいなのが
アップルのおかげがすごくありましたね
ステージが変わっちゃうというか
同じ番組なんですけど
単にMP3に変換してるか
スピーカー 2
WindowsメディアのWMAに変換してるかの違いだけなんですけど
スピーカー 1
私の声がiPodから聞こえてくると
すごくいい番組に聞こえます
スピーカー 2
なるほど出演者が気持ちよくなる
スピーカー 1
そうなんですよ
同じなんだけどコンテスト
私的には思うんですけど
出演者の方もそういうポッドキャストって
なんだかよく分からないけどすごいものみたいな
その効果があったんだ
そういう勢いでガーンってやってたところはありますね
スピーカー 2
確かに今始めた人はそこが当たり前だけど
あの頃は当たり前じゃなかったからな
スピーカー 1
そうなんですそうなんです
そういうことでインターネットも95年ぐらいから始まって
2005年ぐらいでもう10年も経ってますんで
それこそ商売というかビジネスってうまくやってらっしゃる方も
どんどん成功事例もガンガン出てる中での
やっぱりレイビーっていうか
そういうワクワク感がありましたよね
ポッドキャストなど元々
スピーカー 2
そうですね確かに自分のアートワークが
iPodに出てきた時はビビりましたからな
そうですねラジオ局さんもいくつか
他の参入もあったと思うんですけど
法的な障壁とかも結構あったんですか
スピーカー 1
法律的なところは正直なくてですね
特にラジオ日経という放送局は
電波ですとタンパという電波で
日本全国届くんですけれども
いわゆる系列に入っていない独立局だったんですね
私がいろんな出演者の方
それから各番組のディレクターとかプロデューサーに
すいませんこの番組でちょっとやらせてもらえませんか
みたいなのをくどきながらですね
一つ一つ広げていったみたいなところはあるんですけれども
そういう意味では規制というもので言うと
ダウンロードになることによる
権利者様の許諾が取れたり取れなかったり
というのがあったりするのはすごく
かなり調整は事前のご説明とかですね
ポッドキャストの成功と影響力
スピーカー 1
準備とかはしたなという感じがございますね
ただラジオ日経自身は
1995年あたりから
ストリーミングの配信とかもやっていまして
一部オンデマンド的なものもやっている番組もありましたので
言ってみれば技術的には当時リアルオーディオとか
Windowsメディアとかですね
オーディオとかありましたので
デジタルファイルをMP3に変換するという形でしたので
技術的にはそんなにハードルはたくはなかったんですけれども
面白い話がありまして
ちょうどAppleのiTunesが上陸したのが
スピーカー 2
日本に上陸したのは2005年の7月だったと思います
スピーカー 1
その前に6月だったか7月だったかに
当時のスティーブ・ジョブスがですね
日本にローンチのときに記者会見も含めて
来日されていたんですね
国際フォーラムで記者会見が出られました
それのちょっと前に
実はラジオ日経の東株主である日経のご担当の方からですね
スピーカー 2
かけらさんにラジオ日経のロゴがあるって言われて
スピーカー 1
ロゴですか?これ使ってください
Appleが他内資料に使いたいらしいのよっていう
そうなんですか?あれ?直接言ってくれればいいのに
どうぞよろしくお伝えくださいってお渡ししたんです
すっかりそれ忘れててですね
たまたま日経で別の打ち合わせをしているときに
国際フォーラムから取材に帰ってきた人が別のテーブルのところで
スティーブ・ジョブスがラジオ日経のポッドキャスティングは
褒めてたぞみたいな話をしてたんですよ
スティーブ・ジョブスが何?何?
その日の夜のニュースを見たらですね
iTunesが日本でこれから始まります
日本はポッドキャスティングっていうので
ラジオ日経と略語のコンテンツは素晴らしいみたいな話をしてたんです
スピーカー 2
そんなことあったんですか
スピーカー 1
言ってくれれば私言ったのにっていう
私別に記者会見も呼ばれてもなくてですね
スピーカー 2
そうなんですね
スピーカー 1
そうなんですよ
アップルストア銀座での展示
スピーカー 1
ちょっとスティーブ・ジョブスとは似合いミスをしました
スピーカー 2
似合いミスを
その頃社内ではどういう評価だったんですか
ポッドキャストへの取り組みとかって
スピーカー 1
これでもですねやっぱり海のものとも山のものとも
やっぱり分からないので
かなり社内通すのは大変でしたね
スピーカー 2
でもある種勢いというか
スピーカー 1
これから流行りますよじゃないですけど
やりましょうぜひやりましょうと
その熱意で押し通ったみたいな
なるほど
正直ありました
スピーカー 2
かけはらさん自身はどうしてやってみたいと思ったところがあるんですか
スピーカー 1
やっぱりは直感でしたね
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
当時のiPhoneはもちろんまだまだ全然
3GのiPhoneとか日本でまだ出てない
スピーカー 2
まだ出てないですね
スピーカー 1
これですよね
いわゆるiPodの時代
そうですね
iPodに入れて
iPodが本当にファッションですよね
みんなもうiPod持ってること自身が
日本人だけじゃなく
いろんな人の所有してみんなにこにこしてると
これがこの中に
それこそ音楽と同じように
ポッドキャスティングというか
NPCのファイルがパソコンでシンクされ
自動的に更新されて入ってくっていう
要は全く違うイメージのところに
自分たちのコンテンツが
当時コンテンツとも言ってなかったかもしれないですけど
確かに
それはやっぱり違うステージに行っちゃってるなっていう感じがしました
スピーカー 2
技術的にも面白いっていう
スピーカー 1
そうです
それから後は当時がら系ですね
がら系の
いわゆるiモードが出始めてちょっとの時代で
ただストリーミング
今で言うそれこそYouTubeが普通に見れるですとか
音楽で言えばそれこそSpotifyですとか
っていうのはまだまだでしたけど
要はそういう常時3Gの電波を使って出すっていう
なかなかまだまだキャリア様の方でも大変な時代で
ちょうど同じタイミングで
がら系でラジオ日経を聞けるようにしちゃおう
みたいなプロジェクトを
そういうもろもろ勢いで
スピーカー 2
それはやっぱりさっき言ってた独立してるって
動きやすいっていうのはあったんですかね
他のラジオ局さんに
スピーカー 1
そうです
あとは当時のインターネットや技術的なことを
土管通していらっしゃった取締役の方が
非常に理解のある方で
大丈夫俺が上通すとこからっていう風に
くださったっていうのも大きかったですし
要は社内のいろんなキーパーソンをうまく合意
取りつつですね
勧められたというところは大きかったかもしれないですね
たまたまそういう台服さん
ネトラ人の管理人さんからお声掛けいただかなかったら
たぶんそのタイミングでは始めてなかったと思いますし
スピーカー 2
ネトラ人さんからっていうのは意外だな
スピーカー 1
まさかスティーブ・ジョブスが来日その時に
ラジオ日経のポッドキャストはザク語とともにすごい
みたいなことは言わなかったと思いますし
日本で上陸してから
もう一つ思い出しました
それこそApple Storeが日本でも
銀座とかいろんなところに出展始めていて
実はiTunesが上陸する前後のところで
iPodの新機種とかも出るっていうので
私もApple Store銀座に行ったりして
実際触ったりしてたんですね
ラジオ日経のポッドキャストが
Apple Storeの銀座の方ですけど
スピーカー 2
どんどん入ってるんですよ
スピーカー 1
これも玉揚げまして
結局ストアの店員さんが
スティーブ・ジョブスじゃないです
これ面白いからって言って
好みで入れてたみたいですね
アメリカと日本のポッドキャストの比較
スピーカー 1
それを出演者の方が
これもたまたま
同じApple Storeの銀座のところで
私の声が入ってるみたい
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
一度から私の声が聞こえてくるなんて
なんか違う人みたいですね
やっぱりそういう
可能性っていうポテンシャルはものすごく感じました
感じましたね確かに
スピーカー 2
ラジオ日経さんだけどその頃
私もいろいろ聞いてて
伊藤洋一さんとかも始められて
今でもずっと変わらずやられてると思うんで
その辺も関わられてたりはしたんですか
スピーカー 1
はい実は伊藤さんにも
直々にお願いをスタジオに上がりですね
伊藤さんは本当にガジェット
今で言うガジェット好きですね
とにかく新しいもの大好きなので
一番最初に実は伊藤さんのところに
ご相談に上がりました
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
伊藤さんの番組は当時
ライブ配信もしてました
ライブストリーミングっていう配信もしてましたし
オンデマンドでも伊藤さんの番組も
古くからやってたんですけども
伊藤さん今度ポッドキャスティングっていうのが
スピーカー 2
日本で始まるんですけど
スピーカー 1
ちょっと伊藤さんもぜひ
ご協力いただけませんでしょうか
ん?なに?
うんそうか
iPodテック俺の方が聞けるのか
わかったわかった
やれ!みたいな
いいぞ
乗っかってくれたんだ
伊藤さんありがとうございます
じゃあすぐ準備しますので
伊藤さんちょっとこれデモなんですけど
こういう風に聞けるんですけど
お!iPodでこうやって聞けるのが
面白いなーって
おっしゃってくださった本当にありがたい方です
スピーカー 2
話してて途中で思い出したんです
確かそういえば確かに
ウェブマスターのブログってあったなっていうのが
スピーカー 1
途中で思い出しまして
あれ私がやってました
スピーカー 2
そうかあったなーって思いましたね
スピーカー 1
あと日経のコンテンツとかも
結構作ってまして
当時イメージキャラクターで
ハセビヒトミさんっていう女性が
スピーカー 2
タレントさんがいらっしゃって
スピーカー 1
ハセビヒトミさんを
起用して
ハセビヒトミは日経1年生っていうのをですね
あ!覚えてます
スピーカー 2
はい覚えてます覚えてます
スピーカー 1
ありがとうございます
あれも結局
これもApple Storeの方がですね
結構フューチャーしてくださって
スピーカー 2
あ!そうなんですね
スピーカー 1
Appleのダウンロードもかなり
数いきましたし
実はそこから
ポッドキャストを聞いた出版社の
スピーカー 2
とある出版社の方がですね
スピーカー 1
ぜひ本にさせてくださいって言ってですね
スピーカー 2
書籍がされたんですか
スピーカー 1
はい
えー
15万部も売れてしまいまして
15万部って結構ですね
ポッドキャストから本ができて
で本からポッドキャストに入って
それを見た方が
ポッドキャストを聞くっていう
循環もあったりなんかして
結構メディアミックス的な
もちろん日経新聞を
ポッドキャスト聞いたので
日経新聞を読しますって方も
結構出たりとかですね
スピーカー 2
はいはいはい
スピーカー 1
すごく面白かったですね
あと姉妹番組で
えっと
テレビ東京の大江マリ子さんに
はいはいはい
大江マリ子のモヤモヤトークっていう
スピーカー 2
ありましたね
スピーカー 1
あれも私が
スピーカー 2
関わってるんですね
スピーカー 1
はい製作の
あれはそうなんですよ
長谷美人さんとかも製作
プロデューサーとディレクター
やっていまして編集も含めて
スピーカー 2
編集もされてたんですね
スピーカー 1
そうなんですそうなんです
カナイシス工業なので
そういうことで
伊藤祐一さんもですね
日経のポッドキャストの方でも
ラウンドアップ
はラジオ日経の番組ですけども
日経の方で
例えばなんかルフトハンザの
コンテンツ作った時に
伊藤さんに出ていただいたりとかですね
あー
結構ポッドキャスト絡みで
本当にいっぱいやりましたですね
スピーカー 2
ちなみに編集は
どういうソフトを使ってやられるんですか
スピーカー 1
編集は
一番よく使ってたのは
アドビノオーディション
アドビノオーディションですか
あれをよく使っていました
実は放送の番組作る時も
ラジオ日経は
アドビノオーディション使っていることが多くてですね
スピーカー 2
そうなんですね
スピーカー 1
へー
使い慣れてたっていうのもありましたけども
あとは
普通のフリーのやつも使ってましたね
スピーカー 2
あーそうなんですね
スピーカー 1
結構ポッドキャスト
そうなんですよ
私もポッドキャストは思い入れっていうか
すごいですよね
私に実は携わったのではですね
私が
プロデュースとか
ディレクションとかしたのも
含めると
今までで
1億ダウンロードは超えてる感じですかね
スピーカー 2
おーなるほど
全部合わせて
スピーカー 1
1ダウンロード1円もらってたら
超お金持ちになってましたけども
サインでしたので
スピーカー 2
はい
スピーカー 1
そういうことは全くないんですけども
はい
スピーカー 2
けどあれですよね
日本だけじゃなくて世界もですけども
YouTubeとかが出てきたりして
徐々に人気が落ちていくじゃないですか
その頃って
どう見られてました?
スピーカー 1
結局ですね
当時
いろんなポータルサイトが
ブログもありましたし
それから
ポッドキャストも始まりましたし
いわゆる
集客というところで
かなり
マネタイズと課題
スピーカー 1
例えばニフティにしてもそうですし
ヤフーにしてもそうですし
皆さんこぞってやってらっしゃったんですね
そのおかげもあって
ポッドキャストがどんどんどんどん
普及をしたものの
あるタイミングから
やっぱり
今おっしゃったように
結構たどっていくんですね
これは一つはやっぱり
スピーカー 2
マネタイズですね
スピーカー 1
あとはランニングコストが
やっぱり
相当かかりまして
当時ラジオ日経でも
もう本当に
数百万月
なるほど
結構あったぐらいの勢いで
もちろん
スポンサー付いたりする
ものに関しては
リクループできるように
なんとか
ラジオ日経の方は
営業も含めて頑張って
みんなで頑張りましたけれども
例えば
ポータルサイトなどは
やっぱりなかなか
マネタイズのところが厳しく
あるところで
サービス終了
っていうのが
結構相次いだ時代は
スピーカー 2
ございましてですね
その後アメリカでは
2014年ぐらいから
再年し始めたんですけど
日本がなかなか再年してくれなかった
ところがあったんですけど
その頃掛原さんはまだ
ラジオ日経におられたんですかね
スピーカー 1
私は
2018年ぐらいまでで
おりまして
そこら辺の
良いところも悪いところも
見ておりましたけれども
アメリカが
上ってきたところは
やっぱりマネタイズする
仕掛けが
整ったっていうところが
やっぱり大きかったのかなという感じがします
例えば自動でCMが入るような
仕組みが
実は2005年の
前後でも
広告入れましょうという動きはもちろん
あったんですが
当時の配信のサーバースペックとかが
追いつかなくて
日本でもトライアルしたんですけど
電通とかもトライアルしたんですけど
サーバーのスペックとかも含めて
追いつかなくて
本編とCMが
ジャンコして届けるっていうのは
なかなかやっぱり
厳しかったんですよね
クラウドなど回りませんでしたし
それが2010
何年の頃からは
そこら辺が割と
技術的にもクリアできるようになってきた
とか
あとはそれこそ
ポッドキャストの生成するツールですね
こちらのほうで
あとそれから
管理画面
ダウンロード
いつどうダウンロードされて
いつどこら辺にどう聞かれてみたいな
ものが
トータル的な
ラジコの取り組み
スピーカー 1
ソリューションっていうんですかね
こういうのが整ってきたところが
また盛り返してきたところなのかな
という感じがしますね
それに合わせて日本でも
またポッドキャストが
注目され始めてきたと
コンテンツも含めて増えてきたかな
それが今の
2023年4年あたりから
そうですけども
ようやくっていう感じはありますけど
またようやく次の時代が来てるな
っていう感じはございますよね
スピーカー 2
今の
ラジコのほうに関わるようになったのは
いつぐらいからなんですか
スピーカー 1
私はラジコのほうは
2018年頃から
になります
スピーカー 2
なるほど
そこでポッドキャストを
扱おうという話は結構前からあったんですか
スピーカー 1
いやポッドキャスト
自身は当時
ラジオ局の中では
2018年頃は
取り組みに関して
どうしよう
というような
見直しじゃないですけど
いろんな
アウトプットが
可能になってきたので
ポッドキャストに限らず
いろんなインターネットとして
取り組むときの
ワンノブ全部っていうところでしたよね
ただまだ2018年
ぐらいだとマネタイズのところ
のソリューションも含めて
ですけども
まだまだ
課題は多かった
という感じはしていますが
スピーカー 2
特に日本ではってことですよね
スピーカー 1
そうですね
なのでラジオ局で
検討し始めたのは
つい1,2年ぐらいの感じ
ですかね
スピーカー 2
なんか日本で
ポッドキャストがなかなか
ドライブしないというか
流行っていかないのに
海外からに比べるとやっぱりラジオ局の存在
っていうのも一つあるんじゃないか
っていうことを言われるところもあったんですけど
やっぱり日本結構ラジオが浸透
していて
ポッドキャスト聞かなくても
コンテンツあるんじゃないかっていう風に言われて
その辺って聞かれたことありますか
スピーカー 1
そういう意見っていうのは
えっとですね
おっしゃる通りですね
アメリカの場合
ヨーロッパもそうですけども
あの
ポッドキャストが独自の進化を
辿っている
逆に言うと
日本でまた独自の実を
辿っているっていうところがございますよね
日本のラジコ
っていうものはそれこそ
2010年から始まってるんですけども
当時私も2010年の頃は
ラジオ日経でラジコの担当も
インターネット全般の担当した
もちろんラジコの立ち上げの時も
関与してるんですけども
あの
一方アメリカの方では
その
曲数もものすごくね
日本は民放
およそ100曲ぐらい
今99曲ですけども
NHKさんも含めると
大体それぐらいなんですけど
アメリカの場合ですとAMFM含めると
1万5千とか2万とかですね
本当に規模も大きいところから小さいところまで
ラジコのポッドキャスト
スピーカー 1
様々だったり
そういうシンジケイト的な
ネットワーク
いくつも
あったり
結構やっぱり
やり方自身が全然
違ってるっていうところも
大きかったかもしれませんよね
あとそれから
日本は
それこそ
MP3プレイヤーみたいなものが
ある中iPhoneとかの方が
全然視野が
浸透し始めてからですね
変わってったというところがございましたけども
アメリカの方ですとやっぱり
聞く文化
例えばオーディオブックも
そうですし
例えば車の中で
いろいろコンテンツを聞くみたいな部分も含めて
日本とかなり
もちろん日本も
そういう動きは参考になったけども
やっぱり
かなり違うところがあるところが
大きかったのかなっていう感じは
スピーカー 2
今はしてますね
聞く文化としてはちょっと進んでる
向こうの方が進んでる感じはありますよね
スピーカー 1
そうですね
スピーカー 2
日本で
ラジオ局も
ポッドキャストも今すごい増えてきていると思うんですけど
スピーカー 1
ただ
スピーカー 2
ラジオ局のポッドキャストが
今はラジオクラウドで聞けてたな
っていうのがちょっとあったんですが
その辺も
直接な関わりはないかもしれないんですけども
ラジオクラウドのアプリを
どう見てるのかとかってありますか
スピーカー 1
ラジオクラウドも
私も
コンテンツプロバイダーの
立場のときに
ラジオ域のときも
ラジオクラウドにもコンテンツやっておりましたけども
結局
いろんなプラットフォームが
できるのっていいことだと思うんですね
基本はですね
要は
聴取できる環境が増える
っていうことにもつながりますので
とってもいいことだと思います
ですので
放送局ですとか
番組制作会社
いわゆる
以外にもですね
ポトフさんはじめ
個人の方も
コンテンツを作りやすく
そしてコンテンツを出しやすい
っていう環境が増えるっていうのは
いいことだと思いますよ
スピーカー 2
今ラジコの中では
ラジオ局さんの運営してる
ポッドキャストが入ってる
スピーカー 1
っていう感じですよね
今はラジコなので
ラジオ由来のコンテンツ
スタートの時は
そういう形になっております
スピーカー 2
それは今後
もうちょっと広がっていく可能性はあるんでしょうか
スピーカー 1
そうですね
ラジコとしては
本当に日本の
オーディオプラットフォーム
要はコンテンツがですね
ラジコに来ればみんな聞けますよ
っていうような
そういうことは
考えていきたいな
というふうには思っていますね
スピーカー 2
なるほど
可能性としてはあるかもしれないということですね
スピーカー 1
今例えばそれこそ
番組からスピンアウトした
ポッドキャストも含めて
いろいろありますけれども
それと例えばタイムフリーですとか
ライブの聴取っていうのも
ラジコのアプリであれば
ラジコのサービスであれば
スピーカー 2
もうすぐにひも付けができる
スピーカー 1
そうすると
今までですと
ポッドキャスト聞いた方に
オーディオの本編のほうも
聞いてほしいなというときは
もちろん告知も含めていろいろするわけですけれども
ユーザーの方は
これを聞くにはどうしたらいいんだろう
ということで
聞く文化の広がり
スピーカー 1
探しながら辿るわけですけれども
それがラジコだと
ピッてリンクをタップすれば
本編のほうも
聞きやすくする
そこらへんがラジコのポッドキャストを始める
ところですね
非常にポイントに
つながるかなと
ラジコの中でも回遊できる
本編というか
ライブの番組であったり
タイムフリーであったりするところから
ポッドキャストのほうに
他のアプリに行かなくても
ダイレクトに聞けるとかですね
そういうところも
考えながら
チェックをしております
スピーカー 2
収録時点で
まだ始まったばかりなんで
そんなにまだ結果っていうのが
見えてない部分も多いと思うんですけども
ただ立ち上げてみて
どのように見られてますか
スピーカー 1
やっぱりはですね
ラジコで
その中で
聞けるっていうのは非常にいいな
っていう声はたくさん
スピーカー 2
頂戴しております
スピーカー 1
今までだと
ポッドキャストのときには
別のアプリを立ち上げて
聞いてました
ラジコの中ですぐ
聞けるっていうのはすごくいいな
っていう声もたくさん頂戴して
ありがたい限りです
スピーカー 2
かけはらさんとして
ラジコとしてでもいいんですけども
今後取り組んでいきたいことって
なんかあったりするんですか
スピーカー 1
やっぱりあれですよね
いかに
日本のオーディオ
音を
聞くというものをですね
より多くの人に
楽しんでいただくような
ことを手掛けていきたいな
というふうに思いますね
今日本にたくさんのプラットフォームも
含めて
ボイシーですとかラジオトークですとか
先ほどのラジオクラウドもそうですし
様々な
聞くためのプラットフォーム
本当に最近たくさん出ていますけれども
やっぱり聞く文化
っていうのをですね
より多くの人に楽しんでいただけるように
そういう出会いの場にも
気になればなというふうに
思っております
スピーカー 2
やっぱり欧米に比べると
日本ってやっぱり
映像のほうが強い感じが
しちゃうんですけど
聞く文化がちょっと負けてる気はするんですけど
それはかけあらさも感じられます?
スピーカー 1
それはそうですね
どうしてもやっぱり
映像が付いてるほうが
より
親しみやすいと思ってらっしゃる方も
当然多いと思います
ただこれは
絵がないから
音しかないから
ってそういう対比として
っていうつもりは全然
思ってなくてですね
例えば耳で聞く
っていうことによる
想像する文化っていうか
そういう楽しみとか
やっぱり音ならではの
良さっていうのはあると思うんですよね
なので例えば
これも古い話になりますけど
1980年代に
MTVっていうのが
スピーカー 2
MTVがありましたね
スピーカー 1
要は音楽が
に対して
ミュージックビデオ
スピーカー 2
ですよね
スピーカー 1
これから先はみんな
音楽は映像付きのものになる
っていうような当時
言われていましたけども
音楽は音というところは
今も
レコードからCDそして配信になっている
世の中でもやっぱり
基本は変わらないですね
それとやっぱり
ラジオっていう文化やポッドキャストって
似たところはあるのかもしれないな
というふうに思います
2005年頃に
日本で
日がつき始めたポッドキャストみたいなものも
ビデオポッドキャスト
的なものもですね
それこそやっぱり
ポータブルな
カメラ付きのレコーダーなども
出始めてはいましたけれども
結局やっぱり
映像付きのものだけではなく
音で閉じた形のものっていうのを
引き続きあり続ける
っていうのがやっぱり
話なのかなというふうに思いますよね
ですからやっぱり
音的文化みたいなものっていうのを
より多くの人に
今後も楽しんでもらえるような形になると
いいなというふうに思いますね
スピーカー 2
先ほども
日本独自の
ポッドキャストの進化みたいなことも
あったと思うんですけれどもちらっと
これから
もうちょっと日本でさらに
この聞く文化っていうのが広がっていくために
何が必要だ
と思いますか
スピーカー 1
やっぱり一番必要なのは
コンテンツですよね
要はそのユーザーが
求めているものもそうですし
やっぱり聞いてよかったな
というそういうものが
どんどん増えていくことなんじゃないでしょうかね
スピーカー 2
これまで以上に
スピーカー 1
結局やっぱり
インターネットもそうですし
他の文化もそうですけれども
やっぱり他の人を
引きつける
魅力があるものがあるからこそ
そのコンテンツに触れる
っていうものはやっぱり
これからもこれまでも
変わらないと思うんですよね
そういうものがやっぱり
インターネットキャストのようなものにも
より多く
出てくると
広がっていくんじゃないかなって気がしますね
スピーカー 2
この1、2年
だいぶ増えた
ところもあるとは思うんですけども
まだまだもっと質も
バリエーションも増えた方がいい
っていう感じですかね
スピーカー 1
そうですねやっぱり
賑やかになるっていうのは
当然そのいろんなバラエティ
な内容にしてもそうですし
ジャンルにしてもそうですし
実際作ってらっしゃる方にもそうですし
クリエイターがどんどん
参加することによってですね
盛り上がっていくっていうのは
必要なんじゃないかなと思いますね
なんでしょう
ポトフさんのように
魅力的なコンテンツの重要性
スピーカー 1
気軽にコンテンツ作れるじゃないですか
今デバイスにしてもそうですし
簡単にできるものってどんどん増えてますので
やっぱりそこで
コミュニティっていうか
それこそSNS的な
発信したいよっていう人も手軽に
できるものなので
より多くの人に気づいてもらえると
そういう裾野からもそうですし
広がることがですね
やっぱり
大切なのかな
っていう感じがしますね
スピーカー 2
こういうコンテンツが
あればいいのにとかってありますか
スピーカー 1
やっぱり
ローカリズムっていうとあれですけども
それこそ
自分が
行った気分になれるようなもの
スピーカー 2
そこに
スピーカー 1
自分が行った気分になれるもの
私一番覚えてるのは2005年の前後も
そうでしたけれども
例えば沖縄の方が
沖縄の波の音ですっていう
ポッドキャストをずっとやってた
ザブーンって音なんですけど
沖縄だ
っていうだけで頭の中でイメージが広がるんですよね
スピーカー 2
確かに絵がないから
こっちで保管するとこありますもんね
イメージを
スピーカー 1
お話になってるときも
こういうの
背景に例えば鳥が聞こえていたり
車が
いろんな音が
聞こえてくるじゃないですか
あそこから聞こえてくるもの
それこそ一般の
ブログですとかツイッターとか
今ツイッターじゃなくてXですけども
例えばそういうものの
音版っていうかですね
それによってまた
絵と違う世界が見えるような
そういう世界が
自分の知らない世界を
知ることができるような
そういうコンテンツがいっぱい出てくると
ポッドキャストのポテンシャル
スピーカー 1
より面白いかなっていう気がしますね
やっぱり
例えば今この世の中でも
プレゼンテーションですとか
お仕事でも
いろいろな人を説得して
共感していただいて
それで夢を実現する
みたいなところの
言葉の持つポテンシャル
っていうんですかね
そこのところってすごくやっぱり
あると思うんですよ
音の可能性ってすごく
まだまだあるなっていう気は
そこら辺も
期待したいな
っていう風に思いますね
スピーカー 2
ラジオなんて
とはいえ歴史は結構
あるじゃないですか
スピーカー 1
今年で100年ですかね
スピーカー 2
そうなんですよね
けどまだまだできてないこととか
ってあるんですかね
スピーカー 1
まだまだあると思います
やっぱりラジオって
電波の場合これはテレビもそうなんですけども
いわゆる
下り方向の電波
1対Nという形で
より多くの方に
電波っていうのを
お届けすることはできますけれども
一方上りっていう放送はないんですよね
電波っていうのは
ところがインターネットっていうのは
当然双方向っていうのが
大前提のものじゃないですか
放送の
より多くの人に
届けられるっていうのに
加えて
通信インターネットなども
フル活用してですね
コミュニケーション
いろんな方とコミュニケーションしながら
せっかく生きているこの時代を
より楽しく
過ごせるような
コンテンツが
放送の番組だけでなく
ラジオやテレビだけでなく
様々なコンテンツが地域の待ち起こしも
そうでしょうし
人々をつなげ
次の未来って楽しいよね
自分たちがまた
より楽しいものを作ろうよねっていう
そういうきっかけにもなるような
ものが
例えばそれがポッドキャストから生まれる
っていうのだったら非常に
いいと思いますし
様々なものが
いい形に
これからも
繋がって生まれていくと
いいなっていう感じがしますね
スピーカー 2
確かに放送は
一方通行ですもんね
技術の進化で
インターネットが出てきて
だからコミュニケーションが
取れる中での音でできること
っていうところが
まだあるかもしれないってことですよね
そういうところに至りたいなと思います
なるほどありがとうございます
いやーけど
もう今年でポッドキャスト自体が
20周年っていうことなんですけども
スピーカー 1
早いんですよね
スピーカー 2
どうですか20年
どの時代が一番面白かった
とかってありますか
スピーカー 1
やっぱり
一番最初の頃ですかね
今はもちろん
配信できる環境
聞く環境もそうです
作る環境とか20年前にくらい
全然恵まれてるんですけれども
そうですね
いろんなところにしてもそうですし
ただやっぱり
何気もないところから
生み出すっていうところの
苦労はもちろんありましたけれども
それが少しずつ
花開きで
自分の想像しないところ
手の届かないところまでどんどん
いってしまうような
この先どうなっていっちゃうんだ
とある種ワクワク感を
すごく感じた
頃のがやっぱり
一番イメージは強いですかね
スピーカー 2
最初の頃ですよね
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
ポッドキャストって
けど言ってもMP3だったり
RSSだったり
結構古い技術を組み合わせてるだけ
スピーカー 1
なんですよね
いわゆる私も
当時も言ってたんですけど
晴れた技術の組み合わせで
また全然違うものが生まれる
っていうのがまさに
ポッドキャストですよね
スピーカー 2
だってストリーミングのほうが技術的には
ストリーミングのほうが
スピーカー 1
上ですもんね
MP3なんかもっと前から
90年代から
1990年代くらいから普通に
ありましたし
RSSってのも別にありました
それを組み合わせたことによって
新たな価値を生まれた
っていうそこの
ポテンシャルがすごく
私にはグサッと
これはいける
これは面白いかもよ
そういう
ワクワクするものは今後も
ポッドキャストもそうですし
いろんなところに
出てくると
今で言うあれですね
変なところはあったかもしれないですね
ポッドキャストの楽しさ
スピーカー 1
私の個人的なところで言うと
ワクワクして
常に新しい話題がどんどん出てくる
っていうか
今の
若い方からしたら
おそらく
20年前のポッドキャストって
そういうワクワク感が
あったと思ってますね
逆に言うと私は
嬉しいですね
本当に20年という
時代を経ってまた
新たなフェーズに
ポッドキャストっていうのが来てる
っていうことに関して言うと
スピーカー 2
今も結構
あの頃の楽しさがちょっとまた戻ってきた感じ
ありますよね
スピーカー 1
そこはあると思います
それこそポッドキャスト協会様でも
昨年度も
その前も
いろいろイベントも含めてやってらっしゃって
お送りしておりますが
ああいう
つながりっていうか
ああいう展開っていうのは
本当に
ポッドキャストを起点に
いろんな人と
つながるきっかけをリアルなイベントとして
やるっていう
あれは
いいですよね
ぜひ今後もどんどん広げていって
いただきたいなという気はします
スピーカー 2
はい
今後かきあらさんの方で
何かやっていくこととか
宣伝でもいいんですが
何かありましたら教えていただければと思いますが
いかがでしょうか
スピーカー 1
ありがとうございます
今後もラジコは
今回のポッドキャストを
新たなサービスとして
始めましたけれども
さまざまに
いろんなユーザーの皆さまの声を
お聞きしながら
サービス拡充に
努めてまいれればというふうに
思っております
私も新たなサービスも
ちょっといろいろ考えているところ
ございますので今後のラジコにも
ぜひ期待していただければと思いますし
来たなきご意見
ラジコにもどんどん寄せていただければ
ありがたいなというふうに思っています
日本のオーディオ文化
っていうか音の文化っていうのを
支えられる
存在でやりたいなという
ふうに思っております
スピーカー 2
ありがとうございました
かきあらまさゆきさんでした
スピーカー 1
どうもありがとうございました
59:41

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