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この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や、子育てについて指導をされてきた川大輔先生に、
中学生と小学生の子供を持つ私、株式会社PitPa富山が、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞く、
お子様を持つ親御様のための音声情報番組になります。
皆様こんにちは。PitPaの富山です。
今回は、リスナー様より、中学に向けての地域格差についてご質問をいただきました。
まずは、こちらをご紹介したいと思います。
ニックネーム なおさん。
富山さん、小川先生、いつもためになる放送ありがとうございます。
今回は、中学に向けての意識の地域格差について解説をお願いします。
私の住んでいる愛知県は、小川先生もご存知の通り、私立中学・高校の数が少なく、
ほとんどの親御さんが公立中学・高校に行くものとして考えており、
小学校の先生にしても私立中学受験のノウハウがない、というのが現状です。
数少ない私立中学にしても、今、私の住んでいる市からは通学できないため、
受験資格がなく、自動的に公立中学への進学が決まっています。
これに関しては仕方ないと思っているのですが、
そのせいか、お子さんの勉強に対する意識が全体的に高くないのを、ひしひしと感じています。
塾に向かい合わせ、少しでも意欲のある環境の子と接するように仕向けてはいますが、
小川先生の話を聞くに続け、これが大学受験で全国の子と寄贈団になったときに、
どれほどの差がついてしまうのか心配になっています。
番組では東京・大阪等の内容を主にされておられますが、
一度その他の件で現状の分析をお願いしたいと思います。
ということなのですが、この受験に関する地域格差やそれを解消する方法などあるのか、
小川先生にいろいろと聞いてきました。
結構難しい話題なんですよね。
学力の地域差というのも現実はありますよね。
東京、首都圏というのは私立の学校も多くて、塾も多くて、
勉強する環境が当たり前にあるので、
結果的に10代の時点での学習量というのが他地域に比べて平均値が高くなりやすい。
以前聞いたことがあるんですけど、北海道なんかに言われると、
まず東大に行くという選択肢を持つ子がほぼいないから、
子どもたちの中での大学進学という人生の選択肢への意識づけというのが自然には育たない。
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そうなんですね。
ないものを得るためには、自ら能動的に得に行かなきゃいけないので結構大変ですよね。
受験なんてことが存在しないエリアで子ども同士一緒に遊んでたら、
その子も受験という意識は当然ないので、
この相談者の方のように、自然発生的に高いレベルの学びをしないまま中学生になっていく。
仕方がないところ。
一方で愛知なんか、公立大学で非常に立派な高校、東大や京大への進学数も非常に高い朝日川岡とか名門校があるわけで、
そこに地域から集中してきて、学力の高い子たちが進学をするという。
例はあっても、第二グループ、第三グループの子たちが全国あちこちの進学チャンスがあるかというと、なかなかそうでもなかったり。
という地域性はあると思います。
そうした中でどうやって親として、頑張らせたいと思っている親御さんとしてどんな手が取れるかなというところで言うと、
インターネットの活用になるでしょうね。
このオンライン化がだいぶ進んだ結果、どの地域にいたとしても首都圏や関西圏の塾の授業をオンライン授業をできる。
そういう環境は出てきた。
また全国テストというものも、東新ハイスクールさん、四ツ谷大塚が年2回無料で全国テストをやってくれている。
そうしたものを参加することによって位置づけというのは考えられるかなということになります。
一つ気をつけてほしいのは、そうしてお子さん自身の学習機会は作れたとして、地域との折り合いという問題があって、
中学受験の勉強をしている子や家庭で結構やっちゃうのが、塾で先に習ったからつまらないと言って小学校の学習に上手に参加しない子っているんですね。
参加しないだけなら本人の問題だからいいんですけど、邪魔する子がいます。
なるほど。
知ってるもんねとかね、つまらないとか妨害するような子ってのは結構いて、
小学校によって中学受験組を嫌ったりするのは妨害するからなんですけど、
それっていうのは知ってたら偉いとかいう変な人と比べるマウント思考なので、そっちに行くとまずい。
お子さんの生育上もまずいので、学習をしているそれはうちの勝手でやってるんだって。知識も多い。うちの勝手で知識が多いんだって。
そのことと公立の環境が、だからうちにとって物足りないって批判する。これ全然別物ですよ。
やはりその環境は環境としてどうそれを合わせていくか、また活かしていくかという視点で立って、
学習は家でやるけどその分公立中学において部活動。
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で、友達付き合いや体をしっかりと育てるようなところ、頑張らせてあげよう。
そうすると、いわゆる私立進学の子よりも柔軟で多様性に満ちた人間力っていうのは育てやすいっていう一面はあると思うので。
その環境特性っていうのを考えつつもね、ただ今オンラインインターネットを活用することで学びの機会なんてどこにいたって得られるようになってきたんだから。
そうすると親としてはうちはこういう水準の学習を子供には提供してあげた上で、
かつこの今現在この子が生きている環境とどうやって付き合っていくか、そういう社会性というのを育てていこうというそのポリシーですね。
哲学をしっかり持つというところが結局肝なんじゃないかなと思います。
ないものをねだりしても前に進まないので。
そうですよね。
ないものを欲しいんだったらここは家が頑張るしかないんですよ。
でも幸いそれは一人で頑張る必要が今はなくて、知識情報は得ようと思えば得られるようになっているんだから、そこを使っていけばいいんじゃないかなというふうに考えますね。
なるほどですね。
確かにこのコロナの中になってオンライン授業っていうのは結構だいぶ増えてきたので、そのあたりの地域格差っていうのはもしかするとちょっとずつ今なくなっていくのかもしれないですよね。
そうですね。あともう一つあえてシビアなことを言うと、子どもの成長において非常に問題意識があって、地域環境に対して不満があるんだったら引っ越しはいいんですよ。そこまでの覚悟での話ですかってことなんですね。
そこまでの覚悟の話だと僕引っ越して、仕事だって仕事の種類によりますけど、場所を問わない仕事を選んでいけば引っ越しも柔軟にできるわけですよね。
だから親の生き方の問題とも実はこのご相談で関わってきていて、単に既存の学校の仕組み、地域の状況に子どもを当てはめてどうこうではなくなってきてるのが今なんだろうなっていうのはもう一つ思いますね。
なるほどですね。
簡単な話ではないけどでも親自身もまだまだね、お子さんの成長とともに親も自分たちがどういう仕事でどういうエリアで生きていくのかって選択が10年20年単位であるわけですから、合わせて考える話題かもしれません。
確かにそうですね。先生のお子さんもあれですもんね、奥様と今神戸の方に兵庫の方に。
そうですね。仕事で彼が幼稚園に入るタイミングで東京に来ましたけど、兵庫7中に進学するのは基本本人も望んでたんで、小学校終わるまでは東京にいるけど中学からは神戸で暮らせるように。受験前からマンションも手配してたし。
そうですよね。
そういう僕自身の仕事の仕方に拠点で動けるように準備もしてきた。
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見通しなり判断。職種にもよりますけどね。
そうですよね。
だから100点の答えがない。どの話もそうですけど、なくて自分たちはどれを選ぶかっていうだけだよっていうところはちょっと意識してほしいなと思います。
できる中でっていう形ですよね。
そうですね。
分かりました。今回はニックネームなおさんのご質問にお答えいたしました。
受験の地域格差。これは首都圏と大都市圏とそれ以外の地域ですね。ではなかなか意識の差はあるという話だったんですけれども、小川先生の方では近年その問題はだいぶ解消できる状況にあるということでした。
一つはですね、インターネットが発達しているので、こういった情報収集というところがだいぶ簡単になってきているというところと、もう一つはコロナの影響もあってっていうのは変なんですけれども、オンラインでの授業だったりっていうのが非常に発達してきたというところがありまして、自発的な行動というのはやっぱり必要になってくるんですけれども、一昔前よりはこの辺り解消できるのではないかなという話でした。
中には若干強烈な言葉ではありましたけれども、子供のためにどうしてもそこを解消したいということであれば引っ越すという究極の選択肢もあり得ると。
とは言いつつですね、個人的にはその辺りやっぱり環境でしたりそれぞれ各家庭のご事情とかもありますので、そこはなかなかやっぱりハードルがあるのかなというふうには思うんですけれども、そのことをきっかけにですね、家族間ですとか、あるいは夫婦間、子供と、もしくは自分たちの親世代、親族とかですね、これらの家族内でですね、子供の子育てというか、
子供の子育て受験について話し合うということこそが一番大切なのではないかなというふうに小川先生言いたかったのかなと、ちょっと振り返りながら思いました。
私個人はですね、実は生まれたのは大阪で、物心ついた時には実はもう東京にいてですね、それからこの都市までずっと東京で育ってきてはいおりますので、この地域の事情というのはあまり存じなかったりするんですけれども、
とはいつも今回話であったその勉強方法だったり、首都圏の受験事情だったり、あるいは首都圏のその私立中学とかもですね、学校見学とかもほぼオンラインになってきたりしておりますので、
情報収集というところではインターネット回数というところで、そこまで格差ないのかなというような感じはしました。
あとはですね、そういったような勉強のこととか受験のこととかを話し合えるような仲間っていうんですかね、気軽に話し合える人たち、別の言い方で言うと一時情報というところですね。
この辺も最近ではオンラインサロンですとか、オンライン交流会みたいなものもありますので、探してみるのもいいかなとは思います。
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さて、子育て受験ラジオではリスナー様からのご意見ご要望、また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。