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本当に子供たちのいろんなものが制約されて、ちょうど本当に成長していく高い時期であり、いろんな刺激に対して体も心も成長するはずの時期に、ただただ制限制限をされて、本当に望ましくない状況が出ているわけです。
皆さまこんにちは、PitPaの富山です。
今日のこの収録がですね、2021年の8月の末なんですけれども、今コロナのデルタ株ですかね、が非常に猛威を振るっており、ここ東京では1日数千人の感染者が出ています。
緊急事態宣言もですね、延長に次ぐ延長というところで、特に学校関係にも多大な影響が出ている状況です。
こういった状況に関してですね、リスナーさんの方でも不安に思う声が結構上がってきておりまして、今回一つご紹介したいなと思います。
ニックネーム日和さん。小学校6年生の息子さんと小学校2年生の娘さんのいるご家庭です。
コロナのデルタ株が広がり、東京都内でも感染拡大が続いている中、子どもたちへのしわ寄せも大きく、何かしてあげたいと思いながらも、結局動けずじまいで、何かアドバイスをいただきたいと思い、投稿いたしました。
具体的には、修学旅行の中止、課外遠足の中止、毎年行っている海水浴も自粛、友達の家に行って遊ぶことも自粛、外食も控えめ、
2学期からはまたオンライン授業で友達と会えなくなる可能性も、などなど、子どもたちの言動からもこの閉塞感に対してストレスを感じているのは見て取れます。
コロナの収束がこの先もまだ見えない中、どのように子どもたちのストレスを軽減できるのか、あるいはこのような状況の中でも、おすすめの出かける場所などがございましたら、ぜひ教えていただけるとうれしいです。
とのことで、日和さんありがとうございます。
こちらの質問をいただいた日和さん一家ですが、東京都内にお住まいの方で、ちょうど質問がですね、8月のお盆過ぎぐらいに来ておりまして、
1日5000人とか4000人とか、東京の感染者がすごい増えているっていった中での切実な質問だったのかなと思い、今回取り上げさせていただきました。
これらの子どもたちのストレスの軽減について、岡先生の方にアドバイスがないか聞いてきました。
ストレスを一言で言っちゃうとね、かえって焦点が見えにくくなるので、この制約によって子どもたちの何が阻害されているだろう、
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一つは体を動かす機会がそもそも抑えられているのが一つですね。
次に、友達や先生といった他人との和やかなコミュニケーション、交流を持つ機会、おしゃべりとかですね、そういうものが失われている。
もう一つは団体行動、運動会であるとかそういったイベント、みんなでそれぞれに得意不得意があり、考えの違いもあったりしながらも、一つのことに協力して参加して、一人では決してできない大きさの事柄を実現していくという体験ですね。
共同活動への参加による体験、大きくこの3つが子どもたちは制約されていると思うんですが、一つちょっと分けて考えたらいいと思います。
体を動かすということについて言うと、今気をつけるべきは、やはりその感染リスク、子ども自身の感染を防ぐこともそうだし、それ以上に子どもたちが無症状でのウイルスを媒介してしまって、高リスクの方に移してしまうこととかね、家庭内感染とか、そういうことへのリスクを考慮しながら体を動かすとなると、
例えば人通りがあまり多くないことが分かっている、例えば河川地域とか、風通しの良いところですね、そういったところの散歩をしたり、ちょっと走ったりという機会であったり、もしお家に庭があったりとか、スペース、例えばマンションとか共有スペースとかですね、
その風通しもよく立つ人が密着するわけでもないところの場所があったら、そういったところで長跳びしてみたりとか、最近あの家の中で飛び跳ねるトランポリンとかもね、いろいろ出て、ダイエットにいいとかね、小温のトランポリンとかありますよね、ああいったものでちょっと体を動かしてあげるとか、ゲームでもね、なかなか十分体を動かすと激しい、
何でしたっけ、ニンテンドーのウィーでしたっけ、なんかそういったタイプのもので発散しているお家なんかもあったりするということで、学校とかそういったところ、公園での遊びが難しいとしても、時間帯を選んだり場所を選んだりする中で、毎日は無理でも週に1回ぐらいちょっと気持ちよく外の方に座らせてあげる、なんてことはできるんじゃないかなと思いますね。
2点目、友達その他、他人とのコミュニケーションに関してですが、これね、もちろん学校が機能していた場合は、ほっといてもそこの会話があったわけですが、でも昨年からは給食の時間をずっと黙っているとか、安心して楽しい会話、何気ない会話っていうのはできにくいですよね。
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で、現にそれは難しくなっているとなった場合、他の環境において、その子どもたちの気持ちのやり取り、感情コミュニケーションというのを生み出してあげる必要がある。
6月にですね、子どもは3つの教育の中で育つという話をしていますが、家庭教育、学校教育、そして地域教育、この家庭と学校と地域という3つのコミュニティの中で子どもたちは育つんですね。
で、今、学校という場所が制約が大きくなりました。
じゃあどうしたらいいんでしょうか。家庭でできることを膨らます。
でもそれは限界があるでしょうね。今までもやれることやってるでしょうから。
となると、地域をいかにどう膨らませるかということがポイントになってくる。
この地域というのは別に直接接さなくても、オンラインによってもつながることができる。
例えば分かりやすいところで言うと、家族ぐろみの仲良しのお家が2、3あるならば、時間合わせてZoomでつないで、お互いの家族がおしゃべりしたり、子ども同士が今これやってるとか、最近この方面白かったとか、ぐちゃぐちゃおしゃべりする時間を作ってあげたりですね。
おやつタイムの時間を揃えて、オンラインでつないで、ただ単にお互いが食べてる方向に先行するとか。
そういうことだけでも、おしゃべりのやり取りというのは生み出すことができると思うし、お互い気軽にマスクする必要のない会話というのがそこで出てくる。
オンラインの使い方が、何かをするための目的のある前提でのオンライン利用に多くの人が偏っていると思うんですね。
何の生産性もないオンラインの活用っていうのも、ここ知恵の一つとして入れておけばいいと思います。
もうご飯食べた後、だらっとしているとこ、お互いつないで何してるとか。
それこそですね、夜ジブリのアニメなんかも放送されているとします。
お友達同士がそれが好きだとします。
お互いがテレビ見てるのを、ただ横でネットでつないで、たまにちょこちょこ顔を合わせるだけでもだいぶ楽しいですよ。
そんなふうにして、人のコミュニケーション機会を作る。
いろんなお友達に声をかけて、ちょっとずつそんなことを増やしたり。
一緒にオンラインにつないで宿題しようよというのを誘っている。
そんな子どもたちは十分楽しい。
もちろん直接会うのは一番楽しいでしょうが、とはいえ、それをゼロにする必要なくてですね。
オンライン利用でもできる気持ちのやり取りというのは十分生み出せるんじゃないか。
それは家族ぐるみでのお互いのつながり、そうした形での地域を膨らませていくという観点で応援してあげたらいいんじゃないかなと思います。
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3点目は団体活動。
これに関してはちょっと家庭及び地域で補うのは難しいですね、正直なところ。
これは残念なんだけど、学校行事というものが失われた分、子どもたちにとって強い思い出に残ったり、何か大きな達成感というのを味わうチャンスが全国の子どもたち、この2年間本当に少なくなっている。
これもその通りで、ここを補うのは難しい。
1つ目と2つ目の話のように、本人自身の体であったり、友達とのやり取りを通した心の養いを、一人の我が子そのものを豊かにしてあげるという方に、今は気持ちを砕いてあげるので十分だし、それ以上はなかなか難しいかなという気がしますね。
1つ団体活動の代替物というか、方法として考えられるかなというのは、何でしょうね、そういったプロジェクト、何かに取り組んでいるプロジェクトの番組なりYouTube動画に触れることで、自分だったらどうするかなと考えてみたりとか、
さっきの家族同士のコミュニケーション、地域のコミュニケーションとも繋がるんですけど、オンラインゲームなんかは1つ意外に効果があって、例えば初の例、動物の森でしたっけ、
いろいろな人がお互いに関係し合うことで街が作られていったり、そこにストーリーが生まれるわけだし、攻撃性という部分では問題があるけれども、戦い系のオンラインゲームなんかでもパーティーを組んで、お互い役割分担をしながらミッションを遂行したりすると思うんですけど、
そうした中にも団体行動の片鱗というのは隠れていたりするので、そういったゲームの世界も実は1つ現状のリアルな関係づくりが難しいときには使える、子どもたちの生活圏というか意識のエリアを拡大する上で使えるツールにはなってくるのかなというのも視点を持っていただくといいかなと思いますね。
あとはコロナが落ち着いたらこんなことしてみたいな、あんなことしてみたいなと家族でいろいろとしてみたいことを話しするっていうのもいいかもしれないですね。
シミュレーションとしてね。
ということで、学校機能が制限されることでどうしても失われ、制約されている3つの観点、それぞれについてお話しさせてもらいましたけれども、そうした中でね、ご家庭の状況で選び得る方法を工夫されてほしいなと思います。
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出かける場所とかもね、お住まいの地域の感染リスクの高さとか、医療機関の逼迫状況によって出歩くことが許容される範囲も地域と全然違うと思うし、
ご家族でね、やっぱりその高リスクの方がいらっしゃる、いらっしゃらない、多いと思うのは違うので、一概にね、こういうところに行ったらどうとか言えないので、それぞれで判断してもらうしかないですけれども、
科学的な判断に基づいて、リスクが軽減されるようなところを選んだ上で、子どもたちが体を動かす機会というのは、確かに設けてあげてほしいなと思いますね。
うちの子どもも今小学生なんですけれども、ちょうど今お話しされていた宿題を家でやるっていうのを、初め3人ぐらいでやってたんですけれども、楽しそうに話してたので、今だと10人ぐらい人が増えて、
本当に宿題だけやってるというよりは、そこで会話しながら、あいつって実は算数がすごいできたんだねとか、こんな優しいところがあるんだねみたいな、友達同士としてのコミュニケーションがすごいできてるんで、なんかいいなというふうに思います。
【佐藤】素晴らしいですね。このマスクで表情を見れないから、子どもたちが感情表現に対しての感覚がかなり落ちてきてるんですね、全体的に。
感情を自ら表す部分があまり出さなくなったり、人の感情に気づけないから、共感する力が落ちてしまったりして、特に幼少期の子っていうのは、これからまさに感情を学ぶときに、
みんな口元隠して表情の違いがわからないから、人の顔を見ない、顔色を伺ってばかり困るんですが、人の顔に関心がなくなるのもまずいわけですよ。
それが今のこの環境だと起きているので、意識的に家庭の中でオンライン等を活用して、他の人の表情に触れる機会というのは増やしておいてあげた方がいいでしょうね。
今の10人ぐらい集まって、友達がお互いの発見をしあげてやったり、素晴らしいですね。
そうですね。ちょっと親同士が連絡取ってこのURLアクセスしてみたいな、LINEでやってるんですけど、ちょっとそこら辺は大変そうな感じがしますが、楽しい子どもたちのそういう表情が見れるっていうのは非常にいいかなと。
そうですよね。とてもいいと思います。
主に子どもたちが感じているストレスは3つあるということで、1つは体を動かせないことによるストレス、2つ目は他人とコミュニケーションができないことによるストレス、3つ目は団体活動ができないことによるストレスというところで、
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それぞれに関しては、例えば体を動かすというところであれば、風通しがいい、感染リスクが少ないところを見つけて動かすというようなこともおっしゃってましたし、他人とのコミュニケーションに関しては地域でできるところ、近所のご家族ぐるみで付き合いのあるところとオンラインでお話をするというような活動だったり、
最後の大人数の団体活動というところに関しては非常に難しいという話はありましたが、今時では他人数で参加できるオンラインゲームみたいなもの。
この辺はちょっと中毒性とかもあったりするので、制限したり管理したりというところが少し必要なのかなと思いますが、そういった部分でオンラインを活用することでうまいこと、団体活動っぽいこと、コミュニケーションが取れるといったところの活動を見出せないかなというお話をしておりました。
最後の方ですね、僕の話になって恐縮なところではあるんですが、やっぱり子どもたちもオンラインで何気なくつながるというのは少し新しい体験で刺激もあるのかなと。
あとは今だとマスク越しでしか会話ができないというところが、オンラインだとマスクを外して表情を見ながら会話ができるという、この辺りも一つ大切なポイントなのかなというふうにも思いました。
今どきですとパソコンを使うお子様というのも非常に多くなってきているのかなと思いますが、オンラインでつながって友達同士で話し合うというのは、やっぱり新しい部分だと思って、うちの子どもたちも実際、学校で会っている友達だったりもするんですけれども、
オンラインでつながって話をするというのは、目をキラキラさせながら会話ができる楽しみというところと、オンラインでつながるという斬新さみたいなところというのはすごい感じ取れるようなところでした。
この辺ですね、何とか工夫して3つのポイントから見て、子どもたちの閉塞感を打破できるような取り組みをですね、近所の方だったり、学校のお友達だったり、ちょっと親の方で手間がかかる部分は多いかなと思いますが、お互い協力して何とか乗り切ることができればなというふうに思います。
こちらの話、参考になりましたでしょうか。
さて、今回ご紹介しましたように、この子育て受験ラジオではリスナー様からのテーマのリクエストや、また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
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子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。