あとGoogleの戦略シフトっていうところとAI検索の今後について話していて、
今回のエピソードの最後の方ではメディア企業がどう反応するかっていうところについて話していくんですけど、
いつも通りオフトビッグなので2パートでやるんですけど、来週に関してはもう少しGoogleのAI検索市場に関する課題、
Googleが勝てない可能性があるとするとどういうところにあるんだっていうところを話して、
AI検索エンジンの今後について来週話すっていうところなので、
今日はもう少し今現在の話、いわゆるGoogleがどう動いてるかっていうところと、
あとはメディア企業の少し未来的な話をしていきたいなと思ってます。
まず検索領域の細分化っていうところではあるんですけど、
最近結構いろんな新しいAI検索エンジンのプロダクトが出始めてますと。
多分一番有名なところでいきますとPowerPlexityっていう会社なんですけど、
そういう商品がいっぱい出てきてるからこそその細分化しているんじゃないかっていう人もいるんですけど、
そこも一理あると思ってまして、
そもそも新しい全く違うインターフェースとかプロダクトとか出てきてるわけなので、
そこに対して評価もされているのでPowerPlexityも売り上げが正直そこまでないんですけど、
1ビリオンぐらいの時価総額を抱えてたりしてますし、
OpenAIもそもそもGoogleと対抗するようなAI検索エンジンを出すみたいな話があったりするので、
噂ベースですけど。
PowerPlexityはどういうところが優れてるんですか?
ここに関してちょっと来週もう少し詳しくは話すんですけど、
彼らのそもそも単純にテキストを入れてそこに対してリンクをいっぱい出すのではなくて、
どういうふうにいい回答を出すのかっていうのをすごい考えてる人たちではあるっていうところですね。
なるほど。
なのでそういうプレイヤーが新しく出てくるからこそGoogleがシェアを失うんじゃないかっていう話もあったりするんですけど、
個人的にはそこは一部の理由でしかないと思ってまして、
より大きな理由でいきますと、
彼らがそもそも今まで作り上げてきたディストリビューションの優位性っていうのがちょっとずつ切られるんじゃないかと。
いわゆる過去のGoogleに関するエピソードで話したと思うんですけど、
彼らっていろんな、いわゆるChromeとかAndroidとかいろいろ持ったりして、
あとはそのModularとかAppleにお金を払ってもデフォルトの検索エンジンのステータスを取りに行ってたんですけど、
そこが結構独占起床の裁判とかで外れる可能性が出てきてますと。
今までとちょっと違いますよね。
まあインターネットが出てきたときもそういう感じだったかもしれないですけど。
その活用できるスキルセットっていうのも評価されるべきだと思うんですけど、
なんかその自分の力でっていう、なんていうか前提のもとそれだったらちょっと難しいですね。
そうですね。
まあ何、どうなんだろうな、難しいな。
確かに。
まあ答えはないと思うんで、ここに関しては。
はい。
まあでもなんかその中でやっぱりその検索の領域が変わってる中で、
そのGoogle側もなんか多分検索に関する戦略をちょっと変えてこないといけないと思うんですよ。
うーん。
で、そこでこのTACっていう言葉が出てくるんですけど、TACって何かと言いますと、
Traffic Acquisition Cost。
うーん。
トラフィック獲得コストって多分日本語だと言うと思うんですけど、
これ実際彼の決算発表行くとTACっていう項目があるんですよ。
で、そこでなんか額が出てるんですけど、これはすごい簡単に言うと、
Google以外にもこの数字出してる企業とかもいるんですけど、
基本的にAdTech系の会社がその売上げを作るためのコスト、いわゆるトラフィックを獲得するためのコストなんですよね。
うーん。
結局広告ってだいたい人が入ってこないと広告売上げって成り立たないケースが多いので、
はい。
いわゆるいわゆるページビュー的なものを稼ぐための追加コスト。
プロダクトに使ってもらうためのみたいなことですか。
えっと、なんでGoogleで言うとすごい簡単な言い方でいきますと、
モジラのデフォルト検索エンジンになるためのコストはTACのコストに入ります。
いわゆるモジラのデフォルト検索エンジンになることによって、そこにトラフィックが来るので、
いわゆるそのトラフィックを買ってるんですよ、お金出して。
Googleは。
で、それで売上げを作ってるっていう。
出す先のお金としてはBってことです。
Bが基本的に多いですね。
なんで、なんかアウトブレインとかタブーラとかではこのTACっていう数字って結構普通に使われているんですけど、
大手テク企業の中ですとやっぱりGoogleが基本的に一番この数字を使ってまして、
このいわゆる検索エンジンの広告売上げに対してのコストではあるっていうところですね。
なるほどです。
なんで、主にGoogleとしてはデフォルト検索エンジンのステータスを獲得するためのコストとして見ていいと思うんですけど、
これがいわゆるオフトピックのエピソード126で話した無料以下のビジネスモデル。
いわゆる他社にお金払ってでもデフォルト検索エンジンになるっていうのに完全に関わることで、
Googleですと自社でChromeとかAndroidとか作るケースもあるんですけど、
そうすると、違う形でデフォルト検索エンジンじゃないですけど、
似たようなステータス、いわゆるマーケットシェアを保つためのことをやらないといけないんですけど、
それがソーシャルキャピタルのチャマスさんが話してたことなんですけど、
このTAC2.0の時代が来るんじゃないかと。
タイトルの。
まさにそうですね。
このTACっていうのが元々はトラフィックアクエディションコストだったんですけど、
それがトレーニングアクエディションコストに変わるんじゃないかと。
で、このTAC1.0っていうのは今までさっき話したように、
Googleが自社のバランスシート、いわゆる資金を使って何千億円、場合によって何兆円使って、
検索のディストリビューションを勝ち取りに行ったと。
でも、この次のAI検索エンジンの時代ですと、
そこをディストリビューションを勝ち取る以前に、
いいプロダクト、いい検索エンジンを作るためのコストがかかるんじゃないかと。
いわゆる独自データを獲得しにいかないといけないんじゃないかと。
そこに対してお金を大量にGoogleが出すんじゃないかと。
だから、トレーニングアクエディションデータと。いわゆるまたTACなんですけど、TAC2.0ですね。
なるほど。
これは、場合によってGoogleにとっても、もちろん自社のプロダクトをより強くするためのものでもあるんですけど、
その相手先、その提携先にとっても、追加の売り上げになるんじゃないかと。
Appleとかってことですよね。
ここが誰がTAC2.0の対象者になるかっていう話になると思うんですよ。
そこでAppleっていうよりも、おそらくコンテンツ会社。
いわゆるGoogleのモデルのトレーニングをしないといけないので、AIモデルの。
それって結局、例えばニューヨークタイムズでしたり、いわゆるコンテンツを学ばせないといけないので、AIに。
そこの、いわゆるライセンス獲得をするんじゃないかと。
例えばなんですけど、これ実際もうGoogleってすでに始めていて、この間、レディットが上場したと思うんですけど、
レディットってだいたい800ミリオンぐらいの広告売り上げを出してたんですよ。
それって正直そこまで多くない額ではあるんですけど、
ただ、彼らのS1って上場申請書に追加で、合計3年間にわたって200ミリオンぐらいのAIデータライセンス契約を結んでますと。
誰と?
これが後々公開されてるんですけど、Googleと提携してるんですよ。
Googleが年間60ミリオンぐらい支払っていて。
レディットに。
レディットに支払っていて、その代わりにレディットのデータを使って、GoogleのAIモデルのトレーニングに使いますと。
レディットユーザーはそれを還元する未来も来るってこと?
今のところはそれは出てないです。
Googleのシステムに組み込まれるっていう。
データを売っていると。
レディットがデータを売ってますと。
なるほど。
草野さんが出したポイントはめちゃくちゃ楽しいポイントだと思っていて、これも今後変わるかもしれないかなと思ってるんですけど、
今のところはレディットはそれをもらった60ミリオンを一部ユーザーに還元するっていうことはやろうとしてません。
それも良さそうですけどね。
そうですね。
Google。
オープンエイもこれをすでにやっていて、特に複数社のメディア企業とこういうことってやってるんですけど、
アソシエットプレスってAPっていう有名なメディア。
AP通信。
そうですね、AP通信と提携してたり、あとアクセルスプリンガーとも提携してますし、
あとはいろんなメディアにアプローチして、そこでオファーしてるらしいんですけど、
最近Appleも同じことやってるって言われてまして、
複数年契約をコンデナストとかNBCとかIACとかに出していて、
少なくとも合計50ミリオンぐらいの提携になるみたいな噂が出てますと。
消費者的にはどういう価値を還元できるんですか。
消費者としては、例えばGoogleが、例えばオープンエイがアクセルスプリンガーと提携しているので、
そこの事例を言いますと、チャットGPTで何かのニュース系の質問をしたときに、
アクセルスプリンガーの記事を、いわゆるそこのソースを出してくれるっていうところですね。
なるほど。うわー、でもなんか、全部の媒体、全部検索してって。
網羅的に検索してって思っちゃうんですけど、
でもどうなんですか、それ全部一つの会社が持っちゃうと確かに独占だなーって感じもしますけど。
ここも独占契約しているのか、してないのかっていうところはすごい重要になってくるかなと思いますし。
あとは、例えばですけど、Googleってめちゃくちゃお金持ってる会社ではあるので、
全ニュース企業と独占契約したら多分それはそれでオープンAIとか競合サービスが結構苦しむので。
そういう戦いになる可能性がありますと、このTC2.0の世界ですと。
そういう取り組みができるのかなっていうふうに思っていて。
これも検索の1.0の時代と全く同じようなことがあったと思うんですけど、
いろんなサイトがGoogleに対して、うちらのページの広告運用をしてくださいと、
どういう広告がディスプレイされるのか、そういう仕組みってあったと思うんですけど、
それと似たような仕組みが、このTC2.0の時代で起きる可能性があって。
ただやっぱり、このコンテンツの評価方法がすごい難しいと思うんですよ。
特に小さめのコンテンツに関して。
例えば、オフトピックのデータに関して、そもそも週1でしか出してないですし、
そこまでコンテンツ量があるわけではないので、
それに対して、我々が毎月1ドルもらうべきなのか、100ドルもらうべきなのか、10万ドルもらうべきなのかって、
そこの計算方法ってどうやってやるのかなっていうのは、すごい難しいと思います。
ちょまど 確かに。でも特定の深い情報はあるって考えたら価値はありそうだけど、
でもめちゃくちゃ属性が限られてるから、良くも悪くもって感じですか。
おだしょー そうなんですよね。結果、これってAI検索モデルのトレーニングデータでしかないので、
これがそのまま反映されるっていうよりも、AIの検索エンジンのアウトプットって、いろんなデータを元に回答したりするわけなので、
我々のデータがどれだけ参照されるかどうかみたいな計算をしないといけないんですよ、おそらく。
ちょまど 出現率みたいな。
おだしょー 出現率でも100%出現する可能性って低いと思うんですよ。
よほどオフトピックが何を言ったかって検索しない限りは。
例えばGoogleの検索エンジンのこのTAC2.0の解説をしてくださいって言ったときに、ちょこっとだけ我々が引用されたりするかもしれないですよね。
その出現率は一応出現はしてるんですけど、割合として低いので、それをどうやって評価するのかっていう話じゃないですか。
ちょまど やっと呼ばれたわーっつって、ちょことだけ出てくるみたいな。
ヤタキさんがぴょっと。
ヤタキ ちょっとぴょって。
ちょまど 確かには、難しいですね、それ。
ヤタキ なんで、そこのどれだけお金を出すべきかって、プラットフォーム側としてはまだまだ全然わからないタイミングなのかなっていうふうには思いますよね。
ちょまど 検索、なんかWikipediaの検索の上位にいる人たちとか、クリエイターとかメディアとかは重要なのかもしれないなと。
こういうAIモデルに対してトレーニングデータを提供するっていう形で、
追加のマネタイズっていうのが可能になるかもしれないですよね。
難しいのが、結構やっぱりプラットフォーム側が強くなるので、
Googleとかがお金をいろいろ出したりするので、
それで特定のメディア企業に出して、特定のメディア企業に出さないとか、
それによって、場合によっては潰れてくるメディア企業とかが出てくる可能性ってなくはないんですよ。
本当にアルゴリズムファーストになっていくじゃないですか、どんどん。
そうなんですよね。
草野さん嫌ですか?
嫌です。なんていうか、Google、Appleの内密な関係、なんていうか。
最近バズってましたよね、昔にあった画像ですけど、
Google CEOのスンダーピチャイと、Apple CEOのティム・クックがご飯食べてる。
確かに、ディナーしてる写真みたいな。
本当に別に、お金払わなくてもGoogle使うよって、好きだし、好きだし使うから払わなくていいよって。
そこなんですよ、そこなんですよ。
Googleとしては、やっぱり売り上げを作りたいから。
依存しないでくれよって、本当に。
買うからって。
でも、一つの恐れとしては、彼らのこれだけ力を持っているので、
彼らが提携するメディア企業とか、提携しない先を、いわゆる潰せちゃうんじゃないかと。
いわゆる勝者を決められる立ち位置にいるんじゃないかっていうところで、
すごい音楽業界だとこれ起きていて、ニュースとかメディア業界だと起きてないんですけど、
音楽業界って、レーベル会社が全員ほぼ連携し合ってるじゃないですか。
レーベル同士がってことですか。
はい。
なので、いわゆる一社のレーベル会社と提携するのではなくて、
3社全員と提携しないといけないみたいな雰囲気になってたりすると思うので、
そこの裏方どうなってるか、僕は正直分かんないですけど、
場合によっては、メディア企業とかニュース企業が一個の連盟作ったりとか、
するのはアリなのかもしれないですよね。
それによってどう変わるのか。
いわゆる一社とGoogleが提携するのではなく、全員と提携しろと。
Google的にはメリットあるんですか。
メリットは、一応全員と、Googleはよりお金出さないといけないですと。
なので、Googleにとってそこまでメリットはないんですけど、
ニュース企業としてはメリットがあるっていうところですね。
全員死なないっていう。
なるほど。
そういうのが場合によってはどんどん出てくるかもしれないですけど、
これからいろんなTAC2.0の案件が出てくると思うんですよね。
いわゆるいろんな独自データをお金を使って、いろんなAIモデルが買い取りに行くと。
そうなると、どんどんインターネット上のデータが取られ始めるんですよね。
こわいこわい。
これはGoogleのものだ。これはオープンAIのものだ。これはAppleのものだ。
これはXAIのものだとか、いろいろ出てくるようになってくると思うんですけど、
そうすると、一つのそれに対しての対策案というか、面白い対策案が、
合成データで補えないのかっていう。
そのメディアを収集しないで。
いわゆるプラットフォーム側としては、どんどん独自データを作りたいんですけど、
それを今お金を使っていろいろ買い取ってるんですけど、どっからタイミングで足りなくなりますと。
そうなると、自らも合成データを合成しないといけない時代が来るんじゃないかなっていうところですね。
本当にメディアはコマですね。悲しい。団結しなくちゃだよね。確か連名。
でも、合成データを使ったAIモデルを作るとかっていうのって、すごい面白い発想だなと思っていて、
そろそろできるのかっていうところがまずあるんですよね。
ここはずっと議論されてるポイントなんですけど、
例えばGPT-5を今オープンAIが作ってますけど、GPT-5をGPT-4がデザインできないのかとか、
いわゆる人間がやってたフィードバックを出すっていうところをAIができないんじゃないかとか、
モデル自体を合成データを元にトレーニングさせられないのかっていうところが、
多分去年とか一昨年とかですと、できないっていう話が結構いろんな人が言っていて、
いわゆる合成データ、特にそのAIがアウトプットしたデータって、いわゆるすでにトレーニングされたデータなので、
トレーニングされたデータをまたトレーニングしても意味ないんじゃないかみたいな話って結構あったんですけど、
徐々にできるんじゃないかみたいな発言も増えてきていて、これはちょっとAIが生成したデータではないんですけど、
オープンAIのSORAってあるじゃないですか、動画生成サービスですね。
SORAって3Dのバーチャル世界がトレーニングデータの一部になったんじゃないかなって思われていて、
Unreal Engineとかで作ったゲーム世界のバーチャル空間とかをトレーニングデータとして出したんじゃないかっていう話があるんですけど、
それはもう合成データなので、もし合成データを使えるようであれば、
それっていわゆる無限のデータアウトプットになるので、合成データでどんどんAIが作ればいい話になってくるので、
それをするで、場合によってはメディア企業にお金一切出さなくていいようになるんじゃないかとか、
いろいろそこら辺の課題も出てくると思うんですけど。
ちょっと悲しくなっちゃいました。メディアが好きな人間としては。
でも一部は出さないといけないと思うんですよ。
あとは信頼できるデータとか、ニュースに関連するデータとかっていうのはAIが合成できるわけではないので、
でもGoogle DeepMindも最近論文で出したAIシステムは合成トレーニングデータを使っているモデルとか出しているので、
どんどんこの領域の可能性が高まっているのかなって思います。
その中で、こういうAI検索エンジンとかが出てきたときに、メディア企業はどう影響を受けるのか。
さっきもすでにまあまあ影響されるっていう話をしていたと思うんですけど。
もう散々ですよ。
でもあれっていわゆる追加の売り上げの話じゃないですか。見た目によってはポジティブな話なんで。
でも同時に、全体的にネガティブな話だと思うんですけど。
データもう終わったら新しいの作らないといけないんで、淡々と進んでいきましたさっき。
追加のネガティブ情報としてすると、ガートナーっていうリサーチ企業があるんですけど、
あそこが最近、ネット上でも話題になってましたけど、ちょっと面白い予想を出していて、
2026年までには、トラディショナルな検索エンジンボリューム、検索ボリュームが25%下がるんじゃないかと。
いわゆるGoogle検索とか、Yahoo検索とか、いわゆる一般的に今思われている検索エンジンですね。
そこがシェアが下がる理由、いわゆる25%トラフィックが下がる理由は、
やっぱりAIチャットボットとかバーチャルエージェントが出てくることによって、
そこでシェアを取られるんじゃないかっていう話をしているんですよ。
ここの実際ガートナーの人たちの話を、インタビューしている記事とかなくしのを読むと分かるんですけど、
25%っていうのは正直ある程度適当な数字なんですよ。
科学的にその数字を出したわけではなくて、
雰囲気的にそのぐらいだろうっていう考えだったらしいんですけど。
そんな感じなんですか?
それで割と話題になったのはそれぞれおかしい気がするんですけど、
検索ボリュームが下がる可能性は大いにあると思っていて、
それが25%なのか50%なのか10%なのか分からないですけど、
一応ガートナーの人たちは一時期25%以上の数字を考えていたらしいので、
場合によってはもっと高いかもしれないですけど、
ただ多くのメディア企業、特にニュース企業、ニュースメディアにとって、
検索エンジン化の検索流入のボリュームって結構高いんですよね。
これも過去のポッドキャストでも話したことあるんですけど、
今はなくなってしまいましたけど、バズフィードニュースは
31%のトラフィックがオーガニックの検索から来てましたと。
バズフィードニュースを見に?
はい。ニューヨークタイムズって実際32%なんですよ。
ウォールシティジャーナルとかも25%だったりするので、
パースリーっていうニュースメディアのアナリティクスツールがあるんですけど、
そこが2500社ぐらいのメディアブランドを見てるんですけど、
その中でやっぱり平均的に29%ぐらいのトラフィックが検索から来ていて、
なんでそれが結構落ちる可能性があるんですよね。
落ちると何が起きるかというと、まず広告売上が落ちますと。
当然流れですけどトラフィックが落ちるので。
同時に一部の彼らのメディア企業の売上って、
広告だけではなくて、コマースだったりアフィリエイト売上があったりするじゃないですか。
それも下がるんですよ。いわゆるトラフィックが下がるので。
結構マネタイズに影響が受けますと。
もちろん一部はこういうオープンアイと提携したりしてある程度補えるかもしれないですけど、
それだけでは足りないかもしれないので。
場合によってはより多くのメディア企業がサブスクに移るんじゃないかなと思っていて。
どうします?10年後ニューヨークタイムズがクロスワードのパズルしか出さないサービスになってたらどうします?
そういう時代になったんだなっていうのは。
ワードルだけが残るみたいな。あれはいい買収だったなっていう。
それで過去記事をベースにユーザーが質問できたりするものとか出てきていて、個人的にこれが正しいとは思わないんですけど、
こういうふうに新しく検証し始めているプレイヤーがいますと。
このメディア企業ですと、ベースとして3つのレイヤーがあると思っていて、
1つはいいコンテンツを作らないといけないですと。
制作ですよね、制作プロセスがありますと。
基本的にいいものを作るのがベースとしてありますと。
2つ目はそれをユーザーが見つけないといけないですと。
基本的にはそのメディア企業のサイトに行って、そこのフィードとかいわゆる一覧の中で見つけると。
最後にその記事をクリックして読みますと。いわゆる読書体験がありますと。
この3つのそれぞれのレイヤーにもちろんAIって加わると思っているので、
最初の2つはなんとなく分かりやすいと思うんですよね。
例えば制作の中ですとリサーチをAIが手伝ってくれたり。
最近ですとGoogleがニュース企業向けにAI生成技術のツールを出してるんですけど、
そのツールを使って記事の最初のドラフトを作ってくれたりするんですよね。
そういうツールってどんどん出てきますと。
2つ目はフィードみたいなものですと、今ですと基本的に時系列順に置いてあったりすると思うんですけど、
多くのニュースメディアのサイトですと。
それをもっと、バイネットキュレーションされたりするんですけどもっとAIを使って、
いわゆるTikTok風な、バイネットでちょっとシャットダウンしちゃいましたけど、
アーティファクト風なフィードになったりとかするのがより一般的になると思うんですよね。
個人的にその2つは分かりやすいので詳細話してもあれかなと思うんですけど、
3つ目の読書体験をもっと変えられるのかなと思っていて。
すごい分かりやすい事例ですと、それこそアーティファクトもやってたと思うんですけど、
記事のサマリーをAIで生成するケースってあるじゃないですか。
それこそARKってブラウザの会社とかも出してた機能で、
モバイルのページをつまむとサマリーを出してくれるみたいな機能があったと思うんですけど、
それは序盤でしかないと思っていて、
サマリーだけではなくて、長さとか全部調整できる。
めちゃくちゃ深掘りしたければ、そのページでどんどんAIがそこに関連する情報を出してくれたり。
場合によってめちゃくちゃ長い記事なんですけど、
ちょっと3分しかないんだってなると、3分しかないって表示が入れると、
それに合わせたボリュームにしてくれたり。
短すぎず、サマリーではないけどエッセイではないみたいな。
そのぐらいの規模感に抑えてくれたりとか。
場合によっては動画に変えてくれたり、スライドショーに変えてくれたり。
自分がどのようなインプットの仕方にもできるような感じになるんじゃないかなっていうふうには思いますね。
確かに、でも音声とかだと特に思いますね。
たとえばニュース系のやつとかも、15分のやつ。
でも、3分ずつにちょっとずつ教えてほしいみたいなパターンとかは、ニュースとかだとあったりするので、
それで聞けたら便利だなとか。
アーティファクトとかも、いろんなカスタマイズあったじゃないですか。
サマリー読むのも絵文字多めでとか、音声で読むのもスヌープドックの声にしてほしいとか、
いろいろカスタマイズができて、それを体験が変わったなって感じはしました。
やっぱり、もっとそういう自分なりにパーソナリシタリとか調整ができるようなサイトっていうのがどんどん出てくるかなと思うので、
バイネットは、たとえばあるニュースサイトに行きますと、
そこで自分がまず気になる記事をチェックだけ入れて、
あとあと自分が好きなようなフォーマット、それがニュースレターかもしれないですし、
動画ダイジェストかもしれないですけど、それが後で送られてくるとか、
そういうUIかもしれないですけど、
何かしらもっと読者体験自体が変わってくるような体験っていうのがもっと出てくるのかなって思いましたね。
ライターの方はどうしたらいいんだろう?編集者の方。
なので、ベースのものだけライターが関わっているっていう感じになると思うので、
たとえばめちゃくちゃ深掘りした場合は、他のソースからも引っ張るので、
バイネットは他のライターとかの名前が出てきたりとかするかもしれないですし、
そこら辺は正直僕もまだ全然考え抜いてはない気がするんですけど、
もっとダイナミックに自分が読みたいような感じで、
ものを読めるような体験をメディア企業が提供できるようになるんじゃないかなと思っていて、
それはSEOにそこまでこだわらなくていいようになるからっていうところだと思うんですよね。
宮崎さんはすごいいっぱい情報収集してるじゃないですか。
それの中でどう体験できたら理想に近づけるなとかありますか?
なんかでもやっぱり、どんどん深掘りたい、深掘りたかったりするので、
そこは別のページに毎回行くのがめんどくさかったり、
この記事のカウンターポイントを書いてる人いないかなっていうのを見たかったり。
例えば今回このTAC2.0っていうアイディアって、
他の茶松さん以外に言ってる人っていないのかって調べたりしてるんですよ。
その人がどういう風な意見を持っていてとかっていうのを見たかったりするんですけど、
それがあまり出てこなかったので、自分なりに違う方法で調べたりしてたんですけど、
そういう形で個人的には深掘り、より知りたいニュースを知れるようになるっていうことは見たいなって思いますね。
なんで今日はここで一回終わりにしたいと思うんですけど、
どういう風に検索が変わってくるのかっていうところと、
あとはどういう風にそれに対して企業が対応していくのかっていうのって、
すごい重要になってきていると思っていて、
なぜかというと冒頭で話したように、インターネットの根本が検索ベースのものなので、
そこを変えるってなると大きくインターネットのあり方が変わる可能性がありますし、
これがAIの時代の中でどう変化するのか、
どういう風なAI検索結果が出るのかとか、
どういう風にそれを真似たいするのかっていうところが、
すごいまだまだ議論されないといけないポイントだと思っていて、
その中で多くの人たちがやっぱりGoogleはこれだけ強い会社ではあるので、
このAI時代の中でも勝てるんじゃないかって思う人が多かったりするんですけど、
ただこれは若干来週のプレビューになってくると思うんですけど、
課題はありますと。
特にやっぱりイノベーターのジレンマの課題をこの領域に関しては抱えてるので、
やっぱりディストリビューションアドバンテージはめちゃくちゃ持っていたり、
ディープマインドとか人材はめちゃくちゃ持ってたり、
データ量も大量に持ってるんですけど、
Googleのカバーしてるアナリストとかによっては、
広告売上もそこまで影響されないんじゃないかっていう人もいるんですよ。
いわゆるGoogleもAI検索エンジン試しているので、
そこで表示される広告の数と普通の検索の広告の数はそこまで変わらなかったりするので、
大丈夫なんじゃないかという人たちもいるんですけど、