1. Off Topic // オフトピック
  2. #212 GoogleのジレンマとAI検..
2024-04-25 1:32:59

#212 GoogleのジレンマとAI検索エンジン

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<主なトピック>
今の検索エンジンの現状 / グーグルのイノベーションのジレンマ / グーグルの新AI「‎Gemini」の炎上 / トランプ政権誕生後のGoogle社 / 社内のQAセッションや採用の変化 / グーグルのプロダクト開発文化 / “Peacetime CEO”なスンダー・ピチャイに代わる人は? / 10ブルーリングモデルがAIにフィットしない理由 / ひとつor選択肢を選ばせる検索結果 / 検索エンジンのビジネスモデルと広告 / Googleくん今の地位が当たり前じゃないかもよ!、強いけど / リンクを踏まなくなることで受ける影響 / 検索広告どうなる? / イノベーションは誰にも止められない / AIへの質問力とリンクの提案 / AI検索への期待値、粗を探す人が多いか、それともミスを見つけてくれる人か / パーソナライズで生まれる問題 / OS・デバイスを持ってるやつ、やっぱり強い説 / 新興C向けAIサービスがすぐ盛り下がっちゃう理由 / つよつよAIをどれくらい”今”みんな求めてる? / むしろ情報を遮断する”シークレットモード” / 加速するイノベーションに拒絶はできない悲しさ

<参照リンク>
https://offtopicjp.notion.site/212-25047aab40034df48aa16c33e26b246f?pvs=4

<Off Topic // オフトピック 情報>
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00:05
皆さんこんにちは、草野美希です。 宮崎哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テクニスやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、GoogleのジレンマとAI検索エンジンについて話していきたいと思います。
はい、今回2回目ですかね。 そうですね、いつも通り前半後半。
後半、はい、間違えました。 そうですね、前半がちょっと長かったと思うんですけど、後半もさらに長くなる可能性がありますというところ。
先週は、AI検索エンジンの話をしてたと思うんですけど、今回に関してはもう少しGoogleがその領域に入り込むにあたって、
どういう取り組みをやっているのか、どういう課題を抱えているのかっていう話をしたくて、特にこのAI検索エンジンっていうところがなぜ今の市場をディスラプトするのかしないのかっていう話をしながら、
そこの代替案として出てきている、AI検索エンジンというよりもAI回答エンジンの方が近しい名前かもしれないですけど、
そこのサービスとかを話しながら、今後の検索市場がどう変わってくるのかっていうところまで話せたらいいかなっていうところですね。
なるほど、楽しみです。
はい、では早速始めたいと思うんですけど、Googleに関してやっぱりすごい人材もいますし、
検索エンジンにおいては彼らが基本的にディストリビューション上ですと一番でもあるので、
基本的に市場の中でこの新しいAI検索エンジンみたいなものが出てきたときに、Googleが勝つんじゃないかという人が多分多いと思うんですよね。
そうですね、大手だし、できること多そうですもんね。
そもそも彼らは業界で言われてる10ブルーリンクモデルっていう、いわゆる1個の検索結果の中で10個のURLを表示するっていうモデルを彼らがより主流にして、
今はどちらかというと、この新しいAIエンジンに向けていろいろ取り組みをやってるんですけど、
そもそもこの検索、彼らの検索エンジンもどんどん進化してるわけじゃないですか。
2012年にナレッジグラフっていう機能をリリースしたんですけど、質問とか検索クエリによってはGoogleがそのまま直接回答してくれる。
なので、僕がよく、最近はそこまで使ってないですけど、昔使ってたのはタイムゾーンを知るために。
03:05
今は東京何時ですかとか、今はサンフランシスコ何時ですかとか、その時にすぐ回答出してくれるじゃないですか。
はい、たしかに。
人の年齢とか、これが何日に起きましたとか、フェイスブックのローンチ日はいつですかとか、
ダイレクトで答えを出してくれるようなものが、このナレッジグラフっていうものだったり。
最近というか、ここ10年ぐらい前からより広告を出し始めているので、
今までの10個の青いURLはもう少しページよりちょっと下に回ってると思うんですけど、
彼らのナレッジグラフとかいろんなやり方を通して、より早く回答を得られるような機能を出そうとしていると。
このAI検索エンジンの時代に入り始めたタイミングで、
GoogleとしてはこのSGEっていうSearch Generative Experienceっていう機能を出し始めまして、
いわゆるChat GPT的な形で、質問とかクエリに応じて複数のソースから回答をまとめて、
一つ回答として出してくれると。
その中で場合によってはリンクを入れてくれたり、場合によっては広告を入れたりするっていう感じですね。
しかも全部の検索クエリがAIの回答を出すわけではなく、Googleとしてもクエリによっては出す出さないって判断するべきだと思うんですよね。
たとえばなんですけど、Facebookって入れると、おそらくfacebook.comのサイトを出してほしいっていう。
そこでわざわざFacebookとは何かっていう回答って必要ないじゃないですか、たぶんですけど。
なるほど。
Facebookとはって聞いたら、たぶん回答が必要になってくると思うんですけど。
そこのものによってはそれが必要だったり必要なかったりするんですけど、
たとえばですけど、今週末東京で何するべきですかって聞いたときに、今までずっといろんなリンクをレコメンドしてたんですけど、
何をするべきかっていうのってすごい複雑な回答になると思うんですよね。
いろんな要素が含まれてるじゃないですか。結局何人で行くのかとか、子供がいるのかとか。
形状によって違いますね。
違うので、なんでそこら辺の情報をGoogleは全部持ってはいるんですけど、いわゆるアクセスを持ってるんですけど、
それをどうまとめるかっていうのが今までたぶんやったことないことで。
06:03
Googleの今までの役割って検索をよりしやすくするために情報整理をしてたサービスなんですね。
はい、なんですけど、今回のAIの時代になってくると、情報そのものをどういうふうに整理するかっていうのを考えないといけない。
ここに関しては積極的に投資はもちろんしてまして、最近ですとSGE、新しいAI検索エンジンに関しては、
もともとはGoogle Search Labっていうものに登録しないと使えなかったんですけど、
ちょっとずつそれが誰でも普通にGoogle検索してるときにそのAI回答が出てくるような取り組みをやり始めてはいるので、
なので少しずつこれを普及させていますと。
なのでGoogleとしてはかなり真剣にこの取り組みをやっているものの、見ているとなんかディスラップとされる可能性が少しずつですけど、
なんか高くなり始めたのかなっていうのが、これは個人的な意見でしかないですけど、と思っていて。
かつてはAT&TとかIBMとかXeroxがいた立ち位置と似たような立場にいる可能性があると思っていて、
なんかその3社はそれぞれすごい研究所を持ってたんですよ。
そこで新しい技術をどんどん作っていたんですけど、ただ同時に会社の過去にとらわれすぎて、それが重りになっていて。
ジレンマが。
そうですね。まさにジレンマ。イノベーターのジレンマですよね。が起きたっていう。
それが同じことをGoogleでも起きてる。
Googleとしてはこの10ブルーリンクモデルっていうものが、重りになってる可能性があるんじゃないかなっていうふうに思ってますね。
メインプロダクトですもんね。
もう完全メインですよね。これがなければもう会社潰れますよね。
数あるプロダクトの中でも確かに一番花形のプロダクトですもんね。
それを壊すのは自ら自分からオルタネティブ作っていくっていうのは大変なことですね。
そうですね。もちろんまずあるのは彼らのスケールを考えると、しかも上場しているわけなので、次の市販機の決算とかも考えないといけない人たちではあるので、
そこで急にコアな体験全部壊しましたって言えないじゃないですか。さすがに株主に対して。
そうですね。
なかなか株価にかなり影響すると思うので、なかなか言えないと思ってるんですけど、
それはもちろん、でもGoogleだとそれをやってもおかしくないと思うんですよ。
一応テック企業ですし、かつてはディスラプト側にいた人たちではあるので。
09:02
なんですけど、個人的にはそれ以外に3つの大きな課題があると思っていて、そこについて今日まず話していきたいなと思ってます。
それを話す前提としてあるんですけど、GoogleがこないだGeminiっていうAIモデルをリリースしてたんですけど、
日本でどこまでカバーされたかわからないんですけど、アメリカですとちょっと炎上したんですよ。
炎上してGoogleが一旦Geminiを引き戻さないといけない状況になったっていうところがありましたと。
具体的に何が起きたかと言いますと、Geminiが出たときにもちろんいろんな人がいろんな検証をするわけじゃないですか。
いろんなやばい回答をするかっていう検証をみんなするじゃないですか。みんなそういうの好きなんで。
アラを探してしまいますね。
そうですよね。なのでそこでアラが出ましたと、すごい簡単に言うと。
割とちょっと致命的なミスをいくつか起こしてまして、すごい簡単な事例をいくつか話しますと、
歴史上の人物を画像生成で出してくださいとお願いしたときに、なぜかGeminiはダイバーシティを必ず入れないといけないっていう設定になっていて。
なので、明らかに白人なジョージ・ワシントンがなぜか白人として出てこないっていう。
黒人だったり、アジア系のジョージ・ワシントンとして出てきたりとか。
あと一番多分やってはいけないやつです。ナチスの人たちの画像を出してくださいって言うと、なぜか黒人がいたりとか。
うーん、なるほど。
それはそもそも歴史的に間違ってるので。
人種はあんま関係なくなってるみたいな、実際に起きたことも。
そうですね。なので、もちろん画像だけではなくて、テキストでもいくつか事例とかあったんですけど、
例えばイーロン・マスクかヒトラー、どっちの方がネガティブに社会をインパクトしましたかって聞くと、
ジェミナイが全然答えてくれないって。なんかどっちもどっちですよね、みたいな。
どういうことなんだろう、それは。どういう設定でそうなったんですかね。
そうですよね。でもこれはなんとなくですけど、アメリカでよくDIって呼ばれてるものなんですけど、
ダイバーシティー・エクイティー・インクルージョンですかね、のレイヤーが一個AIモデルの上に乗っかってたんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
なんで、少しでも差別的な要素が入った場合に止めるっていう、いわゆるそうじゃない方向性にAIが回答するっていう、
12:08
たぶん、おそらくそういう設定になってたっていうところですね。
うーん、なるほど。
なんで、なんか、モデル自体に問題があったわけではないと思うんですよ。ただ、その上になんかあったっていうところで。
なんで、なんか、Googleとしては技術的な人材とか才能の問題ではなくて、一つ大きな問題はカルチャー面にあるのかなっていうところだと思ってまして。
で、それがおそらくプロダクテに影響していますと。
で、そもそもGoogleとして、ここたぶん5年から10年前ぐらいからの一つの課題としてあったのが、やっぱりスピード感がちょっとずつ落ちていると、新しいプロットを出すのに。
はい。
で、そもそも過去のポッドキャストでも話したと思うんですけど、Googleが最初にトランスフォーマーの論文を出したわけじゃないですか。
チャットGPTとか、AI生成技術の根本となる論文を出したのはGoogleの人たちなんですけど、そこからOpenAIに先を越されたので。
なんで、Googleがそのタイミングから本気を出していれば、そのプロジェクトにちゃんと投資していれば、GPT4レベルのものを2019年に出せたっていう話があった。
すでにトレーニングデータとかも全部あったわけなので。
なんで、そこのスピード感をすごい批判されてた時期があったのはありましたと。
で、今回のGeminiに関してはそれを割とすごいスピードを持って出していたので、それはたぶん評価するべきなポイントだと思うんですよ。
しかもこのGemini 1.5っていうものに関しては、もっと大きなコンテキストウィンドウを抱えているので、それはそれでおそらく何かしらの技術的なブレイクスルーを出しているんですよ。
なんですけど、今回はそこではなくて、カルチャー面でいろいろ課題が出てきたと思っていまして、今回のこの炎上に関しては。
で、これがどのタイミングから実際起きたのかと言いますと、シーコンバレーの中でいろんな会社にとってのターニングポイントだったと思うんですけど、2016年の選挙後だと思うんですよ。
トランプ政権になってから。
はい。で、その直後にある社内ミーティングの、たぶん社内の全体会だと思うんですけど、リークされたんですけど、その動画が。
そこで、Google創業者のセルゲイブリンさん、Google CEOのスンダップチャイさん、それ以外にGoogleのCFOとか弁護士担当者とか、あと複数人の経営メンバーが、この選挙を振り返ってめちゃくちゃ悲しいトーンで話してたらしいんですよ。
15:03
明らかにトランプを支持してないっていう。
で、別にそれはそれでいいかもしれないんですけど、それをいわゆる会社に持っていくべきなのかっていう話がもちろんあって。
特に、いろんな情報の整理をしているGoogleにとっては、バイアスがあるんじゃないかってすごい共和党派の人たちから言われてるので、そもそも。
なんで、それを見るとよりそう思ってしまうじゃないですか。
逆になんていうか、シリコンバレーンのテック企業はもうリベラルで、トランプに反対してるっていうイメージがあったので、もうしょうがないよねっていう時間なのかなと思ったんですけど。
でも、そのイメージはめちゃくちゃ正しくて。ただ、シリコンバレーンの人たちは、いつも会社にはそれを持っていってませんと。その感情とかその考えは。
いわゆるフラットでちゃんとやってますよっていうのをもちろんですけど、言ってるわけです。
そのプロダクトにはその思想は反映してません。
でも、これを見ると反映してるように見えてしまうっていう。
なので、共和党、特に共和党の人たちに関しては、すでにバイアスがあるって感じてたのが、これを見て証明されたみたいなふうに見えてしまったんですよね。
これっていうのは、悲しんでたっていう話ですか?
悲しんでたっていうところですね。そういう考えを持っていれば、もともとと今後よりバイアスかかってしまうんじゃないかっていう。
別にそれが実態としてどうなってるか誰もわかんないと思うんですけど、それがリークされた後にGoogleがわざわざプレスリリースを出したんですよ。
Googleはそういうことをやってませんと。
反映してないです。
反映してないですと。個人でそういう表現をするのは自由なんですけど、それがちゃんと会社レベルにはちゃんとフラットでやってますと。
なので、それぐらいレピテーション的なダメージになるって多分Google側が感じてたっていうものなんですけど、
おそらくなんですけど、Googleの中でこのDIとかそっちは一旦置いてですけど、そういう課題がすごいあるんじゃないかっていう人も多いので、それはそれである可能性はあると思うんですけど、
単純に新しいプロダクトを出すときに反対意見を述べにくくなってたり、これは会社がどんどん大きくなるとそうなってしまう傾向はあるので。
なので、そういう事態が起きているんじゃないかと。
元々のGoogleのカルチャーってすごいオープンだったはずなので、よく聞いてる話だと、週次で創業者のラリーペイジさんとセルゲイブリンさんがオープンなQAセッション。
18:13
その従業員とのQAセッションをやって、従業員からいろんな質問を受けて、
別に彼らの回答が毎回すごい良かったっていう話ではないと思うんですけど、
ただ、ちゃんと話してることは情報のクオリティが高くて、いわゆるちゃんと可視化してた。
なので、情報共有をかなり真剣にプライオリティとして置いてた会社だったと思うんですけど、
2017年あたりから、それがこの16年のトランプの選挙から、たぶん徐々に変わり始めていて、
あるGoogleのエンジニアが2017年にある社内メモを出したんですけど、
それがGoogleの採用プラクティスに関してちょっと懸念を感じてたっていうメモだったんですよね。
彼の話だと、ダイバーシティ面のところにフォーカスしすぎてたみたいな話をしてたわけなんですけど、
別にそれを問うこと自体は悪くないと思うんですよ。
それは人種のダイバーシティとか、そういう男女とかの話ですよね。
それを気にしすぎなんじゃないかっていう。
それがすごい批判してたわけではなくて、こういうことが起きてる可能性があるんじゃないですかっていうのを尋ねてたんですよね。
その社内メモで。
こういうことっていうのは気にしすぎ。
気にしすぎた採用記事になってしまってるんじゃないかと。
それが起きてたか起きてないかは置いてなんですけど、それは僕もGoogleにいないのでわからないんですけど、
普通だとGoogleの今までのオープンなカルチャーですと、それに対して話しましょうと。
実体どうなっていて。
こういうことになってるから、もしかしたらバイアスかかってます。
もしかしたらバイアスかかってないですっていう話し合いができたと思うんですけど、
そのままGoogle経営者をその人をクビにしたんですよ。
それはリークしたから。
リークしたのかわからないんですけど、その人が。
ただ、社内メモが理由でっていう話かどうかわからないですけど、一応クビにされましたと、その人。
さっき話してた就事の従業員からのQAを受けるセッションもいまだにあるんですけど、
ただ、今の審議のすんだぴちゃいさんに関しては、その場での質問の受け取りを拒否してるんですよ。
21:01
なので、事前に質問を受けて、そこから選ぶっていう。
一回持ち帰りさせていただくっていう。
事前に受けてるので。
数が多いんでって。
なので、これは一見、理屈は若干合うんですけど、質問の数が多かったり。
場合によっては、それがネガティブな方向性に働くようにも見えてしまうので、そこに関しては一つ課題としてあるんじゃないかと。
もう一つカルチャー面での課題でいきますと、
そもそもGoogleのプロダクト開発の文化っていうのって、ちょっと他の会社と違っていて、
彼らよくそのエクスターナライゼーションっていう言葉を使うんですよ。
プロダクト開発してる時に。
これって多分、翻訳すると多分外面化っていう言葉なんですけど、
外面化。
これ何を示してるかというと、
彼らが新しいプロダクトを作る時って、プロダクトファーストとか顧客ファーストの考え方ではなく、
まず、ブレイクスルーな技術を社内で作るんですよ。
で、それをどう外部に出せるかっていうのを考えるんですよ。
ユーザーに届けるか。
どうアウトプットするかみたいな。
考えてみると、Googleの初期プロダクトって、いわゆる研究論文から始まってるので、
その文化に近しいものなのかなっていうのを思ったんですけど、
これ自体も、もしかしたら今回のジェミナイとかのところにもつながってる可能性があったり、
さっき話してた、若干物事が言いづらくなっているとかいう話は、
事例はGoogleの元従業員からいろいろ出てくるので、
そのうちの一つがDavid Liebさんっていう方から来てるんですけど、
彼はBump Technologiesっていう会社の元創業者で、
それはデバイス間でのワイヤレスでデータを共有できるような、
いわゆるBumpしてそれが共有できるような。
iPhone初期に一番話題だったアプリですね。
そうですね。
これつけるとアドレス交換できるみたいなやつ。
そこはGoogleに買収されたじゃないですか。
2013年に買収されたんですけど、
DavidさんはGoogleにジョインして、
彼はほぼGoogle Photosを立ち上げたんですよね。
Google内で。
彼が2022年にGoogle Photoのチームを離れて、
24:01
YCに、Yコンビネーターにジョインする予定だったので、
その時に当然ながらGoogle Photoのチームにメールを書くんですよね。
これから退任しますと。
一緒にいてよかったですっていう話をメールで書いてたんですけど、
そのメールを出す前に、まずGoogleのチームがレビューしないといけないですと。
メールを。
なんか変なこと書いてないかと。
これは一応Davidさん、Iwakの話なので、
実態として僕は、彼が元々書いたドラフトと最終的に出たメールを見てないので、
彼の言葉を信じると半分ぐらいの言葉が変えられたと。
それなんかインタビューで話してたんですか?
インタビューで話してました。
そう言っちゃいますよね、正直。
メディアで絶対言うのに、そんなにしちゃうんだっていうのは。
彼の退任メールの時の一番最後に、チームにどんどんイノベーションして、
どんどん新しいものを作って出してくださいねっていうので終わらせたんですけど、
その部分が全部なくなってたって言ってました。
そんなに悪いことは言ってない気がしますけどね。
彼の言葉で言うと悪くないように聞こえるんですけど、
もしかしたらGoogle側がそれに対して問題を抱えてたかもしれないですし、
わかんないです、単純にそういうオーバーリアクションをしてたのかもしれないですけど、
でもそういう文化に今Googleがなっちゃっているっていうところは、
一つの大きな課題だと思ってます。
で、これを直すにはおそらくなんですけど、
ボトムアップから直せないと思うんですよ、ここに関しては。
ここ多分トップダウンから変えないといけなくて、
なぜかというとカルチャーってトップダウンでしか変えられないと思うので、
なので、これも過去のオフトピックデイリーメモでも一回言ったことあるんですけど、
CEO交代をするべきなんじゃないかと。
いつからサンダーアピチャイさんでしたっけ?
サンダーさん多分2014年ぐらいじゃないですかね。
じゃあ本当にトランプ政権になる前後あたりからぐらいかもしれない。
2015年ですね。
2015年の8月から彼はCEOになっていて、
彼は、これもデイリーメモでも言ったことあるんですけど、
平和時の多分理想的なCEOだと思うんですよ。
なるほど。
27:00
今は戦争のタイミングなんですよ、Googleは。
攻めもしなければいけない。
もうアグレッシブに戦いに、もう叩きにいかないといけないので、相手を。
そこに果たしてスンダーさん向いてるのかっていう議論はするべきだと思うんですよね。
そうすると、これは核の話でしかないので、
じゃあ次誰がいいですかっていうところですね、CEOとして。
誰がいいと思います?
誰なんですかね。
次のGoogle CEOとしての候補としてよく多分、
まず出てくる人と言いますと、
特にこのAI時代を乗り越えるっていう意味合いですと、
ディープマインド、Googleが買収したディープマインドの創業者のデミスハサビスさんがいいんじゃないかっていう話なんですけど、
彼自体は多分大企業のCEOになったことないのと、
AI周りはめちゃくちゃ知見持ってる人なんですけど、
どこまで他のビジネスをリードできるかっていうのは若干不明確かなっていうところですね。
ブレッドテイラーさんとかなってくれたらいい。
次にブレッドテイラーさん言おうと思った。
すごい、さすがです。
AIだし、声明が強いし。
やっぱりブレッドテイラーさん出てきますよね、こういう場で。
しかももっとGoogleなんですよ。
カムバックっていうのは熱いですよね。
ああ、戻ってきたっていう。
しかもOPIの会長だったので、AI周りも詳しいですし、
セリフソースの講師用も務めたことあるので、大企業の。
ただ、どこまで戦争時の人なのかっていうところは分からないです。
でも一応ファウンダーだったので、今はファウンダーなので、
ブレッドテイラーさんはこういうCEO候補の名前が出ると大体出てくる名前なのかなって思っちゃうんですけど。
ワークベニューも割と戦争時タイプかなと思うので、
そこの下で働いてたっていう意味だと、
確かに。
そのイズムは持ってるのかなと思う。
確かに、受けてるかもしれないですよね。
確かに。
それ以外でいきますと、
それこそOPIのCEO候補としても一回出た人ではあるんですけど、
ナット・フリードマンさん。
GitHubの創業者。
今、AIファンドをやってる人なので、
明らかにこの領域に関してはめちゃくちゃ知見持っていますと。
GitHubもスケールさせた人なので、ある程度そこの知見を持っているんですけど、
ただやっぱり大企業のCEOとしては勤めたことないところありますと。
残り2人、個人的によりこの戦争時にフィットする人たちかなと思うのが、
1人目がニケシ・アローラさん。
30:00
インド人ですし、インド人CEOが多いので。
優秀な方多いですね。
パラワールド・ネットワークスのCEO。
彼は結構アグレッシブで有名な人なので、
戦争時に結構フィットしているのと、
あとは元Googleのチーフビジネスオフィサーなんですよ。
それは心強いですね。
というところは1人大きいのかなというところと、
あともう1人、最近CEOとして辞めて引退した人なんですけど、
スノーフレークのCEO、元CEOのフランク・スルートマンさん。
彼に関してはめちゃくちゃアグレッシブな人ですし、
Googleの社内問題を一瞬で解決できそうだなっていうのは、
いろんなリセットできそうだなっていうところは思ったので、
彼は良い候補者かなと思いましたね。
難しいですね、それ確かに。
でもGoogleのISMを知っている人の方が確かに良そうですね。
だと思いますね。
チーフビジネスオフィサーとか。
そこの社内政治を知らないと結構辛いと思うんですよね。
特にあれだけ大きな会社ですと。
そういう候補者がいる中で、
でもGoogleに関してはすでに若干組織編成を起こしているんですよね。
検索領域に関しては。
もともとコアな検索体験のところをリードしてた、
リズ・リードさんっていう方が検索部隊の全責任者となったんですけど、
彼女は過去2、3年間、
AI検索周りとかマルチサーチのところのトップだったんですよ。
なんで明らかにGoogleもその検索エンジンのトップを
よりAIフォーカスの人に変えているっていうところはありますね。
社長が変わりそうなのは何かありそうですか?
いろんな人が言ってはいるんですけど、
ここは結局、ラリー・ペイジさんとセルゲイ・ブリーンさんが動かないといけないっていうところなんですよね。
セルゲイ・ブリーンさんに関しては、いろいろ感じている部分はあると思うんですけど、
正直全く見えないですね。今のところは。
クビにするかどうかっていうところは。
議決権は彼ら2人が持ってるっていうところですね。
なるほど。
よくこの次のCEOは誰になるかっていう話の中で、
セルゲイさんとかラリーさんが戻ってくるんじゃないかっていう人もいるんですけど、
特にセルゲイさんとか最近よくGoogleキャンパスにもいますし、
一緒に行動しているので、
33:01
おそらくないと思います。さすがに。
あの2人が戻ってくるのって、
ラリー・ペイジさんはそもそもほぼGoogleにいないので、
セルゲイさんはいるんですけど、
それだけのエネルギーを持ってるかっていうのが1つあると思うんですよ。
めちゃくちゃ大変な仕事じゃないですか、そもそも。
あれを運営するのに。
そうですね。
そこをセルゲイさんとしてやりたいのかっていうところあると思うんですよね。
もしかしたらGoogleのレガシーを守るためにやる可能性はなくはないと思うんですけど、
おそらく誰かに委ねるかなっていうふうに思いますね。
カルチャー的な問題の話は1つあるんですけど、
あと2つ大きな課題があると思ってて、
これはもう少し根本的にはプロダクトの問題だと思うんですよ。
この10ブルーリンクモデル、10個のURLを検索結果で表示するモデルが、
いかにAI検索エンジンにフィットしないかっていう話なんですよ。
なるほど。
1つはコンテンツモデレーション周りの問題があって、
2つ目はビジネスモデルの問題があると思ってます。
まずコンテンツモデレーションの話からいきますと、
今の普通のGoogle検索エンジンですと、
Googleとしてはアルゴリズムが裏側にあって、
検索クエリに合わせてページをランキングするわけじゃないですか。
なので割とヌートラルな立ち位置なんですよね。
逆にこの10ブルーリンクモデルをやってるからこそ、
ヌートラルなポジションを取れるんですよ。
例えばFacebookとかTwitterと比べると。
なぜかというとGoogleって基本的にオープンインターネットを
いろいろクローラーを通していろんなページをインデックスして、
多少のアルゴリズムでバイアスがかかりますけど、
それをひたすら表示するだけなんですよ、人の検索に対して。
なのでユーザーがやりたければ、
ユーザーが自分が好きなトピックについて検索できるわけじゃないですか。
なので自分が例えば真実じゃないこととか間違ったこととか、
そういうことも検索できるわけじゃないですか。
それに対して誰かが記事とか書いていればそれが表示されるわけじゃないですか。
それに対してこういう記事は出ませんとか、
そういうのってやらないじゃないですか、基本的には。
もちろん多少なり違法サイトとかやってますけど、
でも基本的にユーザーの検索をベースにものを表示するので、
36:02
バイアスってかかりにくいんですよね。
で、これが結構大きく変わると思っていて、
複数の回答を出すことによってGoogleが責任逃れられるんですよ。
確かに。ジミナイもそうですけど、これって言ったら間違ってた。
そうなんですよ。まさにそうなんですよ。
1個の回答を出すのと10個の回答を出すのって違うじゃないですか。
こういう考えはこういう考えはこういう考えはありますよっていうのを
10個のテンブルリンクモデルだとできるのに、それができなくなるんですよ。
なので、すごい面白いのが、
インターネットとか元々のGoogle検索エンジンって
印刷機のような効果があったんですよ。
いわゆる誰でも自分の考えとかいろんな人の考えが
世界中にばらまけるようになったんですよね。
サプライ側が無限に増えたんですよ。
そこにアクセスできるのもどんどん増えたんですよね。
AI検索エンジンに関しては逆だと思うんですよ。
アンチ印刷機みたいなものになっていて、
サプライ側は実は無限にあるんですけど、でも回答が1つしかないので、
無限にあるように見えないっていう、エンドユーザーにとっては。
なるほど。
でも、草野さんの間に1つの回答を見ると、
人によってはすごいって言って、人によってはコラって言うじゃないですか。
コラ。かわいいですね。
コラって、もっと怒ってると思うんですよ。
確かに。
でも、最終的にはそのリンク踏んだの、
あなたの責任ですよねっていうことですよね。
別にこちらは表示しただけであって、
あなたが選んでその情報を取りに行ってるだけですよねっていうことですよね。
でも、今だと、AI検索エンジンですと、
ジェミネですと、Googleの意見のように見えるので、
そこが多分1つ根本として、
誰でも満足させられない。
Google検索エンジンの1つの良さは、
全世界の人たちが対象となり得たっていうところなんですけど、
ジェミナイのモデルによってはできない可能性があると。
特にああいう今回の炎上みたいなことが起きると、
余計そう見えますよね。
スタンスの取り方変えたら治るって話じゃないですよね。
私たちはツールだけ提供してるだけで、
カスタマイズをどんどんしていきますけど、
それはあなたが入れた情報を元にやってるので、
別に私たちはツールですっていう。
39:00
でもやり方あると思っていて、
後半どうパーソナライズできるのかっていう話をしていくんですけど、
そこが結構重要なポイントになっていると思っていて、
今はそれができないので、
今は基本的に1つの回答しか出せないので、
人に合わせた答えっていうのがなかなかできないっていうのが1つの課題かなっていうところですね。
もう1つの課題がビジネスモデルですね。
Googleって基本的に今1日100億クエリぐらい処理してるんですけど、
これが年4パーぐらい伸びてるんですよね。
ただ、これがこのAI検索エンジンが出てくることによって、
チャットGPTとかそういうものですよね。
どれくらいリプレイされるのか。
なので、このクエリが年々成長してますけど、成長しないタイミングが来るんじゃないかと。
投資ファンドのアルティメーターとかは、
Googleのクエリ数が下がるんじゃないかっていうふうに予想してたり。
下がらなくてもエコノミックスは変わりますと。
そもそも、10ブルーリンクモデルの1個の検索において、
10個のリンクを表示しますと。
そのコストって1クエリあたり3分の1セントぐらいなんですよ。
0.5円ぐらいなんですよ。
日本円で計算すると。
それと比べると、これ今現在でこれからコストはどんどん下がると思うんですけど、
ただ今現在のGeminiとかAI検索モデルの回答、
例えば750トークン分ぐらいの回答をするのに、
大体10倍ぐらいのコストかかるんですよ。
1クエリあたり4セント、なので6円ぐらいですよね。
なので、10倍のコストかかるんですよ、そもそも。
なので、まずコストが上がりますと。
さらに、こういう1個の回答で出てくると、そもそもリンク踏まなくなるじゃないですか、ユーザーが。
そうすると、そこにいくら広告表示したとしても、そもそもクリックしてませんとユーザーが。
そうすると売上がそもそも落ちますよねと。
やらない方がいいですね、それは。
長期的に見るとリスクあるし、コストかかるし、既存の商品なんか良くなくなるから、やらない方が良さそう。
でもやらないといけない。
長期的にはそうですね、確かに。
結局このモデルに変えてると、Googleに関しては、マーケットシェアを失うかどうかの問題はもちろんあるんですけど、
42:07
同時にマージンはほぼ確実的に落ちますと。
Googleのビジネスモデルって世界一のビジネスモデルだったので、そこが落ちるのはおかしくないと思うんですけど、
ようやく落ち始めるっていう段階に来ていますと。
唯一今現在の短期的なベネフィットでいきますと、Googleが多分マーケットシェアを失う、いわゆるクエリ数が下がるっていうところに関しては、
多分下がるものに関しては、情報ベースの検索が多くなるのかなと思っていて、
いわゆるWikipediaで探すようなものですね。
それに関しては広告ってそもそも表示してなかったりするので、
その場合ですと売上にそこまで一旦はインパクトをしないというところではあるんですけど、今後ですよね。
気にしないといけない部分は。
へー、どうなるんですかそれは。
場合によってはGoogleとしてはより取引モデルとして変えないといけないのかなっていうところで、
いわゆるアフィリエイト的な感じとかですよね。
でもそうした場合、かなりビジネスモデル変わるので、
マージンは多分だいぶ落ちるんですよね。
今のGoogleのビジネスモデルって基本的に完全にオークションなので、
ユーザーがめちゃくちゃ集まる場所を提供しましたと。
そこで自分の広告を表示したいためにいろんな広告主が集まって、
お互い戦わないといけないんですよね。
そういう場を提供してるだけなんですよ、Googleって。
渋谷スペースカフェで一番最初に出てくるやつみたいな。
そこでお金を出せば出すほど広告表示される可能性が上がったりとか、
必ずしもそうではないですけど、
基本的な理論としてはそうなので。
そうすると基本的に広告主側が求めてることっていうのは、
マーケティングのリード獲得でGoogle使ったりするので、
それと実際取引を成立するためのリンクを踏むっていうところだと、
だいぶ払える額が変わってくるんですよ。
普通のリード獲得であればよりお金払ったり、
よりそこでマージン取れたりするんですけど、
取引型ですと、そこで50%とか取れないじゃないですか。
そうですね。
多分5%とか10%とかしか取れないようになってしまうので、
45:02
そこが多分根本的に変わってくる。
うーん。
なんでGoogleがそもそも今の99%のマーケットシェアを持っていて、
これだけの利益額を持っているのをキープできると思う方が若干おかしいのかなって思っていて。
すごいですね。詰めますね。
いや、別にこのままリードを保って最終的に勝ち抜く可能性はなくはないと思うんですけど。
上にいるのは当たり前じゃないぞと。
それを潰しにいくのがスタートアップの仕事でもあると思うんで。
そうですね。
もしかしたらこれがどんどん難しくなるかもしれないと。
さっき話してた一つの回答による課題っていうところは、
いろんなアグリゲーターが多分感じる課題になるのかなと思っていて。
AI、今現在の一つの回答をするモデルっていうのって、
どんどんスケールしたければ、どんどんフィットしなくなる。
プラットフォーム側がスケールしたくなったら。
いろんな意見を持つユーザーがどんどん入ってくるので、
それに対して一つの回答っていうのって多分どうしてもフィットしなくなるので、
そこをどう解決するかっていうのが多分今後一つ多くのプラットフォームの課題になってくると思いますし、
さらにコストもどんどん上がっていくので。
しかも回答を出すためのコストだけではなくて、コンピューティングコストだけではなくて、
前回も話したようにデータを獲得するためのコストも上がったりするので、
そこら辺もどうするのかっていうところが課題になってきますと。
これがポータルサイトが流行ってた時期ってあったじゃないですか。
ありますね。サイトのまとめサイトみたいな。
その時代から、より検索の時代になった時に、同じ議論が行われてたと思っていて、
YahooもただGoogleをコピーすればいいじゃんとかってあったんですけど、
そもそもビジネスモデルが違ったので、ポータルと検索に関しては。
なので、Yahooが一部Googleと同じことができなかった理由はそこにあったのかなっていうのは、
一部思うものの、同時に今とポータルから検索に移り変わった時の違いが一つあるとすると、
48:01
プロダクトに関しては正直今のところですけど、そこまで大きな違いがないのかなと思っているんですよ、今は。
他の検索サイトと。
他のAI検索エンジンと比べると。
でも、昔のYahooとGoogleを比べると、Googleは明らかにより良い体験を提供してたんですよ。
ページランクっていうアルゴリズムを活用して、それでGoogleのプロダクトは他のプロダクトより明らかに良くなっていて、
その同じような現象が、例えばPowerPlexityとかChatGPTで起きているかというと、そこまで起きていない気がするんですよね。
勝てるかもしれない、今なら。
わかんないですね、ここに関して。ビジネスモデル的に考えると、勝てない気がしていて、
ただ、プロダクトとしてはそこまで今は差がないっていうところは、前と違うところなので、なかなか読みづらいですよね。
UIもそんな変わらないですよね、他のサービスと。
そうなんですよね。ChatGPTとかPowerPlexityとかも試したことあるんですけど、毎回これは違うっていう考えにはそこまでならないので、
そこに関しては一つ前と違うポイントで、っていうのが一つあります。
あと、これも前回のエピソードでも少し話したと思うんですけど、
それこそ前のポータルから検索に変わったときとの違い、もう一つの違いでいきますと、
全体のインターネット上のトラフィックボリュームがネガティブにインパクトされるんじゃないかと、今回は。
前に関してはポータルサイトから検索っていうところに移ったときに、検索はよりウェブにアクセスしやすい方法でしかなかったので、
トラフィックにそこまで影響なくて、むしろトラフィック上がったんじゃないかって言えると思うんですよ。
より人が検索するようになって。
でも、そもそも一つの回答を出すエンジンに関して言うと、サイトをクリックしなくなる。
ので、全体のトラフィックが落ちるんじゃないかなって思っていて、別にそれが良いことか悪いことか正直分かんないですけど、
その現象は前とはちょっと違うことで、それによって、よりいろんなところの広告売上が下がっていく可能性はあるんじゃないかなっていうふうに思いますね。
今って例えば検索したときに、ようやくみたいなの出るじゃないですか、Googleだと。
サイト行かないで。
それって、リンク踏んだってことにはならないんですよね。
51:03
リンク踏んだっていうのはならないですね。
やっぱ見なくなっちゃいますよね。
そうですよね。
触ってるとありがたいなっていうのは思うので、見なくなっちゃいそうだな確かに。
そこに関しては、個人的には課題だと思うんですけど、誰か特定の会社の問題っていうよりも、メディアのサイトとかの課題にはなってくるかなっていうふうには思いますね。
なるほど。
あとはこのAI検索エンジンになると、トラフィック全体が落ちると広告売上も落ちるので、そうするとどのビジネスモデルが正しいのか。
そもそもエンドユーザーは、消費者は検索においてお金を出したいのかっていうのが一つ課題として出てくるかなと思うんですよね。
どうなんですか?
基本的に検索に対してお金を出したくないと思います、ユーザーは。
出した場合はやっぱサブスクモデルになるのかなっていうのを思ったり。
チャットGPTみたいな。
そうですね。とかパープレキシティとかのモデルだと思うんですけど。
これが一つすごい課題になってくるかなっていうふうに思っていて。
でもそうすると、そもそもメディアとかコンテンツクリエイターってどうやってお金儲けするんですかっていう話もなってくるので。
場合によってはこれって紙上の新聞業界がデジタルの業界、デジタルメディアを見たときの同じような感覚になる可能性があると思っていて。
結構SEOとか広告売上がどんどんなくなっていく可能性が高まるんじゃないかなっていうふうに思いますね。
ユーザー的には広告がなくなるのは体験的には良さそうな気がしますけど、
企業が運営できなくなるし、いい出し方があればいいんですけどね。
ここはでもすごい人によって考え方違うと思うんですけど、広告は僕も好きではないので分かるんですけど、
無料に使えるっていうのは一つすごいエンドユーザーにとってすごいベネフィットなので。
なので広告モデルをなくすと多分いろんなものをお金出さないといけないようになりますと。
消費者としてはそのトレードオフをどこまで理解してるのかっていうのがすごい大事なポイントになってくると思うので、
54:00
今まで無料だったGoogleが月15ドル払いたいのかっていう。
ネットフリックスをリプレイするまで使いたいのかっていう話になってきたりするわけなんですよね。
バンドルでAmazonプライム会員みたいな。
そうですよね。
結局写真のストレージ系も昔は全部無料だったじゃないですか。
ですけど、Amazonもそうですし、Googleもそうですし、だんだん有料にお金出さないといけなくなってきたんだなって。
結局他に代替するところもお金が必要そうだなっていう風になってきたら、
じゃあしょうがないかなっていう感じもするっちゃする気もしますね。
そうですよね。
でもGoogleに関しては、このビジネスモデルが崩れるとGoogle全部が崩れるんで。
クローン無料で出せなくなるかもしれないですよ。
あと一番多分大きなGmailですよね。
確かに。
そこらへんが、今までやっぱりGoogle検索エンジンっていうすごいマージンを出してくれる授業があったからこそ、いろんなものを無料で出せたっていう。
ありがとう、Googleって感じですね。
そうですね。ありがとうございますっていうところ。
ありがとうございます。
そこがいろんな意味で崩れる可能性が出てくるので、
なんでこのAI検索エンジンに関してはどういうビジネスモデルが正しいのかって、
多分すごい今いろんな会社が探りを入れていて。
スタートアップに関しては、特に今すごいVCから調達できるので、
Googleが例えば月15ドルで出したとしても、
月5ドルとか月1ドルとか、より低価格で出せる可能性はあって。
でもGoogleは市販期決算発表があるので、そこのプレッシャーを受けながら、
キャッシュはいっぱい持ってるものの、さすがにコアな検索エンジンの売り上げがどんどん下がっていくのを株主が見たらそれぞれで多分怒られるので。
持ってるものが大きすぎる。守るものが多すぎる。
そうなんですよね。
でもこれも全体の流れを見ると、歴史上の流れを見ると、利益が、マージンがどんどん上がる。
マージンが高いものは最終的に落ちるんだなっていうのは思いましたね。
いわゆるGoogleみたいな、例えばここ検索エンジンみたいなすごい利益があるビジネスモデルを作ったとすると、
それが競争環境がどんどん激しくなることによって、どんどん価格が下がったり、売り上げが落ちたりしてマージンが下がるような傾向になってるんだなっていう。
そういう流れっていうのが実はあるんだなと思っていて、Googleは今までのTACを使ってそれをここまで防げたことは防げたんですけど、
57:10
それがようやくマージンが下がり始めたんじゃないかなっていうところですね。
イノベーションはもう誰にも止められないですね。
そうですね。それがでもすごい良いことだと思うんで。
このAI検索エンジンの中ですと、PowerPlexityっていうサービスが多分よく出てくるサービスだと思うんですけど、
彼らのプロダクト自体が結構すごい思想を持っているプロダクトの出し方をしていて、
彼らのコアとしてあるのが、彼らは検索エンジンではないですと。回答エンジンですと。
一つの答えしか出せないっていう制限があることをしっかり理解している人たちで、
それを補うためにいろんな考えとかをプロダクトに入れていて、
例えばTemplarinkモデルの今までのGoogle検索ですと、一つの大きな課題は検索クエリ自体ですと。
AI検索エンジンの世界だとそれはプロンプトっていう形になるんですけど、
人間って基本的に質問するのが下手ですと。
これってインタビュアーとかいいポッドキャスターが少ない理由ってそういうことにあると思うんですけど、
われわれがインタビューしない、少なくとも僕がインタビューしない理由はそこにあると思うんですけど、
質問が下手だからっていうところだと思うんですけど。
下手っていうのはどういうことですか?
いい聞き方ができないとか、結局求めてるものをいかにちゃんと文章で書けるかどうかっていう。
よくプロンプトエンジニアっているじゃないですか。
よりいい画像を作るためによりこういうディテールを入れるべきとか。
でも普通にウサギって入れると、ただランダムなウサギが出てくるんですけど、
こういう状況でこういうことをやってて、こういう画風なウサギを出してくださいっていうと、
ちゃんとそういうふうに出てくるじゃないですか。
でもほとんどの人はそこをどう作るべきかってわかんないので。
でもそれは得意だと思いますよね、宮崎さん。
それは検索でのあれはあるんですけど、
普通のインタビューしてる時とかレックスフリードマンとか見てると、
ああいう感じには今はなれないなっていうのは思ったりするので。
そこの引き出し方、求めてる回答の引き出し方っていうのが結構スキルが必要なものなので、
1:00:07
それ自体をAIが支援できるんじゃないかと。
そういうところで彼らがよく検索にもあるじゃないですか、プラスマイナスのサインを入れるとか、
サイトって入れると、そのサイトの中を全部検索してくれたりとかしてくれると思うんですけど、
このパブリクシティがやっているのが、検索クエリを見て、
それをまずAIに問いかけるんですよ。
これってどういう質問をしようとしてますかっていう。
それに合わせてAIがクエリを変えるんですよ、裏方で。
よりディテールが出るような。
それに応じて回答を出すっていう。
そこの思想自体はすごい面白いと思うので、そこは一つかなと思うんですけど、
もう一つ面白いなと思うのが、
彼らっていろんなリンクを表示するんですよね、ソース元のリンクを。
そこに対してエンドユーザーが、10%ぐらいのエンドユーザーがクリックしてくれるらしいんですよ、URLを。
これって一つ、検索エンジン業界のグラデーションの見え方があるかなと思っていて、
ユーザーが何パーセントのリンクをクリックするのかっていう。
チャットGPTとかですと、たぶんゼロに近しいと思うんですよ。
最近ですとURLとか出し始めたりとかいろいろしてるんですけど、基本的にはそれで満足するっていう。
で、Googleに関しては、たぶん8割とか9割ぐらいユーザーがリンクをクリックするんですよね。
それ目的でやってたので。
で、そこの、今パワープレキシティは10%ですけど、これが50%であるべきなのか、20%であるべきなのか、60%であるべきなのかっていう議論がたぶん行われると思うんですよ、これから。
それに応じてのUIの設計の仕方っていうのがあると思っていて。
この10ブルーリンクモデルっていうのは、もしかしたら間違ってるかもしれないんですけど、なんかよりもうちょっとミックス型のものが出てきたりとか。
どういうふうにユーザーにもっとリンクをクリックさせられるのか。
もしかさせないほうがいいのかっていう、それも回答ベースで全部変えたりとか。
そのAI対話の中でリンクどれぐらい出すかってことですよね。
1:03:00
そうですね。
でもなんかこのリンクの一つの大きなところっていうのは、まず責任を逃れられるっていうところもあるんですけど。
もう一つは、そこに広告がつくので売り上げにもつながるっていうところではありますと。
そこのバランスを今後のAI検索エンジンのサービスがどう考えるのかっていうのが一つ大きなところがあると思いますと。
パープエクシティに関しては、GoogleのGeminiとかと違って、結構初めてのAI検索エンジンみたいなものなので、期待値コントローラができるんですよね。
でもGoogleって期待値コントローラができないんですよ。
もうGoogleっていう期待値があるので、絶対正しいだろっていう考え方になっちゃうので。
なのでそれが、たまに間違ってますよっていうのってパープエクシティが言えるんですよね。
それを知った上でユーザーが検索してくれたりするので、それも大きくGoogleにとってはデメリットになっていて。
逆にGeminiとかに関しては、過去事例があったので、OpenAIとかChatGPTとか出してたりして、一回あそこも炎上してたりするじゃないですか。
でもああいう炎上が起きたからこそ、Geminiに関しては、あれをもう一回やるんですかっていう。
2回目の失敗が許されないので。
そんなに厳しいんですか?社会の上。
絶対許されないというわけではないんですけど、より批判が大きいところですね。
スタートアップの今回このAI検索エンジンの領域ですと、より早く出してたパープレクシティの方が、
あとより小さいパープレクシティとか既存サービスがないスタートアップに関しては、
その期待値設定をいじるのが一つ重要なポイントだと思っていますし、
失敗率をあえて言うとか、あえて失敗するかもしれないですよって明確に言うっていうのが、
もしかしたら一つの大きなアドバンテージになるかもしれないですと。
一緒に育てていくっていう。
そうですね。
アラを探す人を増やさないっていう。ミスを見つけてくれるっていう人ですね。
そうですね。そっちに変えるっていう感じですよね。
パープレクシティももちろん課題はいろいろ抱えてるサービスでもあるので、
もちろんディストリビューションの課題とかそういうのはあるんですけど、
それ以前にプロダクト自体も一部GoogleとかBingの検索エンジンのデータ使ってるんですよ。
1:06:04
具体的に何を使ってるかというと、これはCEOがメンションしたことあるんですけど、
GoogleとBingのランキングの表示基準。
なので、1に出てくるものとか見たりとか。
これは100番目のリンクで出ていて、これは1番目とかこれは5番目で出てるっていうのを見て、
それに応じて、おそらく信頼度を把握してるんですよね。
なるほど。
だからこそパープレクシティって、レディットとかで若干指摘されてたポイントなんですけど、
たまにGoogleの検索結果と全く同じように見えるんですよ。
それは確かにどうなんだろう。
そうですよね。そういう課題は彼らとしてもいろんなデータを取得しないといけない中で、
Googleって基盤データとしてすごい重要だったりするので、
そこをGoogleがどんどんシェア失われると、パープレクシティ側がどうやってそれを補うのかっていう課題が出てきたりとかするわけだと思うんですけど、
そこら辺はすごい面白い議論だなって思うんですけど、
最終的により多くの会社はこのAI検索エンジンに入り込む中で、
草野さんももうちょっと前半で言ってましたけど、
どうやってパーソナライズされたAI検索エンジンを出せるのかっていう課題が出てきますと。
残念ながら、これを一番今現在実現できそうなところはMetaとGoogleで、
やっぱりどうしてもオートになってしまうんですけど、
でもこれって彼らの規模感っていうよりも、彼らのビジネスモデルに関わっているものだと思っていて、
そもそもMetaとGoogleに関しては、ユーザーをすごい理解するっていうビジネスモデルなんですよ。
ユーザーを理解すると、それに合わせた広告を出せるっていう。
だからこそパーソナライズに一番データを持っているのが彼らで。
Googleなんかもう何を欲してるかもみんな検索してるから、
すべては知ってません。
より意図的な検索をするじゃないですか、皆さんGoogleでは。
なんでやっぱりそこを理解してますし、Googleとしてはよりパーソナリズムする手法を、
もうすでにその取り組みを始めていて、それがプライバシーサンドボックスっていう取り組みなんですけど、
これがクッキーをGoogle Chromeがなくすので、それによって多くの広告主は大変な状況になるんですけど、
それのリプレイスとしてこのプライバシーサンドボックスっていうのが、
今年中にChromeに取り組まれるんですけど、
何かというと、ブラウザーごとで自分のChromeでどういうトピックとかどういうサイトに興味があるのかっていうのを
1:09:08
ブラウザー上で保存してくれると。
ユーザー単位でやるのではなくて、ブラウザーがなんとなくふわっとしたこういうトピックとか好きですよと。
なんで、よりトラッキングされてないような感じになるんですけど、
でもそうするとChromeがそれを情報を全部抱えるようになるので、
完全にGoogleがそれをベースによりパーソナリズムされたAI検索結果を出せるんじゃないかと。
クローム、どういう機能になるんですか?
例えばですけど、いろんな特定のショッピングサイトとかに行くと、
この人はライフスタイル系の商品が好きなんだっていうのが、
ふわっとしてブラウザーに保存されるっていう。
元々だとこの人がこのサイトに行ったっていうのが広告主側がトラッキングできるようになるんですけど、
それができなくなるっていう。
広告主としては、Chromeブラウザーのある情報、
こういうライフスタイル系のものを欲してるユーザーをターゲットしてくださいっていうのを言えたりとかするようになるんですけど、
これを、でもChromeがその情報をキープするので、
しかもGoogleだとユーザー単位でそれを持てるので、
そうすると、その情報をベースにユーザーに対して、
こういう検索結果を出そうとか、そういうのができるようになると思うんですよ。
なんで、今までは一つの回答しか出せなかったものを、場合によってはもう少しパーソナリズされた回答ができると。
なるほど。
で、ここの一つの大きな課題としてあるのが、よりフィルターバブルが起きやすくなると。
なんで、そこに関してはどう思うかっていうのはあるんですけど、
ただ、個人的にはGoogleがそのフィルターバブルを選ぶよりも、
ユーザーが自らの判断でフィルターバブルを選んだ方がいいと思うんですよね。
言い方。
まあ、そうですね。
そこは難しい判断だと思うんですけど、よりネウトラルなポジションを取るっていう意味はですね。
なんで、そういうことができればGoogleとしても、もしかしたらもう少しいい商品を作れる。
いわゆる、よりどういうふうな回答をするべきかっていう議論ではなくて、
とりあえずいい商品を作れる、いいツールを作るっていうところに持っていけるのかなとは思うんですけど。
1:12:08
難しいのが、どこまでAI検索エンジンをワークさせるために、
本当にパーソナライズされたものをワークさせるための、どこまでのデータ量が必要なのか。
っていうところで、パープレキシティのCOとしては、
ユーザーに関するコンテキストを入れすぎると良くないっていう発言をしてるんですけど、
個人的には、あったほうがいいと思っているので、
そこのプライオリティをどう置くかっていう問題だと思うんですけど。
あったほうがいいっていうのは、どういうイメージですか。
まあ、そのユーザーの情報ですよね。
何検索して、興味あるか。
そうですね、何興味あるか。
ある程度知ってたほうがいいんじゃないかって。
パープレキシティのCOもある程度あったほうがいいっていうのを同意してるんですけど、
ただ、ありすぎるのは良くないっていうのを彼は言っていて。
宮崎さん的にはどう思いますか。
ありすぎても別に問題ないと思っていて、
そこのそれこそ何をプライオリティ化するかっていう話になってくる。
その個人の興味のおいてってことですか。
そうですね。
あとこういうことを検索すると何をよりプライオリティに置いているのか、この人はと。
どういう意図でこういうのを検索しているのかっていうのを多分より探らないといけなくなるんですけど、
結果的にそこってより多くのその人のコンテキストを理解しないといけないと思っていて、
そうするとそこをどんどんデータをAIモデルが集めて、しかも自らアップデートしないといけないんですよね。
それって今ってなかなかできないので、それは後々多分技術的にできるようになると思うんですけど。
最終的にはこのAI検索エンジンに関しては、これは前のエピソードと全く同じ一部結論になるんですけど、
このOSレイヤーとハードウェアレイヤーに一番課題があるんじゃないかと。
やっぱりデータ収集が足りてないっていうところがあると思っていて。
だからこそ今Appleが、このエピソードが出た時点でどうなってるかわかんないですけど、
今AIモデルとか社内で開発している中で、ただ次のiOS18のアップデートの中では、
自社のAIを使わずに他社のAIを使う。
なんでGoogle GeminiとかOpenAIのGPT-4なのか5なのかわかんないですけど、
あとアンソロピークのクラウドとかと話しているっていう記事が出てるんですけど、
AppleですとiPhoneのいわゆるAppleデバイスで10億デバイスぐらい多分世の中にあるので、
1:15:05
そこを一気にリーチできるっていうのは、
AI検索モデルからするとめちゃくちゃ大きいので、
そういう意味だとGoogleってすごい強いポジションにいるところでもあるかなと思いますね。
すでにAppleにまあまあなお金を出しているわけなので。
一番強いのではAppleですか?
いや、Appleは今のところは自社で作れてないので。
でも情報とかデータを持っている量は?
圧倒的に多いですよね。
できそう。やらないのかな。
ここも結局プライバシーをどこまで押すのかっていうところも出てくると思うんですけど、
GoogleとしてはAndroidを持っているので、AndroidとApple両方のAI検索エンジンになれると、
それはめちゃくちゃ大きいと思います。
確かに。
そこが1個の大きなチャンスなんですけど、
このAI検索エンジンって結局すごいパーソナルアシスタントみたいな感覚になると思っているので、
僕自身は別にアシスタントはいないんですけど、
いろんな知り合いがアシスタントを持ってたりするんですけど、
アシスタントのすごいところって、
自分の好みをめちゃくちゃ理解してくれているので、
自分の状況を理解してくれているので、
例えばですけど、
ある知り合いが奥さんのためにプレゼントを買いたいですと、
ただ時間がなくてアシスタントにお願いしたんですよね。
でもアシスタントは奥さんの好みも全部理解しているので、
なんとなくこれがいいんじゃないかっていうのをお勧めできるみたいな。
でもそれって普通の何も知らないAI検索エンジンに聞くと、
一般的な回答しか出してくれないじゃないですか。
そこが多分よりパーソナリシスタントされるっていうことは、
そういうところが変わってくるのかなっていうふうに思います。
そういう形でこのAI検索エンジンっていうのが、
どんどんパーソナリシスタント的なふうに変わってくるっていうのが、
一つ期待しているポイントと、
あともう一つはそもそもこのテンブルリンクモデル自体が、
違うインターフェースとかになってくると、
どんどん面白くなってくるのかなと思うので、
それこそ前回も話したブラウザーのアークとかに関しては、
そこから検索ページを飛ばして、
サイトに飛ばしてくれるようなUIとかを試したりしているんですよね。
例えばなんですけど、
Vision Proのレビューのフォルダを作ってくださいって聞くと、
1:18:04
フォルダを作ってくれて、そこに5つのページを、
5つのレビューの記事を出してくれますと。
そういう形で、場合によってはこのモデル自体をスキップできるUIとかも、
場合によっては考えてもいいのかなというふうに思ってます。
今日はここで、確かにちょっと長くなってきてるんで、
終わらせたいと思うんですけど、
全体的にGoogleの課題とか関しては、
結構大きいかなと思っていて、
Google検索って今たぶん1日平均で1人当たり3,4回してるんですよ。
なので結構なエコノミックスですし、結構な市場規模なので、
次世代の検索がどうあるべきかっていうところを狙いにいくのって、
めちゃくちゃ大きな問題だと思いますし、
めちゃくちゃ大きなビジネスチャンスになると思うんですよね。
ただやっぱりこの中でAIとかデータとかコンテキストっていうものが、
結構需要になってくると思うんですけど、
最後にシーム系AIの、こういうAI検索エンジンも含めてですけど、
サービスって正直今現在あまりほとんどうまくいってないんですよ、市場の中で。
検索以外だとどういうものも含めてですか?
画像生成サービスとかもそうかもしれないですし、
いわゆるチャットGPT以外にあまりうまくいってるサービスって少ないと思うんですよね。
リテンション率見るともう明らかにこれって明確になっていて、
だいたい半年後にはほとんどのユーザーがチャンしてるんですよ。
なぜかというと、やっぱり最初に出てきたときはすごい新しくて面白そうで、
みんな登録してくれるんですけど、そこからみんなが同じようなものを出してくれるんで、
面白くなくなるっていう、どんどん新しいものにいってしまうっていう。
今までのGoogleとかの検索においてで言うと、
自分でそれを選んだっていう満足度ってあるかなと思ってて、
言ってしまえばそれって今もレコメンドだし、
自分が選んだわけでは、まあ選んではいるんですけど、
選んでない部分も多いから一概には言えないんですけど、
自分が選んだわけでは、選んではいるんですけど、
選んでない部分も多いから一概には言えないんですけど、
なんかそれ出されて、なるほどなってなるより、
自分でこれ選んで、ふむふむって言ったほうが、
満足度は高そうな気がするっていうのは。
たしかに、特に自分がいいものを見つけたっていう感覚になりますもんね。
1:21:00
たしかにそれは、心理的な考えですと、
たしかにそれってすごい大きい変化かもしれないですよね。
もう一つ、C向けに関してあるのが、
今、二つ課題が大きくあると思っていて、
一つは技術的な問題で、これは解決されると思うんですよ。
それが、まず時間かかりすぎてますと。
AIが回答を出すのに。
なんで、これは別に、
AI検索エンジンに限らない話なんですけど、
基本的に、僕も草野さんもいろんなアプリとか、
いろんなサービス使っている中で、
もう、ミリ秒単位で何かページがロードするっていうのに
慣れてるじゃないですか。
それが数秒から、場合によっては数分、
何かが生成されるのを待つっていうのって、
多分、イライラするんですよ。
何か止まってるなと思ったら、
コマンドRレンダーみたいな。
リフレッシュ、リフレッシュみたいな。
違うタブに行こうみたいな。
アプリだと、もう一回閉じちゃうじゃないですか、多分。
だからこそ、多くのサービス、C向けサービスとか、
Uberとか、まさにCOが言ってたんですけど、
次の24ヶ月に関しては、
もうバックエンドしかAI生成技術を使わないと。
バックエンドをより良くするためのもので、
消費者向けのものに関しては遅すぎますと。
でも、これは最初に解決されると思いますと。
技術的な問題なので。
もう一つ、より大きな課題でいきますと、
さっき話したデータとかコンテキストが足りないっていうもので、
これはどうやって解決されるかというと、
今のAIサービスですと、ほとんど解決されないと思うんですよ。
なぜかというと、
今の普通のブラウザーの中の1タブとして存在しているだけでは、
多分解決されないんですよ。
もしくは、1スマホ内のアプリとして存在するだけだと足りないと思っていて、
なぜかというと、そのタブの中ではなくて、
ブラウザ全体が何が起きているかっていうのを理解しないといけなかったり、
1アプリ内の中ではなくて、
スマホ上で何が起きているかっていうのを全部知らないといけない。
そうなると、そのレベルの体験が欲しい場合は、
そもそも作っているものがサービスではないんですよ。
作っているものがOSにあるんですよ。
OSレベルのものを作って、その中のサービスを作るっていう。
そういう考えをすると、実はArcってすごい面白い考え方をしていて、
それを基盤としてサービスを作っているわけなので、
それはそれですごい正しいなと思うので、
1:24:03
場合によっては、次のAI検索エンジンを作る人たちっていうのは、
次のOSを作っている人たちっていうのは、
次のOSを作っている人たちなのかもしれない。
いいところですね。
より難しそうです。
より難しいと思います。
でも、どれぐらいの人がその精度の検索とか、
そのAIのツールを欲しているのかっていうのもちょっと気になりますね。
そうですね。
何だかんだ満足。逆に今までこの画期的に、
継続して使いたくなるようなものが出てきたら変わるのかもしれないんですけど、
何だろう、そんなに不便に、今ちょっと早いのかなって気もちょっとするっていうのは、
どうなんですかね。
でも、それってすごい正しいなと思うので、
Googleの検索エンジンが最初に出てきたほどの画期的な、
これすごいぞっていうのが、今のAI検索エンジンの市場にないので、
それが出てくると、
それが果たしてパーソナルなのか、
それが果たしてパーソナライズなのかっていうところも議論としてあるポイントだと思っていて、
そこの体験が今、そこまで存在してないっていうのが大きなポイントだと思いますね。
パーソナライズって結構好きですか、宮崎さん、あらゆるものにおいて。
いや、僕自体はそこまで好きではないです。
でも、一般的には好きだと思います。
それはどうしてそう思うんですか。
僕は仕事上、いろんな情報を見ないといけない立ち位置なので、
なので、パーソナリズされたものだけでは足りない気がするんですけど、
でも、すでにパーソナリズされているので、ある程度は。
そこまでのレベルですよね。
Twitterフィードレベルのパーソナリズなのか、TikTokレベルのパーソナリズなのか、
Googleの検索エンジンレベルのパーソナリズなのかっていうところも、
どのレベルが正しいのかっていうのもあると思いますね。
どのレベルによってどこまで体験が変わるのかっていうのも変わってくるはずなので。
シークレットモードってあるじゃないですか、あらゆるものに。
それってカスタマイズ性を高めに高めていくものと、
それを全くしないっていう2パターン用意するっていうのは賢いなと思って。
ブラウザでシークレットモードあるのは何となく分かるんですけど、
ゼロから見たいとかログインしないとか分かるんですけど、
Googleマップとかシークレットモードとかあったりとかして、
面白いなと思って。
全くそのデータ入れないというか、履歴も残らないしみたいな、
1:27:03
すごい真っ新な状態で検索する、検索というか情報を求めにいくみたいなのは、
選択肢の一つ、一番最初の選択肢としてあるっていうのは、
これからスタンダードになるのかなっていう気はちょっとしました。
そういう意味だと、複数のペルソナを作れるような感じにするべきなんですかね。
自分の中で。
例えば検索でも仕事モードの検索と、パーソナルとかバスケ用のやつとか、
例えば僕だと。
確かに確かに。
今だと一つに統合されてるわけじゃないですか。
でも真っ新にするっていうのは一部、今までのやつをちょっとそこを除外したいっていう話もあるので、
新しいものを作れる、いわゆる真っ新なものを出しますし、
自分のペルソナを作れるみたいなものとかもあってもいいかもしれないですよね。
既にそれは多分やってる人もいると思うんですけど。
Appleのお休みモードみたいな、ベッドタイムオーダーみたいな、あれもなんかホーム画面私書いてるんですけど、
そういうのはなんかいいですね。情報が遮断された感じがして、そういうことなのか。
それをAIが勝手にやってくれるっていう世界になるんですかね。
それはなんか便利かもしれない。
いわゆる選ばなくても、検索によってそれを全部、今の時間とか今の状況を考えると明らかに仕事してないと思うので、
よりもうちょっとパーソナルなものを出してくれるとか。
情報をより入れるんじゃなくて、情報を何を遮断するかっていうのかもしれないですね。
確かに確かに。
仕事中に自分が好きな面白いコンテ、お笑いのコンテンツみたいなのが出たら、
見たいってなるけど、それを出さないでほしいみたいな。
6時以降に表示してほしいみたいなのは、もしかしたら。
でもそこすごい面白いですよね。
場合によって売上的に考えると、それを見せた方がいいかもしれないですからね。
確かに。
AIがどっちを味方にするのかっていうところですね。
確かに。
例えばユーザーにいてほしいですよね。
スクリーンタイム、健康という意味で分けていきましょうって。
でもそうすると健康データをアクセスしないといけないじゃないですか。
もう感じがらめだデータに。
もうAIに支配されましょうって。
もうダメって言えないですよね、何故か。
結局、やらないでおくっていうのは、果たして幸せなのか。
1:30:02
イノベーションに拒否することって、結局できないんじゃないかみたいな。
それも悲しいなっていう気もしちゃう。
SNSとかもそうですけど、やりたくないなって自分でも思ってても、
やってないと、存在すらみんな忘れていくし、連絡もできないし、
いないことになってるみたいなのって、すっごい悲しいじゃないですか。
でも自分がやりたくなかったとしても、
普通にパブリックに発信してる人とか、
中学生、高校生だったら、インスタとかLINEとかやらないという選択肢は絶対ないなっていう。
しかもそれが今のテクノロジーを追いつくっていう話ではなくて、
単純に周りの人たちが全員やってるからじゃないですか。
それはなんかすごい、
なかなかやりたくないなって思うんですよ。
やらないって選択した人が排除されてる感じがして、
テクノロジー難しいものじゃないですか。
このサンスパークのエピソードがあって、
ツイッター辞める人とかっているじゃないですか。
はい。
ツイッターとか辞めた人たちは、本当になくなってる人もいるじゃないですか。
そうなんですよね。
そうなんですよね。
ツイッター辞める人とかっているじゃないですか。
はい。
ツイッターとか辞めた人たちは、本当になくなってる人みたいな扱いを受けてて。
いや、でも本当に悲しいですよね。
悲しいっていうか、
悲しいですよ。
繋がりすぎなのかもしれないですね。
薄く繋がってて、逆に繋がってるっていう安心感でも、
別に、もうフェイスブック繋がってるから別に、
会いに行くのも、いつでも会いに行けるしっていうことでもあるかな、どうなんだろう。
でもここのバランスはすごい考え深いところだと思うので、
繋がってるように見えて繋がってなかったり、
薄い繋がりが増えるからこそ強い繋がりがなくなって、
逆にそこの需要がすごい上がっている。
だからこそ去年も宗教のトピックにしたと思うんですけど、
そこはやっぱり薄まってるっていうのは明らかにあるかなとは思いますね。
すみません、ちょっとずれちゃいましたけど、そんな感じですかね。
はい。
今回も聞いていただきありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
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