1. 農のかけ算ラジオ
  2. #27 農×エンタメ 前編
2024-02-28 23:38

#27 農×エンタメ 前編

今回のテーマは 農×エンターテインメント 前編
ゲストに地域プロデューサーの中川伸作さんとをお招きして、エンタメについてお話頂きました。
ゲスト自己紹介

エンタメとは

熱量

★ゲスト紹介

中川伸作
京都外国語大学スペイン語学科卒、広告代理店を経て、クリエイティブカンパニーにて地方創生や地域の魅力づくりをプロデュース。現在は、web3×第一次産業というテーマに取り組んでいて、瀬戸内の離島振興などに取り組んでいる。

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農のかけ算ラジオ、道テラスの山浦です。このラジオでは、農業と様々なテーマ、異業種等を組み合わせて、新しい視点やビジネスアイデアを垂れ流していく番組です。
はい、ということで、今回のテーマは、農×エンターテイメントということで、ゲストにですね、地域プロデューサーの中川晋作さんをお呼びしております。よろしくお願いします。
はい、ということで、地域プロデューサーと、なんとなく想像つくような肩書きになっちゃうんですけども、改めて今やってること、これからやられてることを、中川さんの方からご紹介という形でお願いできますか。
はい、ありがとうございます。中川です。今の会社自体は株式会社ネイキッドっていうところに勤めてます。
そこでマネジメントであったりとか、企画をプロデュースしてますね。
ここ数年メインで僕が担当してたのは、日本の各地でナイトタイムエコノミーを活性化させましょうねという文脈。
要は、コロナ前の話になりますけども、地方創生で今含めた観光を活性化させましょうっていう話。
ナイトタイムエコノミーを活性化しましょう。
ナイトタイムエコノミーを活性化するのに何を?っていう話があると思うんですけども、
簡単に言うと、観光で来ていただいて、その地域に泊まっていただいて、
そうすることで、地域の宿泊事業であったりとか飲食事業であったりとかっていうことが潤んで、
その地域にお金が落ちますよねっていうことがまず一つ挙げられると思います。
その中で、何が必要になってくるかというと、夜の楽しみが、エンターテインメントが必要になってきます。
要は、飲み屋しか開いてないか、ホテルとか旅館の中で楽しむしか、いろんなところは存在しないことが多い。
あとはお姉ちゃんしかないですよね。
そうなんです、そうなんです。
僕たちがプロジェクションマッピングとは、光のアートを生業にしてたり、空間演出を生業にしてたりするので。
例えば、高地上でお城でプロジェクションマッピングしますよっていうイベントをやります。
そうすることで観光客が来ますよね。
市民の方々も、四国の人たちがいっぱい来ますよね。
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来ました。一、二時間、夜に楽しんでいただいて。
夜にいるってことは、そのまま宿泊しましょうかっていう話になるし、
観て終わったと、もしくは観に行く前にご飯を食べましょうか、飲みに行きましょうか。
こういうふうにしてできますよっていうのはすごいシンプルですけど、
目的として高地上プロジェクションマッピングをやってて、
そういう感じの仕事をしてきたんですよね。
なので、結果プロジェクションマッピング屋さんとして呼ばれることは多い。
それを企画プロデュースをやっていく中で、
地域の魅力って何だろうとか、
そういったものを空間演出の表現の中に取り込んでいかないと面白くないので。
例えば高地だったらよさこい祭りってあるから、
じゃあよさこいっていうのを入れましょうねとか、
名称で青い葉があったりする、そういった表現を取り入れましょうねとか、
鳴る子っていうのがあって、カチャカチャカチャカチャ手に持って鳴らすお祭りのときのやつ。
ああいうものも演出の中に取り入れて、
弾いたら鳴る子が鳴るみたいなゾーンを作って、
たくさんつけておいて鳴るみたいな面白いゾーンを作ってみたいな。
そういうふうにして演出していくことによって観光の皆さんも楽しんでもらうし、
市民の皆さんも再発見いただいたりいうことになる。
で、じゃあ自分たちもなんかやろうみたいな感じで盛り上がっていけばみたいな。
そういうことをしてると、僕何屋さんやろうなってことが多くて。
一般的に言うと、地域おこしとか地域活性とかでそういうカテゴリーに入れられるというか、
簡単に見られそうな感じなんですけど、ちょっとやっぱり特殊ではあります。
そうですね。アウトプットに持っていくっていうところが、やっぱりポイントなのかなと。
僕、行政さんと話すときによく言うんですけど、
東京で流行ってる人たちを読んで、
1ヶ月やりました、10万人集めました、成功ですね。
で、ナイトタイムエコノミーの活性化になってますかね。
もしそれをご要望されるんであれば、鬼滅の刃読んだほうがいいんじゃないですか。
まあ適当な有名アーティストとか読んだら、一発単発ではそれで終わりにいけますね。
集まるし、市民の皆さんもそれぞれ喜ぶし、観光のお客さんも来てあったらやるでしょう。
それだけだと悪くはないです。いいけどもったいないですよね。
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もっと地域を知るきっかけになったりとか、観光の皆さんが。
もしくは市民の皆さんが、シビック・プライドのオーラガン・ムラすごいんだよって、
素敵なんだよってその人たちが言えるようにする要素を入れていったほうが絶対いいですよね。
いやー、だからよくあるじゃないけど、地域コンサルみたいな。
まあよくあるって言ったらなんか語弊はありますけど、
結局地域を盛り上げようと言って、全くその地域にないものをガッと取り入れて、
まあ先ほど言うような、祭りごとは一時的にはできたりはするけども、
結局継続性がなかったりとか、地域自体を巻き込めてなかったりみたいなのがある中でってことですね。
そう。そこにエンターテインメントが必要だと思ってて。
つまりエンターテインメントって、ちょっとそんな話したっていいですか、僕。
エンターテインメントとはをまず聞きたかったので、ぜひ次論をお願いします。
次論。
エンターテインメントっていう語源をググると、
エンターテインメントって3つ分かれるんですね。
もともとラテン語なんですけど、ラテン語、フランス語、英語になってきてエンターテインメント。
エンターテインメントで語源を探ると、メントっていうのは名詞にするための設備語なので、
エンター要は入るとか、ラテンまで下がって登ると、あいだのとかっていう意味があるんですよね。
要はエンター入るですね。
で、テインっていうのが持つっていう語源になるんですね。
持つ、保つ、持つ、保つっていう語源になるんですけど。
要は簡単に言うと、エンターテインメントっていうのは入り口の部分で、
人の感動であったり楽しみであったりを持たせることっていうふうに言葉が進化していくんですよ。
ラテン語からずっと。
なんで、僕がやらないといけない。
エンターテインメントの活用方法としては、入り口の部分で人の心を感動させてフックをかけることだと思うんです。
なので、地域であったり教育であったりっていうところの入り口の部分でフックをかけてあげること。
その人にね、拝見した人とかにフックをかけてあげること。
ここがすごく重要というか、僕がやりたいことであり、
エンターテインメントが持つ特性を生かしてやるべきことなのかなっていうのは思ってるんですよ。伝わりました?
いやいや、ものすごくわかります。
そういった中で、今のエンターテインメントの定義というか、言葉の意味としては、いわゆる娯楽で、一言で言うと娯楽。
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一般的にはテレビでも何でもとにかく楽しめるようなことは全てエンターテインメントみたいなことを言う中で、
やっぱりそういうものの大前提として、心にフックをかける、心に感動を与えてそれを保つみたいなところ。
結局それが娯楽に移り変わっていったというか、今でもイコールなのかもしれないですけど。
そうですね。娯楽の使い方っていう感じです。
だから農業にエンターテインメントが必要だっていう話なんですよ。
本当にそうなんですよね。
一般的なイメージとしては農業っていうのは、もうすでに古いイメージかもしれないですけど、やっぱりきつい汚いとか、
農業だけじゃないけど産経みたいなところであるとか、昭和世代、平成世代の人からすると農業は農家に娘を嫁にやるなんかみたいな時代。
どちらかというと中川さんもその世代側の人気者だと思うんですけど。
ダサいっていうのがあるし、おじいちゃんまで専業農家でえひめで米作ってましたけど、
親戚は牛を飼ってました。
でも牛のほうはもうおじいちゃんが廃業しました。
米だけで食っていけるわけはないので、大規模農業で来てたわけじゃないか。
親父は兼業でしたね。
Jに勤めてましたけど、事務の仕事をしてました。
僕はもう一切関わってないという状況ですけど、結局食えないですよね。
やっぱり昭和の時代、高度経済成長で会社で働くのが正義みたいなことはあったから。
まあね、っていうのはありますよね。
でもそこって、稼げたらいいよねっていうのと、
最近でもみんなが頑張ってるから、若い人がオシャレにとか、
農業してる格好もオシャレになってきたなと思ってる。
やっぱりこのテクノロジー、僕らはテクノロジーを使っていろんなエンターテイメントアートを作ってますけど、
テクノロジーが進めば進むほど、オーガニックな分とかネイチャーな分とかに、
やっぱりハートが寄っていく感じはありますよね、この気持ちがね。
なのでやっぱり、今の世間のトレンド見てても、食の安全で食を楽しむみたいなこと。
じゃあその奥に何かあるって言ったら農業があるから、環境は良くはなってるよなと思うんですけどね。
いやもう確実になっていっていて、
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やっぱり若い、我々世代、それより下の農家の皆さんも、やっぱり農業を格好良くしたいし、
農水省とかの政策としても、やっぱり農家ってものすごい勢いで減っているので、人口の数倍の速さで減っているので、
現状の農業従事者の平均年齢65歳以上っていうところで考えると、
あともう2、30年もすれば5分の1以下になるってのが決まっているので、このままいけばですね。
そうですね。
ただ私個人としてはそれ自体は別に大した問題ではないと思っていて、
一農家の規模が大きくなっていて法人だったりしていて、結局雇用収納っていう形も増えていってるのと、
技術が向上しているので、先ほどのテクノロジー動向っていう部分も含めて、
生産効率も圧倒的に大きくなっていく。
ただやっぱり個人農家が生きにくい時代にはなっていくなっていう中で、
それぞれの生き残っていくために、それが味なのか、生産者の個性なのか、
そういう地域の個性なのかみたいなのを売り込むために、それこそエンターテインメントではないんですけども、
やっぱり尖った何かが必要になっていくとは思っているんですよね。
そういう中で、農業をエンタメ化していく、もしくはエンタメ化することで農業をお金に変えていくような方法っていうのはたくさんあると思うんですけども、
そうなった時に、これは農業にとってもそうなんですけど、
社会全般的にエンタメの役割とか価値っていう部分で考えると、
どういう役割を得てるのかな。極端な話、娯楽ってなくても人は生きていけるじゃないですか。
そういった中で、それでもやっぱり人は音楽を聴いて映画を見てミュージカルを見ていく、遊園地にも行くって考えたときに、
これ中川さんの視点でいいんですけども、エンタメって何なんですかね。役割というか価値というか。
文化、結局カルチャーって言いたいんですけど、カルチャーって言うと偉そうやなと思ってエンターテイメントって言ってたりとか、
アートって言ってもいいんですよ。僕論ですよ。
エンターテイメントっていう言葉の中にアートも含んじゃってて、
それをちゃんと話すときにはカルチャーって言っちゃうんですけど、カルチャーはもっと広くなっちゃうので、
わかりにくいからエンターテイメントって言ってる感じはあります。
なぜかというと、エンターテイメントって聞くと楽というか楽しいことですね、基本的に。
楽しい感動であったり楽しいことです。
楽しくないとやんないんですよね。
仕事も楽しくないとやんないし、勉強も楽しくないとやんないんですよね。
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そこの楽しさの質みたいなものっていろいろある。
たとえば僕は大学のときに、英語学科のくせに必死でずにフランス文学の授業に出てたんですね。
なんでかって言うと、フランス文学の先生の話がめっちゃ面白かったんですよ。
うん、そういうのありますね。
だからもう、自分の言葉でフランス文学の熱く語るんですよ。
語りだしたら止まらなくなる先生で、それがすっごく面白くて。
何が言いたいかって言うと、その先生にはエンターテイメント性があったんですよね。
聞いてる人を楽しませるっていう、ナチュラルにあっただけなんですけど、
楽しませようと思って、ピエロになってるわけじゃなくて、
自分が本当に好きなことを、わかりやすい言葉で熱く語るから、
聞いてる方もその熱量に押されるというか、巻き込まれるっていう体験をする。
これがエンターテイメント。
それっていうのは、やっぱりその、和術であるとか、計算高い何かとかではなくて、
やっぱりどういうとこから出てくるものなんですか?
熱量、熱量。
だから雰囲気づくりとか、演出はできます。
そういった演出をしていくのもプロデュースだったりはするので、
それをしていけばいいと思う。
セルフプロデュースも含めてね、みなさん、していけばいいとは思うし、
そういう技法とかビジネーションとかが書いてあるから、参考にすればいいと思うんですけど、
最終人を感動させるのは人の熱量だと思ってて。
そう、だからラグビーわからなくて、ラグビーの世界戦を見てて、
弱いはずの日本が大金星を南アフリカ相手に当てたのは何年か前のやつ。
僕いまだに話してて鳥肌立つんですけど、ラグビーやってたから。
結構日本のみなさん感動したと思うんですよ。
あれは真剣に、自分のフィジカルも使って真剣にぶつかってて、
ここでその判断をするかっていう判断もしてっていう、
熱量が画面越しにも伝わって、
プラスここ大事なんですけど、紙実況をやったんですね。
僕が毎回YouTubeで見て泣くシーンがあるんです。
それは最後の最後を逆転する前のシーンなんですけど、
残り5メーターであと数分というときに、
3点を取って同点に持っていくか、確か少ない点を取って同点に持っていくか、
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トライを取って5点取って勝ちに行くかっていう分かれ目のシーンがあったんです。
そこでジャパンが選択したのが、5点取って勝ちに行くためのスクラムを選択したんですよ。
そこで実況が、「勝とうぜ!」みたいなことを言ったんですよ。
えー、はいはい。
「勝とうぜ!日本!」みたいなことを緊張しててドアを忘れてたけど、
そのセリフがすごくズキョンとはまって、ズアーなんですよ。
そういう学部を見てるだけではなくて、
そこの実況という演出、エンターテインメントの部分が入って感動してるんですね。
だからエンターテインメントの効能というか役割としては、
フックの部分というか伝えたりとか、
伝えやすくしたりとか人の気持ちを動かしやすくする場合、
開催としてあればいいんじゃないかな。
なので農業の入り口にもエンターテインメントがあって、
本気でのめり込んだとしたら、もうしんどいことも楽しくなるので、
成果物ができて、その成果物に対してありがとうという声を聞けたり、
どうのこうのしたら固まるもんね。
ただそこに入るための要は、
ハードルの高いエンターテインメントを体験するための入り口の軽いエンターテインメントが必要なんじゃないか。
すみません、あちこかたです。
いやいや面白いです。
流れのまま農業のほうに入っていったんですけど、
ラグビーのそのシーン、僕も見たいなと思って検索してみたんですけど。
見てください。
僕いまだに新幹線で見たくなってたまに見て、
新幹線の中で一人で泣いてますから。
カトーゼーじゃなくて、スクラムクモーゼーみたいな感じのことを言ったんだったの。
なんですか、いまだにちょっと涙が出てくる感じ。
それはもう多分私も含め視聴者もすぐ検索すると思います。
めちゃくちゃそういう感動が最近足りてないので。
でもやっぱ熱量感動なんですね。
熱量がやっぱり人を動かすし、
僕こないだ小劇場を大学の後輩が出る形で見に行ってきたんですけど、
東京でね。
見に行ってきて、小劇場好きなんですよ。若いときから。
小劇場ってのは、普通の劇場ってことですか。
小さい劇場での演劇をね、見に行ってきて。
5,500円かかったからそこそこ高い。
映画2時間見て、要は2,000円とかじゃないですか。
ネットフリックスやったらサブスクで出たら何百億円かけたエンターテイメントを見れるんですけど。
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小劇場になんで5,500円僕は払っていくかって知り合いがいるっていうのがあるけども。
小劇場だからこそ、小さい空間だからこそ伝わってくる役者さんたちの熱量っていうのがすごく好きなんですね。
意外と距離感とかも大事ですね。
大事です、大事です。そうなんです。
僕の中で最近流行ってるからだと、熱量だと思ってます。
なるほど。最近流行ってるんですかね。
今後もずっと熱量な気がしますけど、ひとつの大きな要素ではありますよね。
そうね。熱量はやっぱ大事よねって最近僕の中で流行ってる。
僕もたまに言われるんですけど、ビジネスのアイデアとかって、アイデア自体いくらでもあるじゃないですか。
そういった中で、こういうの面白いと思うんだけど、みたいなことをちょこちょこいろんな人に言ったときに。
最近まで僕、かんぼじゃに10日間ぐらい行ったんですけども、
かんぼじゃが好きっていう概念はあんまりないんですけど、かんぼじゃのことになると止まらないんですよね。
熱くなっちゃう。勝手に口がしゃべっちゃうとか。
そうなんですよ。ネタが多すぎるっていう部分と。
で、なったときに、いつもかんぼじゃのことを話してるときの顔が一気に違うよね、変わるよねみたいなこと言われて、
たぶんかんぼじゃがやっぱ好きなんだろうなと思って。
そうですね。それはたぶん好きですね。
そう。なので、なんかそういう部分なんだろうなっていう部分と、
たぶん好きだからこそ熱くなって、熱いからこそそれが人に伝わって、みたいなところってのは間違いなくあるんだろうなと。
そうなんですよ。山浦さんが、サーカスで言うところのピエロの役になればいいんですね。
それはどういうことでしょう。
前座でいいんですよ。
ああ、そういうことですね。
主役は結構かんぼじゃの人だったりとか、かんぼじゃでできる体験であったりとか主役なんですけど、
やっぱり入り口の部分でピエロがいないと気持ちが盛り上がってこないんです。入っていかないです。
まあ入り口がないというかね。
そういう熱量が持った人が入り口にいると、観客は入っていきやすいというか、入っちゃうみたいな。
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