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2024-04-08 1:48:43

061. 課題解決と好きを突き詰めたら

@ichi_ama51 さん(ワンベルク株式会社 代表)をお迎えして、普段手掛けられているお仕事の話、どんどんやれることを増やしていった経緯、独立するに至った背景、現場で見ながら学んだ撮影技術の話、カメラを始めたころの話、フィルム代がやばすぎる話、ライカやハッセルブラッドが放つ「いいモノ感」の話、写真を撮ることの背景にはどんなことがあるのか、テーマを決めて写真を撮るということ、初めて訪れた場所でどんな心持ちで写真を撮るのかについてなどお話しました。


* WebGL 事例は代島さんと

* もともとはグラフィックデザインから

* 徐々にウェブや撮影の技術にも幅を広げていく

* 独立することを考えた経緯の話

* 実生活は結構インドア

* カメラ関連知識は現場で学んだ

* そもそもカメラを始めたころの話

* フィルムや現像代が高騰している話

* ライカやハッセルの放つ空気感

* カメラの進化が行くとこまで行ってしまった

* GR をあるものの代わりに使う

* 写真は趣味か、仕事か

* テーマ性のある写真

* doxas 氏の写真表現の背景にあるもの

* 長期間を掛けて行う写真制作

* ワンベルク株式会社|oneberg


## show notes


* どんなもの(人・物撮りなど)を撮ったりするのか

* 写真(カメラ)をやられている経緯

* 写真展について、またそれはどんな展示か

* JAPAN PHOTO AWARD + INTUITION | KG+


サマリー

ワンベルク株式会社の代表の市山光一さんがゲストとして登場し、独立の経緯やデザインの仕事について話しています。ここ1週間ほどはずっと家で仕事をしており、写真撮影に関しては散歩の一環として外出しています。フィルムでの写真撮影について話し合いながら、ライカのM4というフィルムカメラについて詳細に説明しています。カメラとの撮影体験について話し合い、ミラーレスカメラとフィルムカメラの撮影感覚の違いや、撮影の楽しさについて考察しています。また、レンズや撮影テーマについても話し合いました。オールドレンズの魅力や市山さんの写真にも触れながら、写真家としてのアーティスト活動や写真の加工方法について語ります。銀座のショーウィンドウをテーマにした作品集や展示についても話し合います。銀座の街を1年間撮り続けることで、初めて何が言いたかったのかに立ち返ることができると感じています。テーマの欠如や撮れない感じがある中、写真家としての表現に力を入れている市山さんの姿勢に感心しています。課題解決と好きなことについて話し合い、特にカメラと写真について詳しく語っています。

ワンベルク株式会社の代表の市山光一さんについて
始まりました。normalize.fmの今日は第61回になります。
今日はちょっとあいにくのお天気という感じで、今桜がすごい咲いている時期なんですけどね。
天気悪い日が多くて、なかなか晴れやかな気持ちになれない人もいるかもしれませんけどもね。
normalize.fmはいつも通り元気に今日も撮っていきたいと思います。
本日のゲストはですね、皆さんの中でどういう感じに認識されているか、私全然想像がつかないんですけども。
私の中ではね、webの制作だったり、あとはね、ちょっと最近結構カメラ周りとか自分がすごい気になっているっていうのもあって、
前々からね、お声掛けしたいなと思ってた方に、今日はゲストに来ていただいているんですけれども。
本日のゲストは、ワンベルク株式会社の代表されています市山光一さんにゲストでお越しいただきました。
市山さん、今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
はい、全然面識はないんで、今初めて喋る感じなんですけど。
初めてなんですけど、すごくね、私本当にもうXとか見ててすごい気になってた方だったんで、
今日思い切ってお声掛けさせていただいて、この場に臨んでいるという感じなんでね、今日も早速始めていきたいと思います。
はい、じゃあ市山さんちょっといきなりですけども、まずはちょっと簡単にご自身の方から自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
はい、ワンベルク株式会社の市山です。
2021年の11月に独立して、今で2年半くらい一人法人をやってます。大阪で事業をしています。
前職はアコーダ株式会社っていう大阪の政策会社で、13年ちょっとお仕事をさせていただいてました。
はい、ありがとうございます。
一応私が知っている範囲の部分で言うと、ワンベルク株式会社自体は一応デザインを主体とした事業という感じなんですよね、多分。
そうですね、デザイン全般ですね、グラフィックとかウェブとか、いろいろさせていただいてます。
デザインの仕事と資格
なんか私これ小ノート書いていただいて思い出したんですけど、一回そう本山で紹介してるんですね。
そうですね、紹介いただきました。
あれは大島さんがWebGLの実装に入ったってやつですよね。
はい、地球がぐるぐる回るやつを掲載いただいて、めっちゃ嬉しかったです。ありがとうございます。
ありがとうございます。
大島さんとは元々ウェブ系の政策でのお知り合いみたいな感じなんですか。
ちょうどWebGLの案件をやりたいなと思ったときに、知り合いでできる方がいなかったんで、できる方に問い合わせしようと思って。
そのときにたまたまなぜかそのXでフォローいただいたんですよ、大島さんが。総合フォローをやったんで、ちょっと一回問い合わせしてみようかなと思って、だいぶビリビリながら答弁させていただいた感じです。
なんか心よく受けてくださって、そこから何回か依頼させてもらってますね。
なるほど。ウェブの仕事は割と多いっていう感じですか。
グラフィックとウェブがだいたい半々ぐらいですね。ちょこちょこ写真だったり、あと映像だったりとか、空間のデザインとかそういうのもありますけど、ほぼほぼグラフィックウェブっていう感じですね。
それはもう前職というか、お仕事としてずっとやられてきたことの内容が結構そういう内容って感じなんですかね。
そうですね。前職でやってた仕事がもうそのままですね、独立してからもそのまま同じような授業をしてますね。
昔からずっとデザイン一本でやってきてるっていうことになるんですかね、そうすると。
そうですね。大学出てからやってたのはグラフィックなんですけどもともとは。
グラフィックしかしてなくて、前の会社入ったときにいろいろウェブとかやり始めて、
独立してからもいろいろやってるみたいな、ちょっと何屋さんかよくわからん状態になってますけど。
なるほど。最初にやってたグラフィックっていうのは、いわゆるポスターとかそういうもののデザインっていう感じの内容ですか。
最初はアニメのデザインでやってたんですけど、
一番最初はアルバイトやったんですよ。大学出てすぐはリクルート・メディア・コミュニケーションズっていう会社があるんですけど、リクルートの雑誌をずっと作っているところで。
そこで今で言うSUMOとか、
ゼクシーとか、ホットペッパーとか、ああいう雑誌を作るような基本的なところを勉強して、
そのあとで印刷会社のデザイン部門に入ってチラシをずっと作ってましたね。
へえ、そっかね。
この間出てくれたスピッカートの補送さんも、もともとは結構グラフィックのデザインだったけど、
うよ曲折あって、稼ぎやすいっていうところもあるだろうみたいなところがあったんですけど、
イメージ的にはそれに近いんですかね。もともとはグラフィックデザインだったけど、
職場が結構ウェブもやってるからみたいな感じでウェブのデザインもって感じですか。
そうなんですよ。
そうなんですよね。
そうなんですよね。
そうなんですよね。
全職に入った時があれだったんですよ。
デザイナーは僕だけで、ニーズも少なかったんですけど、
グラフィックの案件、印刷の案件とか結構多かったんですけど、
全職に入ったときがあれだったんですよ。
全職に入ったときがあれだったんですよ。
グラフィックの案件、印刷の案件とか結構多くて、
デザインを結構任せてもらえる感じだったんで、全般を。
グラフィックだけじゃなくて、個人的にいろいろやりたいなっていうのもあって、
ウェブを勉強してみたりとか、写真を勉強してみたりとか、
全般やっていくブランディングに近いところですよね。
ロゴからやりましょうみたいな、全部やりましょうみたいな提案をしていく中で、
いろいろ手を広げていかないと提案できないなっていうふうに気づいて、
勉強しながら、提案しながらやっていって、広げていった感じです。
それで何でもやみたいな感じになってしまったんですか?
何でもやみたいな感じになってしまったんですか?
なるほど。ある意味それは究極の答えというか、
結局何かに尖ってることも大事だけど、何でもできないと困っちゃう場面が結構あるってことですよね。
そうですね。多分向きがあると思うんですけど、
僕はある一つの分野のスペシャリスト的な人間にはなれないなと思ったんで、
であれば、いろいろ勉強していって、複数の掛け合わせで課題解決していくみたいな方が向いてるなと思ったんで、
そういうパターンになりましたね。いつの間にかなってましたね。
目指したわけでもなく、いつの間にかそうやったっていう。
もし話しにくい話だったら無理に聞くつもりはないんですけど、
市山光一さんの独立の経緯と新たな挑戦
独立されたのは結局どういう動機があって独立されたんですか?
独立した経緯はあれですね、独立するつもりは全くなかったんですよ。
全職で人生を捧げるぐらいのコミットをしてたんで。
全くなかったんですけど、40歳になったときに、60歳まで残り20年っていうのが見えたんですよね。
今までもう明日のことしか考えてないみたいな感じの言い方をしてたんですけど、
40歳になったときにふと作品を考えて、この作品を作って、
もう一回チャレンジしてみるのもありかなと。
組織をちっちゃいときから大きくしていくっていうのはすごい楽しかったんですけど、
それをある程度前の会社も大きくなっていって、
今の会社も大きくなっていって、
40歳っていう年齢が結構大きかったですね。
へー、そっか、なるほど。
ちょっと遅いんですけどね、多分。
独立するには。
独立するには。
独立するには。
独立するには。
独立するには。
独立するには。
独立するには。
独立するには。
独立するには。
独立するには遅いんですけど。
そうですね、そうですね。
多分私同年代だと1981年生まれだから。
僕も81年ですね。
そうですよね、多分同じぐらいだと思うんですけど、
なんかちょっとわかる気がしますね。
ちょっとですか。
ちょっとわかる気がするな。
いやなんか、あんまりこういう話しちゃうと、
なんかちょっと変な感じになっちゃうかもしれないんですけど、
結構やっぱり40、結構なんか、何ですかね、
結構20代ぐらいでも、なんかこう、
若い時って20代後半でなんか自分が随分おじさんになっちゃったなみたいに感じたりするんですけど、
なんか30代40代って減ってくると、
いや20代後半なんて全然若造じゃねえかって思うし、
なんかそういう意味では、
多分その40代に入って我々なんかすごい、
節目感というか、こう人生の今後を振り返って、
今後のことをなんかすごい考えてしまうみたいなことって、
せいぜい思ってしまうようなっていうところもわかるし、
なんか同時にその、
例えば今振り返ると、
20代なんて全然若かったなっていうのと一緒で、
なんか10年後20年後振り返ったら40歳なんて全然若かったなって思うのかもしれなくって、
なんかそういう意味では私も結構、
あんまり自分の年齢にとらわれすぎずに新しいことどんどんやってった方がいいんだろうなーって結構前向きに考えるようにはしてるんですけど、
ただとはいえやっぱなんかこう、
40歳になるとだんだんこう、
リアルに体にガタが来たりとか、
リアルにやる気があんま出なくなってきたりとか、
なんかそういう体験をするから。
ご飯に食べたらもうすぐ寝ちゃうみたいな。
そう、だからなんかこう、
想像してた老いがなんかリアルになって襲いかかってくるようになってくるんで、
なんかこう40ぐらいってちょうどこう、
先のことを考え出しちゃうタイミングなのかもしれないなってちょっと、
うん。
わかる気はします。
50になってから独立ってないなと思ったんですよ。
はいはいはい、そうっすね。
40でも遅いけど、
リアルにやったら今しかないのかなと思って、
一回チャレンジしてみてもいいのかなと思って、
っていう感じですね。
いやでも全然、
私はたから見てる感じは全然なんか、
結果良い方向にいってるんじゃないかなと思うんですけど、
体感的にはどうですか?ご自身の体感的には。
いや良いかどうかはわかんないですけど、楽しいよ楽しいですね。
なんかいろいろ新しいことも勉強できるんで、
うん。
まあまあ良かったのかなと。
いや絶対そう思います。
いやでもまあ、ずっと会社員なのがダメってわけじゃないと思うし、
そういう人生もね全然良いとは思うんですけど、
やっぱなんかちょっと踏み出して、
自分がまだたどり着いていない空白を埋めていくみたいな感覚はやっぱり、
大事だなって私個人は結構思っちゃうんで、
いやなんか良いっすね。
いやなんかすごいわかります。
すごいわかります。
うーんそっか、なるほどな。
なるほど。
じゃあまあ今は独立されて、
まあでも業務内容自体はそんなにあまり大きく変わることはなく、
そうですね。
まあブランディングからデザインから、
いろいろやってるみたいな感じなんですかね。
いろいろやってる、はい。
何でもやりそうです。
何でもやりそう、なるほど。
いやでも結構Xとかで見てても、
割となんか今日は撮影に行ってますみたいな、
こととかもたまに挙げてくださったりとかしてるじゃないですか。
ああ、そうですね。
僕稀に。
ああいうのとかも見てて、
すごいなんかあっち行ったりこっち行ったりしてるように見えるから、
自宅での仕事
さっきまで沖縄にいたのに、
次の日全然違うところにいるなとか。
ああ、すごい見てたりしてる。
そうっすね。
だからなんかすごい動き回ってる人なんかなと思ったんですけど、
結構実際その現場にあたって、
出張的なのが多い感じなんですか、それって。
そうですね、撮影があるときは、
いろいろ動き回ってるときもありますけど、
基本的にはもうずっと自宅、自宅圏事務所なんで、
ずっとこもりっきりですね。
ここ1週間ぐらいはもうずっと家にいますし。
そっか、そんなイメージ全然ないけどな。
そうですね、X状では外に出てるような感じにはなってますけど、
ほぼほぼ9割5分家にいます。
いやそれ俺も同じような感じですね。
多分俺もX状で見てたら、いろんな写真とか上がってきて、
すごい活動家みたいに見えると思うんですけど。
すごいアクティブな感じですね。
そうですよね。
写真撮るのは散歩で、毎朝来るイベントとして、
ルーティンとして外に出ていって、
そのときに写真は撮ってはいるんですけど、
それ以外では外は出ないですね、ほとんど。
それこそ9割5分家にいます。
そうですよね。
そうですよね。
そうですよね。
そうですよね。
写真撮影と散歩
それ以外では外は出ないですね、ほとんど。
それこそ99%家にいます。
99%まあまあやばいっすね。
まあまあやばいっす。
まあまあやばいっす。本当に全然出ていかないから。
なんか最近もうたまにしか電車乗んないから、
電車乗るとなんかちょっとドキドキしますもんね。
電車確かに。
ちょっとなんか、普段は結構外歩き回ったりはしてるんですけど、
体的には全然健康なんですけど、
電車に乗るとなんか人間がいっぱいいるところに今俺はいるなみたいな感じで、
ちょっとドキドキするような感覚があって。
ラッシュ時緊張しますよね。
緊張します、緊張します。
そうなんですよ。
昔は結構渋谷とかに毎朝通ったりしてたんで、
そのときは全然なんかへっちゃらだったんですけど、
最近たまにしか電車乗んないからなんかドキドキしちゃうときがありますね。
それぐらい俺も外に出なくなってるんで。
なるほどな、そっか。
結構いちやまさんのエックス上のアカウントとか見てると、
写真とか見てると普通になんか外に散歩行って撮ってるのかなと思ったりしてましたけど。
散歩、そうですね。
最近犬を飼ったんで、犬の散歩行くときに撮ってるぐらいです。
1日で出るのはそれぐらいですね。
なるほど。
カメラマンとしての経験
でも犬の散歩のために歩くんだったら健康的ですよね、その分。
そうですね。
結構ワンちゃんの写真とかももうなんていうか、
本物のプロの写真みたいな感じがして。
いやいや。
でもなんかその、いちやまさんご自身はなんか私から見ると結構もう完全にプロのカメラマンさんなのかなって思ってたんですけど、
業務としてそれをやってるっていう感じではないんですか?
業務でもやってはいますね。
ちょこちょこと。
カメラマンとして行くときもあれば、
業務でやるときもそのディレクターとして入って、
カメラマンさんにお願いすることもあればっていう感じですね。
そのカメラ関係の知識とかも全部独学で自分で勉強してやってきたみたいな感じなんですか、それって。
そうですね、独学というか盗むに近いところもあるんですけど、
仕事でカメラマンさんに依頼するじゃないですか。
依頼してそのカメラマンさんはどういう機材を使っているのかなとか、
モデルのときはどういうライティングをするのかなとか、
ブース取りのときのセットの組み方とか、大量に見ていくわけじゃないですか。
なのでその中でこういうときはこうしたらいいんかなみたいなのを自分で試してみたりしているうちに、
まあまあなんとかなるようになってきたみたいな感じでした。
なるほど。
すごいな、じゃあ現場で培われてきたものなんですね、そうすると。
カメラの知識は。
そうですね、いろいろカメラマンさんに教えてもらったりとかしながら。
なるほどな。
いや、俺結構そういう経験全くないんで、
すごいなって思いますね。
そうですね。
なるほどな、いや俺結構そういう経験全くないんで、
すごいなんか憧れちゃいますね、なんかそういう話聞いちゃうと。
そうか、どんな感じなんだろう、なんかやっぱりその前職のお仕事の中で、
ディレクションするときに現場に同席するからそこでなんかいろいろ盗んで盗んでみたいな、
そういうイメージなんですか?
そうですね、現場で盗む目的でカメラマンさんに依頼してたら失礼なんでそういうわけではないですけど、
業務優先でやってる中で、自然と機材目に入るじゃないですか。
僕自身もカメラやってるんで興味あるんで、どんな機材使ってるんですかとか、
ライティングの指示とか出すときにこういうふうに撮ってほしいんですって言ったら、
じゃあこうですねみたいな話をしてくれたりとかするんで、
それが自分でやるときに、案件でいきなりはやらないですけど、
テストでやるときにカメラマンさんこう言ってたなみたいなのをテストしてみて、
いい感じやなみたいなのを繰り返していったんですかね。
なんかちょっと羨ましいな、ちょっと羨ましいですね。
俺はもう完全にいわゆる普通の開発者なんで、そういうふうな現場に行くこともないし、
そっかなるほどな、ちょっと羨ましいな、いいですね。
いいですね。
そっか、じゃあ結構、もうそれで自分でできそうだなっていうときは自分でやるみたいな感じで、
あと予算感とかもあるのかもしれないですけど、自分でやったりお願いしたりみたいな感じですか、そうすると。
そうですね。
自分ができそうだなって言うと自分がやりたいなっていうところで、
自分でやるかお願いするか。
ちょっと規模が大きくなってくると、1週間ロケがあるとかスタジオ撮影があるみたいな形になったときに、
ディレクションとかでも結構いっぱいいっぱいになってしまうので、
そういうときはもう基本的には絶対カメラマンさんにお願いしますし、
ポスターのデザインとかであればある程度自分でイメージした写真を撮りたい、
こういうライティングにしたいっていうのが結構固まってるんで、
そういうときは自分でライティングして撮って、自分でレタッチしてデザインしてっていうフローがもうパッとイメージできるんで、
そういうときは自分で撮りますね。
なるほど。じゃあ京都産画のポスターとかはどうなんですか。
あれはまさにご自身で撮られたものなんですか、あれは。
そうですね。去年の後半戦のポスターとかは僕の方で先週撮影させてもらってデザインしてますね。
ちょっと今年の開幕ポスターはしに行って会わなくて撮影は行けなかったんですけど、
デザインだけしてっていう感じですけど、ちょこちょこ撮影させてもらったりもしてます。
すごいな、すごいですね。
すごいな、本当にデザインも自分でやるし、写真も撮るし、レタッチもやるし、本当になんでも屋さんなんですね。
なんでも屋さんですね。
すげえな、なるほど。それでウェブのデザインもやるし、ウェブのディレクションもやるし、なんかすごいですね。
浅く広く。
プログラマーもなんでもできるタイプのプログラマーの人とかたまにいますけど、
すごいな、どれもクオリティが別に犠牲になってないというか、
どこを見てもすごいプロフェッショナルな仕上がりになってるから、すごいなって思っちゃいますけどね。
いろいろ協力いただいてる方がいるんで、その方々のクオリティが高いんで、ぼちぼちです。
ぼちぼち。
だからすると、ドクサスさんみたいにスペシャリストとして一つの分野を極めてらっしゃる方のおかげで、
いや、そんなことないと思うな。でも、ちょっとその話は、ちょっと私の方からも言いたいことというか、思うところがあって、
私のあくまでも周りからどう見えてるかを置いて、
あくまでも私のおかげで、
何やっても80点、70点ぐらいの子供までしかできない人間だと思ってるんですよ、結構自分自身では。
だからなんか昔から、それこそ小学生、中学生ぐらいの時から、
大概のことは人並み以上にできるんですよ。
で、その人たちが、
なんですけど、
学年で一番とかにはならないんですよね。
何やっても。
だから何でもかんでも、結構器用にうまくできちゃうんだけども、
その人たちが、
そういう人たちが、
そういう人たちの上で、
学年で一番とかにはならないんですよね。 何やっても。
なんでもかんでも、けっこう器用にうまくできちゃうんだけども、 一等賞になれないっていうふうに自分では自分のことを思っていて、
だからなんか、今の状況も、 本当はもっと自分よりすごい人いっぱいいるしなぁとしか、なんか思っていないというか。
だからけっこうみんなから見るとWebGL極めてるみたいなふうに見えるかもしれないけども、 自分の自覚としては、いや全然俺よりすごい人いるしなーって思ってますね。
いやー、そうなんですね。いやでも、すごいんじゃないですか。 僕そのWebGL業界のことあんまりわかんないですけど、ダニマさんにお伺いしたら、
ドクサスさんはWebGLの父だって言ってました。
いやまああの、長くやってるって意味ではそうなんですけど、 あーでもすごい人いっぱいいるなーって思っちゃいますけどね。
まあまあそういうふうに言ってくれる人がいるのは嬉しいんですけどね。 うん。
いやでもけっこうそう、最近は、私あの本当にカメラとか写真とか最近すごい、 めちゃくちゃハマっているから、
もうそういう意味ではもう市山さんを見ててすごいなんかもう、 憧れの眼差しでいつも見てます。
本当ですか?
本当になんかその、ちょっとね、あのあんまり市山さんのことをご存知ない方も聞いてらっしゃるかもしれないんですけど、
そのけっこう、X見てると頻繁にこう写真とかも撮った写真をあげてくださってて、
多分私自分自身が写真に興味ない頃だったら、 まあ綺麗な写真だなーぐらいにしか思わなかったと思うんですけど、
やっぱ自分も今写真けっこうちゃんと頑張って取り組むようになって、 まあそれなりにこう、
自分なりにはこう目がだんだん越えてきているというか、 だんだん自分なりの良し悪しとかこう技術の高い低いとか見分けられるようになってきている気がしていて、
そういう目で見てみるともう市山さんの写真があまりにも凄すぎて、
大体もういつもゼックしてますからね、見て。
そう言っていただけるとありがたいですね。でもまあ、どうなんでしょう。
なんかそのカメラとか写真は、そのお仕事で扱われるよりも、 もっと早い段階から自分で好きでやられていったものではあったんですか?
そうですね。もっともっと好きで、
いつか、多分大学ぐらいだと思うんですけど、カメラをいつの間にか持ってて、 何を持ってたかもあんま覚えてないんですけど。
バックパッカー的に海外旅行行くのが好きなんで、 大学のときから行き始めたんですけど、
旅行先で写真を世界遺産撮ったりとか、街の人撮ったりとかっていうのが好きで、 そこからハマっていった感じですね。
なるほど。じゃあもう大学生ぐらいの頃ってことは、 普通にフィルムで始めたっていう感じですか、そうすると。
フィルムカメラ時代
フィルムでしたね。フィルムですね。
そうですよね。大学生ぐらいの頃だったら、俺と同い年だとすると、 デジタルもあったけどまだまだフィルムの時代ですよね、多分。
ですね。フィルムもデジタルもあったか。 デジタルは多分そんなに使えないというか、
大学生のときに買える感じだと、ほんまコンデジっていう感じだったと思うんで、 ちゃんと撮るんやったらフィルムでしたね。
そうですよね。俺もあんまり覚えてないけど、まだまだ全然フィルムだった時代のような気がしますね、大学生ぐらいっていうのは。
なんかめっちゃカトキで、ちっちゃいCDRをセットするデジカメとかありましたよね。
CDRに記録するデジカメとか、すごい変わったやつがいろいろあって、カトキやったと思います。
そうですね。 じゃあその頃は普通にフィルムのカメラを旅行先で記録として残すのが楽しくて、みたいな感じだったんですか、最初は。
最初はそうですね。
お土産感覚というか、二度と行けないかもしれないじゃないですか、旅行とかって。
そういうところで写真を撮って、あとで見返すみたいな。
その頃フィルムなんで撮った瞬間はわからなくて、帰ってきてから演奏して初めてどんなの撮れたかわかるみたいな瞬間が楽しかったり、
あとで見返して楽しかったりみたいなのが結構印象に残ってて、そこからいろいろ写真を撮ることに関してはハマりましたね。
なるほど。じゃあ結構記録写真っていう側面が強い感じですかね、そうすると。
そうですね、記録写真ですね。
私も初めてコンデジをコンパクトデジタルカメラを買って撮り始めたときはまさにそんな感じでしたね。
記録していくっていうか、自分ただただ散歩しているだけだとなんかもったいない気がして、せっかくだから歩いて見ているものをどんどん記録していこうと思って、
フィルムの感触と写真撮影
なんか撮るようになったっていう感じだったんで、なんか気持ちがちょっとわかる気がします。
そうですね。撮ると、後で見返したときに記憶が呼び起こされるというか、
写真がなかったらもう一生忘れてたんだろうなっていうことも思い出せるんで。
そうですね、そうですね。確かになぁ、そうですね。
なるほど。じゃあどうなんですか、結構現像とかも自分でやるとか、そういうレベルの入れ込み方ですか?
そこまではできてないですね。もうプリント屋さんにお願いしてみたいな感じでやってましたね。
そこからはまり込む前にデジタルに移行していくんで、現像まではやってないですね。
なるほど。もうそこまで行ってたらちょっとすごいなと思ったんですけど、さすがにそうですよね。
最近なんかカメラ屋さんに結構現像教室みたいなのを行くたびに勧められるんで、
こんだけ言われたらいつか行かなあかんのかと思ってるんですけど。
いや俺もちょっとやってみたいなっていう思いずっとあって、
結構都内とかでも、東京でも結構探すとあるんですよね。予約さえすればできますよっていうとこ結構あって、
ちょっと一回やってみたいなって思ってるんですけど。
面白そうですよね。
面白そうですよね。
駅の配合とかによって上がりが変わったりするみたいなんで、興味あるなあと思いますけど。
ちょっと一回やってみたいなあっていうのは俺も思ってるんですけど、
まあでもそういうのもなんかちょっと昔と違って高級な趣味になっちゃってるというか。
そうですよね。
なかなか大変ですよね。
フィルムがやばいですよね。
いや本当になんかあの、私はもう最近、いや本当最近、私もデジタルから入っちゃったんで、
あんまりフィルムのこととかわかってなかったんですけど、
最近ちょっと興味がもう湧きすぎてしまって我慢できなくなって、ちょっとフィルムもやってみようと思って。
あげてらっしゃいましたね。
そうなんですよ。最近ちょっとフィルムもやり始めてみたりしていて。
めっちゃいい写真やなと思って。
いやもうね、なんかやっぱフィルムで撮ることにすごいこだわる人って多いし、
まあよくあるあるな話で言えばそういう話かなと思うんですけど、
やっぱフィルムで撮ったらいいよっていう話って結構よく耳にするじゃないですか、いろんなところで。
で結構俺それなんか、まあ言うてでも写真だから同じだろうってなんとなく思ってたけど、
やっぱなんかちょっと違うなって実際やってみると感じますね。
デジタルだとまずいくらでも撮れちゃうなっていうところがやっぱ違いますよね、これもよくある話ですけど。
デジタルだったら何回でも撮れちゃうけど、やっぱフィルムだともったいないっていう感情がどうしても働いてしまって、
無駄にシャッター切っちゃダメだなって思っちゃうから、自然とこうなんかカメラを構える時のこのなんか心持ちが変わってくるというか。
ライカのM4について
そういうのはあるなあっていうふうに思うし。
気合が全然違いますよね。
いや本当そうです。本当そうです。本当そうだと思います。
だからなんかやっぱりこう、一回なんかこう体験してみなきゃわかんないなと思って、
そうなんかいろいろ言ってる人はいるけども、自分でやってみないとわかんないなと思って、一回やってみようと思ってやってみたんですけど。
フィルム楽しいですよね。
違うなっていう感じはします。やっぱり。
ただ高いっていう。
ただ高い。いや本当に高いっすよ。だってフィルムがまず1本2000円弱ぐらいするから、
で、現像とデータ化、プリントはしないにしても現像作業とデータ化の作業をしてもらって、また1000円いくらかかったりするから、
3、4000円ぐらいかかりますからね、1本。
35ミリあたり1枚100円ぐらい。
そうです。だからシャッター1回切るたびに100円だわんじゃれんじゃれってやってるイメージになるから、結構熱いなっていう感じですよね。
最近ハッセルのフィルムカメラを買って、買うまで1枚あたりいくらとか計算してなかったんですけど、
中盤のフィルムなんですよ。ブローニーフィルムって12枚しか撮れないんですよね。
で、1本3000円ぐらいして、で、現像、プリントもろもろ入れると、1枚500円になる。
何回計算しても500円になるんですよ。これ高すぎるかと思って、撮ってる人すごいなと思って。
いや、本当ですよね。本当にそうです。35ミリのフィルムでもワンショット100円レベルだから、中盤でだったら本当に500円とかいきますよね。
これすごいな、本当に。
いや、本当ですね。でも本当、最近の市山さんのX城でハッセル見て、俺もなんかちょっと500CMが欲しくなっちゃって。
欲しくなっちゃって。いや、めっちゃいいっすよね。
シャッター音がたまらないですよ。
いや、欲しいもん。本当に欲しい。だから、なんかいいやつ転がってないかなって結構物色してるんですけど、今。
はいはいはい。
いや、でも言うて買えねえわと思って。なかなかお金もないしなって思っちゃうから。
でも結構なんか俺の体感的に、いわゆるアンティークなカメラ本体とかレンズって、お金きちると絶対良くないなっていうなんか体感があるんですよ。
多少高くてもいいやつをいいとこで買ったほうがいいなっていう体感があって。
はいはい、安心できますよね。
安心できるから。だからなんかヤフオクとかメルカリとかで探しはまあ見つかるんだけども、なんか絶対怖くて買えねえなって思っちゃうんですけど。
ヤフオク、メルカリ、たぶん中にはいいものもあるんでしょうけど、なんかこう普通に店舗の買い取りとかやったら安く買い叩かれてしまうなっていう不具合があるようなものをメルカリとかに流してる可能性も多いにあると思うんで。
結構リスキーですよね。
いやなんかそれ考えちゃうと、その歌い文句としては美品とかってこうタイトルに入ってるんだけど、いやちょっと待ってください。
本当にこれ大丈夫なんてどうしても気になってしまって。
だからなんか割と大きめの、例えばマップカメラみたいなとことかで見て、いやどうなんかなーってこうなんかいつも俊々してはブラウザのタブを閉じるっていうのを毎日繰り返してるんですけど。
ドクターさんはフィルム持ってらっしゃるのってライカですか?
私が持っているのはライカのM4ですね。
M4。
だから完全メカニカルの時代のやつですね。その露出計とかもついてないやつで。
で、M3が多分そのいわゆるレンジファインダーの形で伝説の始まりと言われる機種だと思うんですけど。
そのM3の次に出たM4っていうやつを私は買っていて。
なんかそのM3でも良かったんですけど、自分がメガネかけてる人間だからファインダー結構大きめの方がいいのかなとかなんか色々考えて最終的にM4にしたんですけど。
20万くらいしましたね、俺が買ったやつは。
まあライカの中では安い方だと思いますけど。
20万だったら。
安い方なんですかね、どうなんでしょう。
いや高いっすよ。
高いですかね。
普通に高いっす。
普通に高いっす。
だってそれこそ70年くらい前とかのカメラですからね。
ですよね。
70年とか60年とか前の機械がいまだにそんな高値で取引されてるっていうだけでもまあびっくりなんですけど。
ただなんか露出系ついてるライカの中にも露出系がついてる、M6とかはたぶんついてるし、
あとはいわゆる普通の一般的な一眼レフっていうタイプのフィルムカメラとかも色々ある中で、
なんかそのやっぱ伝説的な、こんだけ色々言われてるやつなんだからまずはそこから体験しようかなと思って。
でライカのM3かM4かどっちかだなと思って探して結局最終的にはM4にしたんすけど。
いいですね。めっちゃいいと思います。
もうなんかカメラ屋さん行った時にフィルムのライカめっちゃ勧められてM4を勧められましたね。
そうなんかM4はやっぱりすごいバランスがいいっていうか悪いところがない。
完成系みたいなことよく書かれてるからなんかそれを私は結構鵜呑みにしちゃって、
いやたぶんこんだけ色々言われてるんだから絶対いいもんなんだろうと思ってM4にしたんすけど。
正直なんてかそのライカのいわゆるM3M4とかにすごい詳しいおじちゃんたち、
たまにすごいなんか古いブログとか見つかったりとかして色々文章が書いてあったりするんですけど、
なんかそのM6はM3M4と比べて作りがチャチであるみたいなことをすごい書いてるおじさんとかがいっぱい見つかるんですけど、
なんかそういうことは俺正直わかんないですよやっぱり素人だし。色々触ってきたわけじゃないから。
でもやっぱりなんかM4今持ってて触ってるといいもの感はありますねやっぱり。
そうですね。いいもの感。
いいもの感はあります。
そうですね。持った時に手に伝わってくるものがありますよね。
そうですね。クラフトマンシップを感じるというか。
だってよく考えてみたら1000分の1秒でシャッター切れるって、
どんな機械になってたらそんなことができるんだって普通に思いますよね。
全部機械式ですもんね。
全部機械式で、それこそ70年とか80年とか昔から1000分の1秒でシャッター切れる機械を作ってる、売ってるってそれ、
どういうことなんて冷静に考えると思うし。
で実際シャッターを切る前にチャージをガチャってやってみて、
音も気持ちいいんですよね。ガッチャンってチャージして。
シャッター音はね、それこそ人の好き嫌いとか好みあると思うんで何とも言えないですけど、
撮ってる感がやっぱあるし、
デジタルで始めた自分でも電子シャッターとメカニカルシャッターの違いは感じてたんですよね。
ミラーレスカメラとフィルムカメラの違い
もともとミラーレスで撮ってても電子シャッターって要は音がしないから何のフィードバックもないんですけど、
メカニカルシャッターだと中で機械的な何かがガシャって動いてる感じが手に振動としてくるから撮ってる感じ違うなって思ってたんですけど、
やっぱフィルムカメラはそれがやっぱりよりダイレクトになってるというか、
ガシャって言うから、本当になんかThis is シャッター音っていうのが鳴るから今撮ったんだなっていう感じが強く感じられますね。
写真を撮るっていうことに対して言うとシャッター音が大きいほど振動が大きいのでマイナスなんですけど、
体験的には絶対あった方が楽しいですよね。
そうですね。
電子シャッターはちょっと味気ないですもんね。
そうですね。
ピッて電子音が鳴るだけみたいな場合もありますし、ガシャって言ってほしい。
ガシャですね。
私は本当に最近始めたばっかりなんで、やっぱり素人がいろいろ買う前に素人なりに調べてみると、
なんでこのカメラ界隈の人たちはメカニカルシャッターにこんなにこだわるんだろうっていうふうに素人目に見てて思ってたんですけど、
自分で実際やってみると確かにガシャって鳴ってくれたほうがとってかわるなとかやってみるとすごいわかるなっていうところがあって、
雷花も本当そうですね。雷花いいぞ、雷花いいぞって言ってるおっちゃんがすげえいっぱいいるけど、
なんぼのもんじゃいと思って、半分疑いながらも買ってみて、
でも言ってることはわかるな。浸水するみたいな気持ちまではいかないにしても、やっぱり機械として面白いなっていうのはすごい触ってて、
思っちゃうなーっていうのもあるし、だからハッセルも500CMがちょっと触ってみたくて触ってみたくてもたまらないっていう状態になってるんですけど。
いやーめっちゃいいですよ。音もまた一際でかいですし、でもこれも機械意識ですしね。
この覗き込むファインダーがまたいいですよね、上から。
いいですよね。
ウエストレベルで。
ルーペがついててパカッて出てくるんですけど、それでピントを合わせて撮るみたいなフローも面白いし、めっちゃいいですよ。
そうっすよね。だから市山さんがショーノートに書いてくださったんですけど、
最近はカメラの撮る体験だったりとか、デザインとか撮影体験の方にハマってます?って多分ショーノートに書いてくれたと思うんですけど、
その気持ちがなんかね、最近すごいわかります。俺も。
一時期はもうスペックを追い求めてたんですけど、
ニコンのZ9っていうカメラがあって、ニコンのミラーレスのフラッグシップのカメラなんですけど、
それを買った時に、もうこれここまでいったら楽しくないなって。めっちゃ便利ですごくいいカメラなんですけど、便利すぎて、
オートフォーカスのバシバシ合うし、1秒間に20枚ぐらいシャッター切れるし、もう欠点がないんですよね。
なので、それ体験して逆に行きたいなと思って、ライカとかハッセルとか、逆のマニュアルフォーカスに行ったりとかっていう感じになってしまいましたね。
いやー、なんかわかる気がします。
やっぱZ9、これカメラ全然知らない人たちはもう全然わかんない話になっちゃうと思うんですけど、
Z9は本当にすごい、機能っていうかスペックが本当にすごいんですよね。
やっぱプロ御用達のカメラだし、動画も写真もなんでも撮れるし、すごいんですけど、それこそ連写とかめちゃくちゃ早くて、
仕事でどうしてもスポーツカメラマンとかだったりしたら、当然そういう機能があった方がいいっていうのは絶対あるんだろうけども、楽しいカメラっていう感じじゃもうないですよね。
そうですね。もう完全に仕事用っていう感じ。
仕事用って感じで。
うん。
いやー、わかります。だから、そうですよね。
なんか私もこう、なんかわかんない。
多分俺カメラ始めてまだ2年も経ってない1年半ぐらいなんですけど、
やっぱそういう中でもこう、いわゆるフルフレームのフルサイズって言われてるミラーレスの機種とか、
あとはマイクロフォーサーズのちょっと小さいけど軽くて便利なやつとかなんかいろいろ使ってみたりして、
やっぱ最近はもうスペックじゃないなってなんか思い始めてるというか、やっぱなんかフルフレームのカメラの写りの良さとか、
バキバキに改造してすげえなみたいなのは確かにあるし、
まあそれはもちろんレンズの組み合わせとかにももちろんよるんですけど、
なんか違う画が撮れるなっていうのは体感してみてわかったんですけど、
でもなんかとはいえそこを、私がやりたいことってそこじゃないのかもなって最近思い始めたりとかして、
まあそれでなんかライカに行ってみたりとかしたりしてるんですよね。
だからやっぱなんかそのちゃんと撮れるとかめちゃくちゃ鮮明に映るとかっていうことの楽しさってないわけじゃないし、
実際それ気持ちよかったりもするんですけど、
なんかそうじゃない部分にすごい楽しみを見出してしまう気持ちがなんか最近すごいあって、
なんかすごいわかる気がします。
市山さんのその体験の方にハマっちゃうみたいなところもわかる気がします。
もう進化が結構行き切ってしまってて、
なんかこう技術的なスペック的な進化って僕にとっては必要ないかなっていうところまで来てるんで、
であればなんかこう楽しみ、撮ることをより楽しめるカメラみたいなところの方がなんか僕の中では価値が上がってきてるところはありますね。
なるほど。実際どうですか?そのハッセルとかで。やっぱり違いますか?全然。
全然違いますね。なんかメーカーによってやっぱり。
ハッセルとかはレンズシャッターなんで、そのシャッターがレンズの中に入ってる状態なんで、
なんかもう物的に結構面白いですし、
僕が買ったハッセルは昔のフィルムカメラの500CMとかにつけれるんですね、デジタルバッグっていう形で。
昔のカメラと最新の技術みたいなのを合わせる撮り方もできて面白いですし、
なんかこう単純に楽しいですね。写真はちゃんと撮れないです。
めちゃくちゃ難しいです。点と合わないし。
決定的瞬間は逃しまくるんですけど、まあいいやっていう。
そうですね。なんかわかるわ。
俺もだから一番最初に買ったのがGRなんですけど、
いわゆるスナップシューターって呼ばれてる気軽に撮れるタイプのデジタルカメラで、
もう決定的瞬間系は全部GRですもんね、やっぱり。
ですよね。
なんかこうやっぱフィルムとかの、ライカとかのフィルムカメラとかってなると、
まず露出を合わせなきゃとかやってるうちに決定的瞬間はあっという間に過ぎ去っていってしまうんで。
なかなか撮れないんですけど、だから全然体験としてやっぱ違うなっていうふうに思いますね。
すぐ結果もわかんないし、フィルムだと。
露出系とかで合わせると、ほんまにこれで合ってんのかなって気持ちでシャッター切りますよね。
そうですね。だから俺結構常に2台持ってます。
GRのディスプレイで見て、ISO感度合わせておくんですよ。
フィルムの入ってるフィルムのISO感度とGRのISO感度合わせておいて、
まずGRで構えてみて、このシャッタースピードとこの絞りだなっていうふうにやって、
それで撮るようにしてますね。だから露出系代わりにGRを使えるんで、
だいたい思った通りの明るさで撮れてますね、今のところ。
それいいですね。確かに。めっちゃ賢い。すごいですね。
フィルムカメラの楽しさ
最初なんか露出系買おうかなとか、スマートフォンアプリでも露出系アプリみたいなのあるんですよね。
それで何かやってみようかなとかも思ったんですけど、
いや、ワンショット100円だし、ちゃんと撮りたいなと思って。
GRで構えて、それでちゃんと露出合わせてから、
でもユーテコライカの場合だと、1000分の1の次は500分の1で間が中間がないんで、
シャッタースピードとか絞りの段階が半分ずつの速さになっていく感じなんで、
中途半端な600分の1秒とかないから、そこは絞りの方で調整するとして考えてから撮りますね。
なるほど。でもネガやってある程度プリントの時に調整してくれますもんね。
そうですね。そういうふうに言われてるし、そうなんだろうなと思って、
ちょっと多少外れてても大丈夫だろうと思って撮ってますけど、
まぁでもなんかやっぱり、ちょっとまだ始めたばっかり、フィルムは本当始めたばっかりだから、
なんかもうちょっとやってみないと良さが分かんない感じはありますね。
まだ多分100枚ぐらいしか撮ってないんで、100枚ぐらいしか撮ってないとまだ全然進化が分からないというか、
見て綺麗だなぁとは思いますけどね、やっぱりフィルムは。
でもフィルムの100枚とデジタルの100枚やったらかけてる時間全然違いますよね。
そうそう。全然違います。
フィルムの方が10倍ぐらいかかってますよね、多分。
いや、かかってると思いますね。
GRとかを、なんか私の標準装備って、絶対GRは常に絶対入ってるんですよ。
もう体の一部になってて、それこそなんかちょっとそこまでポストに、
郵便ポストに何か郵便物入れに行くみたいな3分ぐらいの外出でも絶対持って出ていくんで、
そういう意味ではもうずっとGRを持ってるんですけど、
やっぱGRは1日200枚、300枚ぐらい多分撮ってるんですよね。
そんな撮るんですね。
散歩で外出てる時間もずっと持ってるし、
だいたい多分平均すると1日300前後は多分撮ってて、200ぐらいかな。
200枚ぐらいとか撮ってるんで、
で、フィルムはやっぱこれ絶対撮りたいなって思った時だけ撮るようにしてるから、
GRとライカの撮影体験
全然違いますね。全然違います、本当に。
10倍どころじゃないかもしれないですね。
10倍どころじゃないっすね。
なんかこうGRで撮って、適当にパシャパシャ撮ってて、
これは多分たまにしか出会わないいい場面だなって直感が働く瞬間に、
背中のリュックからゴソゴソっとライカーを出してそこを撮るって感じですね。
なるほど。背中のリュックにあるものを取り出す手間を超えるモチベーションがあるときってことですね。
そうですそうです。
これ多分この瞬間撮ったほうがいいなって思う。
GRで写真撮るときはもうほとんど条件反射なんですよね。
なんかいいなって思ったらもう条件反射で撮ってるんですけど、
でもなんか体感的に1ヶ月に2、3回、もうちょいあるかな。
1週間に2、3回ぐらいとか、これ多分今すげえ撮るべき場所に今俺立ってるなって感じる瞬間っていうのがあって、
そういうときにライカーを引っ張り出します、リュックから。
でもやっぱりなんかすごい時間かかっちゃうから悩ましいんですけど、
でもなんか無駄に切るよりは全然いいかなと思うし、今はそんな感じでやってるんですけどね。
いいですね。羨ましいですね。僕もライカーのフィルム持ってないんで、すごい羨ましいですね。
いやーでも、一山さんはカメラ機材にめちゃくちゃお金かけてるなっていうふうに普段感じてるし。
M11だってボディだけで100枚以上しますもんね、多分。
今はなんか上がってますね。僕そんな上がる前やったんで、そんなにあれですけど、でも100枚以上はしましたね。
そうっすよね。もうそれだけで全然手出る気がしませんもん、俺。
20万のM4だってすごい手震えながら買いましたからね。プルプルしながら。
なんかこう試したくなってしまって。
いや、わかります。
ついつい。
わかります。もうレンズとかもそうっすよね。
オールドレンズの魅力
レンズとかもそうっすね。
試したくなっちゃって。
試したい、トライしたいっすね。で、トライしないとわからないことが多すぎて。
いや、ほんとそうっすよ。ほんとそうっす。
だからなんか現行の、私は普段使ってるのルミックスのカメラなんですけど、
そのルミックスのフルサイズ、フルフレームだといわゆるLマウントアライアンスって言って、
そのLeicaと提携してLマウントっていうマウントがあって、そのレンズが使えるっていうやつなんですけど、
そのLマウントの現行のレンズよりもオールドレンズの方が高かったりしますからね、普通に。
普通に高かったりしますからね。
オールドレンズが急にミラーレスが来てから値段が上がってきましたね。
いや、ほんとにそうですよ。だから俺が持ってるやつで一番高いのは多分ズマロンですもんね。
全部のレンズの中で一番高かったのたぶんズマロンで、
ズマロン3.5?
3.5です。
ズマロンの3.5が確か、いくらぐらいだったかな、14、15万だったと思うんですけど、
そのLマウントの現行のミラーレス用のレンズで15万出したレンズなんか俺ないですからね。
一番高いのがそれこそ5、60年前のレンズっていう。
高いですよね、オールドレンズ。
高い割に現行品ほど綺麗に映るかっていうとそういうわけでもなくて、
それぞれの独特な味があったりみたいなところにみんなお金払ってる感じなんでよくわからん世界ですけど。
いや、ほんとよくわからん世界ですよね。ほんとに。
ほんとによくわからん世界だよな。
なんかでもやっぱお気に入りのレンズとかありますか?
オールドレンズとかそんなめちゃくちゃ持ってるわけではないんですけど、
昔のこの振動するズミクロンとかは結構好きなんですけど、
昔の試して今の試したら結局今のレンズの方が綺麗なって思っちゃったりして、
新しいライカのレンズを使っちゃったりしてますね。
現行のズミルクスとかその辺ですか?
そうですね、現行のズミルクスですね。
そこはオールドレンズにはまりすぎない性格で良かったなと思って。
でも再現ないじゃないですか、オールドレンズを始めたら。
再現ないっす、まじで。
そうですね。
まじでほんとそうだと思います。
いやー、でもなんていうんですか、
多分今日の収録はずっとカメラの話しかしてないじゃんってみんな思ってると思うんですけど、
今日はね、もう俺の中ではずっとカメラの話したい相手だったんで、そこは許してもらって。
聞いてる皆さんには許していただきたいんですけど。
自分が好きなことを語れる相手がいたら嬉しいですよね。
そうですね、ほんとに。
結構ウェブ界隈とか、カメラ好きな人いるイメージですけど、
とはいえあんまり話すことないから、みんなね、結構カメラやってる人いそうな感じはするんですけど。
カメラやってる方多いですよね。
うん、結構いますよね。
結構いると思うんですけど、とはいえでもなんかあんまりカメラの話することってないから、
もう市山さんだったらカメラの話ずっとしてても大丈夫だろうって俺は思ったんで。
ありがとうございます。
もう今日はカメラの話しちゃおうと思って撮ってるんですけど。
いやー、嬉しいです。
でもどうなんですか、写真はあくまでも趣味の範囲とか、
仕事で撮る写真は仕事の写真だと思うんですけど、
あくまでも普段撮る写真はやっぱりなんか趣味の範疇でっていう感じなんですか。
趣味、そうですね、普段なんか街中とかで撮るのは趣味っていうかなんかあれですね、
機材テスト的なところもありますよね。
仕事とか、どっか旅行行った時とか、
逃してはいけない瞬間に最大のパフォーマンスを発揮できるように
普段からいろんな場所で撮っとくと、
こういう時はこう撮ったらいいなみたいな、積み重なっていくじゃないですか。
そのためにいろいろ撮ってるっていう感じは若干ありますね。
プラス、いいなと思って撮ってるっていうのも多分あるんですけど、
機材テストって言ったらなんかちょっとあれかな。
筋トレみたいな感じですよね、多分。
楽しんで撮ってます。楽しみながら練習しながらみたいな感じですね。
そっか、まあ確かにな。
レンジファインダーとかだとやっぱり慣れてないと一瞬で撮れないですもんね。
そうですよね。
僕はレンジファインダーの機能は使ってなくてEVFつけちゃってるので、
ちょっとズルしてます。
でもそれで撮れるんだったら別に全然俺はいいと思うけどな。
たまにレンジファインダー過激派の人いるじゃないですか。
ライカならレンジファインダーで撮るべきだみたいな感じの過激派の人とかいるけど、
別にそこはデジタルで撮れるんだからそれでもいいと思うけどなって思っちゃうけど。
僕はあんまりなんでもいいかなと思ってるほうなんで、便利なほうに流れちゃいました。
いや、わかります。
でももし絶対ないですけど、M4に液晶ついてたら俺多分液晶で撮っちゃいますもんだって。
いや、いいですよね。めっちゃ便利です。
絶対そっちの方が便利だし。
撮影テーマの追求
本当にフィルム界隈とかも不自由さを楽しむみたいなことを言ってる人いるんですけど、
それは確かに不自由さを楽しむっていう側面はあるし、ゼロではないけども、
選択肢としてもっと便利なものがすぐ隣にあったらやっぱりそっち使っちゃうよなって思っちゃうよな。
フィルムでもライカでも逃したくない瞬間はきますもんね。
その時に合わせやすいほうがいいんちゃうかなっていう気もします。
その時にレンジファインダーであたふたして、レンジファインダーを極めろよっていうのが多分ゼロなんでしょうけど、
なかなか合わない時もあるんで。
そうですね。いや、とっさに合わせられないな、まだ。難しいっすよ、やっぱり。
とっさに合わせられないっす。
暗い時とか二重像が出ない時とかないですかね。
ありますあります。
その時どうやったらいいんかなってわからなくなって、結局EVF入れちゃいましたけど。
そうですね。本当そう思います。
不自由さ楽しむっていうのはゼロではないけど、やっぱり便利なほうが絶対いいよなって思うし。
なんかフィルムとデジタルで、やっぱりフィルムのほうが確かに大事に撮るし丁寧に撮るけど、
それはそれとして楽しいけど、でもやっぱりデジタルはデジタルでバシバシ何枚でも撮れるのがやっぱりそっちのほうが便利だし。
俺だいたい3台持って歩いてますもんね、普段。
3台?
3台持ってます。ポケットにパーカーとかのカンガルーポケットみたいに前についてるポケットにGRが入ってて、だいたい。
リュックの上のところにライカが入ってて、下のところに別のミラーレスが入ってます。3台持ちですね、普段。
ルミックスのミラーレスのマイクロフォーサーズのやつかフルフレームのやつかのどっちかが入ってて。
すごいですね。
3台持ちですね、普段。
3本の時も3台持ちですか?
3本の時も3台持ちです。
おかしいですか?それはすごいな。
だから結構最近重くて大変なんですけど。
重いですよね。
一番最初はGRだけだったんで、もうポケットで足りてたんですけど、そのミラーレス買ったときにスリングで肩掛けで背負えるバッグでカメラを1個収納できる的なやつを買ったんですけど、
それの上ジッパーのところはカメラ入れっていうよりかは何でも入る空間みたいなスペースがあるバッグだったんで、
その何でも入るスペースに今はライカが収まってて、3台持ちになってますね。
三脚とか持って行ってるんですか?
三脚はさすがに持ち歩けないなって思って持ってないんですけど、常に手持ちで撮ってますね、どんな時でも。
いやーすごい。相当気合い入ってるんですね。
相当重たいです。相当重たいですけど、3台持って歩いてますね。
基本はもうGRで全部撮るんですけど、なんか最近は結構作品撮りじゃないんですけど、なんかテーマを持って自分なりに撮りたいなって思う時があって、
そういう時はLUMIXの方を引っ張り出して、ちゃんと撮るって感じですね。
GRはスナップを撮ってるっていう感じで、条件反射でももはや全ての目に留まったものを撮るみたいな感じで撮っちゃうんですけど、
LUMIXを引っ張り出す時はなんか写真をちゃんと撮るぞって気持ちで撮ってますね。
そのテーマみたいなところをお伺いしたかったんですけど、
僕はあまり写真で何かを表現するとか、テーマを作って撮影するとか、そういうのあんまりしたことなくて、
撮られてる写真をどういうテーマを持って撮影してるところがあるのかなと思って聞きたかったんですけど。
質問にお答えする前に自分からこんなこと言っちゃうんですけど、
市山さんの写真、組写真って感じの何枚かの中には同じテーマがちゃんとあって撮られてるのかなって見てて思ってましたけど、そういうことはないんですか?
ありますかね。それほど深くないかもしれないですね。忘れちゃってますね。
市山さんの写真への取り組み
結構2枚3枚セットで投稿されてるやつ見ると、場所が同じっていうのもあるかもしれないけど、
あれ程度同じような何かテーマ性を持ってこの3枚にしたのかなって思うような感じに見えてたんですけど。
何枚か上げてる時は多分同じ場所とかテーマみたいなものがうっすらあるのかもしれないですけど、
テーマ性のある作品を撮るぞと思って撮りに行ってるわけではなくて、
いい機会があれば撮ろうかなとか、機材テスト的なことをしようかなみたいなモチベーションが結構強いんで。
表現をしようっていう、ドクターさんが写真展出されるみたいなお話をお伺いしたんですけど、そういうところへのモチベーションとかをお伺いしたいなと思ってます。
最近というか去年、それこそちゃんと写真を写真として取り組み始めてから半年ぐらいとか経ったときに、
だんだん自分なりに自分なりの良し悪しみたいなのが生まれてきたんですよね、半年ぐらい経って。
自分で撮ったやつを見返したときに、これは良いな、これはダメだなみたいなのが、
結構感覚的なふんわりしたものというよりは、明確にこれは良い、これはダメみたいなのが自分の中で判断できるようになってきたなっていう自覚が多分半年ぐらい経ったときに出てきて、
その感覚が芽生えてる感じはするんだけども、果たしてこの感覚って正解なのか、正解じゃないのか、
自己満足的な、ひとりよがりな感覚なのか、それともちゃんと成長してるのか、どっちなんだろうなっていうのが自分でわかんなくなっちゃって。
だから一回ちゃんとショーとかに出してみて、確かめようと思ったんですよ、単純に。
それで海外のインターナショナルコンペみたいなやつの有名どころを適当にググって検索して、
ここら辺が著名な海外のショーですよみたいなのを探してきて、そこに何枚か出してみたりとかして、
その選考結果みたいなのがちょうど去年の年末ぐらいにパパッと発表された中で、2つぐらいかな?3つぐらいに確か応募したんですけど、
2つぐらいでホロナブルメンションが取れて、仮作ですよね、仮作が取れて、
なんかわかんないなりにやってきたつもりだったけど、間違ってはいないのかもしんないなって、その結果を見たときに思って、
だったら自分がいいって感じるものをもっともっと追求していってみようかなみたいなふうに去年あたりからだんだん思い始めたんですね。
で、やっぱこう、ほんとに毎日、これ冗談抜きで毎日365日朝2時間3時間とか外歩いてて、
ほんとに200枚300枚とか取ってくるんですよ、最低でも。
アーティスト活動と銀座のショーウィンドウ
で結構なんか、もう土日とかになると、切り上げて早く帰ってこなきゃみたいな制約もなくなるんで、
昼前ぐらいまでずっと帰ってこないみたいな、朝6時ぐらいに出て行って、
お昼まで帰って、
6時からですかね。
そうです、朝6時から出て行って、昼ぐらいまで帰ってこないみたいな感じの時とかもあって、もうそういう日は1000枚とかになってるんですよね、その取ってる数とかが。
で、そんだけ取ってると、なんかだんだん自分の中でいいなって思えるものの輪郭がぼんやりこう見えてくるというか、
だんだんなんか興味のあるものってこういうものなのかもしれないなっていうのがなんとなくわかってくるんですよね。
で、その中で最近自分が気づいたのは、結構銀座のショーウィンド撮るの好きだなとか、
撮ってて楽しいものってやっぱあるんだなみたいなこととか思ったりして、
で、結構普段は割と取り留めのないその辺の道路の看板撮ってみたりとか、
植え込みの草木とか花とか撮ってみたりとかしてるんですけど、そういうものってなんかこう作品にしにくいというか、
できなくはないんでしょうけど、割とこうありふれたものになっちゃうんで、
だったらちょっと違うものとして銀座のショーウィンドとかは、
そこら中にあるものでもないし、なんかこう作品っていう形にしやすいテーマなんじゃないかなと思って、
最初はざっくりその、ショーウィンド銀座くらいしか、最初はざっくりふんわりそういう雰囲気だけ持ってて、
とにかく撮ってみる。たくさん撮ってみて。で、撮っていくとだんだんなんか、
そのふんわりぼんやりしてた輪郭がだんだん鮮明になってくる感じがあって。
で、その去年9月、10月くらいから最近直近の3月、4月までずっと撮りためてたやつを、
また見返しながら、こんだけたくさん撮ったけど、これ何を俺は言いたかったのかなみたいなことを思いながら見返してみて、
それを写真展に応募してみたりとかっていうふうにするんですけど、
ただ、とはいえなんか、今はまだ何の結果も出てないんでわかんないんですけど、
そんな感じでこうやってる感じですかね。その、なんだろう、テーマ性を持ってっていう意味で言うと。
はいはいはい。いや、すごいっすね。モチベーションが。
やっぱなんかテーマを決めてやると、撮り方とかもちょっと変わってきますもんね。
変わってきます、本当に。だからなんか今までは、なんかいいなーって思ったものとかに、
その積水反射的にカメラを向けて撮るみたいな感じのことだったんですけど、
今はもう銀座、ショーウィンドウって決めたら、それをどう撮るかになるんですよね、今度は積水反射じゃなくて。
どう撮ったら自分が言いたいことが収まるんかなって考えて撮ってみたりしてるんですけど、
たまにAFが、オートフォーカスが暴れて、ショーウィンドウの手前のガラスにフォーカスが合っちゃうみたいなこととかもあるんですけど、
なんかそういうの見てて、これ結構なんか面白いなと思って。
その、ショーウィンドウの外側から俺たちはショーウィンドウの中を見てるけど、
なんか中に立ってるマネキンの目線だとショーウィンドウの中から俺たちを見てる。
なんかそこに境界があるけど、なんかこの境界を隔てた2つの世界って本当に完全に別のものなのかなって考えて、
こうなんかマネキンとかよーく見てみると、めちゃくちゃ傷だらけだったりするんですよ、そのマネキンの指の先とかが。
なんか指輪をつけてた後なのかわかんないけど指のところがすごい欠けてしまった、塗装が剥げてしまってたりとかして、
あーこいつらもめっちゃ頑張って仕事してんだなーとかって思うと、
なんかそのショーウィンドウの向こうとこっちって、なんか人間の目線だと何かを見ているっていう気になってるけど、
なんか別にそれってどっちに立ってるかの違いだけであって、俺たちもあんま変わんないんじゃないかなーとかってこう思ったりとかして、
なんかそういうことやってるとだんだんなんか作品っぽくなってくるんですよね、その撮ってるものが。
いろんなことを考えながら撮ってると。
アートですね。
そうですね、だからなんかその自分の中で最初はふんわり銀座ショーウィンドウだったんですけど、
最近はなんかその、あいつらも仕事してんだなーって思ったりとか、
なんかガラスを隔てて向こうとこっちって分かれてる気になってるけど、
実際は本当にはそういう感じでもないんじゃないかなとかって思ったりとか、
なんかそういう感じることを写真で表現できないかなと思って、いろいろやってみたりとかしてるんですよね。
ただまぁその銀座とショーウィンドウをテーマに撮った写真っていうのは何の受賞歴もないんで、
なんか自分の中で今はまだ溜めてってるだけで、形にはなってないんですけど。
その銀座のショーウィンドウっていうテーマを持って撮った写真を集めて、
何か写真集にしてみたりみたいなことはされるんですか?
いや、やりました、それは。
それはもうやりました。
これもノーマライズFMで言ってる話なんですけど、
1ヶ月分の写真をまとめて、そっからセレクトして冊子にしてるんですよ、毎月。
1ヶ月に1冊本ができるっていうふうに普段からしてるんですけど、
ジャパンフォトアワードと写真の加工
去年1年間で撮った銀座テーマ1冊、別で作ろうと思って作ったんですよ。
1年に1冊っていう感じで、特別版みたいなやつを作ったんですね。
それはもう銀座のショーウィンドウの写真だけにしようと思って、
テーマ銀座だけで1冊作ったんですよね。
すごいですね。
だけどそれはなんか、やっぱり作って、一生懸命作ってはみたけど、
これまだたぶん途中だなっていう感じがしたし、
全然これからもっと取りためていかないとダメだなって思ったんで、
今年もずっと撮り続けてますね、それから4ヶ月か3ヶ月くらいか。
そうなんですね。
もう完全にアーティスト活動。
アーティスト活動そうですね。
完全にそうですね。
写真家さんですよね。
そうですね。
あとはなんか、最近ジャパンフォトアワードっていう、
日本の写真のアワードがあったんですよ、ちょっと前に。
2月くらいに締め切りだったのかな、確か。
そうぐらいのタイミングでやってたジャパンフォトアワードっていう、
年一でやってるアワードがあるんですけど、
そのジャパンフォトアワードにシェーダーを使ってちょっと加工した作品を出してた、
応募で出してたんですけど、
そのジャパンフォトアワードは、
キュレーターとか審査員が4人いて、
その審査員の4人が1人ずつ選ぶっていうショーなんですよ。
ジャパンフォトアワードのショーの形が。
みんなの中から1番とかではなくて、
審査員4人がそれぞれ1人ずつ選ぶっていうやつで。
なんで受賞者が4人しかいないアワードなんですけど、
私の作品は応募はしたけど、その4人には入んなかったんですよ、結局。
言うて素人が背伸びしてるだけだしなって自分でも思ってるし、
そこは選ばれなかったこと自体は全然不思議にも感じないし、
また頑張ろうっていうだけなんですけど、
そのジャパンフォトアワードの連動企画みたいなやつで、
入選しなかった人たちの中から、
次世代を担う可能性を秘めた人たちを集めて、
一緒に本にしましょうみたいな企画があって、
その受賞者の4人はジャパンフォトアワードの冊子にちゃんと作品がバーンって載るんですけど、
後半部分には、
次世代の可能性を持った人たち30人ぐらいの写真が1人1枚ずつだけ入るってやつがあって、
その中に入ったって感じですね、私のやつは。
なるほど、それすごいですね。
多分、1000弱ぐらいの応募の中から、
多分40人ぐらいしか選ばれないんで、その中に入ったっていう感じなんですけど。
すごい。
本になって展示もされる。
本に載る1枚が、
ジャパンフォトアワードのKGプラスの京都グラフィーの展示のところに一緒に入るっていう感じですね。
すごいですね。
京都グラフィー、去年も行きました。見に京都に。
KGプラスとかで知り合いの方が出してたりしたんで、
すごいですよね。
なかなかそんな本になって展示してもらって、いろんな人に見てもらえる機会なんてないと思うんで。
それはあれですか、伸びてるやつですか?
伸びてるやつです。
シェーダーとかUVとかあんまり意味が分かってないんですけど、あれってどう…
そうですよね。
あれはですね、いわゆるWebGLとかを使うときにシェーダーっていうのを書くんですね。
シェーダーっていうのは言ったらフォトショップとかにフィルターってあると思うんですよ。
例えばガウシアンブラフィルターみたいなフィルターってあると思うんですけど、あれをプログラムする言語みたいなのでシェーダーっていうのがあるんですね。
だからCGを描画するときにどういうエフェクトをかけて画面に出すかみたいなのをプログラムをバーって書くんですけど、そのプログラムのことをざっくりシェーダーって言うんですよ。
私はWebGL使いなんで、当然そのシェーダーとかをずっと普段から書いてるし、これまでも長く書いてきたんで、
作品集と展示
自分のアイデンティティと写真を組み合わせるときに、私的にはそこすごい組み合わせることに興味があったわけですよね。
ずっとWebGLでやってきたから、シェーダーで飯をずっと食ってきたから、
なんか自分が今こんだけ好きな写真っていう概念とシェーダーをなんとか連結できないかなって考えたんですよ。
なので、ざっくり言っちゃうとフォトショーのフィルターを自作したみたいな感じですね。ざっくり言ってしまうと。
自分で作ったプログラムに画像を読み込ませて、そのプログラムで画像をシェーダープログラムによって加工したものを作品ですって言って出してるみたいな感じです。
プログラミングした結果っていう感じなんですね。
そうです。自分のプログラムを通り抜けた結果、出来上がってきたものって感じですね。
通り抜けた結果って1パターンじゃなくていっぱいあるんですか?
いっぱいあります。自分でプログラムを描けるんで何でもできるんですよ、正直。
その中から良い塩梅のものをセレクトして作品とするみたいな。
ライトルームとかでも軌道のスライダーを動かしたりするじゃないですか。あれですね、完全に。
プログラムで自分の描いたプログラムでコントラスト上げたりもできるし色相変えたりもできるしみたいなのを自分でプログラムで描くわけですよ。
もともとCGやってる人間ってそういうことが仕事なんで。
暗部を持ち上げる、明るいところを下げるとかを自分でプログラムで描くんですね、シェーダープログラムで。
さらにこのカーソルが重なってる場所を横に引き伸ばすようなプログラムとかも自分で描いて、
そういう一個の加工ツールみたいなのを作ってしまって、自分が撮ってきた写真をそこに突っ込んで自分でスライダーを動かしたりカーソルを動かしたりして、
ライトルームのオリジナル版みたいなのを自分で作って自分で加工するみたいな感じですね。
かなり特殊な調整項目が入ってますよね。
結構そうですね。
めっちゃ伸びたりしてるじゃないですか。あんなスライダーライトルームとかにはないじゃないですか。
ないですね。
そうです。だから自分でそういう表現したいなと思ったんで、引き伸ばせるようなプログラムを描いて、
どれぐらいの幅で引き伸ばすかとかも自分で変えられるようにして。
すごいですね。それあれじゃないですか、現像ソフトとして販売できるみたいな。
そうですね。販売はしないですけど、でも要はそういうことです。
いわゆる写真家の方々が撮ってきた写真のローデータをライトルームで読み込んで明るさ変えたりとかしてるのと同じ感覚で、
私は自分の撮ってきた写真を自分のプログラムに加わして、自分のプログラムで調整した結果として、
これは写真ですって言い張って、胸を張って出していくっていう感じですね。
なるほど。
俺なんか勝手に持ってたイメージが、何かしらプログラミングして貼るんやろうなと思ったんですけど、
WebGLのイメージがあったんで、WebGLでぐにょぐにょ動いてる途中を止めて作品としてるんかなって思ったんですけど、そういうわけじゃないんですね。
でもやってることはそういうことですね。
時間の概念を進めるのも止めたままにするのもプログラムでどっちにでもできるんで、
よくWebで見るWebGLの表現ってのは時間という概念を常に変化させてるからぐにょぐにょしてるんですけど、
時間を止めることも当然できるんで、プログラムをそういう風に書けばいいだけなんで。
だからまさにシェーダープログラムというCGを生み出すためのテクノロジーを写真に結合して、
ひとつの表現として自分でやってるって、自分では言い張ってるって感じですね。
なるほど。
それが写真なのかみたいなこと言われちゃうとちょっとうってなるんですけど、
でも俺はこれが写真だと思ってやってるっていう感じですね。
写真表現ですよね。
そうですね。
実際その写真のアワードで一応選んではいただけたので、
あまりにも突拍子もない話でもないのかなってちょっと思ってはいるんですけど。
いやーすごい。それはすごいですね。そこをプログラミングしてあるんですね。
普通の人にはなかなかできないですよね。
それこそすごい特殊な機材を使って特殊な表現をしているみたいな写真家さんも中にはいらっしゃったりすると思うんですけど、
まさにそういうタイプだと思うんですよね。
自分の持ってるスキルと組み合わせて自分だけしかできない写真表現をやってるっていう感じだと思います。
フィルムで特殊な液の配合で普通の写真と違う現像の仕方をするとか、そういうところと近いかもしれないですね。
そうですね。そうだと思います。
あえて現像の途中でそこを自分で指で触って変な指の跡とかついてるんだけどそれが写真表現になってるとかっていうのもね、
たぶん昔からあったとは思うんですけど、なんかそれに近いマインドだと思いますね。
すごいですね。ちゃんとそれが評価されて本にも載るっていう。
そうですね。めっちゃ嬉しかったっすよ、本当に。
本に自分の写真が載るとか。
めっちゃ嬉しかったです。写真初めて一番嬉しかったですね、そのジャパンフォトワークを。
ジャパンフォトアワードって結構なんか調べた感じかなりちゃんとしてるショーで、
今年で11回目とかだったんですよ。
毎年選ばれた4人の作品が本になってずっと来てるんですけど、確か去年かその前かぐらいからその
次世代の写真家をもっと盛り上げようみたいな感じで、
インテューションっていう一人一枚だけなんだけどそれがたくさん寄せ集まったやつが一緒に写真になるようになったらしいんですけど。
本当にインテューション通過しましたってメール来たのを見たとき、時間が止まったかと思いましたね。
驚きすぎて、嘘だろってなりましたね。
いいですね。そんなの伺いすると自分も出してみたいなってちょっと思ってきますね。
絶対市山さんの写真とかマジでプロ級だから絶対いけると思いますけどね。
そういうテーマとかオリジナリティとかが重要なんですかね。選ばれる先行ポイントとしては。
いろんな写真賞があると思うんですよ正直。
例えば風景写真のコンテストとかだったら綺麗に撮れてることとかが大事なんだと思うんですけど、
私の場合は結構現代アートっぽい文脈の、ただ写真を撮って綺麗かどうかっていうことよりも、
アートとしての写真みたいなところに私は結構興味があるんで。
ジャパンフォトアワードとかもまさにそういう感じのショーだったんで、
ただ綺麗な写真を撮って送ったらそれが評価されるっていうよりは、
なんか時代性であったりとかメッセージ性みたいなところも含めて写真で表現されてるものっていうのが毎年選ばれてるなっていうのは、
なんかその歴代の受賞されてる作品見るとやっぱそういうところ感じたんで、
ここで評価されたらちょっと嬉しいかもと思っていたしました。
なるほどなるほど。いいですね。
本当に驚きました。今でもなんか嘘みたいだなって思ってるし。
なんか本当に展示されるのって初めてなんで、絶対見に行こうと思って。京都行こうと思って。
どれぐらいのサイズで出るんですか?
どうなんすかね。でもA4ぐらいだと思いますね、たぶん。
なんかそのいわゆる普通のホテルっていうかなんて言うんだろうな。
いやホテルなんですけど、いわゆる東京とかにあるでっかいホテルと違って、
こだてのたぶんこじんまりとしたホテルがギャラリーがついてるみたいな感じの場所っぽいんですけど、
ギャラリー的な空間がロビーとかがそういう感じになっているホテルみたいな場所を会場にして、
その選出された4人の作品とインテューションで選出された30何人かの写真が展示されるんですけど、
たぶんA4ぐらいのサイズでダーって並ぶんだと思います、横に。
いいですね。それちょっと見に行かせていただきます。
いやもうたった1枚なんで、全然なんか自慢するようなことではないんですけど。
自慢してください。
自分的にはすっごい嬉しかったから。
それはすごい。おめでとうございます。
ありがとうございます。本当に嬉しかったし、なんかもうちょっと掘ってみようかなって思いました。
モチベーションになりますよね。
なんかそんなすごい大それたショーではないにしても、
いやでもたぶん本当に1000人弱の中からの3,40人に入っているんだと思うんですよ。たぶんなんですけど。確証はないんですけど。
そう考えると結構もうちょっと頑張ってみてもいいのかもなってちょっと思って。
キュレーターの方とかと話とかできるんですか?
イントゥイーションで選出された30何人かは、
ポートフォリオレビューみたいな感じで提出した作品に対するレビューが全員に返ってくるらしいんですけど、
でもそれ結構先6月とか7月ぐらいっていう話でしたね。
だから直接会ってレビュー受けたりとかはできなくて、メールでたぶん送られてくるのかなと思うんですけど。
でもなんか楽しみですね。どんなふうに見てもらえたのか。
どんなふうに見てもらえたんだかわからないですけどね。
何かしら選んだ理由を書いてくださっているってことですよね。
そうですね。だからもうなんかいっそ包み隠さず全部書いたんで、
シェーダーというプログラムを自分で書いて、それで写真を拡張しようとしてるんですよっていうふうにちゃんと説明は提出するときに書いたんで。
なるほど。
みんなプログラマーじゃないと思うんで、こいつ何言ってんだってたぶんなったとは思うんですけど。
でもなんかやりたいことってたぶんこういうことなのかなっていうのは伝わったから選んでいただけたんじゃないかなと思ってるんですけどね。
そうですよね。
すごい未来を担うみたいなところで言うと可能性を感じたんでしょうね。
たぶんここからもっと面白いものがいろいろこの方から出てくるんじゃないかっていう。
そういうことだろうって前向きに受け止めてますけど。
いや、すごい。いいですね。
テーマの欠如と表現への取り組み
やっぱ普通に写真、普通に撮って楽しいっていうのももちろんあるし、それはそれとして全然いいんですけど、
なんかやっぱちょっと自分なりの表現みたいなこともまた別のベクトルとして、
それもやってみたいなーみたいな気持ちがやっぱあるんで、それをやっていきたいなって思ってますけど。
いやーすごい。すごいな。
でも絶対市山さんも絶対出せば撮れますよ。
いやー、テーマがない。
テーマがない。
そうですね。ある意味そこ結構やっぱ難しい問題ですよね、たぶん。
難しいですよね。何かテーマ、目的を持って作品撮りをするぞみたいなのって、
かなり何か突き動かすものがないと撮れないのかなと思うので。
すごいなと思うんですけど、その表現のところに力を入れてらっしゃるのが羨ましいなと思って。
何かテーマが欲しいなと思ってるんですけど。
そうですね。銀座テーマのやつでも何か1個撮れたら嬉しいんだけどなーって思ってるんですけど。
でもわかんないです。何かが起こるかもしれないし、起こらないかもしれないし、わかんないです。
今後完成するかもしれないし、しないかもしれないから。
そのぐらいのモチベーションの方がいいですよね。
義務になってくるとしんどくなっちゃうんで、やってもいいしやらなくてもいいぐらいの感じの方が楽しめる。
銀座の街と1年間の撮影
そうですね。たぶん何か俺の感覚的には、やっぱり1年ぐらいかけて撮らないと、
何か1年まるっと銀座の街を一通り見たってならないと何か作品にできなさそうな感覚があって。
そういう意味では今年の夏ぐらいまでずっと撮り続けて、
1年間銀座という街を見続けてきて、じゃあ結局何が言いたかったんだっけっていうところに初めて立ち返れるのかなっていう気がしてるんですけど。
確かに。街とかも、初めて行った時と10回行った時と全然写真って変わってきますもんね。
本当そうです。本当そうです。
すごい最初やと表面的なところ、名所とかしか撮らないけど、2回目3回目ってなってくると変な路地に。
変な路地にね。
どんどん対象が変わってきて。
分かります。
回数いって見えてくるとこは確かにあるな。
そうなんすよね。だから何か観光地行っちゃうと観光スポット行って終わっちゃうけど、
やっぱ滞在してると全然違うもの撮れるなっていう感覚がありますね。
そうですね。そこはなるべく初めて行ったところでも何回目が来たような気分でちょっと面白いとこ探そうと思って撮るようにはしてます。
なかなか難しいですけどね。
そうですね。
分かります。俺もそういって心がけては見るんだけど、やっぱなんか撮れないですね。
やっぱ撮れないですね。
住んでる人には勝てないみたいな。
写真家でソウルライターって日本でも有名なソウルライターっていうストリートスナップの写真家さんいますけど、
ソウルライターも死ぬまでずっとニューヨークだけを撮り続けたっていう感じの人ですけど、
分かりますもんね。なんとなくその散歩で行ける範囲だけを死ぬまで撮り続けるっていうのが全然できるなって思っちゃいますもんね。
確かに。行けば行くほど新しい発見があるんですね。
新しい発見があって、季節が変わればまた見え方も変わってくるし。
そうですよね。だから銀座1年撮り続けるっていうのはその季節性が入ってくるとすごい面白い絵が揃いそうですよね。
そうですね。だからそれこそショーウィンドウの中の洋服が夏服、春服、秋服、冬服って変わっていくっていうのもあるし。
あとなんか最近本当撮ってて面白いなって思うのは、先週まで元気に営業してた店が突然閉店してるとかあって、
急にビニールに大荒れ出たりとかするんですよ。
課題解決と好きなことについて
そういうのをやっぱり撮ってると、たまたま1日そこ通っただけだったら絶対そこに注目しないと思うんですけど、
毎週来てるから、ここ閉店してるわと思って思わず写真撮っちゃいますね、そのビニールを。
ビニールに覆われてるお店を撮っちゃいますね。
という感じで今日はですね、だいぶちょっと私が喋りすぎちゃったなっていう反省がまず一つと、
あとはずっとカメラと写真の話ししちゃったなっていう反省がちょっとあってですね。
ちょっとあんまりカメラとか写真とか興味ないっていう人にとってはね、何を聞かされとるんだっていう感じだったかもしれないんですけども、
いやでもね、私の中ではやっぱりすごく今写真っていうものが自分にとって大きい存在なんで、
もうその界隈でね、すごい千山さんはもう絶対話聞いてみたい人だったんで。
ありがとうございます。
お話できてね、お話できて私はめちゃくちゃ楽しかったんですけども、
急にこんな感じでなんかお声掛けしてしまって、急なお願いに答えていただいて、
いや本当に千山さん今日はありがとうございました。
いやいやいや、こちらこそ本当にありがとうございます。
僕なんかがね、こんな有名な方がいっぱい出てる番組に出てしまっていいのかっていう。
いやいやいやいや、もう全然いいです。
いいんですかね。
はい、このノーマライズFMはこれ前も言ったんですけどどっかの回で、
私のための番組なんで、私が楽しく喋りたいっていうことが一番の目的になっておりますので。
いや本当今日いろんな話できてね、めっちゃ楽しかったですね。
いやありがとうございます。
いつもだったらね、ノーマライズFMここでゲストに告知などあればっていうふうに聞いてるんですけども、
今回は特に千山さんはね、告知がない代わりに京都グラフィーで私の展示をするっていう話をした方がいいんじゃないですかっていうお話をいただきました。
聞きたいなと。
一応せっかくだからね、その話をして今日は終わるかなと思うんですけども、
京都でね、京都グラフィーという写真とかアートを扱うようなすごい大きいイベントがあるんですけども、
その京都グラフィーのサテライトイベント的な感じでKGプラスっていう同時開催されるイベントがありまして、
このKGプラスっていうのが京都のいろいろなところにある博物館だったりカフェだったりホテルだったりみたいないろんなところでいろんな展示を一斉にやるっていう、
そういうようなイベントになっていまして。
そのKGプラスの中の一つの会場でジャパンフォトアワードが主催する展示があるんですけども、
その中にね、私の作品がたった1枚だけなんですけども、展示されるということになっておりまして。
一応ね、KGプラス自体は4月の13日からだったかな。
始まって、6月の中旬ぐらいまで確かずっと展示が続くみたいな感じになっていると思いますので、
京都にお住まいの方とか、お近くにお住まいの方とか、あるいは京都行く予定がある方とかね、いらっしゃいましたら、
シェーダーと写真が出会ったっていう意味では結構珍しい作品だと思いますので、
従来のいわゆるカメラで撮る写真とはちょっと全然違うものではあるんですけども、
現代のね、私なりの写真の解釈っていうのをシェーダーと組み合わせて表現したものになってますので、
興味があったら見に来ていただけたら嬉しいなと思っておりますので、
カメラと写真の話題
ショーノートにリンクなど貼っておきますので、興味があったら見に来ていただけたらと思います。
はい。
お伺いさせていただきます。
ありがとうございます。
いや本当ね、1枚だけしか展示されないんで、なんかそのために来てくれってちょっと言いにくいとこもあるんですけど、
楽しみにしてます。
無料で入れるってことなんで、京都に旅行とか行かれることがあったら、
ついでにちょっとチラッと見てやるかっていう人もしいたら見ていただけると嬉しいなと思っております。
私も12、13あたりに多分行くんで、
初めてのことだからもう絶対自分の目で見てやろうと思って、今回京都に行きますので、
皆さんも興味があったら来ていただけたら嬉しいなと思っております。
はい、じゃあ一山さん本当今日はね、いろいろ聞かせていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。
もしどっかでご挨拶できるタイミングがあったらご挨拶しに行きますので。
ぜひよろしくお願いします。
何か機会があったらよろしくお願いします。
コトオークしましょう。
そうですね。確かに。
6時間はちょっと無理かもしれないけど。
6時間はそうですね。
6時間はちょっとやりすぎなんで、まあ1時間ぐらい。
1時間ぐらいコトオークぜひ。
楽しみだな。いつかちょっと機会があったらぜひよろしくお願いします。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
では最後にですね、ノーマライズFMのいつものお知らせを言って終わりにしたいと思うんですけども、
ノーマライズFMでは、シャープのノーマライズFMというハッシュタグで皆様からのご意見ご感想など随時募集しております。
ちょっと今日はね、カメラの話わからんなーってね、人が多かったかなと思うんですけども、
何かね感じたことあればぜひ気軽に感想などつぶやいていただけたら嬉しいなと思ってます。
今日はちょっと長くなりましたけども、これで終わりにしたいと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
01:48:43

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