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2022-12-13 12:09

#14: 衝動的な若者に水を差す老害にならないためには?

すずめの戸締りを観て、衝動的な若者に自分はどんな態度で接することができるのか考えた話をしました。

映画『すずめの戸締まり』公式サイト
https://suzume-tojimari-movie.jp/

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00:00
大樹です。
すいません、被った。いいのか別に被っても。ちょっともう一回お願いします。
はい、OKですよ。被ってもいいけど。大樹です。
横山です。
前回から、スズメの閉じまりネタバレ回ということで、ネタバレありでスズメの閉じまりを語るっていうことをやっています。
ネタバレありと思ったら、まさかのスズメさんまだ宮崎から出港してないっていう、船出してないっていうぐらいのスピード感なんで。
そうですね。前回正直、ネタバレ気にする人も聞いても別に大丈夫なぐらい。
ここから先、ひたすらネタバレしていく感じで進めたいですね。
今回もちょっと微妙かもしれない。僕的に。
一応前回の、今回僕がある程度語らせてもらってるんですけど話を振り返ると、このスズメの閉じまりっていうのは僕にとっては、わけのわからないことをする若者に向き合う大人がテーマの映画になっていて。
冒頭のシーンから、自分はいったいいつからこの世界が変わってほしくない、いわゆるちょっと老害っぽいことを願うようになったかっていうことを考えました。
それに続いてちょっと似たような話なんですけど、思ったこととして2つ目が、衝動的な若者の邪魔をする老害とならないためにはどうしたらいいだろうかっていうことを考えました。
衝動的な若者、老害、はい、OKです。
そうですね、まあでも言いたいことは一緒です。若者の邪魔をする老害にはなりたくないなっていうことを、スズメの閉じまりを見て思いましたっていう。
もしかしておばさんの存在ですかね。
そうですね、まさにそうです。玉城さん。
玉城さん、そうだ。
で、どっから話そうかなっていう感じなんですけど、衝動的っていうところについて話すと、
衝動的っていうのは前回話したところで言うと、世界が変わってほしいと思う気持ちとそんなに遠くない同じようなものですね。
まずちょっとスズメの閉じまりの話をすると、今の自分から見ると、スズメめちゃくちゃ衝動的に動くなっていうのを感じましたね。
まあそう、確かに。
そうですね、高校に通って授業とかあるのに、いきなり高校、そもそも登校してる途中なのかなあれは。
あれなんか一回家着いっちゃう、違うか。線路で引き返すんだ、そうだ。踏切渡らないで。
そうですよね。普通に学校、登校あるのに、イケメンの人が気になって廃墟まで追いかけに来ちゃうとか。
その後、猫、大臣とソータを追いかけて、普通に親みたいなおばさんに内緒で、学校も置いてって、荷物も持たずに家を出て走って、そのまま船に乗って、
どこだっけ、九州から愛媛まで行っちゃうみたいな。で、おばさんへのLINEも適当みたいな。そんなことするみたいな。普通に一回落ち着いて、家帰ってから考えようよみたいな。
冷静。
そうなんですよね。とか、めちゃくちゃ衝動的だなみたいな。
あと、そもそも、ぽっとでの、なんかよくわかんない男に対して、私、この人のいない人生なんてみたいなことなんか言い出すみたいな。
03:04
はい。
全然、昨日とかに会った存在だよねみたいな。もうちょっとかな。わかんないですけど。そんな感じなのとかって、本当にめちゃくちゃ衝動的だなっていうのを、スズメに対して思いました。
はい。
感じですね。
衝動的だ、確かに。
そうですよね。で、今、この話をしている時点で、なんとなく伝わると思うんですけど、僕は結構、スズメに共感する立場っていうよりは、スズメ、なんでそんな衝動的に動くのみたいな立場で。
はい。
たまきさんっていう、スズメの育ての親みたいな人が、めっちゃ当たり前ですけど、スズメのことを心配して、長文ラインを送ったりとか、どうしたのとかって責めるような発言をしたりとかっていうのを、すごいしてたと思うんですね。
僕は今、正直、パッとスズメがいて、たまきさんがいて、お互いの行動があってってあった時に、たまきさんの気持ちに当たり前のようにすごい共感するっていう感じです。
それめっちゃわかるわ。でも、やりすぎだろ、スズメとは。映画見ながら思いましたね。
そうですよね。たまきさんの気持ちに、共感はするんですけど、スズメのあの衝動って、別に自分にも昔はあった気がするなっていうのを思い出しながら、それに関して思いを馳せていて。
反骨精神的な何かですかね。反骨精神じゃないか、別に。
世界が変わってほしいと、やっぱり結構同じだと思うんですよ。世界が変わってほしいって、ある意味、今のこの世界を捨てるっていうことだと思うんですけど、もうこの世界、この生活、すべてを捨てて何かに向かうみたいな、そういう気持ちですね。
少なくとも大学生ぐらいまでは、そういう衝動的な思いが自分にもあった気がするなっていうのを何となく思い出していて。
程度はあれどって感じなんですけど、友達と話してて、今からちょっと合流しちゃうみたいな感じとか、思いつきで、このままチャリで東北まで行くかみたいな。
分かりますね。明日一元だけど、徹夜するかっていうか、徹夜でカラオケ行くかみたいなのってできないですよね、今。
今だって、徹夜でカラオケするよりも、早く寝て早く起きた方が気持ちいいし、仕事もあるしみたいな。
仕事の人を怒らせたりしない方が普通に自分も嬉しいし、相手も嬉しいし。その衝動で得られるものって何なの?みたいな。
そんなふうに考えちゃってる自分がいるけど、昔はそうじゃなかったみたいな。
衝動的な、実際行動してたかどうかっていうことはともかくとしても、衝動的な思いを発揮する対象がない状態でも、いつか衝動的な思いを発揮する対象、
使命みたいなものとか、すごい楽しいことっていうのがやってきて、この生活から抜け出して全てを捧げたいみたいな。そういう感情っていうのは常にあったかなっていうのを思い出しても思ってました。
大人になってしまった。
まさにスズメが世界のためにって言って、世界のためになのか相談のためになのかわかんないですけど、
学校も玉城さんもお座りにして、ほんととことん突っ走ったように、自分にもきっとそういう時があった気がするなっていうことを思ってました。
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なんかないですかね、そういう自分のためだけにやってきた、周りの大人たちの反対を一切気にせずにやってしまった行動みたいなのってあるんですかね。
そこまでの反対されてみたいなのはないですね。自分が損するみたいな。さっき横山さんが言うように、夜に一元あるけどカラオケオールするみたいなのは、周りの反対を押し切ってとかっていうことじゃないですけど、ちょっと損するけどみたいなぐらいですね。
それちょっと心当たりある体験は海行った時の話で、千葉の綺麗か汚いかで言うとやや汚めの海に行ったんですよ。そこで海着いたみたいな感じで、かつての自分だったらもうすぐに水着になって飛び込むってところを大人になった自分は、
なんかこの海ちょっと汚ねえな。入るのやめとこうって言って、海だーってなったけど、一旦そこで冷静になって引き返して、海着いたねみたいな感じで一息つくっていう経験があったんで、これはちょっと大人になってしまったなっていうのを痛感した体験ですね。
今回の話の趣旨としては、前回は若者か子供の頃は自分もこういう思い持ってたけど、今は違ってしまったなっていうのが前回の話です。今回の趣旨としては、昔も自分はそういう時ありました。大人になった今、自分がそういう若者にあった時に、一体どういうふうな対処できるかなっていうことが今回の趣旨ですね。
だから直感的には玉木さんに共感するから、雀を止めたくなるけど、衝動的な若者、自分の過去の自分でもある衝動的な若者っていうのを止めたくないなと思うんですよね。
水を刺すことをしたくないし、衝動的な行動こそが価値があるというか、少なくともそういう価値観もあると思っていて、それを尊重したいっていう気持ちがあって、自分が昔衝動的に行動したいって思っていた、そのフラストレーションを存分に発揮している対象を喜ぶべきというか、とにかく応援したい、水を刺したくないなっていう気持ちがある。
一方で、心配したい、邪魔したいって言うとちょっとあれですけど、普通に心配な気持ちもある。そこをどうやって折り合いつけようかなっていうことを考えてました。
深井も言うことをストレートに書きたかった気がすると思うんですけどね。
玉木さんっていう特殊なキャラを設定したっていうぐらいあるんで、親ではないじゃないですか。震災で亡くなってしまった雀のお母さんの、確か親戚かなんかですよね。お姉ちゃん?どっちだ?
お姉さんか妹か忘れたけど、そんな感じです。
何かしらの血の繋がりがある人っていうだけであって、しかもおばさんは恋愛とかも特にせず、女で一つで雀を育てるっていうのを何十年も、十年ぐらいやってたってことだから、やっぱそこにおばさん自身も思うところがあるっていう複雑な雀と玉木さんの関係っていうのは、あえて作ったと思うんですよね。
最後の方で佐大神でかい猫が出てくるときに、あなた誰なの?っていう感じで雀が言ったときに、玉木さんめっちゃ雀に対して悪口というか思ってた感情を表すじゃないですか。
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そんなことするぐらいだから、やっぱりそのおばさんと雀の関係っていうのは、そんなシンプルなものじゃないよっていう雀の大暴言っていうのと、玉木さんの心配っていうのは震災誠の書きたかったことの中心にありそうなイメージはありましたね。
震災誠のっていうか、物語の筋で言うと玉木さんは無条件に雀を応援することになりましたみたいな話になるのかどうかっていう感じですかね。
まあ折り合いをつけたって感じじゃないですかね。
自分としては雀を応援したい。でも玉木さんのに共感する。しかも雀本当にマジでいくらLINEしても全然返してこないし、しかも充電切れるし、何やってるのって説明してこないじゃないですか。
そんな状態って本当に応援できるのかな自分はみたいな。応援するべきなのかどうかなっていうのがよくわかんなくて。
何だって応援できるわけじゃないし応援した方がいいと思っているわけじゃないというか。そこのどこに線を引こうかなっていうことをすごい思っていて。
自分的には雀見ながら思ってたのは、やっぱ説明はしてほしいって思いましたね。
玉木さんに対して今これこれこういうことだからちょっと愛媛行ってくるわっていうのは説明が欲しかったっていう。
そうですね。言ってもわかんないよとか言ってなんか言わないじゃないですか。言った結果わかんないかもしれないですけど説明はしてくれよなっていうことは。そうじゃないとちょっとさすがに応援できないし、説明もしないのを応援しなくてもいいんじゃないのかっていうのが自分の中でのあれとして思いましたっていう感じですね。
でもよくそこ新海誠は彼自身はたぶんそんな若くないはずなのに若い人がどういう行動をするかっていうのをよく把握できますよね。
そうですね。あんだけわけのわからない若者を描くっていうのはすごいなって思います。ある意味でわけのわからない若者っていうのに直面してるのかもしれないですね。
なんかまじ意味わかんないこと言ってくるし若者本当に説明しないしみたいな。わからないですけどね。
結論的には僕としては説明はしてほしいです。若者よっていうこと。ただこれは大人の側にも責任があると思っていて、責任っていうか原因があると思っていて。
子供の立場からすると説明したところでどうせ止められるとか、説明したところでなんか頭ごなしに否定されて全然理解されないみたいな感じだったら、それは説明しないのもそうだよなってなんか思うので、
自分は説明したら応援されるとか、説明する価値があるなって思ってもらえるような信頼関係を人と作りたいなっていうのが僕の感想の2つ目です。
大人になってしまった。
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