映画「すずめの戸締まり」の感想
もりちゃん
ほんじゃ、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
もういい?
最初のノートに、最初のノートにじゃないや、
共有のノートにお互い喋りたいテーマを書いていて、
互いに選んでお話をしております、今のところ。
そのうちあれですね、タイトルコールみたいなのとかもやりたいなと。
おざき
そうだな。今度作ろう。
これ、さっきもちょっと話したけどさ、
もりちゃん
このノートに書いた時が一番話したい時じゃん。
おざき
そうなんだよね。
もりちゃん
いつでも引き出せるように。
保温しとかないといけない。
おざき
そうだね、それちょっと思ったわ。
もりちゃん
もうちょっとここにテーマだけ書くんだけど、
もうちょっと何が喋りたかったかを残しておかないと。
おざき
ちゃんと詳細に書いた方がいいかもね。
もりちゃん
そうですね。
裏話はこれを放送する必要はないね。
そうだな。
おざき
そういう感じでやってます。
もりちゃん
じゃあ、おざき君から選んでもらう番かな。
おざき
OK。
じゃあ、この一番上にあるスズメの閉じまりの話。
もりちゃん
それね、もうそろそろ放送が終わって、放映?
おざき
公開?
もりちゃん
公開が終わっちゃうかな、多分。
おざき
もう終わってる説あるかも。
もりちゃん
終わってる説あるか。
ちょっともう、見た人と見てない人はネタバレなどググっていただいて。
そうだな。
おざきはどういうことで聞いている?
最近見たんだよね。
おざき
そう、1ヶ月前に見て、メッセージ性強いじゃん。
だから、被災者の当事者じゃないですか、森ちゃん。
もりちゃん
そうなんですよね。
が、どういう感想を持つのかなって気になった。
なんか、スズメの閉じまりは、新界もあることだし、見に行くかっていう感じで、
なんか、震災の話だって全然前情報入れないで見に行っちゃったんだよね。
だから、ちょっと、それが良くなかったなととても思っていて、
なんか、見てる間に察するわけよね。
何が起きてるのかなと思って。
あれ、どうやら、おっと、みたいな。
なんか、いろんなことを思ったんだけど、
何だろうな、何が一番。
新界のことはとりあえず、あの当時4歳の女の子が、高校生になるまで待ったんだな。
高校生になったら、もう話題にしていいと思ってんだ、こいつ。
おざき
あー。
もりちゃん
なんか、こういう風に映画にするには、私としては早すぎる感覚。
あー、そうなんだ。
なんか、早い。
早いというか、なんかまだそんなに物語として読むには、
なんか、まだかさぶたじゃなさすぎて、
いや、もう結構ね、ちゃんと時間経ってるから、もう大丈夫かなと思ってたんだけど、
実際見てみると、うえーって思っちゃったね。
もりちゃん
あー、そうなんだ。
で、うーんと、なんか死ぬほど泣いた。
あー、そうなんだ。
なんか、そうだな。
なんかその、すずめか、すずめちゃんが、
あの当時の4歳の子があんな経験をしてたら、
そういう人がガチで友達とかにいたら、
こんな風に語れないよっていう。
あー。
リアルに、じゃああんたの知り合いの子供とかがそうだったら、
その子が見てどう思うよみたいな。
あー。
たとえば本当にその、同じような経験をした子が、
友達と一緒に映画館何気なく行って、これを見ちゃったらどう思うんだろうとか。
おざき
たとえばなんか、どういうところがさ、これはなんていうのかな、違うぞとかさ。
もりちゃん
あー、そうだな。
なんか私は福島県の人だから、宮城県沖のその本気の状況はわかんないんだよね。
だから、違うんじゃないかなーっていう、かなーでしかないんだけど。
おざき
あー、なるほどね。
もりちゃん
ちょっとそれを語るのは難しいけど、
あんな風に語っちゃいけない気がするっていう感じ。
おざき
あー、なるほどね。
もりちゃん
私のリアルな福島県民としての悲しさは、車で移動するじゃない。
あんだけ鮮明に語っているのに、福島県の原発のあたりはモヤーンとして、
なんかふんわりと通っただけっていうのも結構悲しいトピックではある。
おざき
あー、そうなのね。
もりちゃん
なんかこんなに露骨にあったのに、福島には触れないじゃんみたいな。
おざき
あー、なるほどね。
おっとっとって感じ。
もりちゃん
どうなんだろうね。
でも、同じ高校だった友達とかの見た感想とかインスタに流れてきた時に、めっちゃ泣いた感動みたいな。
感動かー。
おざき
あー、そういう人もいると。
もりちゃん
いると思う。
おざき
私がセンシティブだったかとも思った。
もりちゃん
まあ、なんかそうね、今語り出してみると意外と感想が結構こう、バラバラで大きい感じがするな。
おざき
繋がってかね。
地元の街並みの変化と悲しみ
もりちゃん
なんかその4歳の女の子の、こんな見てらんないぜっていう。
で、そんな悲しくて大変な過去があって、今なんとか立ってる子が、
なんかわかんないけど、年上の男の人とのラブになっちゃって、
おざき
なんか知らんけど、なんか世界救えちゃうみたいな。
誰か一人の力で救えるような話に持ってくなよ、あの事件を言おうみたいな。
もりちゃん
とかも思ってしまったかな。
なるほどね。
おざき
どうですか?尾崎君はどう思ったかな?
いや、俺はね、なんだろうな。
やっぱちょっとどっか、なんていうんだろう。
なんていうか、若干当事者じゃないっぽい視点なんだよ。
どうしても。
大変だったよね、そういう人たちいたよねっていうか。
いたよねっていうのは、その存在としてもちろんわかってるけど、
なんていうか、想像の範囲をやっぱあんまり超えてこないっていうか。
だからなんていうかな、そういう人たちに向けて書いてる作品だよねっていうのはまあ思って。
最後らへんに、スズメがちっちゃい頃の自分を見つけてあってさ、
未来のあなたは大丈夫だよみたいなこと言うじゃん。
そこが一番やりたかったことなんかなって思って。
もりちゃん
そうね。
おざき
そこがやっぱ一番、なんていうかな。
ちっちゃい時の自分に大丈夫だよって話しかけてあげた。
つまり、今被災経験している方、当時の被災していた方たちが、
あの時めっちゃ本当に超大変だったことに対して、
一緒に応援中、ペライ言葉になっちゃうけど、
でもまあ、なんとかまだみんなこれまで生きてこれたよねみたいなのを、
一緒にかみしめるみたいなことをしたかったのかなと思って。
そうね。
だから俺は別に泣いたり全然しなかったけど、
もりちゃん
ここがぶっ刺さる人もいそうだなって思ったくらい。
そうだと思う。
メタ的に見ている森としては、
風化しちゃうことが一番悲しいから、
みんなが見て、話題にしてくれるチャンスになっていることはすごくいいことかなと思う。
まだ私みたいな感想の人もいて、
それを聞いて、ああって思う人もいたりして、
賛否両論あるのがいいかもしれないなとも思う。
ただなんかこう、まあそうだなっていう。
世の一般として今出すっていうのは、
とっても悪いことではなかったんだろうなっていう感じがしていますね。
ほんで、なんか今こう思い返してみたんだけど、
私地元はもう18の時に出てきてるから、
たま年に2回とかくらいで、コロナ禍は帰れなかったしとかで、
今実家に帰ったりしてみると、
あの時自分が高校生の時に見てた街から、
もう、なんだ、その時の地震の時の地盤とか、
ちょっとピリッときたその傷跡とかが、
もうそろ我慢できなくなってきてるんだよね、街並みが。
おざき
まだ残ってるってこと?
もりちゃん
いや、ギリ耐えてたのが、もう耐えられなくなってて、
おざき
さらにリフォームかなーみたいな状況になって。
もりちゃん
なんかそれがリアルすぎて、結構悲しいんだよね。
なんかあの時は、大丈夫かーみたいな風にしてみんなで、
大丈夫、大丈夫、大変だったけど大丈夫だったねとかって進んでたんだけど、
時が経って、あの時のデカさがポロッと出てくる感じが、
おざき
あーなるほどね。
もりちゃん
うわー、うわーってなる。
そういうのを直近で感じたのもあって、
すずめが結構まだ自分の中で、
かさぶただったけどまだちょっと血出てきてたみたいな。
おざき
あーなるほど。
もりちゃん
感じがあんのかなー。
おざき
あーそれはすごいなんかリアルだね。
もりちゃん
そうだねー。
おざき
うーん。
地震被害と防災の授業
もりちゃん
そううちに半壊になったんだよねー。
おざき
あーうんうんうん。
もりちゃん
まあでもこう、家中の日々をバーって写真撮って送ったら、
まあどこも結構そうだったのかもしれないけど、
まあ半壊ってことになって、多少直して住んでて、
なんかちょっと笑い話にしてたんだよね。
全然住めてるんですけどねーとかって言ってたんだけど、
あ、住めちゃーないわー、こりゃーみたいな。
おざき
あ、そうなんだ。
もりちゃん
うーん。じわじわと。
おざき
うんうんうんうん。
もりちゃん
どうなんだろうか。
これも地元のみんなに聞きたいなー。
おざき
そうですねー。
もりちゃん
うーん。
おざき
うーん。
もりちゃん
なんかねー、地震のことに関しては、
その時どういう被害が周りにあったかで、
同じテンションで話ができないからね、結構やっぱセンシティブ。
おざき
あー、そうだねー。
もりちゃん
うーん。
なんか学校の先生だった時に、
総合の授業で防災の授業とかやったりしたんだよね。
おざき
ほー。
もりちゃん
そうで、障害持ってる子たちの学校だったから、
そういう子たちがいざ地震来たらどうやって避難する、
みたいなのを実際に考えてもらうとかやったんだけど、
なんかそれの授業をやった時に見に来た先生で、
ガチの被災者の経験や対応方法
もりちゃん
障がいの人とかは、ちょっとこうやっぱ鋭かったね。
おざき
あー。
やっぱそう、全然おままごとですね、みたいな感じ。
あー、そうなんだ。
もりちゃん
そう、やっぱねー。
おざき
ほんとに起きたらこんなの。
もりちゃん
うん。
そうか、と思った。
おざき
あー。
もりちゃん
なるほどねー。
なんかこういうことを思い出して、
自分がまた泣いたり、ちょっと傷ついたりしたっていうのも、
ありがとな震災っていう感じではある。
おざき
あー、そういうのあるんだ。
もりちゃん
うーん、なんかこう忘れ…地元離れてるからさ、
余計忘れていくしさ。
おざき
うんうんうんうん。
もりちゃん
まあでも逆にあれなのかな、
地元出てきてるから、
あ、震災大変だったでしょって言われることがやっぱ多いよね。
おざき
そう、それさ、俺たまに思うんだけどさ、
なんかそう、ちょっと挨拶っぽい感じで言っちゃうじゃん。
もりちゃん
あ、ほんとほんとそう、言われる。
なんか転職の面接の二言目ぐらいに言われたりしたよ。
いやー。
おざき
よく危険なって俺は思っちゃうんだよね。
もりちゃん
どうなんだろう。
でも、もうわかんないねー。
聞いちゃうかもしれないよね。
なんか、確かにその、
えーと、兵庫の人で、
なんか、我々さ、あの、あれじゃない、
半信、大震災の年と学年が一緒かなと思うんだけど、
なんかその、兵庫出身で誕生日がその辺の人とかに会ったときに、
大変じゃなかったですか?とかね、やっぱり聞いちゃうよね。
おざき
で、なんかそのおさんの大変だった話とか教えてもらったりするけど、
どうなんだろうなー、なんか聞いちゃうなー。
もりちゃん
そう、まあ多分、なんて言うんだろうな、
おざき
向こうっていうか、まあ森もだけど、
良いか悪いか別として、聞かれ慣れてるだろうから、
当たり障りないじゃないけど、
その質問に対する、まあ、それなりの答えはみんな持ってると思うけど、
もりちゃん
なんか多分、世の中にはさ、
おざき
本当にね。
いや全然大丈夫じゃなかったっすよ。
もう結構、あたし天外孤独レベルです、みたいな人だけど、
まあなんとかやってて、
で、なんかの不思議に、
あ、え、大丈夫でしたか?とかってなんか、
さらっと聞かれて、
一瞬、一瞬その、もう出せない何かが自分の中に生まれるけど、
まあなんとかやりましたよとかっつって、
もりちゃん
そうなんだよ。
おざき
やってる人って、そろそろいると思うよ。
もりちゃん
そうだね。
おざき
だから俺らは、俺っちゅうのはその、
まあ本当のガチの当事者じゃない人っていう意味で、
もりちゃん
挨拶でもちょっと聞いちゃいけないんじゃないかって思ってるっていう。
おざき
そうね。どうだろう。
もりちゃん
確かに聞くときって、それを想定してないよね。
想定してないよな。反射的に言っちゃってる。
難しいな。
おざき
そういうコミュニケーションって神聖に限らずあるからな。
確かにそうだな。
もりちゃん
その視点、今素晴らしいな。
なんか本当そのさ、分かんないけど。
おざき
なんかさ、別で喋りたい話もあるんだけどさ、今度になりますが、
もりちゃん
彼氏いるの?みたいなのとかも同じ列にいると思う。
確かに。
まさかそうなるとは思ってない、想定してない質問。
けど結構パーソナルなことに踏み込んでいる質問。
でも私はガチ周りで不幸があったとかっていう人間じゃないから、
おざき
潜在のことに関しては聞かれてもないって感じかな。
難しい。
もりちゃん
でも一瞬でもその、大丈夫じゃないエピソードみたいなものがさ、ちょっと余儀になる。
大丈夫じゃないエピソード。
おざき
でも自分じゃないからな、友達の家がとかさ、こういう話になるから。
もりちゃん
だからそのガチ当事者の方はどのようにくぐり抜けてるんだろうね。
これも意見お待ちしております。
そうですね、お気持ち聞いてみたいです。
これぐらいでしょうか。
じゃあ大沢お願いします。
おざき
この番組では皆様の意見、感想、質問、何でもお待ちしております。
概要欄のリンクからグーグルフォームを使って送ってください。
もりちゃん
質問、これ話してほしいとか、私はこう思いますみたいなやつがね、ぜひ。
お待ちしてます。
今日もいい話ができたな。
おざき
いい話でしたね、今日も。
もりちゃん
ではでは。
おざき
大沢でした。
もりちゃん
大沢でした、また。