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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「現代思想の遭難者たち」というものです。
月曜日は、自宅の本棚にある本の話をしています。
今日取り上げるのは、ちょっと難しいタイトルの本ですね。
ここでいう遭難者たちというのは、比較的最近の哲学者たちのことです。
もうそれだけで難しそうということになると思うんですが、この本は半分は漫画です。
おお、漫画なんだ。じゃあ気楽に読めそう、となるのですが、実際はそれほど気楽には読めなかったりします。
というか、ちょっと難しい世界に足を踏み入れてみたいし、ひょっとしたらきちんと理解できるのではないか、と思っている人が手を出して、うーんとなる本なのですね。
僕のことですけど。
著者は石井久市です。
僕は石井久市がかなり好きで、ドーナツブックスとか地底人とか隣の山田くんなど、結構な数のギャグコミックを持っていて、結構読み込んでいるのですが、
そもそも笑いの壺が独特というか、かなりハイコンテキストなので、しばらく考えてから、ああそういうことか、と思うこともあり、昔から好みが分かれる作家だなと思ってきました。
今回の本は、さらにそのレベルを上げているところがあって、なかなかの癖物だなぁと思います。
知っている思想家が出てくると、いじり方が石井久市だなぁと感じて、思わずにやりとすることがあります。
知らない思想家でも、ざっくりその思想について説明されているので、それがちょっとだけ理解できると、これまたにやりとしてしまうのです。
大半の人が、小難しい漫画だなぁと感じると思いますが、
ところどころで、にやりとする場面が出てくると、ハマってしまうのではないかなと思います。
多分、最後まで読み通した方は、立派な遭難者になることでしょう。
え?僕ですか?まだ最後まで読めていません。
遭難者見習いというところでしょうか。
現代思想というものにちょっと触れてみたいという方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。